マツダ・プレマシー

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プレマシー(PREMACY)は、マツダが製造・販売するミニバンである。日本国外での市場では初代はプレマシーとして販売されたが、2代目以降は「マツダ5」(MAZDA 5)として販売される。また、2代目ベースの車両が台湾・福特六和(台湾フォード)で「フォードi-MAX」として2012年1月現在においても発売されている。

本項ではフォードブランドで販売されたイクシオンについても述べる。

初代 CP系(1999年-2005年)

テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 ファミリアをベースにした5ナンバーサイズのコンパクトミニバンとして発売される。プラットフォームマツダ・CPプラットフォームが採用されていた。乗車定員は5人乗りと7人乗りで後席ドアには前ヒンジ式のドアを採用する。3列目シートは着脱式で、3列目シートの装備をなくした物が5人乗りモデルとして販売された。

エンジンは排気量1800ccのガソリンエンジンを搭載。トランスミッションは全車4速コラムシフトATパーキングブレーキは足踏み式で、駆動方式はFFまたは4WDになる。

2002年頃まで、フォード店向けにフォード・イクシオンとしてOEM供給していた。

年表

  • 1999年3月9日 - ジュネーブ・モーターショーで初公開[1]
  • 1999年4月26日 - 発表・発売開始[2][3]
  • 2000年5月22日 - 「スポーツパッケージ」2WD車をベースに、エアロパーツ、16インチタイヤ&アルミホイール、ホワイトメーターパネル、運転席大型アームレストを装備しつつ、一部装備を非装着にした事でお買い得価格に設定した特別限定車「ブリーザ」発売(限定1,600台)[4]
  • 2000年9月5日 - 一部改良[5]
    標準車以外の全グレードに運転席大型アームレストとカラープロテクションモールを追加。また、「スポーツパッケージ」には特別限定車「ブリーザ」に装備されていたエアロパーツ、16インチタイヤ&アルミホイール、ホワイトメーターパネルを追加し、スポーティさを向上。また、ベージュの内装と木目調パネル、15インチタイヤ&アルミホイール(4WD車は14インチタイヤ)、フロントフォグランプを装備した上級グレード「Lパッケージ」を追加した。
  • 2000年9月27日 - 「Lパッケージ」2WD車をベースに、マツダテレマティックス対応DVDカーナビや光輝タイプのアルミホイール、ホワイトメーターパネル、6スピーカー等を装備し、寒冷地仕様とした特別限定車「@NAVI(アットナビ)」を発売(限定2,000台)[6]
  • 2000年12月19日 - 特別限定車「アストラル」シリーズを発売[7]
    「Gパッケージ」2WD車をベースに基本機能を充実させた「アストラル」、「Lパッケージ」2WD車をベースにブライトアルミホイールやブライトドアミラーなどを装備し内外装の質感を高めたエレガント仕様「アストラルエレガント」、「スポーツパッケージ」2WD車をベースに撥水フロントガラス&ドアミラー等を追加装備した若々しいスポーティ仕様の「アストラルスポーティ」の3種類。これら3仕様とも同一価格に設定した(限定5,350台)。
