一宮町

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テンプレート:Infobox 一宮町(いちのみやまち)は、千葉県長生郡にあるである。茂原市への通勤率は15.5%(平成22年国勢調査)。 キャッチコピーは「太陽のまち」。 マスコットキャラクター一宮いっちゃん

地理

千葉県東部太平洋側のほぼ中央、九十九里浜及び九十九里平野の最南部に位置する。北部を一宮川が東西に横断して太平洋に流れる。西部は房総丘陵の端部で山林に長く深い谷津が伸びており農業用水用の溜池が点在している。その他の町域は、ほとんどが九十九里平野の沖積平野となっている。また、東部の太平洋岸は九十九里浜の砂浜海岸になっている。JR東日本外房線国道128号が町域中央をほぼ南北に縦貫しており、中心市街地は外房線 上総一ノ宮駅周辺に広がっている。

  • 山:城山、高藤山、軍荼利山
  • 河川
    • 二級河川一宮川
    • その他の河川:鳴戸川、東浪見川(北川尻川、南川尻川)、松子川
  • 湖沼(溜池):洞堰、洞庭湖、二又堰、大欠堰、弁天堰(陽堰)、亀堰、ホーロク堰、軍荼利大堰(軍荼利池)、雨竜湖、新堰、親谷ノ池(親谷池)、柏谷堰、高藤池、細田池
  • 最高地点:95,0m

隣接している自治体

地名

  • 新地(あらち)
    • 小字:新地甲、新地丙、砂田、砂之堀上、砂畑、南卯高入
  • 一宮
    • 町名(住居表示):田町本給(ほんきゅう)
    • 小字:一本松、上ノ原、内宿、老女子おいなこ、大河原、奥谷おくやつ、追手町、貝殻塚、柏谷、上宿、上風景かみふけ、関東台、小池、神門ごうど高野前こうやまえ、沢井町、下村したむら、下宿、城ノ内、南陣所、北陣所、東陣所、陣屋、台場、東台場、高藤たかとう(高塔)、道祖神、中宿、七島ななしま、林下、中ノ原、下ノ原、風田、舞台、二又(二股)、細田、本給ほんきゅう、北待山まちやま、南待山、松子まつご、豆戸、宮ノ台、物見台、南野中やなか、北野中、東野中、西野中、野中台、谷中、柚木ゆずのき(柚ノ木)、竜宮、下竜宮
  • 船頭給 (せんどうきゅう・せんどっきゅう)
  • 綱田(つなだ)
    • 小字:堂下、堂見谷、西原、新田、吹上
  • 東浪見(とらみ)
    • 小字:大新熊あらくま、小新熊、下新熊、新熊新田、新熊新田下、岩切、岩切新田、岩切新田下、北岩切、北岩切新田、北岩切新田下、大村、大村新田、大村新田下、川間、川間新田、川間新田下、川間台、軍荼利ぐんだり、権現前、権現前新田、権現前新田下、笹子、新浜、釣、釣新田、釣新田下、釣ヶ崎、釣ヶ崎下、稲荷塚とうかづか、稲荷塚新田、鳴山、鳴山下、馬喰台、枇杷畑、枇杷畑新田、枇杷畑新田下、ぼらん、矢畑、矢畑新田、新田、新田下
  • 宮原(みやばら)
    • 小字:榎戸
    • 町名(住居表示):白山(はくさん)

歴史

年表

行政

歴代町長

1953年に一宮町と東浪見村が新設合併した以降の歴代町長を記載

氏名 就任年月日 退任年月日
初代 久我捴太郎 1953年11月21日 1956年5月25日
2代 近藤三郎 1956年5月26日 1960年5月25日
3代 1960年5月26日 1964年5月25日
4代 清水孝平 1964年5月26日 1968年5月25日
5代 近藤三郎 1968年5月26日 1976年5月25日
6代 1972年5月26日 1976年5月25日
7代 向井十郎 1976年5月26日 1980年5月25日
8代 1980年5月26日 1984年5月25日
9代 1984年5月26日 1988年5月25日
10代 渡辺英光 1988年5月26日 1992年5月25日
11代 1992年5月26日 1996年5月25日
12代 近藤 直 1996年5月26日 2000年5月25日
13代 2000年5月26日 2004年5月25日
14代 2004年5月26日 2008年5月25日
15代 玉川孫一郎 2008年5月26日 (現職、2期目)

行政区域の変遷

変遷表[1]

産業

農業

特産農産物

工業

人口

テンプレート:人口統計

姉妹都市・提携都市

国内

公的機関

警察

消防

司法機関

公共施設

町営施設

  • 一宮町中央公民館
  • 一宮町保健センター
  • まちの図書室(一宮町商工会館内)
  • 町営テニス場
  • 町営野球場
  • GSSセンター
  • 振武館
  • 憩いの森

