バセテール
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テンプレート:世界の市 バセテール(Basseterre)は、西インド諸島のセントクリストファー・ネイビスの首都である。人口15,500人(2005年)。
セントクリストファー島の南西部沿岸に位置する。主な産業は砂糖、漁業である。
歴史
町の名であるバセテールとはフランス語の「低地 (Basse terre)」に由来する。1624年にセントクリストファー島にイギリスに続いて、フランスが入植した。その後、1627年に島の中央部分がイギリス領、北部と南部がフランス領となった時に、フランスの入植者達は良質な港に適した低地だったこの地にフランス語で「低地」を意味するバス・テールと名付け町を建設した。その後、1783年に全島がイギリスの植民地となった時に、バステールはフランスからイギリスの植民地となった。1867年の地震による洪水や火事により町は壊滅的打撃を受けたが、町は再建された。イギリス植民地時代の建造物が多く残っており、今となっては完全にバセテールの町並みはイギリス風だが、バルコニー付きのフランス風の建造物などフランス植民地時代の面影も残っている。
2003年に日本の政府開発援助(ODA)としてバセテール漁業複合施設が建設された。
観光
- セント・ジョージ英国教会(St. George's Anglican Church):1869年築のジョージ王朝様式。町のシンボル的存在
- ジンジャー・ブレッド様式の家屋:ビクトリア朝時代を面影を彷佛とさせる石造りの一階/木造の二階を有する
- サーカス(The Circus):ロンドンのピカデリーサーカスがモデルの「バークレー記念時計塔(Berkeley Memorial Clock Tower)」が建つ
- 独立広場(Independence Square):1790年に奴隷市場として建設。1983年にセントクリストファー・ネイビスの独立を記念して改名。
- ジョージ王朝様式の建築
- 処女降誕聖堂(Co-Cathedral of the Immaculate Conception):二つの塔を持つ1927年築の建物。
- トーマス砦址:現在はホテルとなっている
- 国立博物館:セントクリストファー・ネイビスの歴史や文化が分かる