  • 2001年1月18日 - 3列目シートを外して車椅子ごと乗車できる超低床車椅子送迎車「プレマシーi(アイ)」を発売[8]
  • 2001年7月4日 - マイナーチェンジ[9]
    新たに2.0L DOHCエンジンを搭載した新グレード「SPORT(スポルト)」を追加。既存グレードは外観や内装を変更、ボディ剛性の向上、換気に便利なクイックリフレッシュ機能付運転席パワーウィンドウやISO-FIX対応チャイルドシート固定機構(「C」を除く)の追加など、安全性や快適性が向上された。なお、グレード体系も見直され、標準車は「C」となり、2WD車のみの設定に、「Gパッケージ」と「Lパッケージ」は「G」と「L」に改名。「スポーツパッケージ」は新グレード「SPORT」の設定に伴い廃止された。
  • 2001年10月15日 - 「1.8G(5人乗り)」をベースに、SUVテイストの専用外装とディスチャージヘッドランプ、大型フォグランプ、リアフォグランプ等を装備した限定車「フィールドブレイク」を発売(限定2,000台)[10]
  • 2001年12月20日 - 「G」をベースに、「SPORT」で好評のエアロパーツや16インチアルミホイール、専用シート地を装備。さらに、エンジンを2.0Lに大型化し動力性能を向上しながらも、ベース車からの上乗せ分を小さくし、お求めやすい価格に設定した限定車「G-スポーツ」を発売(限定1,800台)[11]
  • 2002年6月24日 - 2度目のマイナーチェンジ[12]
    3列目シートをフラット格納式に変更し機能性を向上するとともに、1.8L車の燃費性能向上。また、2.0L車の「SPORT」はディスチャージヘッドランプや本革巻3本スポークステアリング、17インチアルミホイールを追加やサスペンションのチューニングでスポーティな走りをもたせた。また、木目調パネルと明るめの内装をもたせた上質グレード「L」に2.0L車を追加(同時に「L」の1.8L・2WD車は廃止)。「1.8 Gスポーツパッケージ」は「2.0 SPORT」と同一の装備が追加され、よりスポーティーになった。また、「SPORT」専用ボディカラーの「スターリーブルー」を「1.8 C」を除く全グレードへ、「クラシックレッド」の全グレードへの拡大設定などボディカラーや内装色のバリエーションを増やした。なお、5人乗り(2列)仕様は「C」のみとなった。
  • 2002年11月7日 - 「1.8 G」と「2.0 SPORT」をベースに、ディスチャージヘッドランプ、エアロパーツ等を採用した特別限定車「1.8 SPORT-G」、「2.0 SPORT-S」を発売(限定4,000台、2003年3月末までの期間限定)[13]
  • 2003年5月 - 仕様変更。1.8L・2WD車が「超-低排出ガス認定(☆☆☆)」を取得。
  • 2003年7月15日 - 「2.0 SPORT」をベースにCDデッキの装備と一部装備の省略化で15万円引き下げた「2.0 SPORT-f」、 「1.8 G」をベースにCDデッキとエアロパーツ、ブラック内装、ホワイトメーターなどを装備しながらも価格を据え置いた「1.8 SPORT-f」、5人乗りの「1.8 C」をベースに、オートエアコン、CDデッキ、撥水ドアミラー&ドアガラスなどを装備し、機能を充実させながらも価格を据え置いた「1.8 G-f」の3つの限定車を発売(限定2,700台)[14]
  • 2004年4月 - 仕様変更。

