ニューレオマワールド

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駐車場からゲートに向かうエスカレーター

ニューレオマワールドNEW REOMA WORLD)は香川県丸亀市綾歌町栗熊西40-1にある遊園地2004年(平成16年)4月11日開園。

来歴

2000年(平成12年)8月31日に閉園したテーマパーク「レオマワールド」(後述)の土地・建物・資産の全てを、2004年(平成16年)に加ト吉(現:テーブルマーク)マルナカおもちゃ王国などの香川県に本社を置く複数の事業者連合が買い取ってリニューアルし、「ニューレオマワールド」として再開した。

「レオマワールド」の名称が思いのほか県内に通用していたためそのまま継承したが、以前と差別化する必要性から「ニューレオマ」を通称とされた。シンボルマーク・ロゴは旧レオマのものをそのまま使用している。

園内は遊園地、飲食・物販、ホテル、オリエンタルトリップの4つのゾーンで形成されている。初年度の入場者数が160万人を突破したと発表(2年目である2005年(平成17年)は約95万人であった)。

その後は不振が続き、折しも中核企業だった加ト吉が循環取引事件を起こし、それが引き金となって日本たばこ産業(JT)の完全子会社となり、食品事業との関連が薄いレジャー事業の見直しのため[1]、運営会社である香川県観光開発のテーブルマーク保有株式が2010年(平成22年)5月に大江戸温泉物語に売却された[2]

本項では前身のレオマワールドを「旧レオマワールド」、ニューレオマワールドについては2004年4月11日から2010年7月16日までの運営体制を「旧体制」、同年7月17日以降の運営体制を「新体制」とする。

2011年(平成23年)11月現在、新体制下のNEWレオマワールド園内は旧レオマワールド時代から存続している遊具・建物・土地がある中で旧体制下の名残り(建物の装飾・塗色・サインボードなど)が若干残っている所が見受けられるが、概ね「旧レオマワールド」時代に即したカラーペインティングやストラクチュア(建物)を維持し、パーク内の景観維持に努めている。また、一部の建物やアトラクション等の再塗装やメンテナンス、整備も引き続き継続して行われている。

施設概要

2010年7月16日まで

旧レオマワールドの園内を4つのエリアに分割、別々の企業が担当し、それぞれに独立採算方式を執っていた。

四国お宝村

  • 飲食・物販エリア
  • 担当企業 : マルナカ
  • パークイメージ : 中世日本色の外観を持つ市場。このエリアまでは「入場無料」だった。エリアキャラクター「レオ」と「メア」が存在した。

レオマおもちゃ王国

  • 遊園地エリア。別名「レオマフェスティバルパーク」
  • 担当企業 : レオマユニティー
  • パークイメージ : おもちゃの博覧会場+遊園地(他の「おもちゃ王国」と同一)

園内の観覧車は四国最大級規模の、高さ50メートル、直径47メートル。(この観覧車は旧レオマワールド時代にあった「キンダーガーデンステージ」を取り壊し、跡地に設置された)

レオマユニティーはおもちゃ王国サンヨープレジャー)の関連企業だったが、株式の過半が大江戸温泉物語に譲渡され、大江戸温泉物語グループの企業になった。

ホテルレオマの森

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ホテルレオマの森
  • ホテル(宿泊)・天然温泉エリア
  • 担当企業 : 加ト吉(テーブルマーク
  • パークイメージ : 家族で宿泊可能な大規模ホテル

天然温泉「森の湯」があり日帰り入湯も可能。

レオマアニマルパーク

  • 動物園エリア。別名「レオマオリエンタルトリップ」
  • 担当企業 : 日振動物綾川町の動物リース会社)
  • パークイメージ : アジアンテイストの動物園
  • 高低差42メートルのエスカレータがある。

ウマグマが見られた中・四国で唯一の動物園だった。2004年、台風16号の影響で、鳥舎が破壊され、飼育していた鳥約300羽が逃げ出すアクシデントがあった[3]

大江戸温泉物語は動物園と動物たちは引き継がず、2010年(平成22年)6月25日をもって閉鎖された。新体制下では旧「オリエンタルトリップ」の一部(マジックストロー、モスクの一部、タシチョゾン、プラサット・ヒン・アルン、十二展望台)がパークの一部「亜細亜街道」としているが[4]2011年(平成23年)現在、旧動物園エリアの動物の取扱については、運営会社との間で紛糾しているようであり、今期末から来期中を目処に旧動物園エリアの再整備を行う予定とされているが、2011年11月現在も旧動物園エリアには数は少ないが動物がいて、給餌や清掃などのケアが継続されている。

