マックスバリュ九州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:半保護 テンプレート:Pathnav テンプレート:Notice テンプレート:Infobox マックスバリュ九州株式会社(マックスバリュきゅうしゅう、英称MaxValu Kyushu Co., Ltd.)は、沖縄県を除く九州全県にスーパーマーケットを展開するイオングループの企業である。

概要

九州の地場スーパーだった壽屋(現・カリーノ)が2001年に民事再生手続きを申請した際に、同社の食品スーパー部門だった「くらし館」事業の大半をイオンが引き受けるために受け皿として設立した企業である(イオングループとしては、他に当時の九州ジャスコが「寿屋」事業を5店舗譲受している)。このため、設立当初の本社所在地は壽屋の本社があった熊本県熊本市に置かれ、旧壽屋系列の店舗の多くは現在もカリーノから賃貸して運営されている。その後、各地の地場スーパーをM&Aにより吸収合併し、九州7県に店舗を展開する。

現在は自社開発による「マックスバリュ」店舗と旧「くらし館」の「マックスバリュくらし館」の店舗が混在しており、インフラ、買い回り、サービス等の面で店舗ごとに差が生まれていたが、「マックスバリュ」ではない旧壽屋系列の店舗では改装を進めており、改装後の店舗ブランド名を「マックスバリュ」に統一し、標準フォーマットのスーパー・スーパーマーケット(SSM)店舗へ順次改装を進めている。2010年8月には既存の「マックスバリュ」を転換したディスカウントストア店舗として「ザ・ビッグ」をオープンさせた。また、5つ星チェックという独自に店舗を評価する制度を導入し、店舗運営の向上に努めている。なお、当社では毎週木曜日に「木よう市(ザ・ビッグでは「水・木曜日85円均一祭」)」を開催する関係で他のイオン系列店舗での統一セールである「火曜市」を開催してこなかったが、2012年11月20日、イオングループのスーパーマーケット(マックスバリュ運営会社、イオンキミサワマルナカ・山陽マルナカ)合同セールの開催より、「火曜市」も開催することとなった(当初は期間限定で開催されていたが、2013年に入ってから本格開催されている)[1]

沿革

  • 2002年
    • 2月26日 - 民事再生手続中だったスーパー運営会社・株式会社壽屋(熊本市)とイオン株式会社が、休業中の壽屋店舗約50店舗の営業譲渡で合意。
    • 3月25日 - イオンが譲受する店舗について、旧「くらし館」事業の受け皿として、マックスバリュ九州株式会社を設立。
    • 3月31日 - 営業再開第1号店の「くらし館田崎店」(熊本市)が開店。
    • 6月19日 - 35店目の「くらし館国府店」(熊本市)をもって譲受を終了。
  • 2003年
    • 8月21日 - スーパーセンターホームワイド古賀店」(現・イオンスーパーセンター古賀店)の「食品館」の運営をイオン九州に譲渡。
    • 11月21日 - 同じイオングループのスーパーチェーン、西九州ウエルマート株式会社(佐世保市)ならびに株式会社ハロー(佐賀市)を合併。本部を現在の所在地に移動する。同日、新会社としての第1号店「マックスバリュうきのじょう店」(宮崎市)、30日には2号店「マックスバリュサンロードシティ熊本店」(熊本市)を開店。共に「マックスバリュ」の名称では県内初(宮崎県のマックスバリュ岡富店は、当時イオン九州が運営)。
    • 12月8日 - 福岡市に第3号店「マックスバリュ周船寺西店」を開店。
  • 2004年
    • 4月 - イオン九州より「マックスバリュ基山店」を譲り受けリニューアルオープン、基山店を皮切りに「岡冨店」・「田主丸店」・「豊後高田店」の4店舗をイオン九州株式会社から営業譲渡。リニューアルオープンしたことで琉球ジャスコ(現・イオン琉球)が担当する沖縄県を除く九州地区でのSM事業は当社が運営することとなった。
    • 6月28日 - 旧西九州ウエルマートが取得していたISO14001認証をマックスバリュ九州の全事業所に拡大認証された。
    • 11月27日 - 鹿屋市に鹿児島県として初めてのマックスバリュSSM店舗「マックスバリュ鹿屋寿店」を開店。
  • 2005年9月1日 - 今後の出店戦略対応の人材育成のため、福岡県大野城市の下大利店跡地に「教育・訓練センター」を開設。
  • 2007年9月 - 一部店舗で24時間営業から 7:00 - 24:00店舗に営業時間の見直しがされる。
  • 2008年
    • 1月 - マックスバリュ九州全店でイオン共通のPOSシステム導入が完了。
    • 3月 - イオングループで導入を進めている太陽光発電システムを4店舗に初導入。
    • 5月29日 - 株式会社タイホー(福岡県久留米市)から食品スーパー6店舗を譲り受けると発表。同年6月10日には2007年に閉鎖したタイホー十三部店跡地に新規オープンすると発表し、同社から計7店舗の建物を譲受する。
    • 7月1日 - イオンギフトカード取り扱い開始。
    • 7月26日 - 株式会社タイホーより譲り受けた店舗第1号店として「マックスバリュ吉井店」(福岡県久留米市)開店。
    • 7月31日 - 100店舗目となる「マックスバリュ北野店」(福岡県久留米市、タイホーからの譲受店舗)開店。
    • 9月12日 - 福岡県・佐賀県・長崎県の店舗でWAON導入(19日には残りの熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県でも導入)。
    • 11月1日 - レジ袋を辞退すると精算時にその場で2円引きがスタート(現在は一部の店舗は除く)。
    • 12月1日 - 「マックスバリュ古賀店」(福岡県古賀市)に当社では初となるセルフレジを導入。
  • 2009年
    • 4月1日 - レジ・クーポン(カタリナクーポン)を導入。
    • 10月1日 - この日オープンの「マックスバリュ西熊本店」に当社では初となる一般用医薬品販売スペース「ハピコム」を設置。
  • 2010年
    • 4月22日 - 交通系電子マネー「SUGOCA[2]を全店に導入[3]
    • 8月7日 - 「マックスバリュ福岡空港東店」を業態転換し、当社では初となるディスカウントストア「ザ・ビッグ福岡空港東店」を開店。
  • 2011年
    • 7月28日 - 当社では初となる都市型小型スーパーとして「マックスバリュエクスプレス姪浜駅前店」を開店。
    • 12月1日 - 九州地区では2店舗目、熊本県内では初となる都市型小型スーパー「マックスバリュエクスプレス神水店」を開店。
  • 2012年
  • 2013年
    • 6月26日 - 佐賀県内に食品スーパーマーケットを展開している株式会社クリエイトの株式を譲受、子会社化することを発表し、翌月子会社化。
    • 10月17日 - 当社が運営する「ザ・ビッグ」では初の新規店舗となる「ザ・ビッグエクスプレス粕屋店」をオープン。