2代目 CR系(2005年-2010年)

テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 コンセプトは「6+One」。アクセラのプラットフォームを流用し全幅が広くなり従来の5ナンバーサイズからアクセラと同じように2代目からは3ナンバーサイズになった。

搭載されるエンジンは従来から大型化され、2.0Lと2.3LのMZRエンジン(ガソリンエンジン)とし、トランスミッションはスポーツモード内蔵インパネシフト4速AT、パーキングブレーキはMPVと同じレバー式となった。ヨーロッパ仕様車はMTディーゼルエンジンもラインナップされる。環境性能が向上され、全車「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得すると共に、2.0L車は「平成22年度燃費基準+5%」を達成した。

後席ドアには両側スライドドアが採用される。2列目の中央座席は収納が可能となっている。ラインナップは「20F」、「20C」、「20S」、「23S」の4グレード体制とした。

年表

  • 2004年3月2日 - ジュネーヴ・モーターショーで「MX-FLEXA(エムエックス-フレクサ)」の名で公開された[15]
  • 2004年11月2日 - 東京モーターショーに出品[16]
  • 2004年12月21日 - マツダ宇品第2工場(広島市南区)にて第1号車がラインオフ[17]
  • 2005年2月7日 - フルモデルチェンジ[18]
  • 2005年6月13日 - 「20C」をベースに、「20S/23S」で好評のスポーティ外装を採用し、専用色の「カーディナルレッドマイカ」を設定した特別仕様車「20C Limited」を発売。また、追加費用なしで2DINオーディオ対応パネルを装備したオーディオレス仕様に設定できるほか、電動両側スライドドアとアドバンスドキーレスエントリー&スタートシステムのセットオプション、ボイスコントロールDVDナビゲーションシステム+6スピーカーのセットオプションを設定した[19]
  • 2005年8月1日 - 4WD車を追加(2.0L車のみ)[20]
    アクティブ・トルク・コントロール・カップリング4WDシステムを採用し、雪道でも安心な操作安定性を実現した。また、フロントワイパーデアイザー(氷結防止機構)とヒーテッドドアミラーを追加装備した。なお、同年6月に発売された「20C Limited」にも4WD車を追加した。
  • 2005年12月22日 - 「20C」をベースに、スポーティグリル一体型フロントエアロバンパーを追加し、オーディオレス仕様に設計した新グレード「20CS」を追加[21]
  • 2006年1月26日 - 「20S」をベースにメッキパーツを多用したフロントエアロバンパー・グリルやリアエアダムスカート等を採用しスポーティ感を向上した特別仕様車「ブライトスタイリッシュ」を発売[22]
    この特別仕様車は「東京オートサロン2005」に参考出品した「ブライトスタイリッシュコンセプト」を市販化したもので、発売に先駆けて、2006年の東京オートサロンに出品した。
  • 2006年4月24日 - 国土交通省と自動車事故対策機構が実施した2005年度自動車アセスメントの結果、衝突安全性能総合評価で最高ランクとなる6スターを運転席・助手席の両席について獲得。さらに、欧州で実施されている自動車衝突安全テスト・ユーロNCAPでも、成人乗員保護性能で最高ランクの5スターを獲得しており、ミニバンとしては初の日本と欧州での最高ランク獲得となった[23]
  • 2007年1月30日 - 一部改良[24]
    2.0L・2WD車にガソリン直噴エンジン「DISI」+5速AT車を新設定。また、「20S」の2WD・DISI+5速AT車をベースに、ガンメタ塗装17インチアルミホイール、フロントフォグランプ、ステアリングシフトスイッチなどスポーティーな装備を加えた新グレード「20Z」を追加。既存グレードにもボディカラーの追加や装備の一部が変更された。一部変更に伴い、「20C」は廃止。
  • 2007年9月7日 - マイナーチェンジ[25]
    ボンネットとバンパーをワンラインのシルエットでつなげたフロントデザインに変更。インパネはデザインやレイアウトを変更し、ホワイトイルミネーションで視認性を向上させたブラックアウトメーターを装備。エンジンにはS-VT(シーケンシャルバルブタイミング)の採用を拡大しパフォーマンスを向上したほか、5速AT仕様を2WD車全車に拡大し、加速性能も高めた。また、4WD車も「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得した。メーカーオプションにはG-BOOK ALPHA対応HDDナビや駐車支援システムなどが追加された。
  • 2009年7月3日 - 一部改良[26]
    「20Z」はダークグレー塗装の17インチアルミホイールと新デザインの布地を採用した専用シート・ドアトリム素材を採用し、専用色として「ダークプラムマイカ」を設定。また、ピアノブラック調のセンターパネルを採用すると共に、「20F」を除く全てのグレードで燃費計付トリップコンピューターを装備し、オーディオレス用サイド&バックカメラをオプション設定した。ボディカラーは新色に「アルミニウムメタリック」と「ラディアントエボニーマイカ」を追加。グレード体系を整理し、2.3L車を廃止、2.0L・2WD車は燃費性能が高い直噴ガソリンエンジン(DISI)仕様に統一された。また、20Fと20CSの2WD車は装備の見直しにより、車両本体価格を引き下げた。全長4,565mmに変更(全車共通)。
  • 2009年12月15日 - 「20CS」をベースに、上級グレードに装備されているメッキのインナードアハンドルとシルバーのフロントパワーウィンドウスイッチパネルを特別装備しながら、ベース車よりも87,000円引き下げた特別仕様車「20CS Smart Edition」を発売[27]

