リコペン

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テンプレート:Chembox リコペン (リコピン、lycopene) は、カロテンの1種で、鮮やかな赤色を呈す有機化合物である。

特徴

植物と藻類や他の光合成有機体では、リコペンは多くのカロテノイド生合成における重要な中間体である。構造的には、8個のイソプレン単位が集まったテトラテルペンであり、炭素水素からのみ構成されるためには溶けない。また、ダイエット効果があるのではと考えられており、リコペンを多く含んだサプリメントが売られている。

リコペンの11個の二重結合が深赤色および抗酸化性を与えている。その強い発色と無毒性のためにリコペンは食品の着色料として多用されている。

トマトニンジンスイカグミパパイヤなど赤色の果物野菜に含まれる。イチゴサクランボには含まれない。

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