2010年7月17日以後

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ゲート外にある「なんとか、またお越しください」のメッセージ看板
  • 2010年(平成22年)7月17日 朝10時から「NEWレオマワールド 開園式典」をメインエントランスにて挙行。同式典にて、旧レオマワールド時代のマスコットキャラクター"ペディーバード"と"ポーリーバード"が10年ぶりにゲストの前に姿を見せた。また、同日からパレード「NEWレオマワールド ファンタスティックパレード」が開始された。同パレードでは、NEWレオマワールド20周年を記念して登場したキャラクター「元気ボーイ」が先頭フロート(山車)に乗り、ゲスト(一般客)も二階建てバスに乗る方法で参加できる。また、同パレードで使用している各フロートは旧レオマワールド時代に活躍をしたフロートを再整備して登場させているものであり、フロートのイメージに対応したキャラクターが乗り込む形式を踏襲している。
  • 2010年10月2日 この日から季節イベント「NEWレオマワールド ハロウィンフェスティバル」が開始された。同イベントではペディーバードやポーリーバードなどのキャラクターがハロウィンの衣装になって昼のパレードや夜のパレードに出演。園内の各所にハロウィンの装飾があしらわれた。
  • 2010年11月20日 この日から季節イベント「NEWレオマワールド ホワイトクリスマス」が開始された。同イベントでもペディーバードやポーリーバードなどのキャラクターがクリスマス衣装になって昼のパレードや夜のパレードに出演し、園内の各所にクリスマスの装飾があしらわれた。同クリスマスイベントは旧レオマワールド時代の最後(1999年12月)から数えて、実に11年ぶりに行われたクリスマスイベントだった。
  • 2010年12月31日 この日に、新体制初のカウントダウンイベントをキンダーガーデン内「レオマ劇場」周辺で挙行。カウントダウンゲストは嘉門達夫で、その模様は県内のFMラジオで中継放送された。翌日1月1日からは「NEWレオマワールドのお正月」と題した正月イベントを三が日に行い、旧レオマワールド時代と同様に紋付袴のペディーと着物姿のポーリーがグリーティングやパレードに登場した。
  • 2011年1月10日 この日をもって、前年7月17日から活躍を続けてきたNEWレオマワールド専属女性ダンサーチーム「劇女」の活動が終了した。同日夜、NEWレオマワールドの主催で園内の「日本元気劇場」にて、一般客(ゲスト)と有志キャスト(従業員)を対象とした「さよなら劇女!シークレットライブ」が行われた。翌1月11日からは、女性のメインダンサー2名が引き続きパレードやショーに出演を続けている。
  • 2011年(平成23年)1月10日 この日をもって日本元気劇場にて行われていた「ペディー&ポーリー タイムマシーンショーDr.ドックの大実験」が終演、2011年2月まで日本元気劇場でキャラクターが出演する演目は昼パレードの雨天中止時に行われる「NEWレオマの仲間たち大集合」のみになった。
  • 2011年1月10日 この日をもって園内で行われていたショー「やっちゃん なっちゃん ちびっこコンサート」と、「ビバ!ビバ!ゆかりのおもしろかったらOK!でSHOW」が終演。
  • 2011年2月11日 - 14日 4日間限定のミニイベント「ポーリーのチョコグリーティング」が園内のウェルカムプラザで行われた。
  • 2011年2月11日 この日から日本元気劇場にて新演目「ポーリーバードと夢の話~ぼくらのDream!」が上演開始。(同ショーは土・日・祝日のみの公演)
  • 2011年2月19日 NEWレオマ専属劇団HIROZファーストアルバム「お花畑」発売記念特別ライブ&抽選会を開催。
  • 2011年3月11日 この日から「2011スプリング ドリーム」の名称で季節イベントを開催。
  • 2011年3月14日 - 18日までパレードフロート(山車)のメンテナンスの為、パレードは5日間のみ休演。
  • 2011年5月1日 - ゴールデンウィーク特別イベントを開催。(B級グルメ祭り、スポーツカー走行大会など)
  • 2011年7月 - 9月 NEWレオマ サマーカーニバル『パイレーツレオマ』を開催。(ペディー&ポーリーショー第二弾「絆」、海賊パレードなど)
  • 2011年9月 - 10月31日 NEWレオマ ハロウィンパーティー2011を開催。(シアターレストラン新演目登場、ハロウィンパレードなど)
  • 2011年11月12日 - 12月25日 NEWレオマ クリスマスストーリー2011を開催。(シアターレストラン新演目登場、クリスマスパレードなど)
  • 2011年11月4日 この日からPRテレビ番組コーナー「ペディー&ポーリーたちと踊ろう!ニューレオマ体操」がRNC西日本放送で放送開始。(同番組は毎週金曜日夕方に放送)
  • 2011年12月31日 NEWレオマ 1万人のカウントダウンセレブレーション2011-2012が開催。
  • 2012年(平成24年)1月1日 - 1月3日 NEWレオマワールドのお正月2012が開催。

