丹後海陸交通
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テンプレート:Infobox 丹後海陸交通株式会社(たんごかいりくこうつう)は、京都府宮津市・京丹後市・与謝郡など丹後半島周辺地域で路線バス・船舶・ケーブルカーおよびリフトを運営している会社。同社のバスは丹海バス(たんかいバス)と呼ばれる。阪急阪神ホールディングスグループに属している。本社は京都府与謝郡与謝野町字上山田641番地の1。スルッとKANSAIには加盟していない。
かつては子会社として、貸切バス事業を行っていた丹海観光バス(京都市南区。大阪市淀川区にも車庫)もあったが、不況や少子化、旅行の多様化などによる貸切バス需要の減少で経営が傾き、1997年12月で廃業している。
目次
歴史
- 1896年(明治29年)前身となる伊根汽船合資会社が宮津と伊根を結ぶ蒸気船を就航。
- 1944年(昭和19年)2月14日 国策による交通事業者統合に伴い、宮津地域のバスと汽船の5社が統合されて丹後海陸交通が設立[1]。
- 1951年(昭和26年)8月12日 天橋立ケーブルカー開業。
- 1964年(昭和39年)4月4日 天橋立リフト開業。
バス事業
現行路線
高速バス
<>は共同運行会社。
- 宮津・天橋立・峰山 - 大阪線 <阪急バス>
- 峰山案内所 - 天橋立駅前 - 宮津駅 - 新大阪駅 - 阪急三番街高速バスターミナル(梅田)
- 丹後 - 京都線(弥栄・京都市内ルート)
- 丹後 - 京都線(網野・長岡京ルート)
一般路線バス
利用客の減少に歯止めを掛けるため、京丹後市が主体となり、2006年(平成18年)より同市域を運行する路線の運賃上限を200円に設定した[3]。設定から3年後の2010年(平成22年)の利用客数は最も減少した時期の2倍にまで回復し、同社の運賃収入も2割近くアップし、現在も増え続けている[3]。利用者の中には、移動手段を自家用車からバスへ切り替えた者もいる[3]。2013年(平成25年)10月1日からは、丹後地域全域(同市隣接の宮津市・伊根町・与謝野町)に適用範囲が拡大された[4]。
- 伊根線・蒲入線・経ヶ岬線
- 与謝線・福知山線
- 峰山線
- 野田川丹海前 - 水戸谷 - 大宮駅前 - (マイン前) - 峰山 - 峰山駅前
- 病院線[5]
- 久美浜線
- 海岸線
- 間人循環線
- 延利線
- 峰山 - 峰山駅前 - 荒山 - (マイン前) - 長岡 - 大宮庁舎前 - 三坂 - 上三重 - 森本 - 延利 - 小町公園
- 日ヶ谷線
- 田原 - 厚垣口 - 日ヶ谷 - 犀川橋 - 公民館前 - 大島 - 伊根診療所 - 田原
- 田井線
- 島陰線
- 上宮津線
- 上宮津 - 鳥ヶ尾 - 喜多 - 盛林寺 - 小香河 - 金山 - 関ヶ淵 - 平戸 - 岩戸
- 波見線
- 奥波見 - 梅ケ谷 - 中波見 - 里波見 - 波見 - 公民館前
- 世屋線
- 佐濃南線
- 久美浜駅 - 久美浜病院前 - 友重 - 新庄 - 高龍中学校前 - 谷 - 佐濃小学校 - 尉ヶ畑
- 弥栄網野砂丘線
過去の路線
定期観光バス
- 丹後王国浪漫す号
船舶事業
- 天橋立観光船 (宮津 - 天橋立 - 一の宮)
- 伊根湾めぐり遊覧船
このほか、天橋立 - 一の宮間には観光船とは別に、待たずに乗れる「特急モーターボート」も随時就航しているが、そちらを利用した場合、観光船よりも乗船料金はかなりの割高になる。
鉄道・索道事業
- 天橋立鋼索鉄道(天橋立ケーブルカー)
- 天橋立リフト
コミュニティバス受託
脚注
外部リンク
- ↑ 丹後海陸交通ってどんな会社? - 阪急阪神ホールディングス
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 3.0 3.1 3.2 テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 「与謝の海病院線」と表記される場合もある。