デビルマン

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デビルマン』は、永井豪による漫画、およびそれと同時期に作られたTVアニメ

概要

変身ヒーローもの企画として、永井豪が自作品『魔王ダンテ』(「ぼくらマガジン」連載)をベースに「悪魔をヒーローとした作品」として基本設定を行い、漫画版は永井豪が執筆し、『週刊少年マガジン』の1972年25号(6月11日号)から1973年27号(6月24日号)にかけて全53話で連載された。同時期に、NETテレビではテレビアニメ版で脚本担当の辻真先がオリジナルストーリーを構成した。

両作には「漫画作品のアニメ化」もしくは「アニメ作品のコミカライズ」といった関係はなく、永井自身が指摘しているような「同一の基本設定を使用して描かれた2つの作品」という関係に近い。(このあたりの事情については永井の自伝漫画である『激マン!』にて詳しく描かれている。)漫画版では、購読者層をやや高めに設定したことと連載を経るごとに黙示録的な世界観へと変遷していったのに対し、アニメ版は、低年齢層の視聴者を取り込みやすい勧善懲悪のヒーローものの体裁を取っている。

漫画版

漫画版ストーリー

不動明は、海外赴任した父の親友である牧村家に居候して牧村の娘・美樹と共に名門学院に通う普通の学生であったが、ある日親友の飛鳥了に、地球の先住人類「デーモン(悪魔)」の存在とその復活を知らされた。明は、デーモンと合体して悪魔の力を手に入れる事を決意し、その瞬間には理性を喪失しながらも人間の意志の強さや正義感を失うことなく、デーモンの勇者・アモンとの合体に成功して、悪魔の力と人間の心を持つデビルマンとなった。

デビルマンを倒すためデーモンの刺客が次々と送られるが、明はそれらを倒していった。しかしデーモンは唐突な合体によるかく乱戦術で人間の弱点である「恐怖心」を誘発し、人々は疑心暗鬼になり次々と命を落としていった。明は了の制止を振り払い単身で無数のデーモンとの戦いに出たが、しかし多勢に無勢で倒れ、明にとどめが刺されようとしたとき大魔神サタンの「デビルマンを生かす」という意思を告げられデーモン達は解放した。

明は一人の力では戦えないと悟り、無差別合体でデビルマン化した者たちを集めデビルマン軍団を組織することとしたが、生物学者がデーモンの正体を誤認し「悪魔の正体は現代生活に不満を持つ人間」と発言したため、人類は悪魔狩りの名の下「悪魔特捜隊」が危険人物などを次々と逮捕し拷問にかけて殺していった。了は、自分が恐怖する予想通りに物事が進みすぎることに不審を抱き、自宅に戻ると実は飛鳥了という少年はすでに死んでいることを知った。混乱する了の前にサイコジェニーらデーモンが現れて、デーモンの支配者・サタンである了が感じる不安や怖れをゼノンが作戦として利用していたことを知った。了は明の前に現れ、デーモンの時代を共に生きようと誘った。

そのころ、牧村夫妻と明にとって最後の希望だった美樹は、町の住人たちに惨殺された。美樹を失った明は、悪魔のような存在の人間に対する怒りと悲しみの中、了との決戦を決意した。両性具有のサタンである了も、愛する明との決戦は避けられなくなった。やがて20年の時が流れ人類はすでに滅亡した後、デビルマン軍団とデーモン軍団との最終決戦・アーマゲドンが始まった。やがて戦いが終わるころ、明は半身を失うほどに傷ついていた。サタンは涙を浮かべて明に謝罪した。かつて地球を支配していたデーモンが創造主たる神に滅ぼされようとして、反発したサタンはデーモン側について戦い勝利して永い眠りについたこと。デーモンが目覚めると地球が人類に支配されており、サタンは地球を荒らした人類を許せなかったこと。しかし、サタンが人類に対して行ったことがかつて神がデーモンに行おうとしたことと同じだと気付いたことを。(その後、世界観はバイオレンスジャックに引き継がれていく。)

登場人物

作中で名前が登場しなかった人物は、『永井豪ワールド 悪魔事典』1991年バンダイ)に準拠する。

『豪華愛蔵版 デビルマン』全五巻(1987年9月 - 12月、講談社)については、「愛蔵版」と表記する。

主要人物

不動明(ふどう あきら)
主人公。人間の心に悪魔の力と姿を持つデビルマン。合体したデーモン、アモンが強い能力を持っていたことにより、並みの悪魔以上の能力を得ることになった。
デビルマンとなり得る資質「善良で純粋な心」を持ち正義を愛する若者。元来は小学生時代「東小のサイレン」と呼ばれた泣き虫で臆病な性格であったが、デビルマンになった事で精神に影響を受け、好戦的な性格に変わった。
両親が海外勤務中(OVAでは消息不明、小説版では死去)につき、牧村家に居候している。
スポーツに燃えるより、図書館で本を読んでいる方が性に合っている。
後半は組織的な攻撃を仕掛けてくるようになったデーモンに対抗するため、世界中からデビルマンを集めてデビルマン軍団を結成する。
飛鳥了(あすか りょう)
明の親友。日本人の父と白人の母の間に産まれた。考古学者であった父の研究を引き継ぎ、デーモンの存在を知る。そして、最も信頼できる人間・不動明とデーモンの合体の準備を整えた。
序盤にて明とデーモンの戦いに巻き込まれ重傷を負い死亡したかに思えたが、実は生存しておりテレパシー能力らしきものが使えるようになる。
後半はデーモンとの戦力差を実感し、人類を犠牲にしてでも明だけ生き残るよう方針転換する。徐々にこれまでの事件が自分の考え通りに展開していたことに疑問を抱くようになるが…、テレビアニメ版では氷村厳(ヒムラー)(声 - 井上真樹夫)というキャラクターが飛鳥了の役割を担っている。OVA第2作では実の正体はサタンになっている。

牧村家

牧村美樹(まきむら みき)
牧村家の長女。同居人の明とは友達以上恋人未満の関係。明が気弱だった頃は良く言えば砕けた態度、悪く言えば見下した態度を取っており、幼少期の失態をからかったり、ドス六に対して無用な喧嘩を展開し、及び腰な明を侮蔑する。
明が(デビルマンになったため)好戦的になり、喧嘩にて力量を示してからは、好意的に振舞う。
後半、明が生物学的には人間でないことを知り驚愕するが、その心は人間・不動明のままだと受け入れる。
OVAや小説版では、明がデビルマンになる前から彼の美点に眼を向けており、「不動明の腕っ節ではなく、人間性に惹かれている」ことが漫画版よりも強調されている。
牧村健作(まきむら けんさく)
美樹の弟。愛称は「タレちゃん」。その理由は怖い目に遭うと失禁、すなわちおしっこを「タレ」てしまうから。
小説版では太朗(たろう)という名前で登場し、小学5年生であることが描写されている。
牧村夫妻
明の父・礼次郎、妻・須弥子とは親友同士。両親が海外出張中の明を実の息子のように世話している。時代ゆえか、デビルマン化した明がケンカを半ば趣味としていても大して動じず、「ケンカは若いうちにたっぷりやっても良い。大人になればしたくても出来なくなる」と述べる。
明が生物学的には人間でないことが暴露されたため、悪魔特捜隊から逃がすが、その腹いせに本部に連行されて苛酷な拷問を受けることになる。
漫画版では言及されなかったが、小説版では夫の名前は耕三(こうぞう)、妻の名前は亜樹子(あきこ)となっている。