2014年現在のアトラクション

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大観覧車&足ブラ観覧車
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バードフライヤー
  • ペディー&ポーリーモニュメント(メインエントランスに位置する写真撮影スポット)
  • 大観覧車&足ブラ観覧車(足ブラ観覧車は座席2席×2機設置)
  • レインボーバンディット(虹の国を救う物語の気球型ライドアトラクション。)※ストーリーに登場するキャラクターのデザインは、藤子・F・不二雄(『ドラえもん』などの作者)が担当。
  • ビバーチェ(水上ジェットコースター)
  • カルーセル(メリーゴーランド)
  • キンダーガーデンレイルロード(おとぎの国を一周する外周列車。軌間762ミリ)
  • レディーバードコースター
  • ゴーカート
  • ファンシーフライト
  • キッズコースター
  • パーフェクトゲームコーナー(バッティングゲームやコイン式ゲームの屋内施設)
  • レオマコンバット(水陸両用車による水上&陸上アトラクション。冬季は営業休止)
  • ペディードライブ(旧ピクレルランドのショップを改造した子供用電動カーのアトラクション)
  • ポーリードリームハウス(キャストが撮影したゲストの写真や、イベント・ショーの模様を「ポーリーの夢とゲストの夢と願い」と共に展示している専用施設)
  • スペースシップ2056(未来の宇宙空間を冒険する屋内型ジェットコースター)※コンセプトデザインなどを米国の工業デザイナーシド・ミードが手掛けた。
  • スカイサイクル
  • 宝石さがし(宝石の森)(水中に隠された宝石などを時間内に探すタイムトライアル形式のミニアトラクション)
  • ロードトレイン(メインエントランス←→ウェルカムプラザ←→ワクワクランド←→GENKIストリート間を周回する連結型ライド)
  • パイレーツ(旧体制では営業休止となっていたが、新体制で営業再開した。)
  • バトルビースト(レーザーガンでエイリアンを倒すライド形式の屋内アトラクション)
  • レッツゴートーマス
  • レイクボート・デキシークィーン
  • ウェストレイカー(ウェルカムプラザ西裏側←→ホテルレオマの森を運行する水上バス)
  • 飛び出す映像 3Dシアター
  • 魔法ハウス(旧に登場した"ワープホール"を改造したアトラクション)
  • 上村良彰のお化け屋敷
  • LOVEリング(GENKIストリートの少し下、ポーリードリームハウスの横にある写真撮影スポットで夜間はLED電飾が美しい。)
  • 2階立てオムニバス「ペディー&ポーリー号」(GENKIストリートからホテルレオマの森を運行しているゲスト専用バス。青色と赤色の2台が交互に運行)
  • 香川県観光情報コーナー(ウェルカムプラザ2F、香川県内の観光情報を映像や資料で紹介する施設)
  • 亜細亜街道 日本一のエスカレーター(旧マジックストロー)
  • 亜細亜街道 モスク
  • 亜細亜街道 プラサット・ヒン・アルン
  • 亜細亜街道 十二望展望台
  • 亜細亜街道 タシチョ・ゾン(「おもちゃ王国」時代は学術調査名目で閉鎖されていたが、新体制下の2010年8月以降に周辺を改修し再公開された)

