二本木駅
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二本木駅(にほんぎえき)は、新潟県上越市中郷区板橋にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)信越本線の駅である。
駅構造
信越本線では唯一のスイッチバック式の駅である。専用線が分岐していた関係で当駅のみこの構造が維持されている。
島式ホーム1面2線を持つ地上駅。構内の東側にある駅舎とは地下通路で連絡している。直江津駅管理で、ジェイアール新潟ビジネスが業務を受託する業務委託駅である。駅舎内には出札窓口がある。以前は売店があったが、既に撤去されている。トイレは駅舎横(北側)にある。窓口営業時間は7時20分から17時50分まで。
貨物取扱・専用線
JR貨物の駅は、専用線発着のコンテナ貨物・専用線発着の車扱貨物の取扱駅となっている。
側線から分岐し、駅西側にある日本曹達二本木工場へ続く専用線があり、コンテナやタンク車による製品・原料輸送が行われていたが、2007年(平成19年)3月30日限りで廃止された。現在、貨物列車の運行はない。
2006年(平成18年)8月までは、タンクコンテナで製品のメチオニンを本牧埠頭駅へ、原料のアクロレインを大竹駅や北九州貨物ターミナル駅から輸送し、タンク車で原料の青化ソーダを輸送していたが、同工場でのメチオニン製造が終了したためすべて廃止された。それ以降は、苛性ソーダや苛性カリ輸送が小規模に行われていた。
利用状況
近年の推移は下記の通り。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 234 |
2001 | 215 |
2002 | 221 |
2003 | 214 |
2004 | 214 |
2005 | 208 |
2006 | 195 |
2007 | 189 |
2008 | 165 |
2009 | 151 |
2010 | 147 |
2011 | 145 |
2012 | 141 |
2013 | 150 |
駅周辺
- 日本曹達 二本木工場 - 1920年(大正9年)に操業開始。かつて最盛時には1万人弱の従業員が勤務していたという。
- 中郷郵便局
- 上越市 中郷区総合事務所(旧中郷村役場)
- 上越市立中郷中学校
- 上越市立中郷小学校
- 妙高サンシャインランド
- 新潟県道344号坂本新田新井線
- 新潟県道584号新井中郷線
歴史
- 1911年(明治44年)5月1日 - 国有鉄道の駅として開業。
- 1971年(昭和46年)12月1日 - 専用線発着を除く貨物の取扱を廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる。
- 2007年(平成19年)3月30日 - 貨物列車の最終運行日。
- 2015年(平成27年)春(予定) - 北陸新幹線金沢延伸全線開業に伴い、えちごトキめき鉄道に移管。
駅スタンプ
- 『自然の大パノラマと北国街道』(シヤチハタ式)
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color信越本線
- テンプレート:Color快速「妙高」
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速「妙高」