ファイナルファンタジーVI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月22日 (金) 12:36時点における103.2.22.214 (トーク)による版 (国家)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Pathnav テンプレート:InfoboxファイナルファンタジーVI』(ファイナルファンタジーシックス、FINAL FANTASY VI、略称:FFVIFF6)はスクウェア(現スクウェア・エニックス)製作・発売の日本RPG作品。ファイナルファンタジーシリーズの本編第6作目に当たる。

概要

日本国内で1994年4月2日スーパーファミコン(以下SFC)向けのソフトとして発売された。1999年3月11日にはPlayStation用の移植版が発売され、コンビニエンスストア販売用の『FFVI』単品のものと、通常の販売ルート向けの『ファイナルファンタジーIV』『ファイナルファンタジーV』『FFVI』をセットにした『ファイナルファンタジーコレクション』の2種類が存在する。ゲームボーイアドバンス(GBA)版『ファイナルファンタジーVI アドバンス』が2006年11月30日に発売され、日本のゲームボーイアドバンス用ソフトおよび、日本でのゲームボーイシリーズとしては最後のリリースタイトルとなった。 スーパーファミコン版が2011年3月15日にWiiバーチャルコンソールで、2013年6月26日にWii Uのバーチャルコンソールで配信され、2011年4月20日にPlayStation版がPS3PSPゲームアーカイブスで配信が開始されている。2014年1月16日よりAndroid版が、同年2月6日にはiOS(iPhone/iPod touch/iPad)版が配信された。

SFC用にリリースされたファイナルファンタジーシリーズとしては最後のタイトル。24メガビットROMカセットを採用しており、当時としては大容量である。

また、過去のシリーズでは戦闘手段のひとつでしかなかった「魔法」の概念をストーリーの中心に持ち込んでいる。この手法は後のファイナルファンタジーシリーズにも引き継がれている。

タイトルロゴには魔導アーマーに乗ったティナが描かれている。

本作で初登場する剣「アルテマウェポン」は後に色々なファイナルファンタジーシリーズの作品やキングダムハーツシリーズの作品で登場し、ほとんどの作品で最強の魔物という位置にある。

システム

フィールド、メニュー、戦闘などの基本的形式は従来のファイナルファンタジーシリーズを引き継いでおり、グラフィック自体の向上以外、大幅な変更は見られないが、以下の様な変化がある。

パーティ

行動を共にできるパーティの数は4人。本作では『ファイナルファンタジーII』(以下『FFII』)『ファイナルファンタジーIV』(以下『FFIV』)同様に4人以上のプレイヤーキャラクターが登場するが、これまでのシリーズと違い本作は「特定の主人公を擁さない群像劇」として描かれている。前半では各登場人物ごとにそれぞれ並行してストーリーが展開され、後半ではその登場人物が一堂に会し、最大4人のパーティに誰を入れてゲームを進めるかを自由に選ぶことができるようになる。システム上、メインキャラクターのうちストーリー途中でゲームから完全に離脱するキャラクターは発生しない。このようなプレイヤーが自由に仲間の入れ替えを可能とするシステムは後のシリーズ作品にも継承されていった。

戦闘時に使用できるコマンドアビリティ、装備できるアイテムはキャラクターごとに固定されているが、後述する習得魔法・魔石ボーナスによってキャラクターを任意に成長させることが可能。

メニュー画面のキャラクターアイコンは天野喜孝のイラストをドット化したもの。

アクセサリ

通常の装備とは別枠でアクセサリが最大2個まで装備可能となった。それぞれのアクセサリには、ステータス値の上昇・特殊能力の付加・戦闘時の特定コマンド変化などの装備効果があり、『ファイナルファンタジーV』(以下『FFV』)のアビリティシステムに近い形でキャラクターのカスタマイズが行える。

魔石

本作では魔法の位置づけが大きく変わり、システムもそれに対応した物となっている。一部のキャラクターは初期状態で魔法が使用可能だが、基本的にはストーリー中で手に入れた魔石を装備して戦闘を繰り返すことにより習得する。また、魔石を装備することで各キャラクターは戦闘中に1度だけ幻獣を召喚可能となる。

一部の魔石は装備した状態でレベルを上げるとステータスが上がる効果(魔石ボーナス)を併せ持つ。そうした効果を持つ魔石を装備しない限り(HP・MPを除いて)キャラクター自身のステータスはレベルが上がっても変化しない。

戦闘システム

前々作『FFIV』からあるアクティブタイムバトルシステム(ATB)も健在。そして今作からゲージが満タン(コマンド待ち)の状態で、他のキャラクターにコマンドの順番を廻すことができるようになった。

また今作では、「サイドアタック」や「挟み撃ち」と呼ばれる、一方の側が他方を包囲する形で戦闘に突入する状況が追加されている。「サイドアタック」は敵が、「挟み撃ち」は味方がそれぞれ包囲される側である。挟まれた側は背を向けた状態で通常攻撃を受けるとダメージが倍になる、挟む側は魔法などを味方全体にかけた場合の効果が片側の味方のみに限られるなどの特徴がある(ただし、全体に波及するものもある)。このシステムは次作『ファイナルファンタジーVII』にも引き継がれている。ただし、先制攻撃・サイドアタック時は隊列の後ろからターンが廻る(ゲージは全員満タン)、敵側の前後衛の設定がない、などは前後の作品では本作のみの仕様である。

状態異常については、従来の状態異常から「蛙」「小人」が無くなり、代わりに本作独自の「カッパ」が追加された。魔法は「カッパー」以外使えず、能力も低下するというものだが、この状態で真価を発揮する武器防具がある。その他、行動できなくなるが炎属性魔法で回復する「氷漬け」、物理攻撃を100%回避する「透明」が追加。また、「スリップ」のHPの減り方が「毒」の場合のそれと変わらなくなった。

戦闘中に全滅した場合は、従来のシリーズでは基本的にその場でゲームオーバーとなりタイトル画面に戻されるが、本作では最後にセーブした場所(正確にはセーブ画面を開いた場所)に戻される仕様になっている。その際にストーリー進行・アイテム・所持金などはセーブ時点のものに戻されるが、経験値とそれに伴うレベルだけは全滅した時点のままになる。魔石ボーナスもセーブ時点に戻る。

戦闘終了後にアイテムを獲得した場合、これまでのシリーズ作品では入手の可否を選択できた[1]が、今作からは必ずアイテムを持っていく仕様になっている。

超必殺技

キャラクターが「ひんし(瀕死)」状態(HPが少なくなり、キャラクターがしゃがんでいる状態。ただし、ステータス異常によりしゃがんでいる場合は除く)のときに「たたかう」コマンドを選択すると1/16の確率で「超必殺技」が発動する。これらの技は相手の防御・魔法防御力を無視する攻撃のため起死回生も狙える。ただし、ストラゴスとリルムのみダメージ技ではなく即死攻撃となっている。また、「たたかう」コマンドの無いガウと、常にバーサク状態のウーマロには無い。

本作では特に名前の付けられていない隠し要素のようなシステムだが、後の作品では『ファイナルファンタジーVII』のリミット、『ファイナルファンタジーVIII』の特殊技、『ファイナルファンタジーIX』のトランス、『ファイナルファンタジーX』のオーバードライブ、『ファイナルファンタジーXI』のSPアビリティ、『ファイナルファンタジーXII』のミストナックなど、使用条件が限られている代わりに多大な効果を発揮する「必殺技」のようなシステムが多数登場しており、アクティブタイムバトルやアビリティに並ぶFFシリーズにおける恒例システムとなっている。

ストーリー

1000年前に起きた、魔法の力を巡っての大戦争“魔大戦”。その後世界から魔法の力が消え、人々は機械文明を持って世界を復興させていった。しかし、帝国のガストラ皇帝が幻獣界に潜む幻獣達を発見し、幻獣とその血を引く赤子ティナを拾ったその時から、彼は魔法に代わる新たな力“魔導”を使った世界征服をもくろむようになった。

それから十数年、ナルシェの炭坑に氷漬けの幻獣がいるという情報が入る。ガストラはその情報に信憑性を見いだし、成長し思考を封じられ帝国兵となったティナをその地へ向けて派遣する。

ナルシェに派遣されたティナ達帝国兵は、炭坑の奥で幻獣を発見するが、幻獣を前にした瞬間、強い光とともに意識を失ってしまう。目を覚ますと、ティナは記憶喪失になっていた。ナルシェの追っ手が迫る中、彼女はロックに助けられ、フィガロ城にて介抱される。フィガロ王のエドガーはティナに協力し、反帝国組織・リターナーへ彼女を紹介する。リターナーの本拠地を目指す一行はコルツ山でエドガーの双子の弟・マッシュと遭遇する。リターナーのリーダー・バナンは、ティナの協力を快く受け入れるが、そこに帝国軍が迫っているという情報が入る。ロックはサウスフィガロへ、ティナ、エドガー達はレテ川を下りナルシェへ向かう。

途中でティナ達とはぐれたマッシュは、アサシンのシャドウ、ドマ王国の剣士カイエン、野生児ガウを仲間にし獣ヶ原の近くを流れる海流“蛇の道”を使いナルシェに向かう。また、サウスフィガロにて帝国の将軍・セリスを仲間にしたロックもナルシェに到着する。ナルシェに集結したティナ達一行は幻獣を狙う帝国軍を追い返すことに成功するが、幻獣と向かい合ったティナは姿を変え、どこかへ飛び去ってしまう。

ティナを追う一行は、嘘つき達が巣くうスラム街ゾゾで眠り続けるティナを発見する。彼女を介抱していたラムウに幻獣と魔石の話を聞き、一行は帝国に潜入することを決意する。ロックやセリス達は飛空艇を使うため、所持者のセッツァーにオペラ劇場にて罠を仕掛け、飛空艇を帝国に向かわせる。帝国首都ベクタの魔導工場に潜入した一行は、その奥にある魔導研究所で捕らわれた幻獣達から魔石を託される。そこへケフカが現れ、一行はピンチに立たされるが、セリスが自らの魔法でケフカ達と共に消え、ロック達を救った。

一行がゾゾに戻ると、ティナは魔石マディンと共鳴し、自らの出生の秘密を知る事となる。帝国と戦う決意を新たにしたティナ達は、幻獣の力を借りるべく、幻獣界への扉“封魔壁”の前に訪れるが、突然、封魔壁が開き、仲間の命を奪われ怒れる幻獣達が飛び出してくる。幻獣達の襲来で壊滅的打撃を受けた帝国は、突如リターナーに和解を申し出る。和解のため設けられた会食の席で、幻獣達の捜索を協力して行動することが提案される。

帝国の姿勢に不信感を抱いたエドガー達は帝国に残り、ティナとロックが捜索に向かうことになる。2人は目的地へ向かう船で、捜索に参加するセリス、シャドウと再会する。失われたはずの魔法を使う人達が暮らすサマサの村でストラゴスやリルムと親しくなったロック達は、村の歴史を聞き出し、共に幻獣達が向かった西の山に到着する。幻獣達と遭遇した一行は、幻獣達を説得しサマサに戻り、別行動を取っていたレオとセリスに再会する。そこに突如、ケフカが兵士を連れて現れ、幻獣達を魔石に変えていく。レオはケフカの行動に怒り、単身戦いを挑むが、殺されてしまう。

その頃、ケフカとガストラは幻獣界に着き、魔大陸を浮上させてしまう。行く手を阻む帝国空軍を破り、魔大陸に降りた一行は、単独行動を取っていたシャドウと合流し、その奥でガストラ達と対峙する。しかし、ケフカは三闘神の封印を解いてガストラを殺す。封印を解かれた三闘神の強大な魔力は魔大陸を引き裂き始め、ついには世界がその魔力により切り裂かれてしまう。