2014年現在の主な演目

  • LAST ROPE(日本元気劇場にて公演)
  • ツキゴモリの空(日本元気劇場にて公演)
  • 忍者ショー「忍と侍」(日本元気劇場にて公演)
  • This is The HIROZ(日本元気劇場にて公演、HIROZ総登場のショー)
  • 熱血忍者隊 ヒローズX(レオマ劇場などで公演。雨天時は日本元気劇場にて公演)
  • I♥DREAM -ユメミルチカラ-(レオマ劇場にて公演。雨天時は日本元気劇場にて公演)
  • NEWレオマ ファンタスティクパレード(昼のパレード/GENKIストリート→わんぱくランド間をパレード)
  • NEWレオマ ファンタスティックナイトパレード(夜のパレード/季節・期間限定で行われる)
  • レオマのゆかいな仲間たち(上記パレードが休演中や雨天中止の場合に日本元気劇場で行う代替ショー)
  • NEWレオマキャラクターグリーティング(ペディー&ポーリーや仲間たちがグリーティングに登場。主にウェルカムプラザ内にて行われる)
  • ペディー&ポーリーのプリティレストラン(シアターレストランにて土・日・祝日の昼11:30から開始のランチ&ショー公演)
  • ホテルレオマの森 HIROZ特別公演(ホテルレオマの森にて限定で行われるHIROZの特別ショー)
  • パイポー隊長のハイパーエクササイズ!!(躍動劇場にて公演)
  • ちびっこコンサート(躍動劇場にて公演)
  • ビバのフルーツパーティー(躍動劇場にて公演)

2014年現在の劇場・飲食施設・店など

[劇場/シアター]
  • 日本元気劇場(HIROZ、劇女、レオマキャラクターのレギュラー公演を行っている常設劇場)
  • シアターレストラン(季節・期間限定でHIROZ、劇女、レオマキャラクターが出演するランチタイムショー等を行っている)
  • レオマ劇場(ワクワクランド内に常設されているHIROZ出演劇場。ミニイベントやショーもここで行われる)
  • ウェルカム劇場(ウェルカムプラザ内。グリーティング&ミニショーの為のスペース)
  • ジャングルステージ(旧ストリートガーデンステージ及び躍動劇場の名称を変更し使用中。HIROZや劇女、レオマキャラクターが出演するショーやTV番組撮影などを行う)
  • 噴水劇場(旧ウォーターガーデンステージを名称変更し使用中。主に劇女やレオマキャラクターが出演するショーを不定期で行う)


[飲食施設/ショップ]
  • きりん堂 レオマワールド店(園内唯一のカレー専門店。お子さまカレーも提供)
  • ドラゴンドッグ(焼きたてホットドッグのお店)
  • クレープウィンドウ(クレープ専門店)
  • ラーメン パイタン(園内唯一のラーメン専門店。チャーシュー丼などのご飯ものも提供)
  • レストラン モグモグ(ワクワクランド内のセルフサービス形式によるレストラン。麺類やカレー、定食などを提供)
  • カフェレスト ハニービー(ウェルカムプラザ2Fのカフェハウス。ランチタイムセットや紅茶、コーヒーなどを提供)
  • キャンディー(ワクワクランド内のジュース、ポップコーンのお店)
  • 豚まん本舗(ウェルカムプラザとワクワクランドの間にある、豚まん専門店)
  • GENKIカフェテラス(GENKIストリートにある軽食と飲み物の専門店)
  • ペディーステーション&ポーリーステーション(GENKIストリート&わんぱくランド内にある、ジューススタンド。季節限定で軽食の販売もある)
  • キッズステーション ハッピーBOX(ワクワクランド内にある軽食と飲み物の専門店)
  • HIROZカフェ&ショップ(シアターレストラン2FのHIROZグッズ専門店と軽食のお店)
  • ペディー&ポーリーカフェ(旧讃岐UDON店を改装しオープン。サンドイッチやスイーツ、ランチタイムにはうどんも提供するお店)
  • うどん処 ぶどう棚(ウェルカムプラザ1F西側奥、ワイナリー用ぶどう棚のスペースを転用し季節・期間限定で豚汁うどんなどを提供するお店)
  • ファンタジーショップ SKY&SEA(NEWレオマワールドグッズや四国のおみやげ品の専門店。店内奥には記念写真の撮影スポットもある)
  • ペディー&ポーリーショップ(ウェルカムプラザ1F。NEWレオマワールドのグッズ専門店。NEWレオマ訪問記念メダルが買える唯一のお店)
  • ジュ・ドゥ・ラ・トレイユ(ウェルカムプラザ1F西側、四国唯一のワイナリーを持つワイン&リカー専門店。四国のおみやげ品も扱っている)
  • さんさん市場 GIFT SHOP(ウェルカムプラザ1F東側、四国のおみやげ品とNEWレオマワールドグッズ、人気キャラクター商品を取り扱っている)
  • レオマゲートショップ(メインエントランス内。季節限定&期間限定で出店する、おみやげ品と飲み物などのお店)
  • ホテルレオマの森 ウェルカムショップ(ホテルレオマの森3F、NEWレオマワールドグッズやホテルレオマの森オリジナル商品を扱っている)
  • ホテルレオマの森 ヤマザキデイリーストア(ホテルレオマの森3F、季節商品やコンビニエンスストア機能のある売店が設置された)
※なお、パーク内及びその周辺には金融機関のATMが存在しない。旧レオマワールド時代には設置されていたが、現在は無い。だが、パスポート券などのチケット購入時とウェルカムプラザの一部店舗に限り、クレジットカードが使用出来る。
※また、2011年4月からメインエントランスでのチケット購入時に(株)イオンが発行している「waon」カードを提示するとwaonポイントが貯まるサービスを開始した。