デビルマン軍団と協力者たち

政(木刀政)
明に喧嘩を売った不良グループ(本人たちはプロレス野球部と名乗る)のリーダー。木刀が得物。
明に叩きのめされた挙句に、デーモンに操られていたのを助けられ、以降、人間のままグループ全員で、明とデビルマン軍団に協力する。牧村家が近隣の住民に襲撃された際に1人居合わせ、美樹と健作を守って奮戦した。
ドス六
不良グループの一員。ドスが得物。序盤にて明と美樹に因縁をつけるが、1度目は銃を所持していた了に、2度目はデビルマンになったばかりの明に叩きのめされる。
中盤、仲間たちともども明に叩きのめされた挙句に、デーモンに操られていたのを助けられる。以降、人間のまま、牧村家の警護やデビルマン軍団の調査活動に協力する。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、不動明について、戦闘能力もそうだが、恐ろしいデーモンと身一つで戦ってきた意志の強さに敬服している。アモンに逆に肉体を乗っ取られた不動明の意識を目覚めさせるために、失敗した時はメリケン錠に後を託し、自身に同意してくれた三人のデビルマンと合体を行う。結果成功し不動明を目覚めさせるためにアモンに特攻する。
メリケン錠
不良グループの一員。得物はメリケンサック。当初は茶髪だったが、再登場した時は黒髪になっていた。
カミソリ鉄
不良グループの一員。剃刀が得物。グループ内では一番大柄。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、悪魔特捜隊との戦いで死亡する。
チェーン万次郎
不良グループの一員。チェーンが得物。グループ内で只一人、明るい色のコートを着ている。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、悪魔特捜隊との戦いで死亡する。
見張り
デビルマン軍団本部の入り口をマシンガン片手に見張っている。明やドス六と同じ学生服を着ているが、不良グループの一員かは不明。また人間かデビルマンかも不明。
床屋をテーマにした合言葉で、本部への出入りをチェックする。
ミーコ(実写版での本名は川本巳依子)
一見大人しい少女だが、万引きの腕は天下一品。デーモンに合体され、デビルマンと化したと知らずに自分の醜い姿に苦悩する。『永井豪ワールド 悪魔事典』によるとデビルマンとしての名前は「トゥルグ」という。
デーモンの総攻撃後は悪魔研究所に収容され、実験材料にされたところを明に救出される。
胴体部分は奇怪な血管のような物に覆われ、胸部と腰部に大きな穴があり、そこから濃硫酸を多く含む液体を噴出させる。 また下腹部には赤外線視力のある二つの目を備える。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、デビルマンになる前からドス六と知り合いだった。
小説版の人間社会崩壊後の世界ではデビルマン軍団を華やかなドレス姿で慰問するなどアイドル的存在にもなったようだ。
OVA版『AMON デビルマン黙示録』では、ユミ(OVA版オリジナルキャラクター)と共に「不動明の側近」として描かれている。
プフール
人間体型の犬といった姿の女性デビルマン。聖書に詳しく、サタンに関する情報を明に伝えた。永井豪ワールド 悪魔事典』によると犬らしく優れた嗅覚と持久力を備え、発達した犬歯での咬みつきで戦う。
作中には名前は出てこないが、小説版では「泉まさみ」という名前で登場し、かつて中学校の教師だった、という背景も示されている。
デスプロー
頭部に節足動物の足を生やし、身体を甲殻で覆った青年デビルマン。『週刊少年マガジン』連載時は単なるモブキャラに過ぎなかったが、『永井豪ワールド 悪魔事典』1991年バンダイ)で名前と変身後の姿が描かれた。また、漫画版『AMON デビルマン黙示録』ではデビルマン軍団の幹部として登場し、アモン討伐の指揮をとる。
ボンズ・オブ・ヒンズー
デビルマンとなった僧侶の一団。厳しい戒律で精神を鍛えてきたため、デーモンの合体を受けた時、寺院にいたすべての僧がデビルマンとなった。
強力なテレパシーを有しており、世界中の同士を集め「デビルマン軍団」をそろえようと名乗り出ててきた。
作中では6人の僧侶が登場したが、彼らは全僧侶の代表団に過ぎない(小説版では、約3千人の集団として描写されている)。