1年後、セリスは孤島で目を覚ます。彼女を介抱していたシドの世話をした後、彼女は仲間を探すため世界へ旅立つ。変わり果てた世界をさまよう中、ニケアでエドガーと瓜二つの姿をした盗賊団のボス“ジェフ”を見かける。本人はエドガーなど知らないと否定したが、エドガーとしか思えないと判断したセリスは密かに彼を追跡する。事故で地上に出られなくなっていたフィガロ城にたどり着くと、ジェフは正体を現してエドガーであると認めセリスの仲間になる。フィガロ城を救い、コーリンゲンの酒場でセッツァーを見つけたセリス達は、飛空艇を失くし自暴自棄になっていた彼を説得し、近くにあるダリルの墓へ向かう。かつて飛空艇で速さを競い、事故で帰らぬ人となった友・ダリルの飛空艇“ファルコン”を使い、セリス達は仲間を探し集め、ケフカの棲む“瓦礫の塔”へ最後の決戦を挑む。

登場キャラクター

プレイヤーキャラクター

本作は特定の主人公を擁しない。公式には全てのメインプレイヤーキャラクター(12名、もしくはウーマロとゴゴも加えた14名)が主人公[2]である。ただし、物語の進め方によっては最後まで登場しないキャラクターや、一定の条件で今後登場しなくなるキャラクターも存在し、全員を揃えずにゲームクリアすることも可能。また、物語前半はパーティの入れ替わりが多く、本当の意味で全員が揃うのは物語の終盤になってから。

一方で、『ファイナルファンタジーXIII』の主人公ライトニングに関して、ゲーム雑誌など[3]では「『FFVI』のティナ、『FFX-2』のユウナに次ぐ、3人目の女性主人公」と紹介されている記事もある。また、歴代FFシリーズの主人公が集うクロスオーバー作品『ディシディア ファイナルファンタジー』では、コスモス陣営(主人公側)における『FFVI』からの代表キャラクターとしてティナが登場している。また『シアトリズム ファイナルファンタジー』ではティナとロックが登場している。