アクセス

  • 高松琴平電気鉄道琴平線岡田駅からタクシーで約5分。丸亀コミュニティバス(琴参バスが運行)レオマ宇多津線でことでん栗熊駅からニューレオマワールドまで約10分(平日と土曜日は1日6往復、日・祝日は1往復のみ休便)当バスに宇多津駅北口から乗車の場合は約1時間20分、丸亀駅からの場合は約1時間。また、ことでん岡田駅から「琴参バス岡田線」に乗車した場合は、所要時間約8分。こちらのバスは平日・土曜日は1日5往復で、日・祝日は5往復全て休便。
  • JR琴平駅前または琴電琴平駅前からタクシーに乗車した場合は約20分、片道約2200円。
  • JR坂出駅から琴参バス島田・岡田線ニューレオマワールド行き路線バス(ただし1日5往復、日・祝日は全便運休)。
  • 車で行く場合、松山・高知方面からは高松自動車道善通寺IC、岡山方面からは高松自動車道坂出ICが最寄りのICである。いずれのICからも約25分かかるうえ休日は渋滞に巻きこまれる確率が高い(善通寺からは国道319号、坂出からは国道438号国道32号(旧道)が交差する岡田交差点が渋滞ポイント)。また、徳島自動車道美馬ICからでもアクセスは可能だが、約50分程度かかる。
  • 高松空港からの安価なアクセス方法としては、空港から「ことでんバス」に乗り「空港通り一宮」(停留所)で下車し、徒歩10分の距離にある、ことでん「空港通り」駅から電車で「栗熊」駅か「岡田」駅へ行き、そこから丸亀コミュニティバスに乗車するか、琴参バスに乗るか、タクシーに乗る方法がある。但し、この方法を選択した場合はバス-電車-バスの接続時間が大変悪い為、かなりの時間を要する。ことでん「岡田」駅からNEWレオマワールドまでのタクシー料金は、片道1200円~1300円程度で、ことでん「栗熊」駅からのタクシー料金は、片道1100円~1200円程度。
  • ことでん「岡田」駅からNEWレオマワールドへの路線バスは、2011年7月のダイヤ改正で「日・祝日のみ全便運休」と減便されたので要注意。従って、日・祝日に最寄りのことでんの駅からバスでNEWレオマワールドへ向かう場合は、ことでん「栗熊」駅前からコミュニティバスに乗る方法しかない。