ハイドロジェンREハイブリッド

テンプレート:節stub RX-8同様水素ロータリーエンジンを搭載。エンジンは発電機に徹し、実際の動力源はモーターが担うシリーズ式ハイブリッド機構を採用。3列目の座席があった部分に水素タンクを設置しているため乗車定員は5人。2009年3月5日に国土交通大臣の認定を取得し、3月29日に完成車メーカーとしては世界で初めてリース販売を開始。第一号車は同年5月26日に岩谷産業に納車した。

3代目 CW系(2010年-)

テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 モーターショー等でのコンセプトカーに採用されていた「NAGARE(流れ)」造形を量産車では初めて本格採用。躍動感とエレガントな雰囲気を兼ね備えるデザインとなった。Cd値0.30の優れた空力性能があり、高速走行時での燃費性能や静寂性を向上した。

「20S」と「20E」の2WD車にはアイドリングストップ機構「i-stop」を搭載し、燃費を向上。安全性能も強化されており、ブレーキオーバーライドシステムを全車標準装備するとともに「20S」と「20E」の2WD車にはDSC(横滑り防止装置)も装備された。シートの肉厚さを向上させ、乗り心地の向上を図った。ただし、アクセサリーのナビゲーションに関しては3代目では廃止となり、ショップオプション(アルパインパイオニア等)のみの対応となった。

また、日本国内でのマツダ車(ボンゴタイタンを除く)は従来、バックドアの左側に「MAZDA」ロゴのエンブレム、右側に車名ロゴのエンブレムが装着されていたが、3代目プレマシーに関しては「MAZDA」ロゴのエンブレムがなくなり、2代目までは右側にあった「PREMACY」ロゴのエンブレムが左側に変更されている[28]。なお、コスト抑制のため、フロントガラスとサイドドアのガラス(計9枚)は先代からの流用である。