デーモン

アモン
明と合体したデーモン。「地獄の野獣」「勇者」の異名を持つデーモン屈指の戦士だった。
『週刊少年マガジン』連載時には名前のみの登場だったが、「愛蔵版」第二巻の加筆にてシルエットが登場した。また、小説版や『AMON デビルマン黙示録』では1キャラクターとして登場している。
イルーゲ
明と了に最初に襲い掛かったデーモン。人間の女性をベースに、腕に翼を、下腹部に爬虫類の頭部が付随している。
爬虫類頭の口から超音波を発して明たちを足止めする。
テキスク
明と了に襲い掛かったデーモン。人間の女性をベースに、頭から4本、両肩・両腕から1本ずつ、胸部から2本、都合10本の蛸足を生やしている。また、下腹部には大きな単眼が付随している。
3名の同胞と共に明と了を奇襲するが、2人が地下室に逃げ込んだため、追跡を断念する。
ウェルバス
了が地下室に招いた女性と合体したデーモン。左眼にあたる部分からの触手が特徴。デビルマン明が最初に倒すデーモンとなる。
シレーヌ
デビルマン明への最初の刺客。美女をベースに、頭に巨大かつ美しい羽根を、手足に強力なカギ爪を持つ。セイレーンがモチーフ。
部下たちを倒した明の隙をつき、捕縛する。そのまま大魔王ゼノンのもとに連行しようとするが、飛鳥了の横槍で失敗し、地上で明と死闘を繰り広げた末に重傷を負う。その時加勢としてカイムらが出現、決死の合体によりカイムの角で明を貫くが、とどめを刺す直前に勝利を確信した微笑を浮かべたままこときれる。
「愛蔵版」ではアモンに憧れを寄せる場面が追加されており、それゆえにアモンの身体を乗っ取った明を激しく憎んでいることが強調されている。
なお、辻真先の小説に当てた永井豪の解説では、シレーヌの名前とイメージは辻がアニメ用に作ったもので、そこから永井がキャラクターデザインをし、このキャラクターを気に入った永井が漫画に逆輸入した事が明かされている。
ゲルマー
シレーヌの部下。節足動物の手足とナメクジのような下半身が特徴。水と同化する能力や、体内の水を飲んだ者の意識を乗っ取る能力を持つ。
アグウェル
シレーヌの部下。不定形で地面や壁に同化する能力を持つ。
『永井豪ワールド 悪魔事典』1991年バンダイ)によると、元は一種のエネルギー体だったらしい。
カイム
シレーヌの救援に現れたデーモン。彼女の勝利のためにその身を捧げた。
四足歩行型で、サイの身体をベースに、肩から強大な角を生やしている。
イーダー
人間社会に潜んでいるデーモン。額に一本角を、両肩部分に大きな眼を生やしている。
人間の肉が好物で、たびたび人間を襲っていたが、隠蔽には気を配らなかった。そのため、飛鳥了に正体を見破られる。
「愛蔵版」では、イーダーが登場する場面はことごとくカットされている。
魔将軍ザン
ゼノン配下の百の魔将軍の1人。百の悪魔から成るザン魔団の将。胸に四つの眼と大きな口を持っているのが特徴。
変身能力に秀でており、初登場時は糸に変身し、体内から蜘蛛の群れを操って明たちに挑戦した。膠着状態になるや、蜘蛛の体内から脱出し、デーモンの姿になって明たちを威圧した後に姿を消す(「愛蔵版」では、蜘蛛を操っていたのはラズバというデーモンに改められた)。
2度目は、部下に「デビルマン明を殺傷するな」というサタンの意志を伝えた。また、テレビアニメではザンニンとなっている。
ラズバ
「愛蔵版」の加筆にのみ登場するデーモン。魔将軍ザンが学校を襲撃するエピソードは、このラズバの仕業として描かれる。
ジンメン
声 - 青野武(OVA第1作)
ザンの部下で亀の姿をしたデーモン。人間を好んで食べ、喰った相手の顔と意識が甲羅に浮かび上がる。その特性を生かし、デビルマン明の親友であるサッちゃんの顔と意識を人質とする。
「自分は人間達が牛や豚を食べるのと同じように人間を食っただけ」などとうそぶいたり、甲羅の人面を誤射したデビルマンに「おまえは人間を殺したんだ」と非難するなどして心理的な揺さぶりをかけた。
リィビィ
ザン魔団の一員と思われるデーモン。全身を木の葉で覆っている。
多くの戦友を殺めたデビルマン明を激しく憎んでおり、「デビルマン明を殺すな」という上意を伝えに来た魔将軍ザンに抗弁する。「魔王ゼノンに逆らってでもデビルマンを殺す」とまで言い放つが、大魔神サタンの意思だと知らされ、やむなく承諾する。
メドック
小型のデーモンで、ソビエト連邦首相に寄生する。超大国首相の立場を悪用し、デーモン総攻撃に乗じて核戦争勃発を目論む。
マストゥフ
ソビエト連邦首相秘書の身体を乗っ取った双頭のデーモン。二人分の脳細胞を持つためか、知力に優れている。
ロスシード
牧村家を襲撃したデーモン。下半身に頭部があり、両肩の間には窪みが存在し、分身である蛇が待機している。
牧村父とドス六、メリケン錠に迎撃される。
サイコジェニー
巨大な頭部を持ち強力な精神攻撃を行うデーモン。大魔神サタンの側近でもある。
悪魔王(大魔王)ゼノン
デーモン族を統率する魔王。力強い角と蹄を有している。4つの顔が特徴で、正面に角を生やした狼の顔、左肩に人間の美女の顔、右肩に角を生やした人間の男の顔、腹部に大きな耳を付けた獣の顔が、付随している。
テレパシー能力を活用し、人類に宣戦布告を行う。
大魔神サタン
12枚の翼を持つ美しい姿の堕天使。かつて「神」の片腕として共に地球に飛来したが、神がデーモンを嫌悪し滅ぼそうとしたことに反発し、デーモンと共に神と戦った。神の力の前になすすべもなく滅亡しかかっていたデーモンにとっては救世主であり、デーモンが神とあがめる存在。
男女の特性を併せ持つ両性生物である。OVA第2作および実写版では飛鳥了の正体とされている。

その他の登場人物

サッちゃん
明が引っ越す前の隣家に住んでいた少女。牧村邸のチャイムに背丈が届かない。明からは「親友」と呼ばれているが、彼女自身は「明お兄ちゃんの恋人」を自称しており、新幹線に乗って牧村邸まで会いに来た。明が喧嘩に強くなる(デビルマンになる)前から惚れており、その仲の良さには美樹も嫉妬するほどだった。
帰りの新幹線を悪魔ジンメンに襲撃され、彼女もジンメンに捕食されてしまう。
ススムくん
健作(タレちゃん)の友だち。最近、母親から虐待を受けるようになり、家に帰りたがらなかったが、父親が帰ってくると聞いて帰宅する。しかし、待ち受けていたものは……。
名前は、作者の「ススムちゃん大ショック」から。
雷沼教授
ノーベル生物学賞を受賞した教授。北海道の生物化学研究所にて、収容したデーモンやデビルマン、怪物化して死亡した人間の遺体を用いて、悪魔の正体について研究する。
デ-モンの合体能力を知らないことと、地球上の知的生物は人間のみだという先入観が災いし、「悪魔の正体は、現代社会に不満を持ち体細胞を変化させた人間」だと誤って結論付けてしまう。
同時に、政府に対し「現代社会に不満を持つ人間」をも対象にした新しい「悪魔対策」を要請。彼の研究発表により、人間による「人間狩り」を引き起こす事になってしまう。
サタンの「親たち」に当たる存在。作中には姿が登場しない。太古、サタンを含めた多数の天使を率いて地球に飛来し、生命を創造した。地球生物から派生したデーモンを失敗作として地球ごと滅ぼそうとしたが、サタンの反感を買い、地球から追い返される。