マスコットキャラクター

ペディー・バード
モチーフ:鳥。愛らしく、はにかみ屋の男の子。行動は紳士的で、誰からも慕われている。ポーリー・バードのボーイフレンド。
2000年(平成12年)9月~2010年(平成22年)7月までは、自らの見聞を広げるため世界各地を旅行していた。
ポーリー・バード
モチーフ:鳥。誰にでも優しく、茶目っ気があり、ダンスの上手な女の子。ペディー・バードのガールフレンド。
2000年9月~2010年7月までの約10年間ペディーを愛し続けて帰りを信じ、ひたすら辛抱強く待っていた。
ロメロ
モチーフ:鳥。船乗り気取りの優しい男で、ペディーの良き相棒。昔はパイプタバコを愛用していた。
ウーリー・グランマー
モチーフ:鳥。誠実で思いやり豊かだが、怒ると怖いおばあちゃん。ルンプル、エンプル、オープル、ミンプル、アンプル達を見守る乳母でもある。
ドクター・ドック
モチーフ:犬。大変物知りで、森の仲間達の良き相談役のおじいちゃん。
ドルトン
モチーフ:鳥。図体は大きいけれど何故か弱虫。ひょうきん者の男の子。
ルンプル
モチーフ:鳥。好奇心と冒険心が旺盛な元気な男の子。
エンプル
モチーフ:鳥。引っ込み思案で、ちょっとした事でも泣いちゃう男の子。
オープル
モチーフ:鳥。怒りっぽくて、自分の意見は絶対に曲げないやんちゃな男の子。
ミンプル
モチーフ:鳥。いつもニコニコしていて、笑顔を絶やさない明るい男の子。
アルプル
モチーフ:鳥。何をしても中途半端で、物に動じない無頓着な男の子。
メルーザ
強力な魔法を持った魔女。アル・ゴードンたちを手下として操っている。水と光が弱点。※2011年7月から復活し、ゲストの前に登場するようになった。
アル・ゴードン
モチーフ:ゴリラ。メルーザの手下達の首領格。気取った振る舞いで威張り散らすが実は情にもろく女性好き。以前は葉巻タバコを吸っていたが、現在は禁煙中。
ダンフィー
モチーフ:猫。アル・ゴードンの右腕的存在でスイッピーとスパッキーを手下として使う。間抜けな上に、食べ物に弱い。
スイッピー
モチーフ:猫。アル・ゴードン、ダンフィーの手下で、悪知恵のキレは抜群だが間が抜けた所がある。女の子に甘い。
スパッキー
モチーフ:猫。アル・ゴードン、ダンフィーの手下で、落ち着きがなくておっちょこちょい。素早い行動力の持ち主。
ボギー
モチーフ:鳥。バギーの兄。早撃ちは超一流。好奇心が強くていたずら好き。
バギー
モチーフ:鳥。ボギーの弟。兄貴のボギーについてまわる存在。普段は陽気なのに、ライフルを握ると性格が変わる。
元気ボーイ
NEWレオマ20周年記念キャラクター。年齢3歳、パレードの先頭フロートでドラムメジャー(指揮者)をしている男の子。笑顔が愛らしく、とても可愛い。
石川県 日本元気劇場に登場の「元気ボーイ」をNEWレオマ版にアレンジしたキャラクターである。
ピコちゃん(とべないピコちゃん)
モチーフ:鳥。NEWレオマHIROZの"HIROZショップ"に自分のお家(鳥小屋)がある。シアターレストランの演目にふらりと登場する事もある。

以上のキャラクターは新体制下の「NEWレオマワールド」で、2000年8月末の旧レオマワールド閉鎖以来、実に10年ぶりとなる2010年7月17日から復活した。13体は着ぐるみとして存在し、園内で行われるグリーティングやパレード、ショーや外部PRショー、パークの広報活動やテレビ番組などに出演している。

旧レオマワールド

バブル景気によるテーマパークブーム時の1991年(平成3年)4月20日に、ゴルフ場経営の「日本ゴルフ振興株式会社」が子会社「株式会社レオマ」を運営会社として設立し開園されたが、ブームの終息と計画の甘さにより破綻し2000年(平成12年)8月31日に休園した。後に両社は2003年(平成15年)に相次いで民事再生法適用の申し立てを行っている(その後会社更生法適用に切り替えた)。

旧レオマワールド(現NEWレオマワールド)の敷地は(株)レオマが所有していた高松空港の開港予定地を等価交換方式によって国有林と交換した敷地である。 当初の開発計画では、ゴルフ場・遊園地・温泉(ホテル)を含めた「総合レジャーランド」だったが敷地の高低差と周辺環境に配慮した結果、遊園地開発計画に衣替えし「レオマワールド」が開園する形になった。

「レオマワールド」の正式開園前の名称は地元の綾歌町にちなんで「フェスティバルワールド・サンアヤウタパーク」とする予定だった。だが、その名称はあまりに覚えづらい事から、後の「レオマ」の名称が編み出される事になった。現在もウェルカムプラザの入口などに掲げられているレオマワールド(NEWレオマワールド)のCIロゴは、R・O・Mの三文字を組み合わせて作製したデザインロゴであるが、1991年のレオマワールド初期開業時にはウェルカムプラザにそれらのロゴは掲げられておらず、同年7月のホテル開業時からロゴマークが掲げられた。

