中川礼二

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テンプレート:Infobox お笑い芸人

中川 礼二(なかがわ れいじ、1972年1月19日 - )は、日本お笑い芸人大阪府守口市出身。吉本興業(東京本社)所属。吉本総合芸能学院(NSC)11期生。血液型はA型。身長172cm。既婚。

実兄である中川剛お笑いコンビ中川家を組む。

略歴

  • 当時、向陽台高等学校と提携していた、近畿情報高等専修学校卒業。
  • 1992年、実兄中川剛と「中川家」結成。
  • 1998年に一般女性と結婚するも、後に離婚している。
  • 2003年 、広島市内の飲食店で女性に暴行(礼二本人は「若干酔っていてツッコミのつもりで軽く叩いたつもり」と弁明)を加えたとして警察に事情聴取を受け一時活動を停止した。
  • 2009年4月8日、 愛知県出身でピアノ講師の一般女性と再婚。同年11月5日、長女・奈名子(名付け親は兄・剛)が誕生した。

人物

テンプレート:雑多な内容の箇条書き

  • 兄の剛より背が高いため初対面の人物には彼が兄だと思われる事が多い。かつては太っていたが、後に結婚することになるピアノ講師の女性と交際するようになると、食生活が改善されピーク時に比べ痩せている。
  • 芸人になる前はリコーサラリーマンをしており、「営業トップ賞」を受賞したこともあった。
  • 酒癖が悪く、酔っぱらうと後輩芸人に説教をすることが芸人仲間から語られている。酒の場の失敗が原因で謹慎した際には断酒することを発表したが、現在は飲酒する場面がテレビで放送されている。
  • 猫が大の苦手。

電車関連のエピソード

  • 大の鉄道ファン。特に京阪電気鉄道の全般に詳しく、幼い頃は同社に勤めることが夢だった。
  • そのため地元である京阪本線(主に淀屋橋停車中の急行出町柳行きの停車駅のアナウンス)、JRの車掌の物まねなどを得意とする。また高等学校時代は御殿山駅まで通学していた。好きな駅は樟葉駅など。また旧・京阪宇治交通のバスを同駅前で見るのも行っていた(京阪神エルマガジン社発行「まるごと京阪沿線」より)。
  • 「出発進行」なる名義で、「鉄道漫談」というピンネタがあった。
  • 鉄道ファンを題材にしたドラマ『特急田中3号』第8 - 10話にゲスト出演した(旅行代理店「タイガートラベル」社長役)。また、鉄道運転士を描く映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』には主人公(演・三浦友和)の同僚運転士役で出演した。
  • 現在、山陽電気鉄道のCMに出演し、車掌のモノマネを演じている。
  • 2008年5月、関西の大手私鉄を題材とした著書『笑う鉄道』(ワニブックス)を刊行。憧れだった京阪電車の制服・制帽を身に纏い、6000系とのツーショット(寝屋川車庫で撮影)で表紙を飾った。
  • 爆笑レッドシアター』のツッコミ選手権の、舞台が「電車」の時に出場し、鉄道ファンにしかわからないマニアックな部分(例:記念の写真に写っている電車の間違いなど)にまでツッコミを入れ、優勝したことがある。
  • 現在でも本人は「もし車掌になれるのなら、すぐに芸人をやめる」と言っている。
  • 杉ちゃん&鉄平のアルバム『電クラ3 〜線路は続くよどこまでも〜』の「パッヘル(発車)ベルのカンサイ」のアナウンスとして参加している。
  • 2011年8月20日、京阪電気鉄道・よしもとクリエイティブ・エージェンシー共同企画商品『中川家礼二の京阪電車音声キーホルダー』を限定発売。京阪電車5駅の駅名看板型キーホルダーのボタンを押すと、その駅の発車メロディ(祇園四条駅と出町柳駅は車内メロディ)とその駅にまつわる中川家礼二のオリジナルアナウンスが流れる。
  • 2011年8月30日、京阪電気鉄道・よしもとクリエイティブ・エージェンシ-・株式会社JTB西日本の共同企画、中川家礼二車掌がご案内『京阪特別列車&よしもと鉄道クラブ特別公演』を開催。普段乗車できない区間(車庫内等)を運行する特別列車に中川家礼二が車掌に扮し、本人の車内放送を聞きながら乗車する企画。
  • 「京阪電車寝屋川車両基地びわこ号復活プロジェクト」のプロジェクト・アドバイザーに就任。京阪電車寝屋川車両基地に保存されている往年の名車「びわこ号」を寝屋川市と京阪電気鉄道が市民参画で復活させる取組を応援する。プロジェクトは平成26年度の寝屋川車両基地内の走行をめざしている。2012年10月から2013年3月まで京阪がこのプロジェクトへの協力の一環として運行する「ギャラリートレイン」には、礼二の応援ポスターが掲示されている[1]
  • 同じ鉄道でも、興味があるのは都市部の鉄道であって、ローカル線の田園を走るようなものには興味がないと、『痛快!明石家電視台』内で公表。実際のところ、ローカル線に乗るロケは有り難迷惑らしい。

