上杉純雄

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上杉 純雄(うえすぎ すみお、1948年(昭和23年)10月4日 - )は、日本銀行家である。芙蓉総合リース監査役。

人物・来歴

神奈川県生まれ。早大法学部卒業後、富士銀行入行。

同行時代においては、主に証券、リテール部門を担い住宅ローンや、現在のみずほマイレージクラブの原型といえる富士ファーストクラブのほか、全店規模におけるデーターベース構築にも携わった[1][2]。その後、常務執行役員を歴任し2002年(平成14年)にはUCカード社長に転じた。

同社社長時代においては、銀行との関係強化、他のカード会社との事務処理共同化を進めたほか、日本クレジットカード協会会長も務めた[3]

2005年(平成17年)、みちのく銀行における相次ぐ不祥事と、3度の業務改善命令の発動により経営体制の刷新をはかるため極めて異例な事態ではあるが、富士銀時代から親密な関係にあったみずほFG出身であることから請われて同行代表取締役会長に就任。ガバナンスとコンプライアンス強化に取り組んだ[4][5]

その後、立て直しもある程度進んできたこともあり、プロパーの役員へ一定の権限を委譲することになったため、代表権は2008年(平成20年)の取締役会を以て返上し、さらに、2010年(平成22年)3月には会長を退任。続く6月末には、同行取締役を退き、新たに損害保険ジャパン常勤監査役に就任した。

略歴

脚注

  1. 日経産業新聞 2002年6月12日
  2. 日経産業新聞 2003年11月27日
  3. 日経金融新聞 2003年4月17日
  4. 日本経済新聞 2005年5月31日
  5. 47NEWS みちのく銀会長に上杉氏 会長ら辞任、役員スリム化」 『共同通信』2005年5月30日
  6. ようこそ湘友会へ 神奈川県立湘南高等学校 湘友会
  7. テンプレート:PDFlink 芙蓉総合リース株式会社 2013年5月17日


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