一龍齋貞鳳

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テンプレート:BLP unsourced テンプレート:政治家 一龍齋 貞鳳(いちりゅうさい ていほう、1926年9月1日 - )は、日本講談師政治家。本名、今泉 正二(いまいずみ しょうじ)。

参議院議員(1期)、環境政務次官三木改造内閣福田赳夫内閣)などを歴任した。

経歴

福島県出身。法政大学第二高校卒業。1938年5代目一龍齋貞丈に入門するが、戦争のため一時中断。1946年に貞鳳を名乗る。1954年真打昇進。

3代目江戸家猫八、三遊亭小金馬(現:4代目三遊亭金馬)とともに、NHKのバラエティコメディ番組『お笑い三人組』で人気を得る。今泉良夫の名で司会活動もしていた。1965年芸術祭賞奨励賞受賞。

1971年第9回参議院議員通常選挙自民党より全国区で出馬し当選する。選挙公報での表記は「一竜斉テイホー」。出馬と同時に講談界を事実上追放され、一龍齋の亭号を取り上げられた。以後は、一龍齋貞鳳という名は国会活動においてのみ用いる。当選後は田中派の旗揚げに参加し、三木改造内閣福田赳夫内閣前期で環境政務次官を務めたほか、芸人代表として国立演芸場設立に尽力した。

1977年、再選を期して第11回参議院議員通常選挙に出馬するも落選。以後は政界とも自民党とも縁を切ったが、現在もなお講談界から追放されたままである。またテレビタレントとしての復帰もならず、亭号を本名のままにした「今泉貞鳳」の名で、講談ならぬ巷談と称した独自の活動を散発的に行ったことがある。

人物

  • 落語家の3代目三遊亭圓歌新大久保駅の駅員だった頃、とあることが原因で先輩に引っぱたかれたが、その先輩の息子が貞鳳だった。後に圓歌は『中沢家の人々』のマクラでその逸話を紹介するとともに、「不思議な縁だ」と述懐している。
  • 著書に『講談師ただいま24人』『話の幕間』などがある。

主な出演作品

映画

  • 負ケラレセン勝マデハ(1958年、豊田四郎監督)
  • 水戸黄門漫遊記(1969年、千葉泰樹監督) - ナレーター

テレビ番組

脚注

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