年表

  • 2010年3月2日 - ジュネーブショー2010にて3代目の「マツダ5」を世界初披露[29]
  • 2010年5月13日 - 広島本社地区宇品第2工場で生産を開始し、販売店を通じた予約受注を開始。同時に日本国内での発売日が正式発表された[30]
  • 2010年7月1日 - フルモデルチェンジ[31][32]
  • 2010年8月5日 - 4WD車を追加発売[33]
    エンジンは力強く且つ扱い易い動力性能を備える2.0L・LF-VE型を搭載すると共に、4WD機構は路面状態に応じて前後輪の駆動力配分をその都度自動変更することで優れた走行性能を発揮。4WD切替スイッチを備えており、前輪駆動四輪駆動を選択可能。また、ヒーテッド・ドアミラーを装備した。
  • 2010年12月15日 - 廉価グレードの「20CS」をベースに、195/65R15 91Hタイヤ&15インチアルミホイール、サイドアンダースポイラー、リアルーフスポイラーを装備しながらも求めやすい価格設定にした特別仕様車「20CS Aero Style」並びに、「20CS Aero Style」の特別装備に加え、ディスチャージヘッドランプ、オートライトシステム、レインセンサーワイパー(フロント)、助手席側電動スライドドア&スライドドアイージークロージャーといった実用性の高い装備品やシルバーベゼルのステアリング本革巻とシフトノブ本革巻を装備した特別仕様車「20CS Aero Style Touring Selection」を発売。なお、「20CS Aero Style Touring Selection」ではアドバンストキーレスエントリー(アンサーバック機構付・リアゲート連動)&スタートシステム&アドバンストキー×2&イモビライザーがメーカーオプションとして用意される[34]
  • 2011年6月15日 - 日産自動車ラフェスタ ハイウェイスターとしてOEM供給を開始[35]
    それに先駆け、1月28日のマツダ・日産の共同プレスリリースで、5月より日産自動車に日本市場向けにOEM供給する予定と発表[36]。2011年4月21日の日産のプレスリリースで、日産版の車名発表および6月からの発売予定が明らかになった[37]
    なおマツダでは本形式がコンパクトミニバンと位置づけているのに対し、日産では下位にコンパクトステーションワゴンに当たるウイングロードがあるため、ワゴンに類似する「ラフェスタ ハイウェイスター」がミドルサイズミニバンに位置づけられるという現象が起きている。
  • 2011年11月29日 - 「i-Stop」を標準装備した「20S」の2WD車をベースに、ピアノブラック&シルバー仕様のインストルメントセンターパネル、ブラック+テラコッタパイピング&ダークグレーステッチ仕様のハーフレザーシート、高輝度塗装の17インチアルミホイール、ブリリアントブラックのグリルガーニッシュ、LEDドアミラーウインカー、クロームメッキのアウタードアハンドル、マフラーカッターを装備し、上質且つスポーティーな内外装とした特別仕様車「20S Prestige Style(プレステージスタイル)」を発売。ボディカラーは専用色の「ラディアントエボニーマイカ」を含む4色を設定した[38]
  • 2012年4月3日 - 一部改良[39]
    「20E」・「20S」の2WD車にサイド&カーテンエアバッグを新たに標準装備し、「20E」の2WD車にはさらに本革巻ステアリング&シフトノブも標準装備。特別仕様車の「20S プレステージスタイル」にもサイド&カーテンエアバッグを新たに標準装備し、同時に「20S プレステージスタイルII」に改名。特別仕様車「20CS エアロスタイル」は「20CS エアロ」に改名し、カタロググレードに昇格した。
  • 2013年1月24日 - マイナーチェンジ[40]