用語

デーモン(悪魔)
人類出現以前、先史時代に地球を支配していた知的生物。闘争本能と殺戮本能を満足させる事が生き甲斐であるとされ、恐竜などの当時の生物やデーモン同士で弱肉強食の殺し合いを展開していた。
デーモンの能力で特筆すべきは合体能力である。これは他の生物・無生物と合体する事でその能力を獲得する物で、元々は人間と同じような姿だったデーモンは合体を繰り返す事で異様な姿と数々の超能力を持つ超生物へと変化していった。また細胞の配列を変化させる変身能力も備えており、現代では人間に擬態して人間社会に潜伏する者もいた。男女の性も存在するが、生殖については不明。
なおデーモン同士や人間と合体した際は、より強い意志を持つ者の意識が肉体を支配する事となる。また人間との合体には後述のように難しい条件が存在する。
氷河期の到来によって氷の中に閉じこめられ、一部の個体は氷河期の終わりと共に復活して世界各地に悪魔・怪物の伝承を生む事となった。大部分は極地にて現代まで眠りについていたが復活、地球の覇者の座を奪回すべく人類滅亡を図る。現代においては大魔王ゼノンおよび百の魔将軍の下に組織化されており、デーモン全体の勝利のために多くの個体の死をもいとわない攻撃を行うまでになっている。ただし、関連作品では、アモンが「ゼノンに従わない戦士」として描かれたり、それに匹敵する戦士が「王」を名乗っていたりと、完全に統一された勢力、という訳ではないらしい。
なお劇中にて、デーモンは本来人類の天敵であり、デーモンが氷に閉じこめられたために人類が自然の摂理を越えて繁殖し、地球環境を破壊するまでになった事が示されている。
デビルマン(悪魔人間)
人間がデーモンと戦う唯一の手段として、デーモンと合体してその能力を獲得し、かつ人間としての意志を失わなかった者を指す。
人間とデーモンの合体は、通常は人間の持つ理性(本能を否定して人間らしく生きようとする心理)に対してデーモン側が拒絶反応を示すため困難であり、明も合体のため麻薬などで理性を失おうとしたが失敗、直後に他のデーモンに襲われた恐怖で理性を失った際に合体を果たした。また合体しても意志の弱い人間ではたちまち精神も支配されて「人間の知識を持つデーモン」になってしまうため、デビルマンになるには強い意志と善良な心が必要とされる。それでも合体したデーモンの精神の影響は避けられず、合体後の明は以前とは打って変わって好戦的な性格となり、また次第に合体したデーモン(アモン)の過去の記憶も獲得していった。デーモンの変身能力により、普段は元の人間の姿を取る事ができる。
やがてデーモン達が人類を恐怖に陥れるために実行した「無差別合体」(通常は理性に対する拒絶反応により怪物化して死亡する)により、偶然前述の条件がそろった事でデビルマンとなった者が世界中に出現、明はデーモンに対抗すべく彼らを集めてデビルマン軍団を結成した。
原作漫画では不動明を総大将とし、プフールが側近、ボンズ・オブ・ヒンズーが連絡役を務めているが、指揮系統は明確に描かれていない。
小説版では、統率力にたけた山野博士(戦闘能力は低い部類)が組織全体のリーダーを務め、古参かつ組織随一の戦闘員である不動明が戦闘指揮をとる。他にも、全国の支部や、人間によるシンパ団体が存在している。
OVA版『AMON デビルマン黙示録』では、人間社会にて存在を認識されているが、「デーモンと対立する悪魔」として嫌悪の対象にされている。
悪魔特捜隊
人間社会に潜むデーモンを一掃するために日本政府が発足させた警察隊。正式名称は「悪魔特別捜査隊」で、「特捜隊」「悪特隊」とも呼ばれる。
脳波探知装置、X線透写装置、血液分析装置などを備えた特捜自動車デーモンハンターカーで各地を巡回する。
隊はデーモンを探り出す捜査班と、デーモンを抹殺する攻撃班で編成されている。攻撃班は細菌銃、熱線銃などの攻撃武器と、脳波妨害ヘルメット、耐熱耐火服を用いてデーモンと戦う。
デーモンを狩り出すことが目的だが、人間社会からデーモンが引き揚げた状態では、デビルマン(生物学的にはデーモンと大差ない)、および誤認された人間のみが網に掛かることとなる。そのため、デビルマン軍団から見れば「敵(デーモン)の敵」にすぎず、「味方」とは認識されていない。
不動明を取り逃がした腹いせに牧村夫妻を連行した。不動明が救出のために悪魔特捜隊本部に潜入した際には、牧村夫妻は四肢切断などを含む苛烈な拷問のために瀕死な状態であり、夫妻以外にも誤認逮捕された人間への拷問の結果を目撃する。更には本部隊員の「デーモンは1匹もいなかった。人間を殺した我々はむしろデーモンの味方(故に自分の命は助けて)」との言葉に堪忍袋の緒が切れたデビルマン軍団に本部を壊滅させられる。それ以後の動向は明言されていない。
小説版では、対デーモン戦への利用としてデビルマン軍団が人間(および、その科学力)を利用した旨が記されているが、かつての悪魔特捜隊以上に苛烈な仕打ちを行っており、デビルマンにならなかった人類は結果として滅亡している。
漫画版『AMON デビルマン黙示録』では、新たに本部を再建しドス六とメリケン錠を捕縛するが、結局はアモンに滅ぼされる。なお、バチカンに総本部が存在する「欧州の悪魔特捜隊」も登場しているが、ドス六たちを収監した「日本の悪魔特捜隊」との関連は不明。

影響

この強烈なストーリーは当時の読者のみならず、後世の作家にも影響を与えている。例えば『新世紀エヴァンゲリオン』での庵野秀明はデビルマンからの影響をインタビュー[1] で語っており、『甦るデビルマン』では大槻ケンヂらがデビルマンから受けた影響を語っている。

永井自身も『デビルマン』の印象は非常に強かったようであり、その後の作品群にはデビルマンが直接・間接に影響しているものが多々見受けられる。『デビルマン』執筆終了直後、に連載を開始した『バイオレンスジャック』がその長大な物語のラストにて永井自身も含め誰も思いもしない「実は『デビルマン』の続編であった」ことに帰着された。

さらに『デビルマンレディー』(以降『レディー』と表記)が執筆された。こちらも当初は続編とは言明されてはいなかったが、物語の中盤からデビルマン不動明が登場し、作品の位置づけが読者には理解しやすかった。作中にて、正編の後日談であり、デビルマン軍団とデーモン軍団の最終戦争後、神々によって再生された世界であることが明かされている。

その後、永井豪原作の『AMON デビルマン黙示録』(マガジンZ:講談社)が、衣谷遊の作画で発表され、ビデオアニメ化されている。

また、『デビルマン』に対するトリビュートコミックとして、多くの漫画家による『ネオデビルマン』も発表された。(1996年 - 1999年、コミックガンマ:竹書房〜モーニング新マグナム増刊:講談社)

ハリウッドを中心として海外からも、『デビルマン』を実写化したい、とオファーは過去に何度も寄せられたようだが、いずれも「デビルマン=悪魔、敵」というコンセプトであったことやその他の契約上の理由などで、作者本人はOKしなかった、というエピソードがある。

テレビアニメ版

  • 放送期間:1972年(昭和47年)7月8日から1973年(昭和48年)3月31日
  • 放送回数:全39話(NET(現テレビ朝日)系列、初放送は38話)
  • 放送時間:毎週土曜日20時30分 - 20時56分(1972年10月以降は20時55分まで)
  • 放送局:NET(現テレビ朝日系列

放送時間枠については、基幹都市の放送局の20:56からのフラッシュニュースANNニュース」の放送がある都合で、30分バージョンと26分バージョンの両者が作られた。詳細は、後年に本作と同じ形態で放送時間を構成した「マグネロボシリーズ#放送規格」を参照。

テレビ版概要

空前の「変身ブーム」を受け、NETテレビが「変身大会」と銘打った番組の一つとして、実写番組の『人造人間キカイダー』と組み合わせ制作。当時「お化け番組」と呼ばれた『8時だョ!全員集合』(TBS系列)に対抗しての異例の夜20時台の放送となっている。

「人類滅亡をもくろむデーモン族の妖獣に、デーモン族の裏切り者デビルマンが人間を守るために戦う」という基本線は、漫画版と共通している。しかし、作者の個性によって設定が拡大し終末テーマの大作SFへと発展していった漫画版に対して、TVシリーズ版は一話完結でデビルマンが妖獣と戦うという基本線を守り続け、ヒーローものとしてのスタンダードな展開は最後まで全うされた。しかし、ほとんどのエピソードの脚本を担当した辻真先が永井豪作品のファンであり、そのテイストを意識してストーリーを展開したため、「勧善懲悪に終わらない毒のあるストーリー」「ギャグやブラックユーモアも交えた展開」など、永井作品の特色は充分に生かされていた。「戦中族」を自認する辻真先によると本作は「中国大陸で脱走した日本兵が、娘を守って日本軍をやっつける話」とのこと。脱走した日本兵はいずれ処刑される運命であり、漫画版に劣らない悲惨な最期である事が示唆されている[2]

