一迫町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox 一迫町(いちはさまちょう)は、宮城県北西部にあったである。2005年4月1日栗原郡内全町村が合併し、栗原市の一部分となった。

地理

宮城県北西部に位置する町である。町の中心を迫川が流れ、町の面積の半分を森林が占める。

隣接していた自治体

歴史

町役場近くの山王囲遺跡からは、縄文時代から弥生時代にかけての土器・埋蔵物が数多く発見されている。また、前九年の役では、町の西部、現在の牛渕公園の周辺が古戦場となった。戦国時代には大崎氏が支配した。その滅亡後は木村吉清、ついで伊達政宗の領地になり、江戸時代には仙台藩の支配を受けた。

沿革

  • 明治8年(1875年)10月17日 - 水沢県による村落統合にともない、清水村を真坂村に、曽根村を柳目村に、それぞれ編入。真坂村の一部(端郷北沢村)は狐崎村と合併し王沢村となる。
  • 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制施行にともない、真坂村と柳目村が合併して一迫村が発足。
  • 大正12年(1923年)4月10日 - 町制施行し、一迫町となる。
  • 昭和30年(1955年)4月1日 - 金田村長崎村および姫松村の一部(王沢)と合併し、新制の一迫町が発足。
  • 平成17年(2005年)4月1日 - 栗原郡内全町村が合併して栗原市となる。

行政

  • 最後の町長:佐藤覚次郎(2004年1月~)
  • 歴代村長
氏名 就任 退任 備考
1 熱海宗三郎 明治26年(1893年)4月21日 明治27年(1894年)7月4日
2 千葉銀蔵 明治27年(1894年)7月14日 明治31年(1898年)7月13日
3 熱海宗三郎 明治31年(1898年)7月23日 明治35年(1902年)9月4日 再任
4 千葉銀蔵 明治35年(1902年)10月21日 明治40年(1907年)3月27日 再任
5 熱海良之助 明治40年(1907年)5月16日 明治44年(1911年)5月15日
6 鹿野栄六 明治44年(1911年)8月3日 大正2年(1913年)2月17日
7 松田茂右ェ門 大正2年(1913年)12月27日 大正11年(1922年)2月21日
8 熱海彦 大正11年(1922年)3月20日 大正12年(1923年)4月9日
  • 歴代町長
昭和の合併以前
氏名 就任 退任 備考
1 熱海彦 大正12年(1923年)4月10日 昭和5年(1930年)4月14日
2 菅原義雄 昭和5年(1930年)4月25日 昭和9年(1934年)4月24日
3 熱海彦 昭和9年(1934年)5月1日 昭和11年(1936年)2月9日 再任
4 熱海啓輔 昭和11年(1936年)2月17日 昭和15年(1940年)2月16日
5 菅原義雄 昭和15年(1930年)2月24日 昭和19年(1944年)2月23日 再任
6 松田宏一 昭和19年(1944年)2月24日 昭和21年(1946年)11月23日
7 曾根義伝 昭和22年(1947年)4月6日 昭和24年(1949年)4月19日
8 狩野文朔 昭和24年(1949年)5月16日 昭和30年(1955年)3月31日 再任
昭和の合併以後

初代 - 狩野文朔

教育

一迫町立から栗原市立に名称変更

交通

鉄道

町内に鉄道路線は無い。最寄り駅は東北新幹線くりこま高原駅(バスで約30分)。

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

祭り・イベント

出身有名人

関連項目

en:Ichihasama,_Miyagi