教育

  • 高等学校
  • 中学校
    • 一宮町立一宮中学校
  • 小学校
    • 一宮町立一宮小学校
    • 一宮町立東浪見小学校
  • 特別支援学校
    • 千葉県立長生特別支援学校
  • 保育所・保育園
    • 一宮保育所
    • 原保育所
    • 東浪見保育所
    • 愛光保育園

交通

鉄道

路線バス

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

観光スポット

海水浴場九十九里浜

  • 一宮海水浴場
  • 新浜海水浴場
  • 東浪見海水浴場

ゴルフ場

その他の観光スポット

  • 九十九里浜一宮乗馬センター

祭事・催事

上総十二社祭り
毎年9月13日に行われる、玉前神社例大祭並びに神幸祭。(※正確には9月10日の鵜羽神社お迎え祭も含む。)西暦807年大同2年)に始まる。
「十二社まつり」や「上総はだか祭り」などの通称は主に神幸祭の方を指す。
上総の国一宮まつり
毎年9月上旬(最近では主に第1・2土曜日)に行われる。通称・上総おどり。
祭りのメインは「上総おどりコンクール」で町内の学校やクラブ、企業など20連ほどの団体が参加する。
また他にも、町内の小中学校・高校の金管・吹奏楽部の演奏・パレードや、「なぎさ太鼓」(和太鼓)の演奏、テント村での駄菓子などの模擬店や地元の農作物の販売など、様々な催し物が行われる。
納涼花火大会
毎年、主に8月上旬に行われる。打ち上げ場所は一宮海岸の北端、一宮川河口付近。打ち上げられる花火は約5000発。
上総火まつり
1995年より毎年元旦に、一宮海岸で行われている。夜明け間から始まり、浜辺では燃え盛る大きな火やぐらと「なぎさ太鼓」の音色で、初日の出を迎える。

過去の名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

ポンポン船(一宮川観光汽船)
毎年夏に、上総一ノ宮駅から一宮海岸への観光客を輸送するために、一宮川を航行していた小型の観光汽船。
愛称である「ポンポン船」の名前は、エンジン音が「ポンポン」と聞こえるところから。
駅から300m程北の、外房線の一宮川橋梁のたもとに上総一ノ宮駅側、新一宮橋の手前に一宮海岸側の乗り場がそれぞれあったが、船体及びエンジンの保守が困難になった為、廃止された。
九十九里はだしで歩こう大会
毎年5・6月頃に行われていたが、砂浜の減少により2003年から中止されている。行程は、スタートが南隣の岬町(現 いすみ市)太東海水浴場で、一宮海水浴場がゴールとなっていた。
灯篭流し
毎年お盆に一宮川で行われていたものが川が汚れてしまうため行われなくなったが、2009年8月に20年振りに復活した。

文化財

国指定・登録文化財

重要文化財

梅樹双雀鏡(ばいじゅそうじゃくきょう)
1953年11月14日指定 玉前神社所有(千葉県立総南博物館に寄託)

登録有形文化財

芥川荘(あくたがわそう)
2001年5月16日登録 ホテル一宮館所有
一宮海水浴場近くの一宮川沿いにある、旅館のホテル一宮館(旅館)に所在する。
「芥川荘」の名は、1916年8月17日~9月2日に作家・芥川龍之介久米正雄と共に滞在したことに因む。
明治30年代の建築で、木造平屋建て・萱葺の建物。広い縁側や三方向に大きく広くとられた間口などの別荘地ならではの建築様式が、ほぼ当時のままの状態で保存されている。
滞在中、芥川龍之介は後に妻となる塚本文に数多くの恋文(求婚の手紙)を送っており、当建物内に展示されている。また、一宮に滞在したことや思い出は「微笑」「海のほとり」「玄鶴山房」「蜃気楼」などいくつかの作品に登場している。
現在「芥川荘」は、ホテル一宮館の離れの客室として、宿泊することができる。

千葉県指定文化財

一宮町の千葉県指定文化財一覧
種別 文化財名 所有者・管理者 所在地 指定年月日
彫刻 木造軍荼利明王立像 東浪見寺 東浪見3446 1958年4月23日
無形民俗文化財 玉前神社神楽 玉前神社 一宮3048
東浪見甚句 東浪見甚句保存会 1965年4月27日
天然記念物 軍荼利山植物群落 東浪見寺 東浪見 1957年1月17日
建造物 玉前神社社殿棟札 玉前神社 一宮3048 1996年3月22日
無形民俗文化財 上総十二社祭り 玉前神社ほか 2003年3月28日
彫刻 十一面観音立像 観明寺 一宮3316

一宮町指定文化財

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出典・参考文献

関連項目

脚注

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外部リンク

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  1. 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201より