また、漫画版とは逆にデビルマン(悪魔)の意識が不動明を取り込んだ形になっているため、「愛に目覚めて人間の側に立った悪魔」という部分は漫画版よりも強調されている。物語はデーモン族との決着を見ないまま39話で終了し、約4か月後に公開された映画『マジンガーZ対デビルマン』においてその後もデーモン族と戦い続ける姿が描かれている。

テレビアニメ版ストーリー

ヒマラヤの氷の中に封じ込められた地球の先住民族・デーモン族が復活した。地球の支配権を手にするため立ち上がった魔王ゼノンは、デーモン族最強の勇者デビルマンを呼ぶ。ヒマラヤ登山中だった日本人・不動教授と息子の明は、クレパスからデーモン一族の眠る氷の国へと転落し、デーモン族の妖獣たちに襲われた。不動教授は死亡したが、気を失った息子の高校生・不動明は人間社会へ尖兵として潜入するデーモンの宿主として選ばれてしまった。デビルマンは、仲間の妖獣たちを倒して自らが尖兵となり、明の体へと憑依した。孤児となった明=デビルマンは、不動教授の親友である牧村教授の家に引き取られるが、人間として生活する中で主題歌にも歌われるように牧村の娘・美樹への恋愛感情から、次第に「人間界を滅ぼす」という使命に消極的になる。デビルマンの変心に業を煮やした妖獣ヘンゲが美樹を襲ったとき、明はデビルマンに変身しヘンゲを倒した。こうして、デーモン族を裏切ったデビルマンは不動明として生活しながらも、美樹を守るために送り込まれる妖獣たちと戦う。やがてその戦いは、美樹だけではなく牧村家の人々や友人たち、そして美樹の生きる人間界を守るための戦いになっていく。

デビルマンの超能力

デビルマンの姿は漫画版と違い恐怖を感じさせない。巨大化も可能。

デビルチョップ
デビルマンがするチョップ。
デビルキック
デビルマンがするキック。
デビルアイ
目からサーチライトのような光を発して、通常見えない物が見える。透視能力もある。
デビルイヤー
通常聞こえない音が聞こえる。
デビルウイング
空を飛ぶ時、背中から出す翼。
デビルカッター
腹部のベルトのバックルらしき物から出る、三日月型のカッター。電気から作っている印象がある。
デビルアロー
頭部の角から相手に向かって発射する電流(主題歌では超音波)。
デビルビーム
デビルマンの体を使って出る、デビルアローより強力な電流(主題歌では熱光線)。

登場キャラクター

主要人物
デビルマン / 不動明
- 田中亮一
#テレビアニメ版ストーリー」参照。
牧村ミキ
声 - 坂井すみ江
本作のヒロイン。デビルマンが人間界に留まる事を決定付けさせた人物。彼女の優しさ、美しさを護ることがデビルマンの真の目的である。漫画版と比べても変更が少ない。
牧村家
牧村健作(タレちゃん)
声 - 山本圭子
ミキの弟で失禁癖がある小学生。その事から「タレちゃん」と呼ばれるが本人は当初嫌がっていた。
牧村耕作
声 - 鈴木泰明 / 北川国彦(第9話)
ミキとタレちゃんの父。考古学者で不動明の父の友人でもあった。不動明(デビルマン)を引取ったのもそれが所以である。
牧村夫人
声 - 佐久間夏生 / 吉田理保子(第34話)
耕作夫人でミキ達の母。
高校
アルフォンヌ先生(アルフォンヌ・ルイ・シュタインベック三世)
声 - 永井一郎
明とミキが通う高校の教員。ミキに言い寄るが現在ではセクハラで免職になる行為も多数行っていた。しかしどことなく憎めない人気キャラで専用BGMまで製作された。彼の活躍(もちろん本人は知らない)でデビルマンが妖獣を撃破できた事もあった。
オンボロなアパートが住居で妻子も登場。既婚者でありながらアベックに嫉妬したりグラマラスな女性に目を奪われたり、かなりのスケベエである。
ポチ校長
声 - 八奈見乗児 / 田の中勇(第8話)
明とミキが通う高校の校長。小柄で威厳は全くないがアルフォンヌの相方的存在で共にコメディリリーフであった。口癖は「せっかん、せっかん」。
轟紀世彦
声 - 北川国彦 / 大竹宏(第34話) / 山田俊司(第38話)
用務員。わりと常識ある人。
東大寺入郎
声 - 山田俊司
明のクラスメート。当初は名も無き眼鏡を掛けたガリベンタイプであったが後半からはレギュラーとして定着する。暴力は嫌いで当初は明と衝突していた。チャコとは幼稚園からの幼馴染で相思相愛。
千夜子(チャコ)
声 - 坪井章子
ミキのクラスメート。自宅は喫茶店「チャコ」。
氷村巌
声 - 井上真樹夫
漫画版での飛鳥了に容姿が酷似している。しかし、こちらは不動明のライバルである。
その他
桃山ミヨ(ミヨちゃん)
声 - 野村道子
タレちゃんのガールフレンドで少々ませている。
デーモン
魔王ゼノン
声 - 柴田秀勝
デーモン族の長。本作に関してはサタンは未登場で彼が最高実権者となっている。普段は蝙蝠のようなシルエットで登場する。
魔将軍ザンニン
声 - 増岡弘 / 中曽根雅夫(第12話 - 第14話)
人間界征服とデビルマン討伐で後れをとっている魔王ゼノンが業を煮やして呼び寄せた初代幹部。
妖将軍ムザン
声 - 矢田耕司
ザンニン亡き後、後任として登場した二代目幹部。
妖獣ララ
声 - 沢田和子
妖獣と言うにはほとんど人間と変わらない姿をしている。ドジでバカである(現代的にいえば天然系)。
妖元帥レイコック
声 - 里見京子
三代目幹部で女性デーモン族。下半身は4つ足の獣の姿をしている。

スタッフ

  • 企画 - 有賀健、籏野義文
  • 原作 - 永井豪
    • 前述の通り「原作漫画の作者」ではなく、基本設定およびキャラクターの原案を担当
  • キャラクターデザイン - 小松原一男
  • 美術 - 福本智雄、浦田又治、遠藤重義、秦秀信、土田勇、横井三郎、勝又激、下川忠海
  • 音楽 - 三沢郷
  • オープニング・エンディングアニメーション
    • 演出 - 及部保雄 / 作画監督 - 小松原一男 / 美術 - 福本智雄
  • プロデューサー - 宮崎慎一
  • 制作 - NET、東映動画

主題歌

オープニングテーマ「デビルマンのうた」
作詞 - 阿久悠 / 作曲・編曲 - 三沢郷 / 歌 - 十田敬三ボーカル・ショップ
放送当時は「キー局バージョン」と「ローカル局バージョン」があり(詳細はマグネロボシリーズ#放送規格参照)、キー局版は1番のみ放送(ローカル版は1・2番)。また、後半デビルマンが海から上昇して飛行するシーンは、キー局版のみ存在する。
エンディングテーマ「今日もどこかでデビルマン」
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 都倉俊一 / 編曲 - 青木望 / 歌 - 十田敬三
放送当時はローカル局のみ。途中からイントロ部が一部削られ、2番がフルコーラスで入り、第8話や第11話の映像を流用したロングバージョンに変更される。

