ロナルド・コース

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ノーベル賞受賞者 ノーベル賞
受賞年:1991年
受賞部門:ノーベル経済学賞
受賞理由:制度上の構造と経済機能に於ける取引コスト財産権の発見と明確化を称えて

テンプレート:シカゴ学派 (経済学) ロナルド・H・コース(Ronald H. Coase、1910年12月29日 - 2013年9月2日)は、イギリス生まれの、アメリカ経済学者1991年ノーベル経済学賞を受けた。

経歴

業績

  • "The Nature of the Firm"(1937年)と"The Problem of Social Cost"(1960年)の二つの業績により、1991年にノーベル経済学賞を受賞した。これら二つの論文はいずれも大著ではなく、執筆している論文の数自体も多くはなかったが、それまで経済学において議論されてこなかった「権利」や「法」による外部性の分析、「取引コスト」概念による企業存在の基礎付けというユニークな業績を認められての受賞であった[2]

著書

  • The Firm, the Market and the Law, (University of Chicago Press, 1990).
宮沢健一後藤晃藤垣芳文訳『企業・市場・法』(東洋経済新報社、1992年)
  • Essays on Economics and Economists, (University of Chicago Press, 1994).
  • How China Became Capitalist, (coauthor: Ning Wang, Palgrave Macmillan, 2012).
栗原百代訳『中国共産党と資本主義』(日経BP、2013年)

脚注

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参考文献

  • 根井雅弘 編『経済学88物語』(新書館、1997年)
  • 中村達也 八木紀一郎 新村聡 井上義明『経済学の歴史』(有斐閣アルマ、2001年)
  • 奥野正寛『ミクロ経済学』(東京大学出版会、2008年)

関連項目

外部リンク

テンプレート:ノーベル経済学賞受賞者 (1976年-2000年)


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  1. テンプレート:Cite news
  2. 根井雅弘『経済学88物語』pp182-183。
  3. 奥野正寛『ミクロ経済学』p314。