三河荻原駅

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三河荻原駅(みかわおぎはらえき)は、愛知県幡豆郡吉良町大字荻原(現、西尾市吉良町荻原)にあった、名古屋鉄道西尾線。普通電車のみの停車駅で上横須賀駅吉良吉田駅の間に位置していたが、2006年12月16日をもって廃止となった。2007年2月にホームや待合室など駅施設の撤去工事を行って駅跡地を整地し、線路への侵入を防ぐ柵が設置された。

駅構造

単式1面1線ホーム地上駅で、駅集中管理システム未導入の無人駅。ホーム上に待合室はあるが駅舎がないため、直接ホームに入る構造となっていたが、西尾線の西尾駅以南と蒲郡線を走る西尾 - 蒲郡間で行われていたワンマン運転(通称・西蒲ワンマン)のため、ホームに券売機が設置されていた。

配線図

テンプレート:駅配線図

利用状況

愛知県の統計によれば、2005年度の乗車人員は1日平均139人であった。

駅跡地周辺

  • 西尾市役所吉良支所(旧・吉良町役場)

歴史

ファイル:Mikawaogihara-station 1.JPG
駅ホーム(営業当時)
ファイル:Mikawaogihara-station 2.JPG
駅名標と待合所(営業当時)
  • 1915年8月5日 - 西尾鉄道の荻原駅として開業。
  • 1918年(大正7年)7月1日 - 荻原駅を三河荻原駅に改称[1]
  • 1926年12月1日 - 愛知電気鉄道が西尾鉄道を合併したため、同社の駅となる。
  • 1935年8月1日 - 愛知電気鉄道が名岐鉄道と合併したことにより名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
  • 2006年
    • 1月31日 - 名鉄西尾・蒲郡線対策協議会の第1回目の幹事会で、名鉄側より当駅の方針が説明される。
    • 2月 - 名鉄より吉良町に当駅の12月廃止の方針を説明をされる。
    • 4月20日 - 西尾線内3駅の12月廃止検討が新聞等で報道される。
    • 5月11日 - 吉良町長らが名鉄本社で駅存続を申し入れる。
    • 6月26日 - 廃止対象駅のある安城市、西尾市、吉良町の首長らが合同で名鉄本社に駅存続の要望書を提出する。
    • 7月5日 - 名鉄が12月16日付けで当駅など5駅の廃止を中部運輸局に申請する。
    • 10月3日 - 中部運輸局が駅廃止を認可。
    • 12月16日 - 廃止。
  • 2007年2月 - プラットホーム等を撤去、駅跡地を整地して防護柵設置。

その他

東富田駅

かつて上横須賀駅と三河荻原駅の間にあった駅で、西尾鉄道により路線が区間延長した際、上横須賀駅などと同時に開業した。しかし1945年頃に休止[2]となり、1969年4月5日に廃止された。

脚注

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関連項目

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  1. 日本鉄道旅行地図帳 追加・訂補 7号 東海 - 鉄道フォーラム
  2. テンプレート:PDFlink - 西尾市