ティナ・ブランフォード (Tina Branford)
魔導戦士 (Magic Fighter) 年齢:18歳 身長:160cm 体重:48kg 誕生日:10月18日 血液型:不明
好きなもの:動物 嫌いなもの:人がいっぱいいる場所 趣味:モーグリをふかふかすること 宝物:砕けた魔石のかけら
必殺技:ライオットソード
神秘的な雰囲気を帯びる少女。赤子の頃にガストラ皇帝に拾われ、帝国に操られていた魔導戦士であったが、ナルシェでの氷漬けの幻獣との出会いが彼女の運命を変えていく。操るために自我を押さえ込まれていたため、過去の記憶が欠けている。それでも自分の名前を覚えていたりするなど、完全な記憶喪失になっている訳ではない。その生い立ち故に、魔石を入手する前から「まほう(魔法)」コマンドの使用、及びレベルアップによる一部の魔法の習得が可能である。フィガロ城の攻防戦における魔導アーマーとのバトルでティナに魔法を使用させるとイベントが発生し、物語の世界では特異な存在であることを思わせる描写がある。また彼女が生まれつき魔法の力を持つことは、帝国のみならず他国やリターナーの間でも有名だった。人間の感情を抑えられて育ったため、愛情というものを知らない(理解できない)。ただし本人はそのことに違和感を覚えているらしく、序盤から苦悩するシーンが描かれている。
戦闘能力は高く、一般兵では扱えない魔導アーマーの武装も使いこなすことが出来る。帝国に操られていたときには魔導アーマーに乗った帝国兵50人を3分で皆殺しにしたという。心理操作から逃れた後も、剣術や魔法の操り方は忘れていない。
ゲームが開始してから最初に登場するキャラクターであるが、物語中盤で一時的に離脱することもあり、後半では仲間にしないままラストダンジョンに進む事が可能。ただしストーリーの都合上、仲間にしていなくてもエンディングには駆けつけるなどの演出がある。
ゲーム開始直後はオリジナルコマンドを持っていないが、後に彼女が持つ潜在能力を解放することで一時的に戦闘能力を上げる「トランス」を使用することが可能となる。一度トランスを行うとしばらく再度のトランスが不可能となるが、幻獣のように戦闘で魔法習得値を溜めることで再び実行可能になる。
その正体は幻獣マディンと人間のマドリーヌの間に生まれたハーフ。「トランス」は彼女の幻獣の力を解放する事である。エンディングでは世界から幻獣と魔法が消滅したためティナ自身も消滅するかと思われたが、人間として大切なもの(=愛すること)に気づいていたティナは人間として世界に残り、消滅は免れた。マディンの血に由来する「魔法」を失ったかは不明。
北米版では名前が「Terra(テラ)」に変更されている。これは、日本人には「ティナ」という名前がエキゾチックに響くのに対して北米ではそうは感じられないため、エキゾチックさを感じる「Terra」に変更されたというものである(英語版を参照)。Terraという単語は、ラテン語で「地球(earth)」を、ギリシャ語で「魔物(monster)」を意味する。
『ディシディア ファイナルファンタジー』での声優は福井裕佳梨
ロック・コール (Lock Cole)
冒険家 (Treasure Hunter) 年齢:25歳 身長:175cm 体重:67kg 誕生日:11月24日 血液型:O型
好きなもの:地図 嫌いなもの:キノコ 趣味:野原で昼寝 宝物:バンダナ
必殺技:ミラージュダイブ
反帝国組織「リターナー」に属する自称トレジャーハンター。職業柄、隠密のような役割を担う事が多い。愛する人を失った過去に対する強い後悔の念から“女性を守る”という事に関して強い意識を持つ。その過去を清算するためにある秘宝を探している。詳しくはレイチェルの項を参照。
飛空艇は平気なようだが海上船には弱いらしく、一度船に乗ったときは嘔吐するほど酔っていた。その他セリスとの恋愛、過去の償いなどシリアスなシーンからコメディ調な場面まで演じる。バンダナに非常にこだわっているらしくセリスから突っ込みを受けている。
物語ではティナの次に登場する最初期メンバーで、強制参加も多くパーティの分割以外では離脱することも無い。氷漬けの幻獣防衛戦終了後から世界崩壊までの間は、シナリオ上の出番が多い。後半では任意で仲間に加えない限りエンディングまで登場しない事がある。
オリジナルコマンドで敵からアイテムを「ぬすむ」ことができるのだが、ロック本人は「泥棒」と呼ばれることを嫌う。また、アクセサリ「とうぞくのこて」を装備する事で盗むと同時に攻撃を行う「ぶんどる」も可能になる。
北米版では名前の綴りが「Locke」に変更されている。
エドガー・ロニ・フィガロ (Edgar Roni Figaro)
マシーナリー (Machinery) 年齢:27歳 身長:183cm 体重:77kg 誕生日:8月16日 血液型:O型
好きなもの:女性 嫌いなもの:説教 趣味:変な武器開発、寝室の模様替え 宝物:表裏一体のコイン
必殺技:ロイヤルショック
フィガロ王国国王。ガストラ帝国と同盟を結んでいるが、裏では反帝国組織「リターナー」を支援している。女性を見ると老若関係なく口説かずにいられない軟派な性格である(ただしリルムに対しては「さすがに犯罪か」と踏みとどまっている)。双子の弟のマッシュと、7年前の王位継承の際に兄弟どちらが王の座を引き継ぐかを話し合い、コイントスで決めることにした。しかし、マッシュが自由を渇望していたのを知っていたエドガーは、マッシュに内緒で両面どちらも表のコインを使ってわざと負け、兄であるエドガーが王の座に就くことになった。
最初に登場してからはパーティの分割など以外ではほぼ離脱することが無く、物語後半でも必ず仲間に加わるため、ストーリー全般を通してもっとも多く登場するキャラクターである。
機械王国フィガロの国王である関係上、機械に対する造詣がかなり深く、オリジナルコマンド「きかい(機械)」でも専用の機械アイテムを使って攻撃する。
マッシュ・レネ・フィガロ (Mash Rene Figaro)
モンク (Monk) 年齢:27歳 身長:190cm 体重:106kg 誕生日:8月16日 血液型:O型
好きなもの:クルミ 嫌いなもの:ナッツイーター[4] 趣味:修行 宝物:表裏一体のコイン
必殺技:タイガーブレイク
エドガーの双子の弟。自由を求めて城を飛び出した後、格闘家ダンカンのもとで修行を積みモンクとなる。師ダンカンが人生の師でもあり、ダンカンに似て豪快な性格。
オリジナルコマンドは「ひっさつわざ(必殺技)」。十字キーとボタンの組み合わせによる特定のコマンドを入力することで技を繰り出せる。ティナには初対面で「大きな熊」と言われていたが、フィガロ城の大神官によると国を出た時はエドガーより小柄で大人しい性格だったという。
物語序盤で必ず仲間になり、パーティの分割など以外では離脱することは無いが、物語後半では無視して先に進むことで仲間にしないままエンディングを迎えることも可能。
北米版では名前が「Sabin(セイビン)」に変更されている。
シャドウ (Shadow)
アサシン (Assassin) 年齢不詳(30代後半?) 身長:178cm 体重:66kg 誕生日:不明 血液型:不明
好きなもの:かたゆで卵 嫌いなもの:夢 趣味:不明 宝物:肖像画の描かれた懐中時計
必殺技:シャドウファング
金のためなら親友をも殺す暗殺者。外見は黒装束を纏った忍者のような姿で、武器も短刀。唯一心を許せる漆黒の忍犬インターセプターを連れている。自分以外には絶対懐かなかったインターセプターがリルムに懐くことを不思議に思うが、自身の夢によりその理由を悟る。
序盤から中盤まではパーティへの加入・離脱を繰り返し、正式に仲間になるのはストーリーの後半になってからである。ただし、ストーリーの進め方によっては、後半に入る前に死亡(行方不明)してしまう。登場自体はかなり序盤の方であるが、話しかけずにいることで彼の名前入力を先延ばしにする事もできる。名前入力の機会は全部で4回あり、4回目は任意ではなく強制的に仲間になるので、最終的には名前を入力しないと話を進める事はできない。
オリジナルコマンドで、手裏剣や巻物、武器を「なげる」攻撃も可能。また、愛犬インターセプターが戦闘中に攻撃を受け止めてくれることがあり、この際に専用の反撃技が発動することもある。
なお、シャドウという名は仮の名前であり、本名はクライド (Clyde)。かつては相棒のビリーと共に列車強盗を行っていた過去を持ち、この当時のタッグ名が「シャドウ」だった。ある時満身創痍になった相棒に介錯を頼まれたが友情からそれを出来ず、見捨てざるを得ない状況に追い込まれ、以来自責の念から全てを捨てた人生を歩んでいる。リルムは彼の実の娘であるが、物心が付く前にサマサの村に置いてきているため、リルム本人はそのことを知らない。インターセプターがリルムに懐くのは、幼少期のリルムと暮らしていたことがあるからである。エンディングでは、崩れ落ちる瓦礫の塔に残っていった。PS版で追加されたエンディングムービー(シャドウが登場する場面)にはリルムの原画イラストを用いたフラッシュバックがある。
カイエン・ガラモンド (Cayenne Garamonde)
サムライ (Samurai) 年齢:50歳 身長:178cm 体重:72kg 誕生日:1月3日 血液型:A型
好きなもの:伝統あるもの 嫌いなもの:機械 趣味:古武器集め 宝物:家族の肖像の入った懐中時計
必殺技:つばめがえし
ドマ国の剣士。サムライの風貌で一人称が「拙者」であり語尾には「ござる」が付く。帝国のドマ侵攻の際、ケフカが毒を使用した事により、妻のミナと息子のシュン、そして祖国を失う。以来、帝国に関わるものには人一倍恨みが強く、仲間として迎えられたセリスと初めて対面した時も「帝国の犬」と呼んで斬りかかろうとした。
苦手なものは機械。複雑な機械を目にすると尻込みをし避けようとするが、本人も気にしているらしく克服しようとひそかに勉強しているらしい。精神的に侍らしいストイックな一面を持つ反面、露出の多い派手な格好をした女性には免疫がないらしく、酒場の踊り子の女性に対してしどろもどろになりつつ女性らしさの何たるかを説こうとするコミカルな一面もある。
物語序盤でも後半でも彼にまつわるイベントがいくつか存在するが、物語後半では彼を仲間に加えるのは完全に任意である。
オリジナルコマンド「ひっさつけん(必殺剣)」により、剣に気をためることで強力な技を出せる。
北米版では名前が「Cyan(サイアン)」に変更されている。
ガウ (Gau)
野生児 (Wild Boy) 年齢:13歳 身長:163cm 体重:50kg 誕生日:4月5日 血液型:B型
好きなもの:キラキラ光るもの 嫌いなもの:洋服 趣味:大暴れ 宝物:捨てられた時に持っていた熊のぬいぐるみ
獣ヶ原で魔物と戯れる野生児。魔物との暮らしが長かったため、人間に対しては意思の疎通はできるが会話がやや苦手で、口調は片言。
オリジナルコマンドは2つ。獣ヶ原でモンスターと戦っている際にその群れに「とびこむ」ことでモンスターの行動パターンを習得し、「あばれる」ことでそのモンスターになりきって戦う。しかし、一度「あばれる」コマンドを使うと、その戦闘時は操作不能になる。獣ヶ原にはほぼ全てのモンスターが出現し得るため、全て覚えさせるのは困難である。他のキャラクターと違って「たたかう」コマンドがないので「あばれる」攻撃がメインとなるが、「まほう」は(覚えれば)「あばれる」をやらずとも通常通り使える。
迷いの森の北西にある小屋に住んでいる男が、彼の実の父親である。相当な難産でかなりの量の出血を伴ったらしく、血まみれになったガウを見て気が動転してしまい、ガウを悪魔の子と思い込んで獣ヶ原に捨ててしまった。母親は出産の際に死亡。それ以来父親は気が狂ったような状態になってしまい、小屋を訪れる人に訳の分からないことを言い続けるようになった。またストーリー後半では、成長したガウの姿を見せに行くというイベントがある。
セリス・シェール (Celes Chere)
ルーンナイト (Rune Knight) 年齢:18歳 身長:172cm 体重:58kg 誕生日:3月10日 血液型:B型
好きなもの:アンティーク絵本 嫌いなもの:弱い男 趣味:シド博士の温室の世話、ローズトピアリー作り 宝物:シド博士から贈られた「セリス」という名のバラの株
必殺技:スピニングエッジ
常勝将軍と謳われたガストラ帝国軍の将軍。元々は孤児で、幼い頃から英才教育を施されてきたエリート。帝国の方針に疑問を抱き裏切りを企てるが捕えられ、処刑寸前であったところをロックに助けられ仲間になる。ロックに救出されたことで彼に密かに惹かれていく。なお仲間になった時点では軍人らしい口調だったが、ゲーム前半の戦闘イベントをきっかけに女性らしい口調になっていき、以降は軍人らしい口調はほぼ消える。それと同調するように年頃の少女らしい面も見せるようになる。
感情に希薄なティナとは逆に気が強く、また素直になれない性格。ロックには見透かされており笑われたこともある。容姿はかなりの美少女らしく、劇団の看板女優である「マリア」を狙ったセッツァーが「マリアより美人だ」と述べている。
ティナと同じく最初から魔法が使え、またレベルアップによって独自に魔法をいくつか覚える。
後半からは彼女が最初に操作可能でストーリー的にも中心的な役割を担うようになり、エンディングにも必ず登場する。
オリジナルコマンド「まふうけん(魔封剣)」を使って避雷針のように魔法を無効化・吸収し、自分のMPに換える能力を持つ。魔封剣発動中は敵の魔法だけでなく、味方の魔法をも吸収してしまう。全ての魔法が吸収できる訳ではないが、魔法ではない攻撃の中にも吸収できるものが存在する。
彼女が魔導の力を持つのは、幻獣から取り出した力を注入した「人工魔導士」だからである。ケフカも同じ人工魔導士であるが、彼女はケフカよりも後期の「作品」であるため、彼女に施した「魔導士化」の技術はいくらか進歩しており、ケフカより魔力で劣る代わりに精神面での侵食は見られない。
セッツァー・ギャッビアーニ (Setzer Gabbiani)
ギャンブラー (Gambler) 年齢:27歳 身長:175cm 体重:62kg 誕生日:2月8日 血液型:AB型
好きなもの:真剣勝負 嫌いなもの:腰抜け 趣味:ソリティア 宝物:ブラックジャック
必殺技:ブラッディカード
さすらいのギャンブラー。ギャンブルのスリルを何より好み、面白いことなら自分の命でもチップとして平気で投げ出す男。顔や体の随所に刻まれた傷痕は、過去のギャンブルの結果としてつけられたものである。内部に自前のカジノを内蔵する、世界で唯一の飛空艇ブラックジャック号を所有する。ギャンブラーだけあって、武器もダイス(サイコロ)やダーツ、カードなどのギャンブル用具である。
オリジナルコマンド「スロット」でスロットマシンを回すことで出た目による多彩な攻撃ができる。また、平次の十手を装備することで所持金を投げて攻撃する「ぜになげ(銭投げ)」も可能。
彼にまつわるイベントは飛空艇関連のみであるが、物語後半でも飛空艇関連イベントのため必須加入キャラクターとなっており、エンディングにも必ず登場する。
ブラックジャック号は「世界で唯一の飛空艇」と噂されているが、過去にダリルという親友がおり、彼女が持つファルコン号と合わせて2台存在していた。しかしダリルは事故によって帰らぬ人となり、ファルコン号はセッツァーの手によって修理され、ダリルの墓に共に眠っていた。物語中盤でブラックジャック号は大破してしまうため、終盤では彼女のファルコン号を甦らせる。
後の『キングダム ハーツII』に登場するFFキャラクターの中では唯一SFC作品からの登場。この作品における声優は置鮎龍太郎。また、『ディシディアファイナルファンタジー』においてデュエルコロシアムの説明役として登場した際に、『キングダム ハーツII』のセッツァーは「フヌケ」呼ばわりされている。
ストラゴス・マゴス (Stragus Magus)
青魔導士 (Blue Mage) 年齢:70歳 身長:151cm 体重:43kg 誕生日:6月13日 血液型:O型
好きなもの:モンスター 嫌いなもの:年寄り扱い 趣味:着ぐるみ作り 宝物:モンスターの着ぐるみコレクション
必殺技:セバーソウル
魔導士の血を引く老人であり、魔導士の歴史を知る人物。先祖の魔導師たちが辿ってきた負の歴史ゆえ、最初に帝国の調査団が訪れた時は非協力的な態度を見せるが、火事に巻き込まれたリルムの救出に手助けをしてもらって以降協力的になる。かつてはモンスターハンターとして活躍しており、伝説の怪物ヒドゥンを追っていた。初対面の際のイベントで通常の魔法を使うシーンがあるが、戦闘時のコマンドにおいては通常の魔法は使えず、レベルアップでも覚えない。
仲間になる時期は他キャラクターに比べてかなり遅く、かつ物語後半でも仲間に加えるかは任意となっている。
敵の特殊攻撃を見ることで習得(ラーニング)し、「おぼえたわざ(覚えた技)」、(青魔法)として使用できる。『FFV』とは違い、自ら食らわずともラーニングが可能。
北米版では名前が「Strago(ストラゴ)」に変更されている。
リルム・アローニィ (Relm Arrowny)
ピクトマンサー (Pictmancer) 年齢:10歳 身長:153cm 体重:40kg 誕生日:9月9日 血液型:B型
好きなもの:卵ふわふわのメープルシロップパンケーキ、大きい人 嫌いなもの:毛虫、怖い人、苦い風邪薬 趣味:お絵描き、リボン集め 宝物:母親お手製のリボン
必殺技:スタープリズム
ストラゴスの下で孫娘として育てられている少女。毒舌家で口が悪いが思いやりは深い。「大きい人」が好きで、マッシュに懐いている。
絵を描くことに天性の才能を持っており、オリジナルコマンド「スケッチ」も生まれ持った絵の才能と、生来の魔力を生かしたものである。モンスターをスケッチすることで、モンスターが有する特殊能力を使うことができる。また、アクセサリ「だんちょうのヒゲ」を装備することでスケッチした敵を直接「あやつる」ことが可能になる。
ストラゴスと同じく初登場がかなり遅く、かつ物語後半でも仲間に加えるかは任意のキャラクターである。
パラメーター上は、初期魔力がパーティ中で一番高い。
モグ (Mog)
モーグリ (Moogle/Moglie) 年齢:11歳 身長:122cm 体重:43kg 誕生日:5月11日 血液型:黒足アヒル型(本人の弁)
好きなもの:撫でてくれる人 嫌いなもの:尻尾を触る人 趣味:歌と踊り 宝物:モルルのくれたお守り
必殺技:モーグリらんぶ(乱舞)
ナルシェの炭坑に住むモーグリの1匹。ナルシェのモーグリ族のリーダーで、夢に現れたラムウの教えにより唯一人間の言葉を話すことができる(語尾に「クポ」が付く)。普段の一人称は「ぼく」や「ボク」だが、ウーマロの前では「おれ」になる。
初登場はストーリーの冒頭で、ティナを救出するためにモーグリの仲間たちと共にロックの手助けをしてくれるが、この時点でのモグはまだ人間の言葉を話せず、炭鉱に住む11匹のモーグリ族の中の1匹としての登場。そのため名前入力も行われず、ゲストキャラクター的な扱いとなっている(ただし装備を外すことは可能で「おどり」の習得や「おどる」コマンドの使用も可能)。また途中のシナリオ分岐点でセーブポイントを作ってくれるマスコットキャラクターとしても少しだけ登場するが、この時のモグは全能力値が12で装備もコマンドもないなど、本来のモグとはステータスが異なっている。
後に正式な仲間にできるイベントは2種類あるが、どちらもストーリーの本筋には関わらない任意のイベントとなっている。登場時期自体はかなり早いが、ゲーム序盤での強制ゲスト参加以降は一度も仲間にしないことも可能。
戦ったことがある場所の地形に応じた「おどり」を習得していき、それを「おどる」ことによって様々な攻撃や戦闘補助などができる。踊りと地形が異なる場合には周りの背景まで変更されるが、この際変更に失敗するとつまずいてしまう。一度「おどる」コマンドを使うと、その戦闘中は(途中で地形が変わってつまずかない限り)ずっと踊り続ける。例えば洞窟内での戦闘を経験すると「やみのレクイ エム」といったように対応した踊りを覚えるが、上記の「1回目のイベント」で仲間にしておかないと戦闘を経験できなくなる地形もある(GBA版ではこの場合も一度のみチャンスが追加されている)。
なお、SFC版当時の公式攻略本では、モーグリの綴りがMoogleではなく「Moglie」と表記されている。
ゴゴ (Gogo)
ものまね士 (Mimic) 年齢不詳 身長:166cm 体重:60kg(推定) 誕生日・血液型:不明
好きなもの・嫌いなもの・宝物:不明 趣味:ものまね
必殺技:おしおきメテオ
小三角島に生息するモンスターの体内にあるダンジョンに住んでいる人物。男なのか女なのか、そもそも人間なのかすらも分からない謎のものまね士。物語終盤でのみ登場。ものまね士の本分に従い、目の前に現れた主人公たちの「世界を救う旅」のマネをするために仲間に加わる。前作『FFV』にも「ゴゴ」という同名のボスキャラクター(職業も似ている)が登場しているが、関連性は不明。
前作『FFV』のジョブ・ものまね士と同じく、前の人がとった行動をまねる「ものまね」を持ち、その他の3つのコマンドは空欄である。この空欄に他の仲間が持つオリジナルコマンド(一部を除く)を付けて使用することが可能で、対応したアクセサリによるコマンドの変化も可能。魔石は装備できないため召喚を使えないが、他のキャラクターが召喚した直後にものまねを使えば可能。また、自らは魔法を習得できない(魔法習得可能な装備品を装備しても魔法習得値を得られない)ものの、その代わりパーティ内の他の仲間の中に、1人でも習得者がいる魔法なら、全て使用できる。なお、「たたかう」が「まほう」に変化する狂信者の塔内では、「まほう」ではなく「たたかう」コマンドを装備していないと魔法を使用できない。
初登場が物語の終盤であり、そのイベントも完全な任意であるため、最後まで登場しないことがある。
ウーマロ (Umaro)
雪男 (Yeti) 年齢:4歳(数え始めてから) 身長:209cm 体重:198kg 誕生日:9月9日 血液型:赤い(本人の弁)
好きなもの:骨 嫌いなもの:毛虫 趣味:骨彫刻 宝物:愛用の棍棒(ベヒーモスの骨製)
ナルシェの炭坑に住む雪男。物語序盤でもその姿を見かけることはできるが仲間になるのは物語終盤で、初対面時は敵として登場する。会話は上手くできず口数も少ないが、モグを「親分」と慕いその命令には忠実に従っている。一見ただの乱暴者に見えるが、骨彫刻を愛する芸術家でもある。
仲間にするイベントは任意であるため、最後まで登場しないこともある。
常にバーサーカー状態のため命令ができず、基本的にはオートでひたすら殴って攻撃するだけだが、特定のアクセサリを装備することで行動パターンを増やすことが可能。
アクセサリのみ自由に付け替えができるが、武具の装備は固定されており、変更はできない。また、魔石も魔法習得可能な武具も一切装備不可能(例外として「呪いの指輪(通常はデジョン習得可能)」などのアクセサリは装備できるが、ゴゴ同様に魔法習得値を全く得られない)なため、魔法を覚えることはできない。MPの数値は存在するものの、MPを消費する事でクリティカルヒットになる武器なども装備できないので、アスピルで他のキャラクターが吸収する以外ウーマロのMPには実質意味は無い。

