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'''ノートンの定理'''(ノートンのていり、Norton's theorem)は、多数の電源を含む[[電気回路]]に負荷を接続したときに得られる[[電圧]]や負荷に流れる[[電流]]を、単一の内部[[コンダクタンス]]のある[[電流源]]に変換して、求める方法である。「'''ノルトンの定理'''」とも表記する。 == 概要 == [[Image:Norton_equivelant.png|frame|[[電圧源]]、[[電流源]]、[[電気抵抗]]のみを含むどんな[[ブラックボックス]]でもノートン[[等価回路]]に変えることができる]] 右図に示す回路網の端子A-B間の短絡電流をI<sub>NO</sub>、回路網A-B間のコンダクタンスをG<sub>NO</sub>(=1/R<sub>NO</sub>)、A-B間に接続する負荷のコンダクタンスをG<sub>L</sub>、負荷を接続したときの端子A-B間の電圧をV<sub>L</sub>、負荷に流れる電流をI<sub>L</sub>とすると、次式に示す関係が成立する。 :<math> V_L = \frac{I_{NO}}{G_{N0} + G_L}</math> :<math> I_L = \frac{G_L}{G_{N0} + G_L}I_{NO}</math> なお、回路網の電気伝導を求める場合、[[電圧源]]は短絡、[[電流源]]は開放として考える。(電圧・電流源が理想的なものでなく内部抵抗が存在する場合は当然考慮しなければならない。) また、テブナンの定理とは[[双対]]の関係にある。具体的にテブナンの定理と双対の関係になるのは、[[電流]]と[[電圧]]、[[抵抗]]と[[コンダクタンス]]、開放と短絡である。 ==関連項目== *[[テブナンの定理]] : ノートンの定理の双対。 *[[電圧源]] - [[電流源]] *[[直流回路]] - [[電気回路]] *[[分流の法則]] [[Category:電気回路|のおとんのていり]] [[Category:定理|のおとんのていり]]
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