    2WDの「i-stop」搭載車において、新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を同社製ミニバンで初めて導入。エンジンは前期型のLF-VDS型から2代目・後期型アクセラに採用されている「SKYACTIV-G 2.0(PE-VPS型)」に、トランスミッションも5速ATから6速AT「SKYACTIV-DRIVE(スカイアクティブ ドライブ)」にそれぞれ置換。さらに、新開発の15インチタイヤを採用したことで燃費を向上し、「20C-SKYACTIV」と「20S-SKYACTIV」は「平成27年度燃費基準+10%」を達成した。併せて、「SKYACTIV」搭載車では「インテリジェント・ドライブ・マスター」と「マルチインフォメーションディスプレイ」を備えた専用メーターも採用している(「SKYACTIV」搭載車は車両型式がCWFFW型となる)。
    この他、シート表皮や本革巻シフトノブの形状を変更、ラゲッジルーム床下のアンダートランクの深さを200mmに変更したことで容量を拡大し、シートバックポケットを運転席にも標準装備。さらに、「20S-SKYACTIV」にはピアノブラックとシルバーで加飾したオーディオパネルを採用し[41]、自動防眩ルームミラー、クルーズコントロール、ステアリングシフトスイッチ、6スピーカーをひとまとめにしたセットオプション「クルージングパッケージ」を新たに設定。「20CS」を除く全グレードには助手席側電動スライドドアも標準装備した。ボディカラーの入替も行い、カッパーレッドマイカ、ブリリアントブラック、メトロポリタングレーマイカと入れ替えで、ジールレッドマイカ、ジェットブラックマイカ、メテオグレーマイカの3色を追加。さらに、特別仕様車「20S プレステージスタイルII」の専用色だった「ラディアントエボニーマイカ」が全グレードで設定できるようになった。
    グレード体系も一部変更となり、「20CSエアロ」・「20E」を廃止する代わりに、「20C-SKYACTIV」・「20C(4WD車)」を追加。さらに、ピアノブラックとシルバーで加飾したエアコンパネルを採用し、高輝度塗装の17インチアルミホイールと助手席側電動スライドドアを標準装備した「20S-SKYACTIV Lパッケージ」を新設した。
  • 2013年12月16日 - 「20S-SKYACTIV」をベースに、LEDドアミラーウィンカー付ワンタッチ電動格納式リモコン式カラードドアミラーはシルバーの高輝度塗装、グリルガーニッシュはブリリアントブラック、アウタードアハンドルはクロームメッキ、シートはサンドベージュ&ブラック(ステッチ付)、ステアリングベゼル・オーディオパネル・エアコンスイッチパネルはグロッシーダークグレー(オーディオパネルはシルバーとのコンビ仕様)をそれぞれ採用し、マフラーカッターと高輝度塗装17インチアルミホイールを装備した特別仕様車「20S-SKYACTIV CELEBLE(セレーブル)」を発売。ボディカラーはインテリアカラーとの調和を重視し、新色で本仕様車専用色の「ディープクリスタルブルーマイカ(3代目アクセラ採用色)」を含む4色を設定した。併せて、既存グレードも一部改良を行い、ボディカラーは「20CS」を除く全グレードに設定されていた「クリアウォーターブルーメタリック」、「ストーミーブルーマイカ」を廃止する替わりに、「チタニウムフラッシュマイカ」を追加するとともに、4WD車の「20S」には前述の「20S-SKYACTIV CELEBLE」の特別装備内容のうち、シートカラーとグロッシーダークグレーのインテリアパーツをひとまとめにした「セレーブルインテリア」をメーカーオプションとして設定し、本オプション設定時には専用色として「ディープクリスタルブルーマイカ」を設定できるようにした(本オプション設定時、ボディカラーは前述の「20S-SKYACTIV CELEBLE」と同一となる)[42]

