バリ島爆弾テロ事件 (2002年)

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テンプレート:未検証 テンプレート:Infobox 民間人の攻撃 2002年のバリ島爆弾テロ事件(ばりとうばくだんてろじけん)は、インドネシアバリ島南部で発生したテロで、2002年10月12日に発生した。

2002年10月、バリ島南部の繁華街クタで、路上に止めてあった自動車爆弾が爆発、向かいのディスコなど多くの建物が吹き飛んで炎上し、外国人観光客を含む202名が死亡した。犯行声明は無かったが、インドネシア当局は国内のイスラム過激派「ジェマ・イスラミア」(JI)幹部の多数を犯行容疑で拘束した。世界有数の観光地で発生したテロは衝撃を与えた。

2008年11月9日、インドネシア政府は実行犯3名の死刑を執行した。

インドネシアでは他にも、2003年8月に首都ジャカルタ米国系の高級ホテルが爆発して12名が死亡、2004年には市内のオーストラリア大使館が爆発して9名が死亡、2005年10月1日、クタのレストランで1人と、ジンバランの海岸レストランで2人が自爆テロを起こし、20名以上が死亡したなど、外国人や外国施設を目標とした爆破テロが続いて発生しており、これら全てにJIが関与したと考えられている。背景には、インドネシア国内でのアメリカやイギリスの進める対テロ戦争イラク戦争への反発があり、表立って反対しない政府に対して、市民の不満が募っていることも関連があると見られている。

関連項目

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