一時的に仲間になるサブキャラクター

これらのキャラクターは装備を一切変更することができない。

ウェッジ (Wedge)
帝国兵 (Empire Soldier)
オープニングで、ティナを連れてナルシェに侵攻した帝国兵。魔導アーマーに搭乗して「まどう」コマンドで戦うため、通常の戦闘は見られない。ヴァリガルマンダと対峙した際、ビックス共々消滅させられてしまう。
ビックス (Biggs)
帝国兵 (Empire Soldier)
オープニングで、ティナを連れてナルシェに侵攻した帝国兵。ウェッジの同僚。彼らはティナと違い、魔導アーマーの機能を完全に使いこなせてはいない。なお、『ファイナルファンタジーVII』や『ファイナルファンタジーVIII』などにも同名のコンビが登場するが、本作のみ表記が「ビッグス」ではなく「ビッス」となっている。詳細はビッグス&ウェッジを参照。
北米SNES版のみ名前の綴りが「Vicks」となっているが、後の移植版では変更された。
モーグリたち (Moogles)
モーグリ (Moogle)
序盤でティナがナルシェのガード達に捕らわれそうになった時、彼女を救いに来たロックを助けてくれたモーグリたち。モグも一軍を率いてガードと戦う。彼らはオリジナルコマンドを持っていないが、様々な武器を使いこなし、同じモーグリでも非常に個性豊かな戦いを披露する。世界崩壊後はモグを除いた10匹全員が消息不明となる。
全てのモーグリたちに名前が付いており、さらに北米SNES・PS版、そして北米GBA版でもそれぞれ名前が異なっている。以下、括弧内は北米SNES・PS版、北米GBA版の順に記載。日本語版の名前については正式なアルファベット表記がない。
  • ロック・チーム
    モグリン (Kupek / Moglin
    武器はミスリルスピア。また、防具としてモグ以外のモーグリ全員がバックラーを装備している。
    モグプウ (Kupop / Mogret
    武器はモーニングスター。
    モグッチ (Kumama / Moggie
    武器はミスリルクロー。
  • モグ・チーム
    モルル (Kuku / Molulu
    武器はチェインフレイル。初期レベルが高いモグとは対照的に、モーグリたちの中では格段にレベルが低い。モグの恋人であり、彼女の名を冠した「モルルのおまもり」というモグ専用アクセサリが存在する。
    モグタン (Kutan / Moghan
    武器はミスリルソード。
    モグール (Kupan / Moguel
    武器はえんげつりん。
  • 第3チーム
    モグシン (Kushu / Mogsy
    武器はチョコボのふで。第3チームのリーダー。
    モグポン (Kurin / Mogwin
    武器はミスリルスピア。
    ムグムグ (Kuru / Mugmug
    武器はミスリルソード。
    ズモモグ (Kamog / Cosmog
    武器はブーメラン。本来ゲストキャラクターの装備は外せないが、ゲーム後半開始時、このズモモグが装備していたブーメランとバックラーのみが強制的に外され、パーティのアイテム欄に1つずつ加わってしまうという現象がある。
バナン (Bannan)
神官 (Oracle) 年齢:54歳 身長:172cm 体重:70kg 誕生日:10月23日 血液型:A型
好きなもの:平和 嫌いなもの:秩序なき混沌 趣味:読書
ガストラ帝国への反抗組織「リターナー」を統括するリーダー。エドガーが引き合わせたティナに協力を依頼する。ゲーム序盤に一時的にパーティに加わり、バナンが倒れると即ゲームオーバーになってしまう。世界崩壊後は消息不明。
オリジナルコマンドで「いのる」ことによりパーティ全員のHPを回復させる能力を持つ。
北米版では名前の綴りが「Banon」に変更されている。
 ??????
幽霊 (Ghost)
好きなもの:天国 嫌いなもの:地獄 趣味:浮遊
魔列車内に浮遊する幽霊には、好戦的な幽霊が多いが、中には道具を売ってくれる者や味方になって付いてくる者もいる。期間限定の助っ人で、シャドウがパーティにいない限り2体まで補充できる。ただし、2体目のステータスは1体目よりもはるかに低下したものとなる。
オリジナルコマンドは相手を一撃必殺する「とりつく」。ただし、使用すると同時に自身もパーティから離脱する。なおアンデッドモンスターと同様の特性を持っているため、戦闘中のHP回復はデスで即死させる等しかないが、仲間になる段階ではデスなどの即死攻撃を行えるキャラクターがいないので実質不可能である。戦闘不能状態から復帰させる手段もないため、戦闘時に倒れるとそのままパーティから抜ける。なお、これは固定装備である死者の指輪の影響であり、メニュー画面ではポーションで回復させることが可能である。最後まで生き残った場合も、先頭車両に到着した時点でパーティーから去ってしまう。
レオ・クリストフ (Leo Cristophe)
将軍 (General) 年齢:30歳 身長:188cm 体重:83kg 誕生日:7月8日 血液型:O型
好きなもの:騎士道 嫌いなもの:卑怯な事 趣味:音楽鑑賞
帝国の将軍であるが、正々堂々の勝負を重んじる男。ゲーム中でも、大儀のために死に急ごうとする部下を「お前にも家族は居るだろう」と諭すシーンがあり、部下達からの信頼は非常に厚い。その場面を目撃したマッシュからは「帝国の者にしては分別のある男のようだ」という印象をもたれていた。リターナーでは帝国軍唯一の理解者とされ、カイエンですら彼には一目置いている[5]。ティナも人間の愛情を理解できず葛藤する様子を諭されており、後にレオが戦死した際には墓前で「もっとあなたから色々なことを教わりたかった」とその死を嘆いている。
帝国がリターナーと和解した後、主人公らと協力関係になりイベント戦闘で一時的に操作することができる。ケフカと戦い勝利するかに見えたが、卑劣な騙し討ちにあって命を落とすことになる。その後、サマサの村の片隅に彼の墓が建てられた。
オリジナルコマンドで、剣にためた気を「ショック」として解放することで敵全体を攻撃することが可能。なお、敵がこの技を使用する事は無いが、ガウの「あばれる」で特定の敵を選ぶと、ガウがこの技を使用する。

