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'''パワーリーグ'''(''POWER LEAGUE'')は、[[1988年]]に[[ハドソン]]から発売された[[PCエンジン]]用[[野球]]ゲームおよびそのシリーズ。長らく、PCエンジンを代表する野球ゲームとしてあり続けた。以来[[1998年]]までに、[[家庭用ゲーム機]]において全13作を発売したが、その年を最後にハドソンは家庭用ゲーム機において新作の野球ゲームを出していない。 ただし、[[2000年]]から[[2001年]]にはハドソンの[[トレーディングカードゲーム]]部門子会社[[未来蜂歌留多商会]]より「POWER LEAGUE〜夢のスタジアム〜」をリリースした。[[2004年]][[7月19日]]に[[iアプリ]]版を配信開始。[[2006年]]にはインターネットポータルサイト[[i-revo]]において初期の三作品がインターネットで配信開始。[[2007年]][[7月31日]]からパワーリーグ4が[[Wii]]の[[バーチャルコンソール]]で配信され、[[2009年]][[9月16日]]には[[ゲームアーカイブス]]にも配信された。[[2010年]][[12月20日]]発売の『[[PC Engine GameBox]]』([[iOS (アップル)|iOS]])にも収録されている。 [[北アメリカ州|北米]]においても、[[1988年]]に『'''World Class Baseball'''』、[[1995年]]に『'''Sporting News Baseball'''』が発売された([[#北米版|後述参照]])。 続編がPCエンジン版では5作品、スーパーファミコン版では3作品出ている。そのタイトルに振られるナンバー表記(年号が振られたPCエンジン版最終作を除く)については、PCエンジン版の2作目・3作目のみ[[ローマ数字]]であり、それ以外は全て[[アラビア数字]]である(ただし、タイトル画面については、PCエンジン版は一貫してローマ数字だった)。 ==概要== [[1987年]]に、[[ジャレコ]]から発売された『[[燃えろ!!プロ野球]]』とともに、俗にリアル系野球ゲームといわれる野球ゲームの先駆け。打席に入っているバッターが皆[[神主打法]]のような構えをしているのが特徴。第1作目は守備・走塁画面が真上から見下ろしたような視点であった(この視点を採用した野球ゲームには、いずれも[[セガ]]の「[[メジャーリーグ (セガ)|メジャーリーグ]]」や「[[スーパーリーグ (セガ)|スーパーリーグ]]」がある)が、II以降は他の野球ゲームの多くと同じ俯瞰視点になった。 また、リアルな野球をさらに楽しめるように、エディット機能が搭載されていた。初期は、打順変更と先発野手、一軍登録の変更のみだったが、IIからはオールスターチーム編成・IIIからは選手データ変更もできるようになり、スーパーパワーリーグ3からはオリジナルチーム作成ができるまでに進化した。そして、スーパーパワーリーグ3と4ではそのオリジナルチームをペナントレースに参加できるようになるなど、意欲的に機能を拡充して行った。この他、II以降は[[ホームラン競争]]が、III以降は最大4人までの協力プレイモードが追加されている(スーパーパワーリーグでも[[マルチタップ]]を用いた同様のモードが搭載された)。 シリーズを通して、隠し要素があるのも特徴。隠しチームとして[[メジャーリーグベースボール|アメリカ大リーグ]]の選手をモチーフにした「ヒュービーズ」や[[たけし軍団]]をモデルにした「GUNDAN」([[ファミリーコンピュータMagazine|大技林]]では「軍団チーム」と表記)、 戦国武将がモチーフの「戦国武将隊」(スーパーパワーリーグ2〜4)、RPGの怪物で構成された「モンスターズ」(パワーリーグ64) などが、隠し球場としてセンターが128mと非常に広いトイスタジアム(のちヒュースタジアム<ref>2・3の球場と同名だが、こちらは[[野球盤]]のような小さな[[スタンド]]で組まれた形の球場となっている。スタンドは無観客状態だが、その場外に巨大な[[ボンバーマン]]が大人数で観戦しているという光景を見ることができる。</ref>に改称)や、アイランドスタジアム(周りを海に囲まれた、ホームベース型の島そのものが球場)等がある。 ==放送局とのタイアップ== 現在では当たり前のようになっている、テレビやラジオのアナウンサーとのタイアップを行ったスポーツゲームの先駆けがこのシリーズである。 [[1993年]]に[[スーパーファミコン]]で発売された「スーパーパワーリーグ」に、試合終了後の結果報告に、[[フジテレビジョン|フジテレビ]]の[[プロ野球ニュース]]とのタイアップで当時所属アナウンサーだった[[中井美穂]]を実写取り込み映像と合成音声で登場させた。 [[1994年|翌1994年]]発売の「スーパーパワーリーグ2」は、[[TBSテレビ|TBS]]アナウンサーの[[松下賢次]]を実況にすえ、試合終了後の結果報告には、「TBSプロ野球情報」というタイトル(番組は架空)で、[[福島弓子]]アナを登場(いずれも音声のみ)。 ===タイアップの変遷=== ====スーパーパワーリーグ==== *フジテレビ **スポーツワイドプロ野球ニュース ***中井美穂 ====スーパーパワーリーグ2==== *TBS **実況担当 ***松下賢次 **TBSプロ野球情報(番組は架空) ***福島弓子 ====スーパーパワーリーグ3==== *フジテレビ **実況担当 ***[[福井謙二]] **フジテレビプロ野球情報(番組名は架空) ***[[八木亜希子]] ====スーパーパワーリーグ4==== *フジテレビ **実況担当 ***福井謙二 **プロ野球ニュース ***[[小島奈津子]] ====スーパーパワーリーグFX==== *フジテレビ **実況担当 ***福井謙二 **プロ野球ニュース ***福井謙二 ***八木亜希子 ==作品リスト== ===PCエンジン=== *パワーリーグ - [[1988年]][[6月24日]] :※[[テレビ|TV]][[コマーシャルメッセージ|CM]]に「[[みのもんた]]」が声の出演。