当初計画の総敷地面積は、約184ha、総投資額450億円、年間来場者予想300万人、年間売上目標金額200億円だった。 当初計画と初期計画段階の主な施設は、プラザ、メインゲート付設の世界のショッピングセンター、キンダークラブ(子供のおとぎの国)、スペースシップ(宇宙体験アトラクション)、フェスティバルへの招待、ワンダーアドベンチャー、世界の鳥園、プラサット・ヒンヌ・ヌアンタム、四国物産館、ウォーターガーデン、パターゴルフ、大観覧車、パークホテルだった。

第一期完成後に拡張・造成するとした「レオマワールド第二パーク」の計画では、『マジックストロー』(世界一長いエスカレーター)を上りきったモスク周辺の敷地左に、高台の景観を活かした「大観覧車」と、その奥に「明の十三陵」(展望台)、右に「トップ・ザ・シェフ」と云う名前の大レストランが配置され、現在のプラサット・ヒン・アルンの右奥に「大西美術館」が配置される計画だった。旧オリエンタルトリップ(現亜細亜街道)は、当初計画では「レオマワールド 第二パーク予定地」だったが、当時の香川県内に本格的な動物園や水族館が無かったため、大西一社長の発案で動物園エリアが設置される形で開発された。

をモチーフとしたイメージキャラクター「ペディー」と「ポーリー」など合計13体のキャラクターが存在。旧レオマのイメージを払拭するため旧体制下の「ニューレオマワールド」ではそれらキャラクターの出演と使用は見送られ、レオマフェスティバルパークエリアには、おもちゃ王国のキャラクターが出演し、四国お宝村エリアには「レオ」と「メア」という2体の独自キャラクターが出演したが、新体制下(=大江戸温泉物語グループ体制)ではペディーやポーリーなどのキャラクターを復活させた。また、旧レオマから数えて開園20周年となる2011年1月には丸亀市の成人式にペディーとポーリーが登場した。

現在はホテルレオマの森となっている「レオマリゾートホテル」は、JALホテルズ(ニッコーホテルズインターナショナル)と業務提携していた。

1996年(平成8年)、園内に建設設置された水上ジェットコースター「ビバーチェ」の建設資金は(株)レオマ 初代社長の大西一(故人)が保有していた大西美術館の所蔵品や美術品を売却して捻出したと言われている。

南極探検船のアトラクション「フリーズィングシー」(現アドベンチャーシップ)はリアル感を出すため1991年~1996年までの5年間、本物の氷をアトラクション内部の各所に配置し、アトラクション内の気温を下げるため空調を施すなどの工夫を行っていた。(96年以降、本物の氷は無くなり空調の温度も上がった)「フリーズィングシー」で見る事ができるオーロラを明滅・描画・発光させるレーザーチューブは1991年当時で1本当り3000万円する大変高額な物で、オーロラを描画するための制御装置とプログラムも特注の高価なものだった。(同施設と設備は現在も継続して稼働中)

旧レオマワールドのパーク主題歌は『めざせ!REOMA WORLD』で、歌手は松崎しげる。同主題歌は1989年後半に制作され、レオマワールド開園前のTVCMで使用された「女性歌手バージョン」と、現在のNEWレオマワールド園内でも聴く事が出来る「松崎しげる版」の2種が楽曲として存在する。旧レオマワールドの開園を記念して、松崎しげるが来園し1991年7月に開業して間もない園内のホテルで『レオマワールド開園記念 松崎しげるライブ』が行われた。

旧レオマワールド園内で行われたエンターテイメントショー、パレード、アトラクションの各BGMと、園内それぞれのエリアBGMの作曲・編曲は作曲家の神山純一が担当し、中編成のオーケストラ演奏による、ダイナミックで澄んだ曲調の様々な楽曲が、1990年当時の最新デジタル機器によって録音・制作された。(楽曲の一部は現在のNEWレオマワールド園内で行われるエンターテイメントショーやパレードなどで聴く事が出来る)

新体制が発足した2010年7月17日からニューレオマワールドでは20周年イベントが開催されるが、この「20周年」は旧レオマワールドが開園した1991年(平成3年)4月20日を基準としている。旧体制では旧レオマの歴史はなかったことにされていたが、新体制では旧レオマを尊重する意味で歴史に含めている。

