串本駅

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ホーム脇に建てられた「本州最南端」を示す看板(2005年8月)
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駅前にある「本州最南端」の碑(2005年8月)

串本駅(くしもとえき)は、和歌山県東牟婁郡串本町串本にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。

本州で最も南に位置する駅である。串本町の中心部にあり、特急「くろしお」を含む全列車が停車する。また、普通列車には当駅で折り返すものがある。

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅である。単式ホーム(1番のりば)に接して駅舎があり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。現在の駅舎は近代的なコンクリート造りのもので、1979年(昭和54年)に竣工した。

直営駅であり、新宮駅管理駅)傘下の地区駅として地区駅長が配置されている。みどりの窓口(営業時間5:30 - 23:25)が設置されている。自動改札機は設置されていないが、自動券売機は設置されている。駅レンタカーの営業を行っているほか、串本町の観光案内所も設置されており、レンタサイクルの営業を行っている。

島式ホームの3番のりば側の線路脇には「本州最南端の駅」の立て札があり、駅前にも「本州最南端の駅」の碑がある。駅前には他に橋杭岩のモニュメントなどもある。トイレは、設置されている。

串本駅プラットホーム
ホーム 路線 行先 備考
1 テンプレート:Colorきのくに線 白浜紀伊田辺和歌山新大阪京都方面
2 テンプレート:Colorきのくに線 白浜・紀伊田辺・和歌山方面 待避列車・始発列車のみ
紀伊勝浦新宮方面
3 テンプレート:Colorきのくに線 紀伊勝浦・新宮方面

下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりばであり、通常の発着にはこの2線が使われる。

中線である2番のりばは一部の普通列車が特急を待避するために使うほか、当駅を始発・終着とする普通列車の発着に使われる。但し例外として、当駅終着となる新宮方面からの最終列車は1番のりばに到着して夜間滞泊を行い、翌朝当駅始発の紀伊田辺方面行き初発列車として1番のりばを発車する。

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである。[1]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1998 753
1999 746
2000 678
2001 621
2002 568
2003 519
2004 501
2005 470
2006 481
2007 441
2008 417
2009 399
2010 405
2011 333
2012 344

駅周辺

周辺は串本の中心街となっているほか、串本だけでなく付近一帯の観光スポットへの公共交通の便の大半が駅前に集約されていることから、観光拠点として機能している。串本町の役場をはじめとして県の出先機関や学校などある。なお、当駅を出た和歌山方面列車が最初に通過する短いトンネルの当駅寄りの入り口付近が本州最南端の線路となっている。

バス路線

熊野交通

  • 新宮・潮岬線
新宮駅 - 三輪崎 - 宇久井駅 - 那智駅 - 勝浦駅 - 太地駅 - 古座駅 - 串本駅 - 潮岬
  • 串本・潮岬線
串本病院正門前 - 串本駅 - 潮岬
  • 大島線
串本病院正門前 - 串本駅 - くしもと大橋 - 大島港 - 樫野灯台口
  • 出雲線
串本病院正門前 - 串本駅 - 出雲 - 青少年の家
  • 江住線
串本病院正門前 - 串本駅 - 海中公園センター - 江住

歴史

その他

  • 特急を利用した場合に、1日目の駐車料金が無料となる「パークアンドライド」を実施している。なお、駐車スペースは4台分用意されている。

隣の駅

※特急「くろしお」の隣の停車駅は、くろしお (列車)を参照。

西日本旅客鉄道
テンプレート:Colorきのくに線(紀勢本線)
紀伊姫駅 - 串本駅 - 紀伊有田駅

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』
  2. 天王寺鉄道管理局三十年写真史 P.135(写真)、P.245(年表)
  3. 地区駅長制度:JR西が導入、来月から4駅 自治体、住民と連携 /和歌山 2012年5月22日配信