その他のサブキャラクター

ケフカ・パラッツォ (Cefca Palazzo)
大魔導士 年齢:35歳 身長:167cm 体重:48kg 誕生日:11月19日 血液型:AB型
好きなもの:[6] 嫌いなもの:レオ将軍 趣味:人形遊び
帝国の魔導士で、本作のラストボス。道化師のような異質なメイクを施している。ガストラ直属の部下であり、将軍とほぼ同等の地位にある。ティナを洗脳して操っていた張本人。シドの魔導研究における人工魔導士の最初期の「作品」であり、魔法の能力は非常に優れているが、副作用として心が壊れてしまった。そのため人格が崩壊しており、口調は状況によって丁寧語であったり、乱暴なものであったり、幼児語であったりし、一人称も「私」、「俺」、「俺様」、「僕」、「ぼくちん」などと統一されていない。初期から登場シーンが多く、出てくるたびに独特の笑い声を響かせる。序盤の登場では主にコメディ調のシーンが多いが、中盤以降はレオやガストラ皇帝を殺害したりなどブラックなシーンも演じるようになる。
「カスめ!」「つまらん」が口癖で独占欲と支配欲、そして破壊衝動が異常に強く、卑劣な手段を好んで使う。部下を道具としか見ていないため、レオ将軍とは違い部下からの信頼はゼロに等しく、和解の際は大勢の兵士から非難を浴びている。魔大陸浮上後、ガストラ皇帝を殺し、三闘神を目覚めさせて世界を崩壊させる。その後世界中から集めた瓦礫で塔を建設し、その最上階に君臨する。SFCソフトとしては珍しく笑う時だけだが声(効果音)が出る。またシリアス路線の本シリーズのライバルキャラクターの中では、コメディ要素を持つ異質なキャラクター。単体でのフィギュア化もされている。
北米版では名前の綴りが「Kefka」に変更されている。
『ディシディア ファイナルファンタジー』での声優は千葉繁
ガストラ (Ghastra)
皇帝 (Emperor) 年齢:50歳[7]、あるいは72歳[8] 身長:179cm 体重:71kg 誕生日:10月26日 血液型:B型
好きなもの:権力 嫌いなもの:人に従う事 趣味:絵画収集
ガストラ帝国の皇帝。自分の名を国の名前にしている。魔大戦後、人間界に魔法の力を再び持ち込んだ張本人。父親は軍事参謀で、59年前のクーデターに深く関与した。20年前に皇帝に即位し、カリスマ性を発揮した[8]
幻獣の力を欲して幻獣界へ侵攻するも、「門」を封印されティナやマドリーヌと共に追放されてしまう。しかし生まれたばかりの赤子であったティナに目をつけ、魔法の力を得ることに成功。ティナを連れ去ろうとしたところマドリーヌに邪魔されるが、非情にも彼女を撲殺した。
そして再び幻獣界の門をケフカに開かせるが、暴走した幻獣たちによって帝都は甚大な被害をこうむり、一時は自らの非を認めリターナーや幻獣らと和解すると発言した。だが、それは幻獣の力を手に入れるための罠であった(リターナーの面々には信用されていなかった)。しかし最終的には自らの「作品」であるケフカとの仲違いを起こし、彼を処分しようとするが、三闘神の力により返り討ちにされてしまう。最後はケフカから「役立たず以下」と嘲笑われ、魔大陸から突き落とされ死亡した。
魔大陸のイベント時には裏切りの意思を見せたケフカにメルトンやフレア、ファイガなど高位の魔法を放とうとするシーンがあるが、三闘神の像によってその攻撃を無効化されてしまった。結果的に自らの非道によって破滅を招いてしまった。
北米版では名前の綴りが「Gestahl」に変更されている。
シド・デル・ノルテ・マルケズ (Cid Del Norte Marquez[9])
発明家 年齢:46歳 身長:163cm 体重:60kg 誕生日:5月27日 血液型:B型
好きなもの:瞑想、学問 嫌いなもの:世俗事(特に金) 趣味:新種の植物の栽培
帝国の科学者。ガストラが幻獣界に侵入し幻獣をさらってきてからは魔導研究所所長として研究を一手に任されている。人工魔導士としての英才教育の関係でセリスを幼い頃から知っており、孫のように思っていた。そのため、ケフカに脅され彼女を魔導戦士として育て上げたことを悔やんでいた。世界崩壊後は孤島にてセリスを目覚めるまで介抱していた。今作のシドは飛空艇とは直接的な関係はないが、セッツァーに対して飛空艇の性能について意見を述べるサブイベントが存在する。
世界崩壊後は孤島でセリスを助けたが、自身も病気になってしまう。ここではイベントの進め方次第では病死してしまうが、上手く進めれば完治する。
ラムウ (Ramuh)
雷を司る幻獣。イフリート、シヴァとは兄弟に当る存在。帝国に捕らえられていたが逃亡に成功し、ゾゾの街に潜んでいた。幻獣の中では比較的人間に近い姿のため、さほど周囲から怪しまれないらしい。暴走したティナに付き添っていたが、パーティが帝国と戦っていることを知り、自ら魔石となって力を貸す。
イフリート (Ifrit)
炎を司る幻獣。ラムウ、シヴァとは兄弟に当る存在。魔導の力を吸い尽くされ、ケフカによってゴミ捨て場に捨てられた所をパーティが発見、一度は襲い掛かるが、パーティからラムウの力を感じ取り、自らの命が残りわずかと悟って自ら魔石化、パーティに力を貸す。高エネルギーを熱に変え、灼熱の業火で敵を焼き尽くす「地獄の火炎」を行使する。
シヴァ (Shiva)
氷を司る幻獣。ラムウ、イフリートとは兄弟に当る存在。魔導の力を吸い尽くされ、ケフカによってゴミ捨て場に捨てられた所をパーティが発見、一度は襲い掛かるがパーティからラムウの力を感じ取り、自らの命が残りわずかと悟って自ら魔石化、パーティに力を貸す。空気中の水分を瞬時に結晶化させ、猛烈な吹雪で攻撃する「ダイアモンドダスト」を行使する。
マディン (Maduin)
ギガースの幻獣であり、ティナの実の父。幻獣界にさまよってきた人間の女性・マドリーヌ (Madeline) と恋仲となり、子供(ティナ)を授かる。後に魔石となってティナ達が所持する。イベントで一時操作するが、戦闘はない。
レイチェル (Rachel)
コーリンゲンの村の住人で、ロックのかつての恋人。「泥棒」と呼ばれるロックを理解し「トレジャーハンター」と呼んだ唯一の人間でもあるが、ロックと宝探しの最中、彼を身を挺して救った際に崖から落ち、記憶喪失となる。その事が彼女の家族とロックの間に不和を生み、ロックは「自分が傍にいない方が彼女は幸せになれる」と自身に言い聞かせ、彼女のもとを去る事になる。しかしその1年後、コーリンゲンが帝国軍の攻撃に遭い犠牲となる。命を落とす直前にロックの事を思い出し、彼の名を叫んでいたというのを聞かされた後、ロックは生涯それを悔やみ引きずることとなる。彼女の死後、その遺体はコーリンゲンの村に住む怪しい老人が偶然作り出した薬の効果により、生前と変わらぬ姿のまま、老人のいる家の地下室に安置されている。この措置は、伝説の秘宝「フェニックス」を手に入れる決意をしたため、老人に頼み込んだものである。この一連の事件はロックの心に大きな影響を与えており、リターナーに協力する一方、その秘宝を求めて世界各地を駆け巡っている。また、ティナやセリスに対して彼女を重ね合わせているシーンもあり、守るという強い意志を見せる。また、セリスを助けた際に理由を聞かれ「似てるんだ……」とも呟いている。崩壊後の世界では、遂に魔石「フェニックス」を見つけ出し、レイチェルを甦らせようと試みるが、魔石が欠けていたため、本来の力を発揮できず、短い間の会話しか出来なかった。が、レイチェルの意思でフェニックスは本来の姿を取り戻し、魔石は復元する。
ダンカン・ハーコート (Duncan Harcourt)
マッシュが師事していた格闘家。コルツ山で息子のバルガスやマッシュと修行に励む。マッシュの武術の師であると共に人生の師でもある。奥義継承者がマッシュになった事に腹を立てたバルガスに殺害されたと思われていたが、崩壊後の世界でマッシュと再会し、奥義を授ける。
バルガス (Vargas)
ダンカンの実の息子であり、マッシュの兄弟子。ダンカンが奥義継承者をマッシュにしたことに怒り、マッシュに一騎打ちを挑む。
ダリル (Daryl)
セッツァーの親友であり良きライバルでもあった女性。飛空艇ファルコンの本来の持ち主。スピードを追い求め、危険であることを承知の上で「世界で一番近く星空を見る女になる」という夢を抱いてテスト飛行に出かけるが、不慮の事故によりそのまま帰らぬ人となる。
オルトロス (Orthros)
ストーリー序盤に登場し、その後も何度も主人公達を邪魔するタコ。妙な方言(主に関西弁讃岐弁まじり)を喋る。かわいい女の子(ティナ)には火あぶりにされても茶々を入れる余裕を見せるが、筋肉質の男(マッシュ)には殴られただけで怒る。世界崩壊後はどこからかの借金が返せなくなったらしく、コロシアムの受付でアルバイトをしている(完済まで100年らしい)。
名前の由来はギリシア神話に登場する犬のオルトロス。『チョコボの不思議なダンジョン2』や『ファイナルファンタジーXII』『ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還』『ファイナルファンタジーXIII-2』にも登場する。
北米版では名前の綴りが「Ultros」に変更されている。
『ファイナルファンタジーXIII-2』での声優は小野坂昌也
テュポーン (Typhon)
中盤でオルトロスと共に登場し主人公たちの邪魔をするモンスター。オルトロスからは「大先生」と呼ばれている。特技の「鼻息」で戦闘を強制終了させてしまうので、決着をつける機会は無い(強引に倒してしまう事も可能だが、倒してもストーリーは鼻息で吹き飛ばされて中断した時と同じように進む)。オルトロスいわく無口らしい。作中では「フンガーーー!!」と一言だけ喋る。オルトロスは寝ぼけて頭をかじられたことがあるらしい。
崩壊後はオルトロスと共にコロシアムで姿を見ることができる。コロシアムにおいては、ポーションなど入手が容易なアイテムを賭けると現れ、ほとんどの場合、戦闘開始直後に鼻息を使ってくるため倒すのは困難(なお、この際は賭けたアイテムはそのまま戻ってくる)。絶対に勝てないわけではないが、勝てるかどうかは運の要素が強い(倒せばエリクサーが貰えるが、この場合は掛けたアイテムは戻らない)。この情報はコロシアム受付にいるオルトロスからも聞ける。
書籍では川に生息する魚の一種だとされている[10]。名前の由来はギリシア神話に登場する魔神のテュポン。北米版では名前の綴りが「Chupon」に変更されている。
ファイナルファンタジーVII』『チョコボの不思議なダンジョン』『ディシディア ファイナルファンタジー』では召喚獣として登場する。また、『ファイナルファンタジーXIII-2』では、オルトロスと共にDLCにて2012年3月27日から配信されたコロシアムにて敵として登場し、仲間となることもある。
ヴァリガルマンダ (Valigarmanda)
ナルシェで発見された「氷漬けの幻獣」。物語の鍵を握る幻獣の一つ。鳥と爬虫類が混ざったような姿をしている。魔大戦が終わった後、自らを氷で封印したらしい。ゲーム後半のパーティーとの戦いで氷の封印が解かれ、世界に満ちた禍々しい波動を感じ取ったことで力を貸してくれる。なお、「ヴァリガルマンダ」という名前が判明するのはゲーム後半であり、序盤から中盤までは「謎の幻獣」と表記される。
北米版では名前の綴りが「Tritoch」に変更されている。
フェニックス (Phoenix)
不死鳥の名を冠し、決して死ぬことはないと伝えられる幻獣。魔石化した状態でガストラ皇帝が所持していたが、秘密裏にある場所へと安置されており、ロックが求める秘宝でもある。
オーディン (Odin)
馬にまたがった巨大な戦士の幻獣。千年前、魔大戦の戦場となった城の大広間で石化させられていた。本作のオーディンはイベントでのパワーアップにより斬鉄剣の発動確率が上がった「ライディーン」 (Raiden) に進化する。

