レノン (イタリア)

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テンプレート:コムーネ レノンテンプレート:Lang-it ; テンプレート:Lang-deリッテン))は、イタリア共和国トレンティーノ=アルト・アディジェ州ボルツァーノ自治県にある、人口約7000人の基礎自治体コムーネ)。

地理

東にイザルコ渓谷 (Val d'Isarco) 、西にタルヴェーラ川の流れるサレンティーナ渓谷 (Val Sarentina) で区切られた「レノン高原」 (Altipiano del Renon) に位置し、ボルツァーノの上にある。レノンとボルツァーノは県道とロープウェイ(ボルツァーノ - ソプラボルツァーノの所要時間約12分)で経由される。

そのロープウェイ (funivia) は1960年代に、ラック式鉄道(20世紀の初めに開通)に代わり敷設された。現在も稼働中の狭軌の路線は、集落マリーア・アッスンタ (Maria Assunta) とコッラルボ (Collalbo) を結び、ロープウェイの山側駅があるソプラボルツァーノ (Soprabolzano) や100m程のコスタロヴァーラ湖 (lago di Costalovara) 、ステッラ (Stella) などを通る。

沿線ののソプラボルツァーノ付近とロンゴスターニョ (Longostagno) では、違う赤っぽい大地のピラミッド (piramidi di terra) 群がある。

観光

1900年代のはじめにはすでに「観光目的地」として、貴族階級とボルツァーノの中産階級の滞在地となっていた。特に夏季にはその街への近さ(ラック鉄道で行けるため)と、気温も谷底に比べると蒸し暑くなくいためである。

スポーツ施設については、コッラルボにはスケートリンク(国際スピードスケート場)が、さらに登ったコルノ・デル・レノン山(標高2260m)ではスキー場がある。冬にはさらに凍ったコスタロヴァーラ湖上でもスケートが可能である。

経済

国際的にも特筆する企業は、Loacker、Finstral、Daunenstepの3つで、コッラルボとボルツァーノの街道沿いの標高900mのアウナ・ディ・ソット (Auna di Sotto) にある。

住民

住民のうち97%は母語がドイツ語、3%は母語がイタリア語である。

脚注

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外部リンク

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