三遠南信

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三遠南信のデータ
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静岡・愛知・長野の県境三圏域のシンボルマーク
27市町村の合計
面積 6,060.48km²
総人口 2,282,181
(2005年4月1日)
人口密度 376.57人/km²
(2005年4月1日)
位置

三遠南信(さんえんなんしん)または三遠信(さんえんしん)とは、東海地方甲信地方の一角で、豊橋市を中心とする愛知県東三河地方、政令市浜松市を中心とする静岡県遠州地方(西遠、中遠)、飯田市を中心とする長野県飯伊地域南信州信濃の南部)の県境を跨いだ地域の呼称。

由来

もともと、国土交通省の国道の三遠南信自動車道から由来する用語であり、近年に造作された用語である。 (国立国会図書館検索調査結果による) この組織は、広域連合や一部事務組合のような自治体の例規集に定められたモノではなく、民間も含めた任意の協議会。いわば、サミットやシンポジウムや観光交流会のようなものである。議会は存在しない。法人格はない。

なお、有史以来、長野県南部、静岡県西部、愛知県東部を統合した行政体は存在したことがなく、1つの県になぞらえるのは誤りである。

特徴

試合は浜松アリーナ浜北総合体育館(浜北グリーンアリーナ)、豊橋市総合体育館豊川市総合体育館で行われている。

現状

三遠南信地域交流ネットワーク会議という組織が作られており、観光ガイドなどを含む公式サイトを立ち上げている。また、この会議は浜松市、豊橋市、飯田市の3市で事務局を回り持ちしている。

所在市町村

「三遠南信協議会」に加盟している市町村を列挙する。

東三河地方

遠州地方

南信州地方

三遠南信協議会に加盟していない地域

市町村合併

東三河地方

  • 2003年8月20日 - 渥美郡赤羽根町が田原町に編入、田原町は同日市制施行し田原市となる。
  • 2005年10月1日
    • 新城市と南設楽郡鳳来町、作手村が合併、新城市となる。
    • 渥美郡渥美町が田原市に編入。
    • 北設楽郡設楽町と津具村が合併、設楽町となる。
  • 2005年11月27日 - 北設楽郡富山村が豊根村に編入。
  • 2006年2月1日 - 宝飯郡一宮町が豊川市に編入。
  • 2008年1月15日 - 宝飯郡音羽町、御津町が豊川市に編入。
  • 2010年2月1日 - 宝飯郡小坂井町が豊川市に編入。

遠州地方

  • 2005年4月1日
    • 磐田市と磐田郡福田町、竜洋町、豊田町、豊岡村が合併、磐田市となる。
    • 袋井市と磐田郡浅羽町が合併、袋井市となる。
  • 2005年7月1日 - 天竜市、浜北市、周智郡春野町、磐田郡龍山村、佐久間町、水窪町、浜名郡舞阪町、雄踏町、引佐郡細江町、引佐町、三ケ日町が浜松市に編入。
  • 2007年4月1日 - 浜松市が政令指定都市に移行。
  • 2010年3月23日 - 浜名郡新居町が湖西市に編入。

南信州地方

  • 2005年10月1日 - 下伊那郡上村南信濃村が飯田市に編入。
  • 2006年1月1日 - 下伊那郡浪合村が阿智村に編入。
  • 2009年3月31日 - 下伊那郡清内路村が阿智村に編入。

交通

鉄道

主な道路

浜名バイパス

浜名バイパスは、新居町新居から浜松を結ぶ国道1号バイパスであり、豊橋浜松道路の一角をなす。潮見バイパスに接続することで、豊橋と浜松を約15~20分、中心市街地間では約40~60分で結ぶ。80キロもの高速走行が可能であり、混雑状況にもよるが、基本的に東名高速道路よりも早く二都市間を結ぶ。有料道路であったが、藤枝バイパス掛川バイパス磐田バイパスと同時に2005年3月30日22時より無料となった。

三遠南信自動車道

三遠南信自動車道は、飯田を起点とし愛知県を経由して浜松に至る高規格幹線道路として建設中であり、一部区間は開通している。一方、同地域の事情などを考慮せず、単に「税金のムダであり、効果も不明」だとしてテレビ朝日の『ニュースステーション』などで取り上げられたことがある。

三遠南信のコミュニティ放送局

テンプレート:Main 三遠南信地域では各地域の中心都市にコミュニティFMが存在し、番組制作や公開生放送などの協力や交流も盛んである。

可聴エリア:豊橋市豊川市蒲郡市新城市田原市湖西市浜松市の一部
可聴エリア:浜松市(旧浜松市のほか、旧浜北市天竜市舞阪町雄踏町細江町引佐町三ヶ日町龍山村春野町佐久間町の各一部を含む)・磐田市掛川市袋井市湖西市御前崎市の一部・菊川市の一部・豊橋市の一部・豊川市の一部・新城市の一部
可聴エリア:飯田市及び周辺地域

関連項目

外部リンク