幻獣

キリン (Kirin)
神秘的な容姿から、聖獣として崇められている幻獣。ラムウ達と共に帝国から逃げ出すも、途中で力尽きて魔石と化した。ラムウと共にパーティに力を貸す。パーティ全員を聖なる光で包み込み、体力を徐々に回復させる「ホーリーブライトン」を行使する。
セイレーン (Siren)
竪琴をもった女性の姿の幻獣。ラムウ達と共に帝国から逃げ出すも、途中で力尽きて魔石と化した。ラムウと共にパーティに力を貸す。魔力のこもった歌声で敵全体を沈黙させる「ルナティックボイス」を行使する。
ケット・シー (Stray)
黒猫の姿をした幻獣。ラムウ達と共に帝国から逃げ出すも、途中で力尽きて魔石と化した。ラムウと共にパーティに力を貸す。不吉の象徴とされる黒猫が通り過ぎることで恐怖心を煽り、敵全体を混乱させる「キャットレイン」を行使する。
ユニコーン (Unicorn)
癒しを司る幻獣。帝国の魔導研究所に捕われ、ビーカーの中で力を吸われていたがパーティに救われたことにより自ら魔石化して力を貸す。額の角から癒しの魔力を放出し、味方全体の状態異常を回復する「ヒールホーン」を行使する。
カトブレパス (Shoat)
醜い姿をした幻獣。帝国の魔導研究所に捕われ、ビーカーの中で力を吸われていたがパーティに救われたことにより自ら魔石化して力を貸す。魔力がこもった瞳で敵を睨みつけ、瞬時に石化させる「悪魔の瞳」を行使する。
ファントム (Phantom)
幽体の残存思念の集合体が幻獣となったもの。帝国の魔導研究所に捕われ、ビーカーの中で力を吸われていたがパーティに救われたことにより自ら魔石化して力を貸す。味方全体の姿を消す「バニシングボディー」を行使する。
カーバンクル (Carbunkl)
光の精霊が魔導により幻獣となったもの。帝国の魔導研究所に捕われ、ビーカーの中で力を吸われていたがパーティに救われたことにより自ら魔石化して力を貸す。赤い瞳から放たれる光で呪文を跳ね返す「ルビーの光」を行使する。
ビスマルク (Bismark)
白鯨の姿の幻獣。帝国の魔導研究所に捕われ、ビーカーの中で力を吸われていたがパーティに救われたことにより自ら魔石化して力を貸す。巨大な水泡を敵にぶつけて攻撃する「バブルブロウ」を行使する。
ゴーレム (Golem)
魔大戦以前に作られた魔導機械が幻獣となったもの。魔石化した状態で、ある場所で売りに出されている。敵の物理攻撃から味方を守る「アースウォール」を行使する。
ゾーナ・シーカー (Zone Seek)
一切が謎に包まれた未知の幻獣。魔石化した状態で、ある場所で売りに出されている。魔法攻撃を軽減する特殊なバリアを張る「マジックシールド」を行使する。
セラフィム (Sraphim)
上級天使の幻獣。パーティが帝国に攻め込んだ際、その混乱に乗じて盗賊らしき人物が研究所から盗み出した。ある場所に行けば購入することが出来る。崩壊前と崩壊後で値段が変わる。天使が舞い降りて味方全体の体力を回復する「エンジェルフェザー」を行使する。
ケーツハリー (Palidor)
巨大な魔鳥の幻獣。パーティを背中に乗せて上昇し、全員でジャンプ攻撃を仕掛けさせる「ソニックダイブ」を行使する。
フェンリル (Fenrir)
白銀の狼の幻獣。古の怪物フンババの首飾りの一部だったが、パーティとの戦いにより首飾りから外れ、拾った子供から手渡される。遠吠えにより味方が複数居るように思わせ、敵をかく乱する「ハウリングムーン」を行使する。
ミドガルズオルム (Terrato)
巨大な蛇の姿の幻獣。地の力を操る神の末裔。ウーマロが作った骨彫刻の目の部分にはめ込まれていた。それを見つけたパーティとウーマロで奪い合うことになる。巨大な地割れを起こし、大地の波動で敵にダメージを与える「アースサラウンド」を行使する。
ラクシュミ (Starlet)
美しい女性の姿の幻獣。魔石化していた状態である町の貴族が購入したが、それ以後奇怪なことが次々と起きるようになったため、騒ぎを解決したパーティに託された。暖かい光で包み込み、体の疲れを癒やす「魅惑の抱擁」を行使する。
アレクサンダー (Alexandr)
魔導士に命を吹き込まれて幻獣となった古代の城。口から放たれる光線で邪悪なものを焼き尽くす「聖なる審判」を行使する。
バハムート (Bahamut)
強大な力を持つ龍族の王。古の魔物デスゲイズが体内に取り込んでいたが、パーティに倒されたことで吐き出された。体内で生成された特殊物質を核融合させて敵にぶつける「メガフレア」を行使する。
ラグナロック (Ragnarok)
伝説の武器が命を得て幻獣となったもの。ナルシェの武器屋が所持していた。手に入れる際、魔石化させるか武器のラグナロクとの二択を迫られる。刀身から放たれる光で敵をアイテム化させる「メタモルフォース」を行使する。なお、SFC版やPS版は最終戦でのみ武器であるラグナロクを敵から盗むことができ、魔石を選んだ場合でもラグナロクを入手できる。GBA版では魔石を選び、かつラグナロクを盗んでクリアするとクリアデータでは魔石のラグナロックと武器のラグナロクの両方を所持した状態になっている。
ジハード (Crusader)
三闘神の力が封じられている幻獣。あまりに強力すぎるがゆえ、8匹の龍に力を分散させることで封印されていたが、8匹の龍を全て倒すと封印が解ける。魔神・女神・鬼神が現れて最終戦争を起こし、その圧倒的な破壊力で味方をも傷つけてしまう「天地崩壊」を行使する。

GBA版追加幻獣

リヴァイアサン (Leviathan)
海竜の姿の幻獣。大津波を起こして敵全体を攻撃する「タイダルウェイブ」を行使する。前作までの幻獣ではレギュラー的存在だったが、SFC版とPS版では未登場だった。
サボテンダー (Cactuar)
サボテンの姿の幻獣。敵の防御に関係なく固定ダメージを与える「針千本」「針万本?」を行使する。
ディアボロス (Diabolos)
伝説の悪魔。敵全体を瀕死状態に追い込み、尚且つスリップ状態にする「闇よりの使者」を行使する。
ギルガメッシュ (Gilgamesh)
珍しい剣を求める伝説の剣豪。「エクスカリバー」「正宗」「エクスカリパー」で攻撃するほか、相棒のエンキドゥを召喚して援護攻撃をさせる「最終幻想」を行使する。『ファイナルファンタジーVIII』と違って任意に召喚する形となっている。

世界設定

魔法と機械が織りなす文明

本作の世界設定は、前作までと比較すると、近代的な機械文明の影響が大きいものとなっている。例を挙げると、炭鉱都市ナルシェを暖める蒸気機関、独自の機械技術が防衛システムに取り込まれているフィガロ城、蒸気機関車らしき車両が走駆するドマ鉄道など。

それら機械文明と一線を画すのが、魔法と機械を融合させた現代的な文明を創り出しているガストラ帝国である。魔法の力を科学技術に利用して復活させた力「魔導」を魔導アーマーといった軍事兵器や、魔導の力を有する兵士の育成に活用しており、魔導の力で増強された軍事力を侵略活動に向けている。しかし『FFVI』の世界では魔法は既に滅びた過去の遺物となっていて、作品内の時間軸ではプレイヤーがプレイを始める時点の1000年前に滅びたとされている。この点でも、前作までとは大きく異なる。ガストラ帝国は、魔法の祖である「幻獣」が住む「幻獣界」に侵入し、そこから拉致して来た「幻獣」らを研究することによって「魔導」の力を得ることになる。

魔法の存在が、機械文明に対して大きく影響を与えている。

国家

南の大陸
  • ガストラ帝国 (Ghastra Empire) - 首都は要塞都市ベクタ (Vecto)。元首はガストラ皇帝。強大な軍事力を誇る帝政国家であり、失われた魔導の力を復活させて世界征服を推し進めている。魔大戦終結時から存在した軍事自治組織を前身として685年前[8]に成立して以来、世界警察として発展してきた歴史を持つが、20年前に現皇帝のガストラが即位してからは急速に軍国主義化した。南の大陸の3国家を征服・併合し、大陸全域(幻獣界を除く)をその領土とする。更には北の大陸に対しても積極的な軍事行動を行っている。機械文明と魔法を合わせた魔導アーマーの力は非常に強大で、空戦型魔導アーマーで構成された「インペリアル・エアフォース」(帝国空軍)等の部隊を有している。世界崩壊後は帝国首都ベクタは壊滅し、瓦礫の塔となる。同時にガストラ皇帝の死亡により国家体制は崩壊、帝国は滅亡した。
    • アルブルグ国 (Albrook) - 南の大陸南部に位置する国家。現在は帝国に占領されている。世界最大規模の貿易港を擁する。世界崩壊後も現存するが、人々は帝国占領下の時代すら華やかだったと回想する程に絶望している。
    • マランダ国 (Maranda) - 南の大陸西部に位置する国家。現在は帝国に占領されている。かつては世界一美しい国との誉れを受けていたが、帝国の侵略により国土は荒廃した。世界崩壊後も現存するが、南大陸から離れ、ジドール近隣に隣接している。
    • ツェン国 (Tzen) - 南の大陸北部に位置する国家。現在は帝国に占領されている。王族は帝国により全員処刑されている。国土は世界で最も小さいが、交易が盛んである。世界崩壊後も現存している。
北の大陸
  • フィガロ王国 (Figaro Kingdom) - 元首はエドガー王。北の大陸の西半分を領土とする。国土の大部分は砂漠だが、高度な機械文明が発達している。帝国の同盟国だが帝国の兵士からは「ちっぽけな国」と侮られており、帝国との関係は対等ではない模様。裏では反帝国組織リターナーに協力している。ティナがフィガロ王国に保護されたことをきっかけに帝国の魔導士ケフカの部隊の攻撃を受け、サウスフィガロも占領されたため、本格的に反帝国の舵を取る。世界崩壊後も国家体制を維持している。
    • サウスフィガロ (South Figaro) - 貿易港の発達した城下町。商人による自治が行なわれている。物語序盤で帝国に占領される。
    • コーリンゲン (Kohlingen) - 特に目立った産業も無い小さな村。北の大陸の北西に位置する。過去に帝国軍の攻撃を受けたことがある。
    • リターナー本部 (Returner Base) - ガストラ帝国の侵攻に対して抵抗活動を行なっている反帝国組織の本部。コルツ山の北に位置し、フィガロ王国とは協力関係にある。ケフカやナルシェ長老の発言から、ドマ王国もリターナーに参加している事が分かる。世界崩壊後はバナンが消息不明となり帝国も壊滅したため、組織そのものは四散している模様。
  • ドマ王国 (Doma Kingdom) - 元首はドマ王。北の大陸の東半分を領土とし、気候は温暖で湿潤。「サムライ」という独自の兵士を持ち、世界で唯一、表立ってリターナーに参加し、帝国に反旗を翻している国家。最古の国であるとも言われており(口伝によれば1200年前に成立していたとされる[8])、魔大戦の記録の多くを所有する[11]。かつては蒸気機関を利用したドマ鉄道が領土内の隅々まで行き渡っていたが、現在は戦火に巻き込まれて壊滅状態とされる。帝国との戦争は劣勢で、ドマ本城も帝国の攻勢を抑えていたが、ケフカの独断による水源への毒攻め攻撃により、ドマ城のほぼ全員が虐殺され、王国は壊滅した。世界崩壊後もドマ城は残存しているが、ドマ王国は壊滅したままである。
  • ジドール国 (State of Jidoor) - 厳しい身分制度が敷かれている国家。北の大陸の南西にある半島地域を領土とし、フィガロ王国と国境を接する。貴族議会によって統治されており、特定の元首は存在しない。オペラ劇場や競売所など、富む者による貴族社会が広がっている。貧しい者は街を追われ、北方にゾゾの貧民街を形成した。世界崩壊後でも変わらず国家体制が維持されており、世界の終末を感じさせるようなアートが流行っている。
    • ゾゾ (Zozo) - ならず者が暮らし、廃墟のようなビル群が立ち並ぶ荒れ果てた都市。ジドール国領土内に位置するが、貴族議会の支配は及んでいない。非常に治安が悪く、道端には倒れている人間もそのまま放置されている。犯罪が日常的に勃発し、常に天候が悪く街はいつも薄暗い。住人はただ1人を除き、皆嘘吐きである。ゾゾ山に面している。世界崩壊後も変わらず残存している。
  • 炭鉱都市ナルシェ (Colliery Nalsh) - 炭坑によって栄えている都市国家。統治者は長老と呼ばれている。フィガロ王国の領土内に位置する。市街は山肌に築かれ、常に雪に覆われている。帝国との間に相互安全保障(事実上の不可侵条約)を締結するなど、諸国間の争いには中立を貫いており、独自の防衛手段を持っている。この物語のキーワードである氷漬けの幻獣が発見された場所であり、帝国が軍事力による奪取を目論んだ上、リターナー側の接触もあったため反帝国に舵を取った。世界崩壊後は廃墟と化し、モンスターの巣窟となる。
  • 自由都市ニケアーム (City-state of Nikeahm) - 海上貿易が発達した都市国家。商人の寄り合いによって統治されている。フィガロ王国とドマ王国の国境付近に位置する。本編中では港町ニケア (Nikeah) と呼ばれている。北の大陸で最も大きな川の河口の三角州に位置し、周りを険しい山々に囲まれていることから、陸の孤島として知られている。大陸本土とは橋で繋がっているが、陸路の便が悪いため海上交通が一般的である。世界崩壊後もサウスフィガロに対する定期船ルートを確保している。
  • 辺境地域 - 国家に属さない広大な地域。世界中のモンスターが集まる獣ヶ原(Veldt)の他、モブリズの村 (Mobliz Village) やサマサの村 (Thamasa Village) なども含まれる。大部分は北の大陸と離島群に存在するが、南の大陸の東に位置する島(幻獣界)は帝国の支配が及んでいないため、ここに含まれる。

