ハウスカード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ハウスカード(House card)とは、クレジットカードの種類の一つである。
概要
主に、発行する企業・グループなどが経営する店舗およびチェーンでしか利用出来ないクレジットカードを指す。百貨店、スーパーマーケット、石油チェーンなどで導入される場合が多い。しかし、特定の店舗・チェーンのみの利用に限定するとカードの利用金額も限定されたものになるため、近年では国際ブランドと提携したクレジットカードに切り替える例が増えている。
また、信販会社などが国際ブランドと提携せずに発行する自社の加盟店でのみ利用する事が出来るクレジットカードもハウスカードに準ずる存在であると言えるが、こちらも国際ブランドと提携したカードへ切替が進んでいる。
尚、一部が行っている即日発行サービスに於いて発行される仮カードが、本来は国際ブランドの付いているカードであっても、ハウスカード又はこれに準ずる国際ブランドの付いていないカードとして発行される場合もある。
主なハウスカード
新規の申込を受け付けているハウスカード（及び、ハウスカードに準ずるカード）を挙げる。但し、法人カード及び外商カードを除く。
- コスモ・ザ・カード（ハウス） - セディナ / コスモ石油[1][2]
- 日産カード（ハウスカード） - 日産フィナンシャルサービス
- JR東海「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード - セディナ / 東海旅客鉄道
- 東武カード（ハウス） - 東武カードビジネス
- 紀ノ国屋メンバーズカード - 紀ノ国屋
- 井筒屋ウィズカード - 井筒屋ウィズカード
- パナカード - 住信・パナソニックフィナンシャルサービス
- セシールカード - Doフィナンシャルサービス / セシール
- コメリ・アグリカード - コメリキャピタル
- CPコスメティクスカード - 住信SBIネット銀カード
- PiTaPaベーシックカード[3] - スルッとKANSAI
脚註
- ↑ 「コスモ・ザ・カード」は、国際ブランドと提携したカードも発行している。
- ↑ 「コスモ・ザ・カード・オーパス」はイオンクレジットサービスがコスモ石油と提携し発行する。
- ↑ 交通機関のICカードの一種だが、後払い方式のカードであり（発行には審査あり）、主に関西圏の私鉄各社の利用と加盟店での買い物に、与えられた与信枠内において利用できる（国際ブランドが付加されていない）事実上のハウスカード（ただし、「保証金預託制PiTaPaベーシックカード」を除く）。