店舗ブランド

テンプレート:Main2

マックスバリュ・マックスバリュエクスプレス
イオングループが国内及び海外で展開する食品中心のスーパーマーケット。
マックスバリュ九州の自社開発で開店した店舗・イオン九州(旧九州ジャスコ)から営業譲渡を受けた店舗・旧西九州ウエルマート株式会社から引き継いだ店舗・旧壽屋より営業譲渡または旧株式会社ハローから引き継いだ店舗・旧株式会社タイホーから営業譲渡を受けた店舗に分別される。
ザ・ビッグ、ザ・ビッグエクスプレス
イオングループが展開する生鮮食料品と日用雑貨をメインとしたディスカウントストア。
元々はマックスバリュ西日本が展開する独自ブランドだったが、現在は全国に拡大しつつある。
現時点では福岡県にのみ展開しており、粕屋店以外はマックスバリュからの転換店舗である。
マックスバリュくらし館、くらし館
中・小規模の食品スーパー。旧壽屋より営業譲渡または旧株式会社ハローから引き継いだ店舗を小規模改装の上で営業している。
マックスバリュハロー、アーガス
中・小規模の食品スーパー。旧ハローから引き継いだ店舗を小規模改装の上で営業している。
店舗の一例

マックスバリュ九州(核店舗)のショッピングセンター

マックスバリュ九州は2003年の新会社設立(合併)以降、単独での出店に加え、ネイバーフット型オープンモールショッピングセンター(NSC)への出店も行っている。

以下はマックスバリュが核店舗となっている主なNSCである。

イオングループの企業が運営

※印:イオン九州(旧・九州ジャスコ)からの譲渡店舗
◎印:イオンタウン株式会社(旧・ロック開発)が運営
☆印:イオン九州が運営
  • ◎ イオンタウン豊後高田(大分県豊後高田市・マックスバリュ豊後高田店
  • ◎ イオンタウン早岐(長崎県佐世保市・マックスバリュ早岐店)
  • ☆ イオンタウン田主丸ショッピングプラザ(福岡県久留米市田主丸町・マックスバリュ田主丸店
  • ☆ イオンタウン(佐賀県三養基郡基山町・マックスバリュ基山店
  • イオンタウン荒尾(熊本県荒尾市・マックスバリュ荒尾店)
  • イオンタウン西熊本(熊本県熊本市・マックスバリュ西熊本店)
  • ☆ イオン賀来ショッピングセンター(大分県大分市・マックスバリュ賀来店)

