パノラマカード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2010年12月4日 (土) 00:55時点における59.146.238.238 (トーク)による版 (カードの種類)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

パノラマカードは、名古屋鉄道(名鉄)で発行されていた乗車カードである。

概要

1990年(平成2年)4月1日発売開始。定期乗車券連絡乗車券を除く、名鉄電車・バスの普通乗車券座席指定券(現・特別車両券〈ミューチケット〉)・回数乗車券入場券・名鉄パノラマパック(JRの特別企画乗車券に相当)に引き換えることができた。プレミアムは付いていない。

一方でプレミアム付きを望む声も強いことから、1994年(平成6年)4月1日からパノラマプラスカードの発売を開始した。こちらは電車・バスの普通乗車券(1回あたり2,500円まで)・座席指定券・入場券と引き換え範囲が縮小されている。いずれも「トランパス」(ストアードフェアシステム)には対応していない。2001年(平成13年)3月23日に開業した名古屋ガイドウェイバス(ゆとりーとライン)でも利用できた。

いずれも2002年(平成14年)6月1日で発売が中止され、「トランパス」導入駅から順次、自動券売機・精算機での利用ができなくなった(ただし「トランパス」導入駅でも駅出札窓口の発券端末がカード読み取り可能であれば、出札窓口で乗車券などへの引き換えが可能だった。「トランパス」対応となった無人駅では一切利用できない)。

2008年(平成20年)3月31日限りで乗車券類との引き換えを終了し、名鉄(電車)・名鉄バス・名古屋ガイドウェイバス3社とも利用できなくなった。

払い戻し

乗車券類との引き換え終了に伴い、2007年(平成19年)10月1日から2010年(平成22年)3月31日まで無手数料での払い戻しを、磁気カード対応の発券端末を設置した有人駅で行っていた。2010年4月1日以降は名鉄名古屋駅でのみ取り扱っていたが2010年12月1日より他の有人駅(弥富駅・赤池駅・蒲郡駅・矢作橋駅を除く)でも払い戻しを再開した。払い戻しは2011年(平成23年)2月28日で終了となり、それ以降は完全に無効となる。

「パノラマカード」は残額が全額払い戻されるが、「パノラマプラスカード」は残額からプレミアム相当分が差し引かれる。[1]

カードの種類

パノラマカード

  • パノラマカード1000(発売額:1,000円)
  • パノラマカード3000(発売額:3,000円)
  • パノラマカード5000(発売額:5,000円)
  • 他に贈答用カードとして、パノラマカード500(発売額:500円)も存在した。

パノラマプラスカード

  • パノラマプラスカード3100(発売額:3,000円、3,100円分使用可能)
  • パノラマプラスカード5200(発売額:5,000円、5,200円分使用可能)

脚注

  1. 「パノラマカード」、「パノラマプラスカード」のご案内 (名古屋鉄道公式サイト)