ニチニチソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:生物分類表 ニチニチソウ(日々草、学名: テンプレート:Snamei)は、キョウチクトウ科ニチニチソウ属一年草

初夏から晩秋まで次々に花が咲くので、「日々草」という。

形態・生態

原種小低木で、匍匐する傾向があるが、一般には一年草として、観賞用に改良された品種は、直立するものが多い。

は長楕円形で、対生する。

は直径3~4cm程度で、花弁は5裂し、色は白、ピンク、赤、赤紫などがあり、中心だけ色が違うものもある。

毒性

ニチニチソウには、「ビンカアルカロイド[1]と総称される、10種以上のアルカロイドが、全草に含まれる。

そのうちの、ビンクリスチンビンブラスチンには、細胞分裂阻害作用(チューブリン脱重合による)があり、抗がん剤として用いられるが、脱毛などの副作用毒性があるので、素人の利用は危険。たんに食すると、嘔吐下痢程度では済まないことになる。

分布・生育地

マダガスカル原産で、熱帯各地に野生化する。温帯でも栽培可能である。

人間との関わり

観賞用に栽培される。

ニチニチソウ属

テンプレート:Sister テンプレート:Sister ニチニチソウ属(ニチニチソウぞく、学名: テンプレート:Snamei)は、キョウチクトウ科の一つ。

近縁種

ツルニチニチソウテンプレート:Snamei L.)
ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草、テンプレート:Snamei L.)
ツルニチニチソウより小型で、耐寒性がある。学名のビンカ・ミノールの名で呼ばれることが多い。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

関連項目

テンプレート:Sister テンプレート:Sister

外部リンク

  • この名は旧学名 テンプレート:Snamei に基づくが、ツルニチニチソウと混同されるため、最近は「ニチニチソウアルカロイド」ともいう。