パ・リーグモデルのチームにはDHが設けられているが、セ・リーグモデルのチームには無く違うリーグ同士の対戦だとセ側のチームがやや不利になる。 *パワーリーグII - [[1989年]][[8月8日]] *パワーリーグIII - [[1990年]][[8月10日]] *[[パワーリーグ4]] - [[1991年]][[8月9日]] *パワーリーグ5 - [[1992年]][[8月7日]] :※初の実名版。本作より、[[日本野球機構]]の公認により、実名の球団・選手が登場した。 *パワーリーグ'93 - [[1993年]][[10月15日]] ===スーパーファミコン=== *スーパーパワーリーグ - 1993年[[8月6日]] :※[[パッケージ]]の[[画像]]に[[ポリゴン・ピクチュアズ|PORYGON PICTUERS]]制作の[[コンピュータグラフィックス|CG]]を使用。 *スーパーパワーリーグ2 - 1994年[[8月3日]] :※パッケージの画像にPORYGON PICTUERS制作のCGを使用。 :※TVCMに[[ウッチャンナンチャン]]が出演(3のTVCMにも出演)。 *スーパーパワーリーグ3 - [[1995年]][[8月10日]] *スーパーパワーリーグ4 - [[1996年]][[8月9日]] ===PC-FX=== *スーパーパワーリーグFX - 1996年[[4月26日]]※[[ハドソン]]最後の[[PC-FX]]用ソフト。 ===NINTENDO64=== *パワーリーグ64 - [[1997年]][[8月8日]]※[[ハドソン]]の[[NINTENDO64]]参入第1弾ソフト。※シリーズ初の3Dフルポリゴン映像導入。 :※前年に[[ファミリーコンピュータMagazine]]とハドソンの共催で行われた「スーパーパワーリーグ4大会」の成績(ペナントモード)上位入賞者による架空チーム「ドルフィンズ」(スーパーパワーリーグ3〜4ではエディット選手を入れるためのチームであった)が登場。 ===プレイステーション=== *パワーリーグ - [[1998年]][[11月12日]] ===トレーディングカードゲーム=== ;いずれも、子会社の[[未来蜂歌留多商会]]から発売。 *POWER LEAGUE〜夢のスタジアム〜 - [[2000年]][[8月26日]] *POWER LEAGUE UL2000 - [[2000年]][[12月23日]] *POWER LEAGUE 夢のスタジアム2001 シリーズ1 - [[2001年]][[7月21日]] *POWER LEAGUE 夢のスタジアム2001 シリーズ2 - [[2001年]][[10月13日]] ===iアプリ=== *パワーリーグ - [[2004年]][[7月19日]]、ハドソンが運営するiアプリサイト「着信☆あぷり♪」(現「着あぷ☆ボンバーマン」)内「PCエンジンコーナー」にて配信開始。 ===i-revoゲーム=== ;いずれも、i-revoが開設された[[2006年]]に配信開始。 *パワーリーグ *パワーリーグII *パワーリーグIII ===バーチャルコンソール=== *パワーリーグ4 - [[2007年]][[7月31日]] ===ゲームアーカイブス=== *パワーリーグ4 - [[2009年]][[9月16日]] ===北米版=== ====[http://en.wikipedia.org/wiki/TurboGrafx-16 TurboGrafx-16]==== *[http://en.wikipedia.org/wiki/World_Class_Baseball World Class Baseball] - 1988年[[7月24日]] ====[http://en.wikipedia.org/wiki/Super_Nintendo_Entertainment_System Super NES]==== *Sporting News Baseball - 1995年[[10月]] :※パッケージにはスーパーパワーリーグ2のCGが流用されている。 ====[http://en.wikipedia.org/wiki/Virtual_Console Virtual Console]==== *World Class Baseball - 2007年[[9月17日]] :※同名作品の配信。 ==脚注== <references /> ==関連作品== * [[パワースポーツシリーズ]]を参照。 **[[パワースポーツ (ゲーム)|パワースポーツ]] **[[パワーゴルフ]]シリーズ **[[:en:Power Eleven|パワーイレブン]] **[[パワーテニス]] == 外部リンク == * [http://vc-pce.com/jpn/j/title/powerleague4.html バーチャルコンソール パワーリーグ4] * [http://www.hudson.co.jp/pcea/jpn/title/powerleague4.html PCエンジンアーカイブス パワーリーグ4] {{DEFAULTSORT:はわありいく}} [[Category:野球ゲームソフト]] [[Category:PCエンジン用ソフト]] [[Category:スーパーファミコン用ソフト]] [[Category:PC-FX用ソフト]] [[Category:NINTENDO64用ソフト]] [[Category:PlayStation用ソフト]] [[Category:携帯電話アプリゲーム]] [[Category:I-revoゲーム対応ソフト]] [[Category:バーチャルコンソール対応ソフト]] [[Category:ゲームアーカイブス対応ソフト]] [[Category:カードゲーム]] [[Category:トレーディングカードゲーム]] [[Category:1988年のコンピュータゲーム]] [[Category:コンピュータゲームのシリーズ]] [[Category:ハドソンのゲームソフト]] [[Category:フジテレビ]] [[Category:TBSテレビ]]
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