レクリエーショナル・ビークル

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レクリエーショナル・ビークル (リクリエーショナル・ヴィークルとも)とは、

  1.  テンプレート:Lang-en-us(休暇・楽しみのための自動車)とは、日本語で「キャンピングカー」と呼ばれる自動車に相当する。 →「キャンピングカー
  2.  日本における自動車の種類としての「RV」(アールブイ)の語源。本記事では、これらについて解説する。

日本におけるRV

クルマの中で寝泊りするオートキャンプの習慣が定着していない日本では、米国の用語を表面的な雰囲気のみで流用し、1990年代のRVブームとともに、レジャー用途向けの車全般を指すマーケティング用語として用いられたものが一般化し、そして誤用を生んだ。そもそも、当時の日本において「ステーションワゴン」、「ミニバン」、「SUV」(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)という用語は、自動車専門誌モータージャーナリストが使う程度の専門用語であった。

当初は、「クロカン車」(クロスカントリータイプのクルマ)に対して用いられていた(本来はそれも誤り)が、広告業界の仕掛けのためにブームとなり、普通の乗用車以外、つまり、「ステーションワゴン」、「ワンボックスワゴン」、「ミニバン」、「SUV」を総称して「RV」と呼ぶようになっていった。ブームが過ぎ去った現在ではそれらが細分化され(本来の呼称に戻り)トールワゴンは「ミニバン」が一般的となり、「SUV」という用語も自動車メーカーCMマスメディアでは普通に使われるため、「RV」という用語を使う機会は少なくなりつつある。

警察調書記者会見などに使う用語では「RV車」と、ビークル(車両)にさらにが付け足された重言となっていた。警察発表の資料を用いたマスメディアもそれを踏襲していたが、最近になって「RV」に改められた。

関連項目