レモングラス

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レモングラス(学名:Cymbopogon citratus)はイネ科オガルカヤ属多年草アジア料理およびカリブ料理でよく使用されるハーブトムヤムクンの主要な材料である。近縁種と区別するために、本種をウエストインディアン・レモングラスと呼ぶこともある。

特徴

レモンの香味成分であるシトラールを含有しているため、レモンのような風味がある。そのため乾燥させて粉末にしたり、あるいは生のままハーブとして使用される。主な使用法はハーブティスープカレーで、鳥肉や魚、シーフードともよくあう。エッセンシャルオイルとしても使われる。 虫が嫌う匂いでもあり、虫よけスプレーに使われる。アロマテラピーではバスオイルと調合して使用することにより、冷え性の改善にも効果がある。

オガルカヤ属には50種以上の種がある。本種はおそらくマレーシア原産であり、イーストインディアン・レモングラス(C. flexuosus)はインドスリランカミャンマータイ原産である。本種のほうが料理に適している。また、インドでは薬用、香料として使われる。

他の香料用の種として C. martini や、シトロネラ油が得られるジャワシトロネラソウ(C. winterianus Jowitt)などがある。また虫除け効果があるとされるコウスイガヤ(C. nardus、シトロネラグラス)などもオガルカヤ属に含まれる。

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