フランシュ=コンテ地域圏

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フランシュ=コンテ地域圏Franche-Comté)は、フランス東部、スイス国境に位置する地域圏である。

中世ブルゴーニュ伯領にほぼ対応する地域である。ブルゴーニュ伯領は神聖ローマ帝国の領域内にあったが、14世紀末にブルゴーニュ公国に組み入れられた後、16世紀から17世紀にかけてはスペイン・ハプスブルク家が支配した。ブザンソン帝国自由都市だった。17世紀フランスルイ14世の侵略を受け、ネーデルラント継承戦争オランダ侵略戦争を経て、1678年ナイメーヘン条約で最終的にフランスに併合される。

一方、東部のモンベリアルとその周辺地域からなるモンベリアル伯領(14世紀以来ヴュルテンベルク家が支配)は、1793年にフランスに併合された。そのため、モンベリアルなどドイツ国境に近い地域では、隣接するアルザスロレーヌと同様、文化的にドイツの影響を色濃く受け、アルザスほどではないが高地ドイツ語の一派であるアレマン語を話す(話せる)人が多い。

面積は日本の岩手県と、人口は秋田県とそれぞれ同程度である。自動車部品や時計などの精密機械工業が盛んである。

この地方の特産品として、コンテチーズがある。

行政区画

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