交通

  • 岡田駅からのシャトルバスは当初コトデンタクシー(現・ことでんサービス)が運行していたが、後にレオマの直営となり、閉園まで運行していた。
    • 開園当初は岡山市倉敷市からの直通バスもあった。瀬戸大橋高速バス1992年(平成4年)に解散し現存しない)など全4社[5]が運行していた瀬戸大橋特急バスの琴平行き便を延長して開設された。1993年(平成5年)12月に路線自体が廃止された。

広報

当時KSBで夕方のステーションブレイクを利用した子供向けの体操番組「レオマワールド キッズスペシャル ハローペディー」が放映されていた。番組のスポンサーと製作はレオマワールド(株式会社レオマ)で、パークの宣伝PR番組としての側面を持っていた。同番組はパークの閉園に先立ち2000年6月29日に放送を終了したが、短命に終わった事が逆に貴重な地元密着番組として認識される事となり、一部でカルト的人気がある。

同番組の中で毎回流れる体操音楽「ペディー体操」の作詞は森野みえ、作曲は塚山エリコである。また「ポーリー体操」という曲も存在し、作詞は森野みえ、作曲は直居隆雄である。2011年7月に関東地区で放送されたラジオ番組「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(文化放送)の中で、番組パーソナリティの眞鍋かをりが、上記『ハローペディー』のおねえさんとして過去に番組出演していた事を告白。同番組内のフリートークで、ペディー体操の歌を唄って大竹を驚かせていた。

「レオマワールド キッズスペシャル ハローペディー」がKSBで放送されていた縁からか、90年代に放送されていたテレビ朝日系の刑事ドラマ「さすらい刑事旅情編」で2度、レオマワールドが香川ロケで登場していた。

現在は、西日本放送の番組・『every.フライデー』内コーナーで、レオマワールドのパイポー隊長が香川県内のダンス教室などを訪問し、一緒にダンスを踊っている。

旧系列資産の引き継ぎ先

園内にあった「大西美術館」はニューレオマワールドには引き継がれず、2006年(平成18年)から水槽メーカーの日プラが加ト吉との合弁で昆虫博物館の「せとうち夢虫館」として使用していたが、2007年(平成19年)8月末で閉鎖された(屋島に移転し、2008年3月に開業したものの2009年(平成21年)3月に閉鎖)。2011年(平成23年)現在も同施設の建物は存在しているが閉鎖区画の為、立ち入る事は出来ない。しかしながら同建物の屋上にはNTTドコモなどの携帯電話基地局が設置されており、それらは稼動し続け園内の一部に電波を送信する役割を担っている。

親会社の日本ゴルフ振興は1993年(平成5年)に徳島県三好郡山城町(現・三好市)に建設したゴルフ場に「レオマ高原ゴルフ倶楽部」と命名している。同社の経営破綻後2005年(平成17年)に事業を引き継いだパシフィックゴルフマネージメントは名称およびレオマワールドと共通のシンボルマークをそのまま使用しているが、現在のニューレオマワールドとは資本・人材を含め関係がないので注意を要する。

高松自動車道豊浜サービスエリア上り線と松山自動車道石鎚山サービスエリア下り線のレストラン等を運営している千登世商事株式会社は兄弟会社であった。日本ゴルフ振興と同時に民事再生法適用の申し立てを行い、現在はパシフィックゴルフマネージメントと同系列である。

レオマワールドに出演する全てのキャラクター及びCIロゴ(企業ロゴ)などの意匠権と著作権、付帯する権利は(株)レオマの関連会社である、AYA PRODUCTIONが保有していたが、2010年春に新体制となった際に大江戸温泉物語グループへ権利移転され、2011年現在は(株)香川県観光開発と(株)レオマユニティーが共同保有し著作権の管理と意匠権の行使、版権許諾事業を継続して行っている。

脚注

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外部リンク

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  1. レオマなどレジャー事業見直し/加ト吉・山田社長 四国新聞2009年10月30日
  2. 「ニューレオマ」経営変わる YOMIURI ONLINE 2010年5月18日
  3. (cache) 鳥300羽逃げ出す-レオマ動物園 香川のニュース 四国新聞社2004/09/10 09:40
  4. どう変わるニューレオマ−四国新聞社2010年5月23日
  5. 残りの3社は四国旅客鉄道(JR四国。現在はジェイアール四国バスに分社)・両備バス(現:両備ホールディングス)・下津井電鉄。延伸時点ですでに中国ジェイアールバスが撤退している。廃止まで運行していたのはJR四国と両備バス。