魔法と召喚獣の関係

『ファイナルファンタジーVI』における魔法の力は、幻獣(召喚獣)が産み出したものである。

1000年前に発生した「魔大戦 (War of the Magi)」を境に、それまで共存していた人間と幻獣が袂を分かった。人間はその後の1000年間で機械による文明を発展させてきたが、幻獣は人間の前から姿を消し、幻獣界という独自の空間でひっそりと生活している。時を経て人間界と幻獣界を隔てる障壁が無くなった時、幻獣界はガストラ帝国の侵攻を受ける。捕らえられた多くの幻獣から魔導の力が抽出され、軍事兵器の生成に活用された。

ガストラ帝国は当初、幻獣から科学的な方法で魔法の力を吸い出して人間に植え付ける方法をとっていた。しかし本来魔法の力は、その命が尽きる時に幻獣が自らの持つ魔法の力を結晶にしてこの世に残した「魔石」を持つ事によって得るものであり、得られる魔法の力には大きく差がある。

ファンタジー的な要素

『ファイナルファンタジーVI』の世界には機械による文明が存在する。ただし、機械といっても、現代社会のようないわゆるエレクトロニクス(魔導アーマーのみ例外)ではなく、蒸気機関や火薬、石炭で動く産業革命時のような原始的なものである。 キャラクターの持つ武器(剣、槍、杖など)や防具(鎧、盾、兜など)、得体の知れないモンスターなど、多くのRPGの特徴ともいえるファンタジー的な要素はこうした機械文明と同居するかたちで作品内に存在している。

魔大戦

遥か昔に女神、鬼神、魔神の3柱の神、三闘神が天から現れて永きに渡って互いに争った戦争。三闘神は地上の生き物を幻獣に変えて従え、さらに幻獣の力で魔法を使えるようになった人間である魔導士を加え、神同士による三つ巴の戦いが繰り広げられた。戦いは世界を破壊し尽くし、過ちに気付いた三闘神は、強大な力を持つ怪物などを封じ、幻獣に自分達の復活がないようにすることを命じると、魔力が抑えられる封魔壁の奥で、石化後も神の力が世界の破壊を引き起こさないように互いに視線を向けて力を中和し合いながら、自らを石化することで戦いを終わらせた。幻獣は石化した三闘神を見守ると共に、魔導の力で悲劇が起きることのないよう、封魔壁の奥を幻獣界として移り住んだ。魔大戦が終わった後、魔法の力を持たない人々は魔大戦の悲惨さから魔導士を恐れ、不当な裁判にかけて魔導士狩りを行った。そのため、逃げ出して隠れ住んだ僅かな者の子孫を除いて、魔法を使える人間はほとんど残っていない。

バグ・仕様

テンプレート:出典の明記 今作品では以下のようなバグによる不具合や現象が発生する。

  • SFC版とPS版では物理回避率の数値に意味がなく、物理攻撃・魔法攻撃が双方とも魔法回避率で回避の判定が行われてしまう。この現象はGBA版では修正されている。
  • SFC版とPS版では、魔力が140以上の状態でアルテマを唱えた場合にダメージがオーバーフローし威力が極端に弱くなる。本作の魔石システムでは装備品無しの素のステータスは128が限界だが、装備品によっては140以上になる。この現象もGBA版では修正されている。
  • 各部位に装備できる武器や防具を一切所持せず、キャラクターの装備欄が1つ以上空白の状態で、何らかのアイテムをアイテム欄の一番右下に配置し、装備画面の「さいきょう」を選ぶと通常は装備できないはずのそのアイテムが強制的に装備されてしまう。PS版では修正されているものの、特定の武具においては仕様が持ち越されている。GBA版では完全に修正されている。
  • リルムのスケッチ失敗によりデータが消滅してしまう不具合がSNES初期のバージョンで存在する(#日本国外版の節も参照)。
  • 世界崩壊前、ティナが姿を変えて飛び去った後のシナリオの際、シャドウとガウの2人パーティにして、ガウに獣が原で「とびこむ」をさせてシャドウ一人だけにすると、イベントでシャドウが離脱した時、他に仲間がいないため「パーティに誰もいない状態」になり、フリーズしてしまう。
  • カイエンが「必殺剣 空」の待機中に戦闘不能になり、その後復活すると、「必殺剣 空」が敵味方のあらゆる行動(防御なども含む)に反応するカウンター攻撃に変化してしまう。さらに、この状態でカイエンが「カッパ」状態になった場合、カッパのままカウンター攻撃が発動すると通常攻撃を敵が倒れるまで延々と繰り返す現象が発生する。
  • 魔列車にて、幽霊を仲間にした状態で幽霊が離脱するポイントまで進み、外れる直前に残るキャラクターを戦闘不能にしていると、幽霊離脱後は全滅状態のまま歩くことができる。そのまま戦闘に入ると、開始直後に「全滅した」と表示されてゲームオーバーになる。
  • ガウに武器「アルテマウェポン」を装備させた状態で、「あばれる」によってモンスター「ガード」を選択すると、「クリティカル」の技が出た時にゲームの挙動に異常が出る。おかしな音を立ててガウが奇怪な行動をするなどの現象が起こるが、殆どの場合ゲームがフリーズまたは無限ループに突入して終わる。データ消失の危険もある。PS版・GBA版では修正されている。
  • 世界崩壊後のオペラ劇場の天井裏でネズミとのバトルでわざと全滅すると、崩壊前のワールドマップからゲームが再開される(崩壊前のイベントでネズミを残す必要がある)。フィガロ城を動かすか定期船に乗ると崩壊後の世界に戻れる。PS版・GBA版では修正されている。
  • バニシュ(透明)状態のキャラクター(敵味方問わない)に対しては魔法攻撃が必ず命中する(即死魔法の「デス」や「デジョン」も例外ではない)。GBA版ではステータス異常への耐性は通過できなくなったが、即死耐性がないキャラクターにおいては仕様が持ち越されている。
  • SFC版では、2Pコントローラーにターボファイルを繋いでいるとマッシュの必殺技が100%失敗する。

日本国外版

北米では1994年10月11日に、Super Nintendo Entertainment System(以下SNES)向けのソフト『Final Fantasy III』として発売された。NES版『Final Fantasy』(日本での『ファイナルファンタジー』)、SNES版『Final Fantasy II』(日本での『ファイナルファンタジーIV』)に続く作品になっている。SNES版『II』とは異なり、キャラクターの特殊能力は日本版そのままという形で移植され、一部の魔法・アイテムとキャラクター名、大多数のモンスターの名前が、アルファベット表記をした時の長さの制限のため変更されている。その他の変更点を以下に示す。

  • 攻撃魔法「ホーリー」の名前が宗教的な配慮から「Pearl(真珠を意味する)」に変更されている。
  • 登場するアイテムは256種類。日本のSFC版にはアイテム欄の最後の欄においたアイテムを誰でも装備できてしまうという現象(#バグ・仕様の節を参照)があったが、北米版ではアイテム欄が1行1列になったことに伴い、最後の欄を非表示(使用不可)にすることによって修正された。
  • SNES初期版では、透明状態の敵に対してリルムのスケッチを使用すると不正なポインタ参照を行ってしまい、画面が乱れたりデータが消えてしまうなどの重大なダメージが発生する不具合がある。後のバージョンやPlayStation版では修正されている。
  • モザイク効果における不具合はSNES版では修正されているが、北米のPlayStation版では残っている。
  • シャドウをキングベヒーモスから救出後の台詞で、新台詞が挿入される。
  • 酒場の看板が描き換えられていたり、女性の容姿をした敵キャラクターの露出が抑えられているなどの、北米での任天堂の規制に合わせた変更点がある。

なお、PlayStation移植版以降はタイトルが日本と同じナンバリングの『Final Fantasy VI』に統一された。

日本での移植版

PlayStation版の特徴

1999年3月にPlayStationで発売された『ファイナルファンタジーVI』(単品)、及び『ファイナルファンタジーコレクション』のDISC3は、スーパーファミコンで発売されたものとほとんど同じ内容となっている。

ただし、以下のような変更点がある。

  • オープニング、エンディングにCGムービーが追加。
  • ゲームのデータ、設定資料などを鑑賞する「おまけ」モードが追加された。「やりこみじいさん」によりゲームの「やりこみ度」を閲覧可能(この機能は、後のGBA版には存在しない)。ゲームクリアを記録したシステムファイルがあれば、見られるデータが増える(一部、『FFV』の設定資料もある)。
  • マップ内では「×」ボタン+方向キーでダッシュ(2倍速での移動)が出来る。即ちゲーム開始時からダッシュが使える。ダッシューズ装備時は、方向キーのみで2倍、「×」+方向キーで4倍になる。
  • CD-ROMによる読み込みのため、マップの切り替え処理がSFC版よりも遅い。
  • エンカウント時、戦闘終了時のモザイク演出が変更されている。
  • 戦闘中などに派手な演出が発生した際、コンピューターの処理により演出がスローモーションになる。
  • 音源がSFC版と違うため、音楽や効果音などの音質がSFC版から若干変わっている。また、エンディングの曲と画面がずれており(同期が取れておらず曲が画面に比べてだんだん遅れていく)、BGMが鳴り終わらずにエンディング用のCGアニメーションが再生されてしまう。
  • 多くの細かな怪現象や不具合が修正されている。ただし、「バニシュ+デス」の様にSFC版から引き続き残されているものもある。
  • ガウが勲章を装備できなくなるなど、一部のアイテムの装備可能キャラクターが変更となった。
  • 「メモファイル」機能により、移動中であればいつでもデータを保存・再開することができるようになった。ただし一時的な保存なので電源を切ると消滅する。

ゲームボーイアドバンス版の特徴

『ファイナルファンタジーVI アドバンス』は2006年11月30日に発売された(日本では最後のGBAソフト)。キャッチコピーは、「近づく、予感。」(TGSPV)、「純度を超えた透明感」(TVCM)。ダンジョン追加や細かな仕様変更等がなされた。