車名の由来

「至上」、「至高」を意味する「SUPREMACY」を語源とする。

フォード・イクシオン

テンプレート:Double image aside プレマシーのフォードブランド版として1999年5月に登場。

年表

  • 1999年5月 - 登場。プレマシーとはグリルやバンパーのデザインが異なる程度。また、リアランプは大人しいものへ改められている。
  • 2001年2月 - 特別仕様車、「スポーツ・アウトフィット」登場。ベース車との差異は15インチブライトアルミホイール、ブライトドアミラーのみとわずか。
  • 2001年12月 - マイナーチェンジが行われ、モールがボディ同色になった他、2列シート仕様が廃止された。
  • 2003年3月 - 日本製フォード車の撤退に伴い、発売中止。

なお、台湾のみ2代目プレマシーベースのフォード車がi-MAXとして現在販売されている。 テンプレート:節stub

注釈

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:Sister

外部リンク

テンプレート:マツダ車種年表 テンプレート:フォード車種年表 テンプレート:自動車

テンプレート:Car-stub
  1. 乗用車の新しい提案、「プレマシー」を欧州で発表 - マツダ 1999年3月9日
  2. 乗用車の新発想、「プレマシー」を発売 - マツダ 1999年4月26日
  3. キャッチフレーズは『7シーターカプセル プレマシー』 - マツダ 1999年4月26日
  4. エアロパーツ装着の限定車「ブリーザ」シリーズ5車種を発売 - マツダ 2000年5月22日
  5. プレマシー、装備の充実や新パッケージの追加により商品力を向上 - マツダ 2000年9月5日
  6. カーナビ標準装備の限定車「@NAVI」シリーズ4車種を発売 - マツダ 2000年9月27日
  7. プレマシー、MPVの選べるお買い得限定車 「アストラル」シリーズを発売 - マツダ 2000年12月19日
  8. マツダ、超低床車椅子送迎車「プレマシーi」を発売 - マツダ 2001年1月18日
  9. プレマシーをビッグチェンジし、2000 DOHCエンジン追加 - マツダ 2001年7月4日
  10. アクティブな限定車「フィールドブレイク」シリーズ4車種を発売 - マツダ 2001年10月15日
  11. プレマシー限定車「G-スポーツ」を発売 - マツダ 2001年12月20日
  12. 「マツダプレマシー」に格納式3列目シートを採用 - マツダ 2002年6月24日
  13. 「マツダ プレマシー」にスポーティな限定車 登場 - マツダ 2002年11月7日
  14. 「マツダプレマシー」にエアロ限定車お買得価格で新登場 - マツダ 2003年7月15日
  15. 第74回ジュネーブモーターショーにコンセプトモデル「MX-フレクサ」を出品 - マツダ 2004年2月9日
  16. 家族全員で楽しさ、快適さを分かち合えるミニバン 「新型プレマシー」を東京モーターショーに出品 - マツダ 2004年10月14日
  17. マツダ(株)、新型プレマシーの第1号車をラインオフ - マツダ 2004年12月21日
  18. Zoom-Zoomを注入した革新的な新型ミニバン「マツダプレマシー」を発表 - マツダ 2005年2月7日
  19. マツダプレマシーの特別仕様車「20C Limited」を発売 - マツダ 2005年6月13日
  20. 「マツダプレマシー」に4WDモデルを追加 - マツダ 2005年8月1日
  21. 「マツダプレマシー」に新機種「20CS」を追加 - マツダ 2005年12月22日
  22. マツダプレマシーの特別仕様車「ブライトスタイリッシュ」を発売 - マツダ 2006年1月12日
  23. 「プレマシー」が日本と欧州の衝突安全性能評価で最高ランクを獲得 - マツダ 2006年4月24日
  24. 「マツダプレマシー」を一部改良して発売 - マツダ 2007年1月30日
  25. 「マツダプレマシー」をマイナーチェンジして発売 - マツダ 2007年9月7日
  26. 「マツダプレマシー」を一部改良 - マツダ 2009年7月3日
  27. 「マツダ プレマシー」の特別仕様車を発売 - マツダ 2009年12月15日
  28. なお、この3代目プレマシーを皮切りに、CX-5フレアワゴンフレア、3代目アテンザキャロル、3代目アクセラフレアクロスオーバーも同様に「MAZDA」ロゴエンブレムを装着していない
  29. マツダ、ジュネーブショーに新型『Mazda5』を出品 - 2010年1月20日
  30. 新型「マツダ プレマシー」の予約受注を開始 - マツダ ニュースリリース 2010年5月13日
  31. 新車試乗記 第607回 マツダ プレマシー 20S (i-stop)MOTOR DAYS 2010年8月28日(2012年10月25日 閲覧)
  32. 新型「マツダ プレマシー」を発売 - 2010年7月1日
  33. 新型「マツダ プレマシー」の4WD車を発売 - マツダ 2010年8月5日
  34. 特別仕様車「マツダ プレマシー 20CS Aero Style」を発売 - マツダ 2010年12月15日
  35. asahi.com(朝日新聞社):日産、新型ラフェスタハイウェイスターを発表 - 愛車
  36. テンプレート:PDFlink - 日産自動車・マツダ共同プレスリリース 2011年1月28日
  37. 日産|日産自動車、新型「ラフェスタ ハイウェイスター」をホームページで公開
  38. 特別仕様車「マツダ プレマシー 20S Prestige Style」を発売 - マツダ 2011年11月29日
  39. 「マツダ デミオ」「マツダ プレマシー」を一部改良、新エコカー減税に適合 - マツダ 2012年4月3日
  40. 「マツダ プレマシー」をマイナーチェンジして発売 - マツダ 2013年1月24日
  41. オーディオパネルの変更は「20S(4WD車)」にも適応
  42. 特別仕様車「マツダ プレマシー 20S-SKYACTIV CELEBLE」発売 - マツダ ニュースリリース 2013年12月26日