ソノラマエース パピイシリーズ

ドラマ - 妖鳥シレーヌ夫人
ソノシートのための録り下ろしドラマ。テレビアニメの第二話がベース。

各話リスト

  • 放送日はキー局のもの。視聴率は初回放送時。
  • 登場妖獣はデビルマンと対決した妖獣のみとする。
話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 登場妖獣(声) 視聴率
第1話 1972年
7月8日
悪魔族復活 辻真先 勝間田具治 小松原一男 テンプレート:06.6%
第2話 7月15日 妖獣シレーヌ 明比正行 白土武 テンプレート:07.8%
第3話 7月29日 妖獣ゲルゲ 山崎忠昭 白根徳重 森利夫 テンプレート:08.0%
第4話 8月5日 魔将軍ザンニン 辻真先 西沢信孝 荒木伸吾 テンプレート:08.6%
第5話 8月12日 眠れる美女 ゾルドバ 高久進 設楽博 白土武 テンプレート:09.6%
第6話 8月19日 ロクフェルの首 辻真先 新田義方 森利夫 テンプレート:07.3%
第7話 8月26日 恐怖の人形使い ズール 鈴木実 小松原一男 10.0%
第8話 9月2日 イヤモンとバウウ 中村一夫 10.4%
第9話 9月9日 脳波妖獣ゴンドローマ 辻真先[3] 白土武 11.5%
第10話 9月16日 妖獣ガンデェ 眼が歩く 辻真先 落合正宗 11.5%
第11話 9月23日 真紅の妖花 ラフレール 津乃一 13.4%
第12話 9月30日 火焔妖獣ファイアム 森利夫
  • ザンニン
  • アギュラー
14.0%
第13話 10月7日 誇り高きマーメイム 小松原一男 14.0%
第14話 10月14日 氷の国への挑戦 邦原真琴 11.9%
第15話 10月21日 妖獣エバイン 千本の腕 落合正宗 尼寺一美 13.5%
第16話 10月28日 闇に住む 妖獣ジェニー 山口秀憲 森利夫 14.3%
第17話 11月4日 切手妖獣ダゴン 白土武 13.5%
第18話 11月11日 銀色の魔矢子 佐々木正広 小松原一男 12.2%
第19話 11月18日 妖獣アダル 人形作戦 山口秀憲 白土武 11.5%
第20話 11月25日 さらば妖獣ドランゴ 安藤豊弘 勝間田具治 森利夫 13.1%
第21話 12月2日 妖獣ドローは人間が好き 辻真先 佐々木正広 小松原一男
  • ドロー(滝口順平)
14.6%
第22話 12月9日 妖獣ムガール 幻影の魔術師 落合正宗 尼寺一美 14.0%
第23話 12月16日 妖獣ベラ チベットの怪 白土武 13.3%
第24話 12月23日 妖獣ジャコン 生きている幽霊 山口秀憲 森利夫 14.0%
第25話 12月30日 妖将軍ムザン 学園大襲撃 勝間田具治 小松原一男
  • ムザン
  • 名称不明の巨大生物
12.7%
第26話 1973年
1月6日
白銀の妖獣ララ 高見義雄 白土武
  • ドド(神山卓三)
11.6%
第27話 1月13日 妖獣ジュエル 果てなき欲望 白根徳重 落合正宗
  • ジュエル(野田圭一)
15.5%
第28話 1月20日 妖獣ミニヨン 悪魔のペンダント 明比正行 高倉建夫 12.0%
第29話 1月27日 妖獣ケネトス 謎のネックレス 小湊洋市 白土武 12.6%
第30話 2月3日 妖獣ファイゼル 影に狂う 山口秀憲 森利夫 12.0%
第31話 2月10日 妖獣キルスキイ 真紅の旋風 佐々木正広 小松原一男 13.4%
第32話 2月17日 妖獣オーロラ 輝く牢獄 白土武 11.5%
第33話 2月24日 妖獣ウエザース 太陽の反乱 落合正宗 10.5%
第34話 3月3日 妖獣アルロン 恐怖のマキシ 明比正行 高倉建夫 11.2%
第35話 3月10日 妖元帥レイコック 凍れる学園 勝間田具治 白土武
  • レイコック
10.6%
第36話 3月17日 妖獣マグドラー 空飛ぶ熔岩 山口秀憲 森利夫
  • マグドラー(神山卓三)
11.2%
第37話 3月24日 妖獣ウッドドウ 怒れる緑 勝間田具治 小松原一男
  • ウッドドウ(今西正男)
テンプレート:09.5%
第38話 3月31日 妖獣ドリムーン 月は地獄だ 白根徳重 白土武 10.0%
第39話 未放送 妖獣ゴッド 神の奇蹟 小湊洋市
  • ゴッド(野田圭一)
-

デビルマンと対決しなかった主な妖獣

第39話(最終話)はローカル局のみの放送であり、キー局では再放送で初公開された。そのいきさつは2説ある。

  • キー局が38話で終わるとローカル局の放送枠が1話分余ってしまうので急遽39話を作った。(CDの解説、辻真先の証言[4]
  • 初めから3クールの契約だった(DVDの解説)。

放送局

ほか

映像ソフト化

テンプレート:前後番組

OVA

誕生編・妖鳥死麗濡編

テレビアニメ版とは違い、永井の漫画の展開に比較的忠実なOVAが講談社を中心として製作、発売された。デビルマン誕生までを描いた『誕生編』、妖鳥シレーヌ及び魔獣ジンメンとの戦いを描いた『妖鳥死麗濡編』の2本が発売。テレビアニメ版も担当した小松原一男がキャラクターデザインを担当し、完結編となる3巻の発売も告知されたが、未完に終わった。 完結篇「アーマゲドン編」(ハルマゲドン編)も企画され、OVAとしては破格の1億2千万円の予算まで用意されたが、監督がその予算に納得せず、実現に至らなかった[5]。番外編として同一スタッフによる『CBキャラ 永井豪ワールド(ちびきゃら ながいごう わーるど)』「オレは悪魔だ デビルマン!」なども製作されている。2003年になってバンダイビジュアルより誕生編・妖鳥死麗濡編がセットとなった「OVA COLLECTION」(DVD)が発売されている。

声の出演
スタッフ
  • 原作・総指揮 - 永井豪
  • 監督 - 飯田つとむ
  • 脚本 - 永井豪、飯田つとむ
  • キャラクターデザイン - 小松原一男
  • 作画監督 - 小松原一男(妖鳥死麗濡編)、安藤正浩
  • 美術監督 - 椋尾篁(誕生編)、宮前光春(妖鳥死麗濡編)、海老沢一男(妖鳥死麗濡編)
  • 色指定 - 保田道世(誕生編)、西表美智代(妖鳥死麗濡編)
  • 撮影監督 - 玉川芳行
  • 編集 - 瀬山武司
  • 音響監督 - 山田悦司(誕生編)
  • 録音監督 - 千葉繁(妖鳥死麗濡編)
  • 音楽 - 川井憲次
  • 音楽制作 - キングレコード
  • プロデューサー - 田中利雄、鈴木良平、長谷川勝彦(誕生編)、村田耕一(誕生編)、末吉博彦(妖鳥死麗濡編)
  • アニメーション制作 - オープロダクション
  • 製作 - 講談社、キングレコード(誕生編)、バンダイ(妖鳥死麗濡編)

