一身田駅
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テンプレート:駅情報 一身田駅(いしんでんえき)は、三重県津市大里窪田町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ交換可能な地上駅。2つのホームは地下通路で結ばれている。かつて中線があったため、ホーム間はやや離れている。ホームのかさ上げがされているが、ホーム全体がかなり長いため、列車が止まる部分だけがかさ上げがされている。1923年12月に竣功した瓦葺の駅舎が、構内の東側(1番線)に隣接して置かれている。
津駅管理の無人駅。2011年9月30日までは簡易委託駅で、出札窓口にマルス端末が設置されていた。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color紀勢本線 | 下り | 津・伊勢市方面[1] |
2 | テンプレート:Color紀勢本線 | 上り | 亀山方面[1] |
利用状況
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 1,198 |
1999年 | 1,181 |
2000年 | 1,141 |
2001年 | 1,071 |
2002年 | 1,071 |
2003年 | 1,076 |
2004年 | 1,062 |
2005年 | 1,063 |
2006年 | 1,047 |
2007年 | 1,073 |
2008年 | 1,041 |
2009年 | 1,002 |
2010年 | 1,004 |
2011年 | 938 |
2012年 | 983 |
紀勢本線のJR東海管轄区間では、津駅、亀山駅、松阪駅に次いで多い。近くに高田中学校・高等学校や高田短期大学があり、学生の利用が顕著である。
駅周辺
高田本山(真宗高田派総本山専修寺)の最寄駅となっている。
- 高田本山専修寺
- 高田中学校・高等学校
- 高田短期大学
バス路線
歴史
- 1891年(明治24年)8月21日 - 関西鉄道津支線の駅として、亀山 - 一身田間の開通時に開業。
- 1891年(明治24年)11月4日 - 関西鉄道津支線が津駅まで延伸し、途中駅となる。
- 1907年(明治30年)10月1日 - 国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。参宮線の所属となる。
- 1923年(大正12年)12月 - 駅舎改築。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 線路名称改定。当駅を含む参宮線亀山 - 多気間が紀勢本線に編入される。
- 1962年(昭和37年)2月1日 - 貨物の取扱いを廃止。
- 1983年(昭和58年)12月21日 - 荷物の取扱いを廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東海の駅となる。
- 2011年(平成23年)10月1日 - 簡易委託終了により、無人化。
その他
- 2009年の鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷのポスターに採用された。