パトリス・ルコント

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テンプレート:ActorActress パトリス・ルコントPatrice Leconte, 1947年11月12日 - )は、フランスパリ出身の映画監督脚本家である。

略歴

IDHEC(フランスの高等映画学院)で映画監督になる勉強をしたが、卒業後にバンド・デシネ漫画家またイラストレーターとして漫画雑誌社で働く。1975年に初めての長編映画を製作した。以来、コメディドラマラブストーリーアクションまで幅広いジャンルの映画を製作している。

リディキュール』で第22回(1996年度)セザール賞作品賞と監督賞を受賞している。また、セザール賞では『タンデム』で作品・監督・脚本賞に、『仕立て屋の恋』で作品・監督賞に、『髪結いの亭主』で作品・監督・脚本賞に、『橋の上の娘』で監督賞にノミネートされた。

これまで、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に『仕立て屋の恋』『リディキュール』が、ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に『フェリックスとローラ』『親密すぎるうちあけ話』が、ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で『列車に乗った男』が上映された。『列車に乗った男』は観客賞を受賞した。

監督した作品でカメラオペレーターとして自らカメラを回すことも多い。

主な監督作品

エピソード

  • 『ぼくの大切なともだち』の日本公開前の、2008年6月21日の「王様のブランチ」にルコントが出演し、モンマルトルにある事務所内でインタビューが行われた。ルコントの事務所の壁は、絵や映画スターのポスター(ウディ・アレングルーチョ・マルクスなど)で満載。また、ウルトラマンのフィギュアも置いてあった。
  • 映画祭などで高評価を得る作品を撮る一方、2006年のフランス国内年間興行成績で1位になった Les Bronzés 3 - Amis pour la vie (レ・ブロンゼ/一生の友達)のような娯楽作品も手がけている。なお、この作品は2位の『アイス・エイジ2』の1.5倍以上の興行収入をおさめた。

外部リンク