AMON デビルマン黙示録

2000年5月24日発売。

声の出演
スタッフ
主題歌
エンディングテーマ「目のまえのつづき」
作詞・作曲 - 国府達矢 / 歌- MANGAHEAD
CBキャラ 永井豪ワールド;

テンプレート:See

その他のメディア

CDドラマ
  • 『デビルマン伝説』
    未完に終わったOVA版を引き継ぐ形で、1998年10月21日CD「デビルマン伝説」がファーストスマイルエンターテイメントより発売された。物語の結末であるアーマゲドン編がOVA版と同一の速水奨、水島裕の主演でCDドラマ化されている。なお牧村美樹については高野槇じゅんが引退したため、三石琴乃に変更され、ゼノンには堀勝之祐がキャスティングされた。脚本は瀧晃一、音楽は蓜島邦明が担当した。なお本ディスクは当該ドラマだけでなく、永井豪の他作品「バイオレンスジャック」や「手天童子」等のイメージ音楽もあわせて収録されている。
映画
  • DEVILMAN』(2004年、東映
    初の実写映画。漫画版の世界観を踏襲しているが、不動明と飛鳥了が双子である等、登場人物の設定が大きく異なる。酷評が集まり「文春きいちご賞」(週刊文春主催の映画賞。ゴールデンラズベリー賞の日本版的な賞)を受賞。
    実写とアニメを融合した新技術「T-VISUAL」を使用してデーモンを表している。
  • 演劇
    • 『デビルマン 〜不動を待ちながら〜』
      デビルマンを基にした演劇作品。1991年6月に初公演され、以降、1996年6月に再演、2002年3月と6月に改訂版を公演、2006年には2チームによるダブルキャスティングで再演されている。漫画版終盤の悪魔狩りシーン(第五集黙示録編126-141ページまでの15ページ)をベースにしたオリジナルシナリオで、漫画版からは牧村美樹以外登場しない。また、2010年7月に再演された。
    出演キャラクター
    • 雨竜ハジメ
    • 大郷リョウ
    • 柴咲ヤマト
    • 城野アツシ
    • 泉ジュンヤ
    • 湖浜ミナモ
    • 荒野バク
    • 刈島ゴン
    • 植木ススム
    • 植木ユカリ
    • 白石エリカ
    • 北浦ヒトミ
    • 早川マチコ
    • 月野シグレ
    • 牧村美樹
    スタッフ
    作 - じんのひろあき
    脚色・演出 - 宇治川まさなり
    企画 - 山田とゐち
    制作 - オフィス・ホットロード
    小説
    永井豪の実兄永井泰宇が漫画版をノベライズしたもの。主人公・明の父母に不動礼次郎・須弥子の名が与えられていたり、アモンのかつての恋人でありシレーヌの妹であるイフェメラが登場したり、木刀政たち不良グループが終盤出てこず、代わりに牧村家襲撃のくだりではデビルマン化した礼次郎の助手(変身能力としては腕が斧状に変身する)が戦ったり、漫画ではほとんど描かれなかったハルマゲドンの描写にページを割いたり、原作にない(あるいは原作を補完する)設定や描写が多々なされている。設定やストーリー展開の一部はOVA版などにも取り入れられている。
    ゲーム
    『デビルマン』(ファミリーコンピュータ、1989年、ナムコ
    漫画版準拠のアクションゲーム。不動明とデビルマンの姿を切り替えながら進む。途中襲われている人間を助けるか否かを選択する場面があり、見捨てると「HUMANゲージ」が減少する。このゲージがゼロになるとゲームオーバー。また、エンディング分岐にも影響する事もある。更にデビルマン(明)のみならず美樹やドス六なども操作可能である(その為、生身の人間がデーモンと互角に渡り合うと言う奇妙な展開も)。本作はマルチエンディングであり、途中に幾つかのバッドエンドも用意されている。また、ラスボスに勝った場合と負けた場合でもエンディングは2通りある。原作基準の結末もある一方で、人類を救い、サタンを倒したデビルマンが神々と対峙すると言った原作とは正反対の結末も用意されている。
    『デビルマン』(プレイステーション、2000年、バンダイ
    アクションアドベンチャー。ストーリーは漫画版に準拠している。
    『悪魔雀〜デビルマージャン〜』
    オーツーから2001年に発売。麻雀ゲーム。(MS-Windows版)
    『デビルマン』(Mobage、2012年、ファンクリック)
    ソーシャル・カードゲーム。悪魔との無差別合体による影響でデビルマンとなったプレイヤーは、原作に登場する様々な凶悪デーモンを倒してパーツを吸収し、5000億通りの組み合わせから最強デビルマンを目指す。
    パチンコ
    • 『CRデビルマン』(2002年12月導入)
    • 『CRデビルマン倶楽部』(2003年5月導入)
    • 『CRデビルマン 〜悪魔聖戦〜』(2009年3月導入)
    • 『CRデビルマン倶楽部2』(2009年6月導入)
      ニューギンよりリリース。
    パチスロ
    15インチ大型液晶でCGアニメがゲームと連動して映し出される。ストーリー展開とキャラクターは漫画版に準拠しながら、音楽や声優、演出はテレビアニメ版を再現しているという、『漫画版とテレビアニメ版の折衷』の姿をした、デビルマン史上でも珍しいメディア展開商品。
    TV版で明を演じた田中亮一がゲーム中の明の声を担当し、漫画版の明がTVアニメ版のように「デビール」のかけ声で変身し、デビルアローやデビルキックなどTVアニメ版のみで見られた技を繰り出す。また飛鳥了とシレーヌはOVA版でそれぞれ声を担当した水島裕、榊原良子を起用する一方、最終ボスである魔王ゼノンはTV版の柴田秀勝を起用するなど、凝った配役となっている。
    ボーナスゲーム後に派生する、いわゆるリプレイタイム中に、特別ステージである永久氷原に移行すると魔王ゼノンとのボスバトルに発展。更にゼノンに勝利できると、確率は低いが漫画に沿った形で飛鳥了が正体(魔神サタン)を現すプレミアバトルに発展することがあり、勝利出来れば漫画版のラストシーンを再現したエンディングとなる。
    大当たり中のBGMは揃えた目によって音楽が変わるが、特定の条件をクリアすると水木一郎が歌うアニメ版主題歌、エンディングが流れる。
    小役とボーナスの同時抽選機能(重複フラグ)を備えた、業界で初めての機体であり、特定の小役を揃えた時点で大当たりが内部で当選していると、時間差で大当たりへと移行する。
    バトルリーチは「デーモンからの脱出(飛鳥了がデーモンから車で逃げる演出)」「美樹を救え(ゲルマー、アグウェル戦)」「妖鳥シレーヌ戦」「魔獣ジンメン戦」「妖虫ラズパ戦」「魔王ゼノン戦」、そしてプレミアである「大魔神サタン戦」。リプレイタイムであるデビルゲーム中に再度大当たりを引き戻すことで大当たりをループさせることが可能であり、理論上では「吉宗」並の出メダル機となる可能性を持っているのが売りであるが、出メダルを全般的に押さえた5号機であるため、実際の連チャン確率はやや低めに設定されている。
  • デビルマンII 悪魔復活
    2010年8月、エレコ(販売はユニバーサルエンターテインメント)よりリリース。パチスロ機(第5号基準機)。
  • 派生漫画作品