  • 会話時のウィンドウに顔グラフィックが表示された。全プレイヤーキャラクターのほか、ティナ(トランス)、シド、ケフカ、ガストラなどの顔グラフィックが追加。なお、顔グラフィックを非表示にはできない。
  • 顔グラフィックの導入、キャラクター名の全角表示、テキスト枠の減少(SFC版・PS版では4行→GBAは3行)により一度に表示させられる文章量が減少した。
  • 『FFIV アドバンス』『FFV アドバンス』と同様に、メッセージウィンドウのテキストを、ひらがなのみ使用か、漢字混じりにするかをコンフィグによって任意に設定できる。これにより、オリジナルからメッセージの漢字変換が変更された箇所もある。
  • 追加魔石として「リヴァイアサン」「サボテンダー」「ギルガメッシュ」「ディアボロス」の4つが追加。また、これらの魔石で習得できる新たな魔法も3つ追加。
  • 各キャラクター専用の最強武器が追加された。ただし、武器を装備できないガウは兜、装備を変更できないウーマロはアクセサリーとなっている。それぞれのキャラクター専用装備として計14個追加。
  • 「おまけ」として、モンスター図鑑とサウンドテストモードが追加(後者は、本編クリア済みデータのある状態時に追加)。モンスター図鑑はPS版にもあったが、アドバンス版では大きく異なっている。また、ミュージックプレイヤーの曲目は英語版のものとなっている。PS版にはあったやりこみじいさんは存在しない。
  • エクストラダンジョン「竜の巣」「魂のほこら」が追加。「竜の巣」は本編で伝説の8匹の竜を倒さなければ内部に入れない。内部では3つのパーティに分けて最強の竜が眠る最深部を目指す。また、8匹の竜が強化されて再登場する。「魂のほこら」は本編及びエクストラダンジョンをクリアする必要がある。これに関連し、本編クリア後にセーブが可能となっている。クリア済みのデータには星マークが付き、ロードするとファルコン号の甲板からセッツアー1人の状態で再開となる。なお、ロード後のデータでは、ラストバトル中に獲得・消費したアイテムなどのデータも反映される。
  • 一部の宝箱の中身(「封魔壁への洞窟」の2つと「ジドールの町」の4つ)が変更。オリジナル版と比較し、得られるギルは減額、得られるアイテムは効果が弱めとなった。
  • 「獣ヶ原」に出現する敵パーティのパターンが増加。これによりオリジナル版では習得できなかった「あばれる」のデスペナルティーを覚えられるようになった。ただしエクストラダンジョン「竜の巣」の追加モンスターは出現せず、習得もできない。
  • ゲームボーイアドバンスではX(△)、Y(□)に相当するボタンが無いため、マッシュの「ひっさつわざ」のコマンドが一部、SFC版やPS版と大きく異なっている。また、戦闘中のターンパスについても、送りボタンが1つしかないため、順送りしか出来ない。
  • 音源がSFC版やPS版と違うため、音楽や効果音などの音質がさらに変更されている。また、本来組曲で旧盤では戦闘が先に進んでも曲は規定の箇所まで演奏されないと進まないものであった「妖星乱舞」(ラストバトル時の楽曲)は、各階層をクリアした時点で曲が変更される仕様となった。
  • 「バニシュ」影響下でも本来の耐性が考慮されるようになった。本来「デス」「デジョン」が効かないモンスターには透明状態でも無効となり、これにより「眠れる獅子」というモンスターが非常に倒し難くなっている。(ただし「眠れる獅子」は「ストップ」に耐性がないので、それを活用して倒しやすくすることはできる)戦闘に勝利する(=魔法修得値を得る)だけなら後述の煙玉を使う方法を行えば可能だが、モンスター図鑑に登録するのは困難。なお、「魂のほこら」で戦うこともできる。
  • サウスフィガロでのセリスが加入するイベントから、セリスが帝国兵に殴られるシーンと鎖に繋がれるシーンがカットされ、それに伴い、救出時の選択肢の文面も変更。
  • 飛空艇の飛行スピードが若干遅くなっている。
  • 魔力や素早さなどのステータスが極端に高くなると、オーバーフローを起こして弱体化する現象が修正。
  • ドレイン・アスピル系の技や魔法が調整された。
  • 物理回避率の数値が機能せず、魔法回避率が物理攻撃・魔法攻撃両方に影響していた現象が修正され、物理回避率の効果がきちんと現れるようになった。
  • ゴゴが勲章を装備できなくなるなど、一部のアイテムの装備可能キャラクターがPS版からさらに変更となった。
  • 通称「コンフュ+煙玉」と呼ばれる、混乱を利用し敵に煙玉を使って強制退却させる裏技は変更されなかった。ただし逃走扱いのため、その戦闘時のモンスターは「モンスター図鑑」には登録されない。
  • GBA版ファイナルファンタジー移植シリーズでは唯一、GBAオリジナルのオープニングデモは用意されていない。

Android/iOS版の特徴

Android版は2014年1月16日に、iOS版は2014年2月6日に配信。ゲームボーイアドバンス版を基とし、グラフィック全般とインターフェイスが一新されている。キャラクターについてはオリジナルスタッフである渋谷員子による描き起こし。

  • BGMはSFC版のものを録音して再生している。
  • 斜め移動が可能となっている。代わりにPS版・GBA版にあったダッシュが削除され、SFC版と同じようにダッシューズを装備しないとダッシュができない。
  • GBA版にあったサウンドテストモードが最初から使用可能。
  • マッシュの「ひっさつわざ」のコマンドがSFC版・PS版・GBA版と大きく異なっている他、カイエンの「ひっさつけん」も選んだ技に応じてチャージする方法に変更されている。また、ATB表示がキャラのステータス枠が徐々に浮き上がるというものに変更されている。

その他

Vジャンプとのタイアップ

『ファイナルファンタジーVI』は集英社のゲーム雑誌であるVジャンプにおいて、発売前および発売後に紙面にて大々的に宣伝された。

  • 『ファイナルファンタジーVI』発売後すぐに攻略本「Vジャンプ緊急増刊 ファイナルファンタジーVI」が集英社より発売された。
  • 『ファイナルファンタジーVI』の発売に関連して、植松伸夫作曲のオリジナルソングの歌詞を募集した。後に「近づく予感」としてCD「ファイナルファンタジーVI スペシャルトラックス」に収録、発売されている。
  • 世界観や各キャラクターの詳細な設定がVジャンプ誌に掲載された(スクウェア公認の攻略本には書かれていない設定があり、本編からは製作途中で除去されたらしき没設定も見られる)。

FFシリーズの音楽について

ファイナルファンタジーシリーズの音楽は、ゲーム中に流れる曲(コンピューターの電子音によって演奏された曲)をそのまま収録した「オリジナルサウンドトラック」があると同時に、ゲーム中の曲を生音で再現し、さらにアレンジを加えた「アレンジバージョン」が存在するが、このアレンジが盛んに行われていたのはこの『VI』までである。ハードがPlayStationになった『VII』以降はゲーム中の音質が生音に近くなっているため、『VI』以前のような本格的なアレンジバージョンがあまり出ていない。これは同社の『サ・ガ』シリーズや『聖剣伝説』シリーズも同じである。

そのような中で、本作のプレリュードにはディレイとエコーを同時に使う趣向がはじめて取り入れられたが、容量不足の為にエコー部分は上昇地点で消滅してしまう。

幻の3D版

『FFVIIプレビューディスク』に収録されたムービーの戦闘シーンのみ確認できる3D版。これはFFVIがPlayStationないしはその他の次世代機用に開発されていた事が伺える内容であるが遂にPlayStationなどの当時の次世代機で発売されることはなかった。

制作スタッフ

関連商品

関連音楽CD

『ファイナルファンタジーVI』で使用されているBGMは、植松伸夫によるものであり、以下の音楽CDが発売されている。

  • ファイナルファンタジーVI オリジナルサウンドバージョン (FINAL FANTASY VI ORIGINAL SOUND VERSION)
ゲーム中で流れるBGMを収録したサウンドトラック。全3枚組。
ファイナルファンタジーVI グランド・フィナーレ (FINAL FANTASY VI GRAND FINALE)
イタリアミラノ交響楽団によるオーケストラアレンジの演奏。「Aria Di Mezzo Carattere」は本物のオペラ歌手による独唱。
  • ファイナルファンタジーVI スペシャルトラックス (FINAL FANTASY VI SPECIAL TRACKS)
スクウェアのスタッフが歌う「近づく予感」の他、オリジナルサウンドバージョン未収録曲などが収められている。

この他、ファイナル・ファンタジー ヴォーカル・コレクション1 PRAY、「F.F.MIX」で「ティナのテーマ」のSnow Productionsによるアレンジ、「20020220 music from FINAL FANTASY」で「ティナのテーマ」のオーケストラアレンジが収録されている。

ファイナルファンタジーVIのTVCFでは、「FINAL FANTASY」(メインテーマ)がオペラ風にアレンジされ葛生千夏のヴォーカルで歌われていたが、ゲームサントラへの収録はされず、植松伸夫のソロアルバム「ファンタズマゴリア」にのみ収録されている。

関連書籍

  • 『ファイナルファンタジーVI―Character collections』天野 喜孝 ,NTT出版 (1994/02)
  • 『Vジャンプ緊急増刊 ファイナルファンタジーVI』
  • 『完全攻略 ファイナルファンタジーVI 冒険ガイドブック』ISBN 4-87188-302-7 NTT出版、1994年4月
  • 『ファイナルファンタジーVI 設定資料編』ISBN 4-87-188299-3 NTT出版、1994年2月
  • 『ファイナルファンタジーVI 基礎知識編』ISBN 4-87-188300-0 NTT出版、1994年4月
  • 『ファイナルファンタジーVI 完全攻略編』ISBN 4-87-188301-9 NTT出版、1994年6月
  • 『ファイナルファンタジーVI ザ・コンプリート』ISBN 4-87188-303-5 NTT出版、1994年9月
  • 『ファイナルファンタジーVI キャラクターコレクションズ』ISBN 4-87-188285-3 NTT出版、1994年2月
  • 『スクウェア公式 ファイナルファンタジーコレクション 幻想世界の攻略本』ISBN 4-92-507545-4 デジキューブ、1999年3月
  • 『ファイナルファンタジー大全集 Complete works 1 through 6 Vol.1 上巻 改訂版』ISBN 4-88787-044-2 デジキューブ、2002年6月
  • 『ファイナルファンタジー大全集 Complete works 1 through 6 Vol.1 下巻 改訂版』ISBN 4-88787-045-0 デジキューブ、2002年6月
  • 『ファイナルファンタジーVI アドバンス 公式コンプリートガイド』ISBN 4-7575-1846-3 スクウェア・エニックス、2006年12月

参考資料

Webサイト

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Navbox

テンプレート:Link GA
  1. 『FFII』『FFIV』『FFV』がこれに該当する。『FFII』『FFIV』は所持できるアイテム種別に上限があるため、すでにアイテム欄が埋まっている状態で新規にアイテムを獲得した場合は、手持ちアイテムを捨てるか獲得アイテムを諦めるか判断しなければならない。また、『ファイナルファンタジーIII』には入手可否の選択がないが、アイテム欄が埋まっていた場合は敵がアイテムを落とさない仕様になっている(手持ちアイテムに同種のものが含まれている場合を除く)。『ファイナルファンタジー』は戦闘後のアイテムドロップそのものが存在しない。
  2. FINAL FANTASY VI ADVANCEの「introduction」に明記されている。
  3. http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0606/16/news006.html 等他多数
  4. 幼い頃にクルミをあげようとして指をかまれたため。ナッツイーターはリスに似たモンスター種族で、ファイナルファンタジーシリーズのいくつかの作品に登場しているが本作には登場していない。
  5. 和平の会食時にカイエンがいる場合、レオの謝罪に対しレオの責任を否定する返答をする
  6. ディシディア ファイナルファンタジー』でケフカ同士で対戦させると「こんな色男、はじめて」と言うなど、ナルシストな面も伺える。
  7. 『ファイナルファンタジーVI ザ・コンプリート』
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 『ファイナルファンタジーVI 設定資料編』51頁
  9. 英字表記の綴りには表記揺れがあり、資料によっては「Marguez」や「Marguz」とされているものもある。
  10. 『ファイナルファンタジーVI 設定資料編』85頁
  11. ただし、『正伝魔大戦録』という唯一の記録書は980年前に紛失したとされる(原因は不明)。