ベイビーフェイス (ミュージシャン)

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テンプレート:Infobox Musician ベイビーフェイス (Babyface、本名:ケネス・ブライアン・エドモンズ (Kenneth Brian Edmonds)、1958年4月10日 - ) は、アメリカR&B歌手、作曲家音楽プロデューサーインディアナポリス出身。

来歴

1970年代から1980年代半ばにかけては、マンチャイルドザ・ディールなどのバンドメンバーとして活動していた。ザ・ディールにおいては自身のボーカルによるヒット曲も生んでいる。

ザ・ディールで活動を共にしたアントニオ"L.A."リード(現Island/Def Jam Music Group会長)と共同で音楽プロデューサーとして1980年代中盤から活動を開始、ウィスパーズペブルズなどのヒット曲で頭角を現し、その後、ボビー・ブラウンホイットニー・ヒューストンBoyz II MenTLCトニ・ブラクストンセリーヌ・ディオンマライア・キャリーエリック・クラプトンマドンナジェイ・Z、Foxy Brownなどの楽曲のプロデュースでヒット曲を連発した。特に、Boyz II Menに提供した"End Of The Road"はビルボードシングルチャートで連続13週、"I'll Make Love To You"は同連続14週もの間No.1を記録するメガヒットとなり、プロデューサー・ベイビーフェイスの名を不動のものとした。グラミー賞において、作曲家・プロデューサーとして、ベストR&Bソング、ベストプロデューサー、レコード・オブ・ザ・イヤーなどを幾度も受賞している。

ベイビーフェイス自身も80年代後半からソロシンガーとして活動しているが、評価は今ひとつで、プロデュース業に比べると大きな成功は手にしていない。

芸名は、ザ・ディール時代にブーツィー・コリンズから「童顔」(Babyface)と呼ばれたことに由来する。

妻トレーシーとは共にレーベル設立や映画製作を行ってきたが、2005年10月に離婚。13年間の結婚生活であった。

ベイビーフェイスの兄弟の二人はL.A.リードの従兄弟と共にアフター7として活動していた。その内のひとりであるケヴォン・エドモンズはアフター7解散後ソロシンガーとして活動している。それらの活動のいずれにもベイビーフェイスが楽曲提供やプロデュースで関与している。

主に、シンガーとしてのほかに、ピアノ・キーボード、ギター全般、プログラミングを一人でこなし、作詞、作曲、編曲、プロデュースも一人でこなすマルチプレイヤーである。曲によっては共作も多く行う。

作風

1980年代から1990年代初頭にかけては、活動を共にしていたL.A.リード(彼はザ・ディールにおいてはドラマーであった)の影響もあり、リズムとビートを強調したダンスナンバーか、コンテンポラリー色の強い都会的なラブバラードが中心だったが、1990年代中頃にL.A.リードとのコンビ活動を解消すると、1993年の自演曲"When Can I See You"や、1996年のエリック・クラプトンに対するプロデュース曲"Change The World"に代表されるような、アコースティックでフォーキーなミディアム/スロー中心というスタイルに傾いていった。それでもプロデュースで提供する曲は、現在に至るまでも幅広く、アップからミディアム、スロージャムまで幅広くこなす。 マドンナの最大のヒット曲「Take A Bow」では東アジア・テイスト、Chrisette MicheleBest of Meではボサノヴァ・テイストと、R&Bのカテゴリーに収まらない曲調でも才能を発揮している。 自身のパフォーマンスする楽曲に関しては、スロージャムの割合が多い。近年は自身のシンガーとしての活動に重点をおいている。

ディスコグラフィー

  • 1986年:Lovers
  • 1989年:Tender Lover
  • 1991年:A Closer Look (リミックス集)
  • 1993年:For the Cool in You
  • 1996年:The Day
  • 1997年:Babyface MTV Unplugged NYC (ライブ)
  • 1998年:Christmas with Babyface
  • 2000年:A Collection Of His Gratest Hits (ベスト)
  • 2001年:Face 2 Face
  • 2004年:A Love Story (未発売)
  • 2005年:Grown and Sexy
  • 2007年:Playlist

日本公演

12月7日 北海道厚生年金会館、10日 東京ベイN.K.ホール、12日 神戸国際会館、13日 愛知厚生年金会館
10月22日,23日 グランキューブ大阪、25日 SHIBUYA-AX、26日 日本武道館、27日 Zepp Tokyo、29日 東京国際フォーラムホールA、30日 名古屋センチュリーホール、31日,11月2日 Zepp Fukuoka
10月15日,16日,18日,19日,20日 Billboard Live TOKYO

外部リンク