    永井豪による作品
  • デビルマンレディー(1997年 - 2000年、週刊モーニング)
    「デビルマンという漫画作品が広く知られている世界の出来事」として始まったが、中盤からデビルマン本編とリンクしていった。
    アニメ化もされたが、原作とは異なった解釈の物語である。
  • デビルマン対ゲッターロボ
    チャンピオンRED』2010年6月号から10月号まで連載。『ゲッターロボ』との共演で、不動明がゲッターチームと協力して、シレーヌが率いるデーモン軍と恐竜帝国の連合軍と戦う。
  • 他の作家による作品
    • 蛭田充版デビルマン(秋田書店「冒険王」掲載)
      テレビアニメ版に準拠した漫画作品。ただし、「不動明(人間)の意識がデビルマン(悪魔)を取り込み、デーモンと戦う」という、テレビアニメ版とは正反対の前提条件でストーリーが展開する。
      • SUNDAY COMICS版(1972年、秋田書店)
      • N COMICS版(1976年、永岡書店)
      • STAR COMICS版(1986年、大都社)
      • St COMICS版(1998年、大都社)
      • AKITA TOP COMICS WIDE版(2004年、秋田書店)
  • 風子瞳(五十子勝)版デビルマン(講談社「テレビマガジン」「たのしい幼稚園」掲載)。
    テレビアニメ版に準拠した漫画作品。
  • オレは悪魔だデビルマンくん(槙村ただし,1991年、小学館「月刊コロコロコミック」掲載)。
  • 闘神デビルマン岩本佳浩, 1998年、講談社「コミックボンボン」連載)
    テレビアニメ版を軸に漫画版の要素を取り込んだアレンジ作品。
  • ネオデビルマン(1999年、2000年、講談社)
    複数の作家による、オムニバス形式のサイドストーリー集。永井豪自身の他、萩原玲二江川達也寺田克也石川賢ヒロモト森一岩明均永野のりこ高寺彰彦夢野一子三山のぼるとり・みき風忍田島昭宇神崎将臣安彦良和黒田硫黄が参加した。
  • AMON デビルマン黙示録(1997年 - 2000年、講談社「マガジンZ」連載。全6巻)
    衣谷遊による漫画版のif的な作品。牧村美樹の死を切っ掛けにアモンが明の体を支配するという、起こりえたもう1つの黙示録を描いている。後にOVA化された。「不動明の絶望から最終戦争の間の出来事」や「氷河期以前のデーモンと神々の戦争」を、アモンを中心に補完する漫画作品。
  • デビルマンG高遠るい、2012年 - 2014年、秋田書店『チャンピオンRED』連載)
    アニメ版のヒムラー(火叢)と漫画版のミーコ(川本ミキコ)がともに不良として登場するなど、原作とテレビアニメ版の設定をマッシュアップしたもう1つのデビルマン。
  • 関連作品

    永井豪作品

    バイオレンスジャック(1973年 - 1990年、週刊少年マガジン・週刊漫画ゴラク他)
    当初デビルマンとのつながりは示唆されず、徐々に永井豪作品のキャラクターが設定を変えて登場するのが特徴の作品へと移行する。その流れで最終的に「全編がデビルマンの後日談だった」という形で幕を閉じた。
    おいら女蛮(1974年、週刊少年サンデー)
    主人公・女蛮子は最初、牧村家の隣に住んでおり、美樹にことあるごとにちょっかいを出していた。その度に美樹はまんざらでもない態度を見せ、一緒にいる明をやきもきさせていた。ちなみに明の目には隈取りがついているが、まだデーモンとは合体していない様子である。
    あばしり一家(1969年 - 1973年、少年チャンピオン)
    セルフパロディとして「ゴーモン族の巻」が描かれている。江戸時代に南極に流刑になり、その後も続く激しい拷問の末に怪物と化した「ゴーモン族」が人間を滅ぼす作戦を実行。それを知った少年・不遇明がビビルマンとなって立ち向かうも呆気なくやられ、あばしり一家がその代わりに彼らを退治するという一幕。
    鉄の処女(アイアンバージン)JUN(1983年、ビッグコミックスピリッツ)
    主人公である大財閥明日香家の一人娘・明日香じゅんとその執事として派遣された大波倉太がじゅんの母親から逃げる際、高田馬場ディスコで不動明と飛鳥了が登場する。ちなみに飛鳥了は金持ちの御曹司、不動明はその友人として、大魔王サタンでもデビルマンでもない普通の人間として登場している。
    マジン・サーガ(1990年 - 1992年、週刊ヤングジャンプ
    1997年発売の扶桑社版のための書き下ろしページにサイコジェニーがバイオマシンビーストとして登場。また、永井豪は扶桑社版のあとがきで「不動明を悪のマジンガーとして登場させる」という構想を明かしており、これは2012年発売の講談社版のための書き下ろしで実現した。
    激マン!(2010年 - 、週刊漫画ゴラク
    永井豪をモデルとした漫画家が主人公の自伝的漫画。「デビルマンの章」にて主人公「ながい激」がデビルマンを連載するまでの経緯と、連載時の舞台裏が描かれている。劇中で漫画版デビルマンの連載が開始されてからは、ながいが描いたデビルマン本編のページを作中に挿入し、その演出意図や制作秘話などが並行して語られている。本作のデビルマンは再録ではなく新規描き下ろしであり、この章に関しては漫画版デビルマンのリメイク版的な側面も含まれる。

    その他の関連作品

    デビルタカマン
    とんねるずのみなさんのおかげですの1コーナーのコント。(アニメ版)のパロディ作品だがOP、EDもあり、シレーヌをモデルとする「妖鳥ノリーヌ」を出すなど、かなり本格的なパロディになっている。最終回ではゼノンと決着をつけるが……。
    ダイナミックヒーローズ
    東映まんがまつりにおける永井豪原作アニメの競演を下敷きにした作品。テレビアニメ版のデビルマンやデーモンが登場している。
    マジンガーZシリーズ
    テレビアニメ版の放送時期が重なったため、テレビアニメ版と漫画版への影響が見られるほか、劇場版アニメにて共演。
    12人の入りたい奴ら
    G2プロデュースによる舞台。作中で佐々木蔵之介演じる弁護士が他の登場人物に団結するよう説得する為、数分にわたってデビルマンを独演する場面がある。孔子によって封じられたデーモンを中国軍が軍事利用し、被験体とされた不動明がデビルマンとなって立ち向かうというストーリー。ジンメンをモデルとした「カメマン」、シレーヌをモデルとした「鳥マン」が登場する他、変身シーンも表現するなど、かなり力を入れている。

    脚注

    テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

    関連項目

    外部リンク

    テンプレート:永井豪 テンプレート:デビルマン テンプレート:ナムコット テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ

    1. 『スキゾ・エヴァンゲリオン』(ISBN 4-87233-315-2)
    2. 赤星政尚・たるかす・早川優・山本元樹・原口正宏 『懐かしのTVアニメベストエピソード99〈東映動画編〉』 二見書房、1995年
    3. DVDの解説では高久進が執筆
    4. テンプレート:Cite book
    5. 「永井豪インタビュー」『B-CLUB』Vol.143、1997年、p.19