プレイガイド

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テンプレート:国際化 プレイガイド とは、映画演劇コンサートスポーツ等、各種興行のチケットの予約、発券業務や案内業務を行う場所のことで、チケットセンターチケットオフィスとも呼ばれる。テンプレート:ウィキプロジェクトリンクプレイガイドは「play」と「guide」を合わせた和製英語であり、英語では「ticket agency」などと呼ばれる。

概要

ファイル:Lawson Loppi.jpg
発券手続きができるオンライン端末の例

興行主催者または興行主催者から委託を受けた者が、主要などのターミナルや郊外型のショッピングセンタースーパーマーケット百貨店など)や興行会場に窓口を設置し、各種イベントの入場券を販売している。

チケットぴあ等の大手プレイガイドは全国的なネットワークを構築しており、地方の中小プレイガイドはこれらのネットワークを利用していることも多い。

最寄のプレイガイドが遠い または 足を運べない利用者のために、電話によるオペレーター応対またはプッシュ回線自動音声による予約や、インターネットパソコン携帯電話のWEBサービス)を使うオンライン予約を行っているところもある。通信販売による場合はチケット代金と別に290円(配達記録郵便)~525円(宅配便)程度の送料が要求される。

昨今はコスト削減の為、オンライン予約による通信販売形式やコンビニエンスストアでの購入、発券サービスが主流になりつつあり、大手プレイガイドではチケットぴあとJTBエンタメチケット以外は直営の窓口を持っていない。

主要なプレイガイド

大手プレイガイド

日本

チケットぴあ
日本で最初に本格的事業を開始。小劇場公演や映画館指定席券からコンサートスポーツ競技などイベント入場券まで幅広く取り扱っており、取扱枚数は不動のトップクラス。ぴあSTATION、チケットぴあSPOTと呼ばれる発券窓口(直営フランチャイズ代理店)をほぼ全国に配置し対面販売に強みがある。
現在でも大型公演の発売日前日には、一番に購入したい者達による徹夜組の列がぴあSTATION/チケットぴあSPOT店舗周辺で見られる。
コンビニはセブンイレブンサークルKサンクス(一部店舗)と提携。
※以前はファミリーマートと提携していたが、2009年にファミリーマートとe+の提携が事実上再開したことを受けて、同社との提携は2010年5月で解消した。
これとは別に劇団四季の座席予約システムの構築もしている。
ローソンチケット
Loppiでの発売を中心に展開。以前はダイエー系列のスーパーのサービスカウンターで対面販売を行っていたが、現在は撤退している。
自社サービスの他に、JCBのプレイガイドサービス「チケットJCB」の業務受託も行っている。以前はアメリカン・エキスプレス会員向けのチケット発券業務も行っていた。
e+(イープラス)
チケットセゾンを実質的に継承する形でクレディセゾン等とソニーグループが折半出資し2000年に事業開始。販売チャネルがインターネットと電話(一部)のみの通信販売専業が特徴。2006年からはチケットぴあに代わりセブン-イレブンでの発券も開始、2009年からはファミリーマートでも発券を開始した(なお2010年6月以後、セブンイレブンはチケットぴあと提携を再開する予定だが、e+との提携も引き続き実施する)。
KDDIと提携し、auチケットau携帯電話利用者向けのプレイガイドサービス)のチケット発券業務も行っている。
CNプレイガイド
ビッグホリデー傘下。am/pmセーブオン(一部店舗)に設置された「CNぷれいBOX」での発券業務の他、近年はインターネット等による通信販売にも力を入れている。また、上記店舗の他JR四国とも提携している他、2006年からはセブン-イレブンでの発券も開始した。
JTBエンタメチケット
JTBグループのプレイガイド。全国のJTB店頭、提携販売店での販売を中心に展開。2009年にチケットぴあのシステムを導入しインターネット販売を開始した。最近では宝塚、巨人戦といったメジャーなチケットも取り扱っている。

日本以外

チケットマスター
世界最大の大手プレイガイド。近年はバリー・ディラーTicketsNowに買収されている。日本では展開されていない。
Ticketsk
オーストラリアで展開されている大手プレイガイド。PBLメディア傘下。

過去に存在した大手プレイガイド

チケットセゾン
SSコミュニケーションズ(現・角川・エス・エス・コミュニケーションズ)が運営。以前セゾングループだったファミリーマート等と提携していた。e+の事業開始に伴い1999年に事業終了。なおe+とファミリーマートとの提携は一度1998年解消の後、2009年に開始しており、事実上11年ぶりの再開となった。
丸井チケットぴあ
旧「丸井チケットガイド」。丸井が単独で運営していたが、その後チケットぴあと事業提携して「丸井チケットぴあ」となる。その後丸井は運営から撤退、ぴあに一本化された(丸井チケットぴあの終了時期は不明)。
ダイエーオレンジチケット
ローソンチケットの前身となる、九州地区を中心に展開していたダイエー系列のプレイガイド。電話予約、及び九州地区のダイエー各店のサービスカウンターにて直接チケットが購入出来た。その後、コンビニエンスストア「ローソン」でもチケット購入が可能となったが、ダイエー本体の業績不振によって、ダイエーの店舗から撤退。コンビニエンスストア「ローソン」だけの展開になったため、新たに「ローソンチケット」となる。

地域的なプレイガイド

アーツナビ
富山県内の催事を専門としており、富山県内で販売中の催事情報がわかりやすい。また、他のインターネットによるチケット販売サイトのようなアーティスト単位での情報整理ではなく、施設単位での整理がされており検索しやすい。
ちけっとぽーと
首都圏を中心とした株式会社エニーが運営するプレイガイド。2009年11月には福岡にも進出した。自社による興業・独占取扱チケットだけでなく、チケットぴあの代理店業務も手がける。文化放送とのつながりも深く、文化放送本社内に店舗を構えている。(浜松町店は2010年1月29日閉店)社長の安西範康がさだまさしの中学時代の同級生であることから、さだとのつながりも深い。
びゅうプラザ
ルミネtheよしもとと、JR東日本が後援している劇団四季公演(主に東京地区)のチケットを独自に発売。

興行主による直販


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