中華人民共和国憲法

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テンプレート:中華人民共和国の政治 中華人民共和国憲法(ちゅうかじんみんきょうわこくけんぽう、簡体字中华人民共和国宪法)は、中華人民共和国憲法で最高法規。ただし序章に中国は中国共産党に指導を仰ぐとされており、事実上中国共産党が憲法より上位に来る構成となる[1]

沿革

構成

以下のように4章138条で構成されている。

序章

毛沢東中国共産党による革命の偉大さや植民地支配との抗戦について記載が続く。

社会主義の革命と建設のために中国共産党に指導を仰ぐと記載されている。

台湾中華人民共和国の神聖な領土の一部である。祖国を統一する大事業を完成するのは台湾の同胞を含める中国の全人民の神聖な職責である」と記載されている。

第一章 総則

第二章 公民の基本的な権利と義務

  • 言論出版集会団体の形成、行進、デモ、宗教などの自由についてや、労働社会保障教育の等の記載がある。
  • また「労働」、「祖国を衛ること(兵役)」、「国家機密の遵守」、「国家の栄誉と財産を守ること」、「納税」等の義務が記載されている。

第三章 国家機構

  • 第一節 全国人民代表大会
全国人民代表大会が国権の最高機関である。
全国人民代表大会は各自治区直轄市、軍の代表で構成されるとしている。
  • 第二節 中華人民共和国主席
満45歳以上の中華人民共和国公民に選挙権と被選挙権があり、全国人民代表大会によって選出されると記載。
  • 第三節 国務院
中華人民共和国国務院が中央政府として行政の最高機関と明記。
  • 第四節 中央軍事委員会
中華人民共和国中央軍事委員会が軍(人民解放軍)を指導監督するとし、中央軍事委員会主席は全国人民代表大会によって選出されると記載。
  • 第五節 地方各級人民代表大会と地方各級人民政府
  • 第六節 民族自治地方の自治機関
  • 第七節 人民法院と人民検察院

第四章 国旗、国歌、国章、首都

附則

  • 1988年中華人民共和国憲法修正案
  • 1993年中華人民共和国憲法修正案
  • 1999年中華人民共和国憲法修正案
  • 2004年中華人民共和国憲法修正案

脚注

  1. 池上彰の学べるニュース」テレビ朝日 2010年10月13日放映

関連項目

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