その他のエピソード

  • 毎日放送痛快!明石家電視台』での明石家さんまとのカラミでは、「東大阪の岩本さん」という架空の人物(女遊びが好きなネジ工場の社長という設定)を演じることがある。「平均的な大阪のおっちゃんの特徴を詰め込んでるから、誰も傷つけずに笑いが取れる」という本人の弁からも、「お笑い」に対する真摯な姿勢がうかがえる(『痛快!明石家電視台』より)。
    • 2004年12月、『リチャードホール』で「東大阪の岩本さん」を主人公としたコント「岩本さんクリスマスプレゼントを買いに行く」が中川家によって制作された。しかし「同番組でやっていた阪神私設応援団長のコント『枚方はん』とキャラが被る」・「尺が長すぎる(約40分あった)」との理由でお蔵入りとなり、岩本さんが登場する冒頭部分のみ放送された(DVD『リチャードホール同窓会 桔梗の間』に収録)。リチャードホールDVD『リチャードホール同窓会 菊の間』収録の中川家インタビューによるとコント内容は「岩本さんがクリスマスツリーを破壊する」というものだったという。
  • ジャイケルマクソン』をよく遅刻していた。これは番組の収録が大阪(毎日放送MBSスタジオ in USJ)で行われるが、他の出演者のスケジュールの都合上東京に住む礼二の来阪を待っていられないから。他の大阪で収録している番組や大阪の劇場の出番がある時などは前日入りしている。また、同番組の収録終了後3分後には帰りのタクシーに乗り込んでいるという、帰宅の早さも指摘されている。
  • 『ジャイケルマクソン』の収録中に脱糞するという事件を起こす。その瞬間の映像が残っており(後に『アメトーーク!』でも放送された。)、その時のスーツは買い取りになった(当の本人は「漏らした」というよりは「した」という感覚で、出し切った後は恍惚の表情になっていたという)。その後同番組内ではその事をよく弄られるようになる。また同番組内で、陣内の結婚披露宴の時にその時と同じスーツを着てきたことを明かした。
  • 小学校の時から好きだった初恋の人に、中学での部活(ラグビー部)でレギュラーになったら告白しようと思っていたら、兄の剛と付き合っている事がわかってショックを受けたと『アメトーーク!』にて報告した。

出演

テレビ番組

現在

過去

テレビドラマ

映画

CM

  • 2014年防犯キャンペーン「ATMおばちゃん」(2014年、ACジャパン

書籍

  • 『笑う鉄道』ワニブックス ISBN 4847017692
  • 『笑う鉄道上京編 関東私鉄読本』ヨシモトブックス ISBN 978-4-8470-1844-2
  • 『「 鉄塾 」 ~関東VS関西 教えて!都市鉄道のなんでやねん?~ 』ヨシモトブックス ISBN 978-4847019999

DVD

  • 「京阪電車 新型車両3000系コンフォート・サルーン『快速急行』運転席展望」/「京阪電車 沿線散歩+α」(二枚組)京阪エージェンシー  沿線紹介コーナーでナビゲーションをしている。

脚注

  1. 「びわこ号復活プロジェクト ギャラリートレイン」を運行します! 京阪電気鉄道発表資料(2012年10月10日)

関連項目

  • ななめ45°(鉄道ネタ芸人として比較されやすい。)