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'''リュウミン'''は、[[モリサワ]]が開発・販売する、[[電算写植]]および[[DTP]]用の[[明朝体]]およびその[[フォント]]製品。 == 概要 == [[1982年]]に'''リュウミン'''L-KL・KS・KOが発売され、後にファミリー展開された。タイプフェイスは[[金属活字]]時代の'''森川龍文堂活版印刷所'''の明朝体をベースとし、復刻および再[[デザイン]]をおこなっているとされる(リュウミンとは'''リュウ'''ブンドウ・'''ミン'''チョウを意味する)。彫刻刀の冴え(活字母型の製作時の、職人の手さばきの影響を受ける)を生かした字形となっており、直線部分を柔らかく、曲線部分に鋭さを持たせることで[[漢字]]と[[仮名 (文字)|仮名]]部分の統一感を作っていると言われる。リュウミン発売時の[[田中一光]]による[[広告]][[ポスター]]では文字のエレメントを紙面一杯に拡大し、これらの特徴を引き出したデザインが用いられた。 なお、『ヴィネット』などで知られる朗文堂の研究によれば、リュウブンドウと読むのは誤りであってリョウブンドウが正しく、そのためリュウミンは本来リョウミンとなる筈であるという(外部リンク参照)。 モリサワにとって最大のライバルである[[写研]]が、石井明朝体を含む全書体を公開しない中、[[アドビシステムズ]]と提携しリュウミンを含む全書体を[[PostScript]]フォントとして開放したことから、[[DTP#日本におけるDTP化|DTP]]での地歩を固めることとなり、それまでの(写植での)実績、PostScript[[プリンター|プリンタ]]、[[Mac_OS#System 7系列|漢字Talk 7.1]] (- Mac OS 9.2.2) へのバンドルなどから伸張し、DTPにおける明朝体として事実上第1位のシェアを占めるまでに至った。また、[[NTTドコモ|NTTDoCoMo]]の[[FOMA]]の端末の内、F902i以降の[[富士通]]製端末(ただし90Xシリーズのみ)では、明朝体フォントとしてリュウミンが採用されている(デフォルトでは[[新ゴ]]がベースとなったゴシック体)。 [[2008年]]3月現在、[[Macintosh]]用PostScriptフォント、Mac・[[Microsoft Windows|Windows]]両用の[[OpenType]]フォント、[[Microsoft Windows Vista|Windows Vista]]専用のTrueTypeフォント(MORISAWA FONT Pack for VistaでウエイトL/R/Mのみ)として販売されている。 == ファミリー == 以下のウェイト(文字の太さ)および仮名によって書体ファミリーを構成する。 * L (Light) * R (Regular) * M (Medium) * B (Bold) * EB (Extra Bold) * H (Heavy) * EH (Extra Heavy) * U (Ultra) * KL - 大がな * KS - 小がな * KO - オールドがな == 関連項目 == * [[日本語フォントの比較]] == 外部リンク == * [http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo/ 朗文堂] ** [http://www.ops.dti.ne.jp/~robundo/MORIKAWA.html 森川龍文堂の活字一覧表復刻にあたって] [[Category:書体|りゆうみん]]
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