ブロモチモールブルー

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左から酸性、中性、塩基性のブロモチモールブルー溶液

ブロモチモールブルーもしくはブロムチモールブルーブロモチモールスルホンフタレインテンプレート:Lang-en-short, BTB)は、分析化学でよく用いられる酸塩基指示薬(pH指示薬)のひとつで、分子式 C27H28Br2O5S で表される、淡黄色または淡紅色の粉末である。ブロムチモールブルーとも称される。しばしば水溶液BTB溶液と呼ばれる。を検出する指示薬として、ナトリウムの形で市販されている。

性質

分子量は 624.39 g/mol、pKa は 7.10 である。プロトン化および脱プロトン化の形態ととることができ、それに伴い色調が変化する。色の変化は pH < 6.0で黄色、pH > 7.6 で青色であり、その中間では緑色を示す。ただし、非常に強い酸に対しては赤色を、非常に強い塩基に対しては紫色を示す。

酸性 ← (赤) − 黄 − 緑 − 青 − (紫) → 塩基性
ファイル:Bromothymol blue protolysis.svg
pHの変化に伴う分子構造の変化

BTBはには溶けにくいが、エタノールなどのアルコールアルカリ水溶液には溶ける。ベンゼントルエンキシレンなどの非極性溶媒には溶けにくく、石油エーテルにはほとんど溶けない[1]

調合

酸塩基指示薬として用いる場合、N/50 NaOH 8cm3にBTBを0.10g溶解させ、250cm3の水で希釈する。容積測定の指示薬として使うときは、50%(v/v)エタノール100cm3にBTBを0.1g溶解させて調製する[1]

用途

中性付近の弱酸や塩基の検出に用いられる。プールや養殖槽などでカルボン酸の検出などに使われる。

生物学でスライドを染色する際に使用されることもある。この場合、青色の水溶液としてサンプルに1–2滴加え、細胞壁を青色に染める。

植物の光合成呼気の観察のための実験として、中性のブロモチモールブルー溶液にチューブでを吹き込むというものが知られる。呼気に含まれる二酸化炭素溶解することによって炭酸が生じ、溶液は酸性になるため、緑から黄色へと変化する[2][3]

脚注

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関連項目

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外部リンク

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  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite book
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