イオングループ以外の企業が運営

  • MrMax長崎ショッピングセンター(長崎県長崎市・マックスバリュメルクス長崎店) - SC全体は株式会社ミスターマックスが運営
  • フェニックスガーデンうきのじょう(宮崎県宮崎市・マックスバリュうきのじょう店) - SC全体はダイワロイヤル株式会社(大和ハウス工業のグループ会社)が運営
  • サンロードシティ熊本ショッピングセンター(熊本県熊本市・マックスバリュサンロードシティ熊本店) - SC全体は藤田株式会社が運営
  • 熊本ショッピングセンター[5](熊本県熊本市・マックスバリュ田崎店) - SC全体は片倉工業株式会社が運営
  • MrMax山鹿ショッピングセンター(熊本県山鹿市・マックスバリュ山鹿店) - SC全体は株式会社ミスターマックスが運営
  • メリーランド武雄(佐賀県武雄市・マックスバリュ武雄店) - SC全体は有限会社武雄ボウリングセンターが運営
  • 都城ショッピングセンター(宮崎県都城市・マックスバリュ都城店)
  • MrMax八幡西ショッピングセンター(福岡県北九州市・マックスバリュ真名子店) - SC全体は株式会社ミスターマックスが運営
  • OPSIA misumi(鹿児島県鹿児島市・マックスバリュオプシアミスミ店) - SC全体は株式会社Misumiが運営
  • クロスモール清武(宮崎県宮崎市・マックスバリュ清武店)
  • MrMax本城ショッピングセンター(福岡県北九州市・マックスバリュ本城店) - SC全体は株式会社ミスターマックスが運営
  • 新入パワータウン(福岡県直方市・マックスバリュ直方新入店)

買物袋持参運動

マックスバリュ九州店舗では、2008年10月31日をもってレジ袋辞退者に配布していたイオングループの買物袋スタンプカードの発行と押印を終了し、11月1日より代替として1回の精算ごとにその場で2円引きを実施している(2円引きはレジ袋有料化へ変更になった店舗は除く)。

なお、20個たまったスタンプカード、または途中までしか押印されていないスタンプカードは、3枚(スタンプ60個分)でマイバッグ携帯用、5枚(スタンプ100個分)でマイバッグレジカゴ用と交換できる(マイバッグに関しては有効期限はなく当分の間交換できる)。その他、途中までしか押印されていないスタンプカードの場合、九州地区以外のイオングループ(スタンプカード取扱い店舗)で引き続き利用可能である(沖縄県を含む九州地区のイオングループ店舗では全店でスタンプカードの取扱いを終了している)。

事件

2013年8月22日、「マックスバリュ大在店」(大分市)の来店客が、アイスクリームの入った冷凍ショーケースに入り別の来店客が写真を撮影、その後、「これが流行りのゆずあずきばーダイブ」とのコメントをつけてTwitterに投稿していたことがわかった[6]。このショーケースはその後消毒、アイスケースに陳列されていた商品も全部撤去され、このショーケースで問題が発覚した同日午前1時半ごろから消毒が行われた同午後4時ごろまでにこのショーケースで販売されていた「江崎グリコ・みるたま」と「井村屋・あずきバー」の購入者に対し、希望者に返金を行う処置をとった。[7]

POSシステム

テンプレート:Notice テンプレート:出典の明記

脚注・出典

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:イオングループテンプレート:Asbox
  1. 1.0 1.1 テンプレート:PDFlink - イオン株式会社・マックスバリュ九州2社連名によるリリース(配信元:マックスバリュ九州) 2012年11月19日
  2. Suicanimocaはやかけんも利用可能。
  3. JR九州のSUGOCA(スゴカ)九州エリアのイオンで利用可能に データマックス 2010年3月30日
  4. テンプレート:PDFlink - マックスバリュ九州ニュースリリース 2012年1月18日
  5. 熊本ショッピングセンター - 片倉工業株式会社 2012年2月6日閲覧
  6. また客がスーパーのアイスケースに マックスバリュ九州が商品撤去・返金へ(ITメディア2013年8月22日 同8月24日閲覧)
  7. マックスバリュ大在店で発生した不適切な行為に関してのお詫びとお知らせ(マックスバリュ九州2013年8月22日 同8月24日閲覧)・マックスバリュ大在店で発生した不適切な行為に関しての追加のお知らせ(マックスバリュ九州2013年8月23日 閲覧日同上)