チャネリング
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チャネリング (テンプレート:Lang-en-short) とは、常識的な通信手段では情報をやりとりできないような相手(何か高次の霊的存在・神・死者(霊界人)・宇宙人・未来人など)とコミュニケーションをすることである。1980年代以降米国でさかんにこの意味で使われるようになり広まった用語である。
チャネリングを行う人をchannel(チャネル、チャンネル )、あるいはchanneler(チャネラー) と呼ぶ。 [1] 。
概説
語彙としては元来「 - に水路を開く」「 - に向ける」といった意味の英動詞 channel の動名詞形(他に運河の開削といった意味もある) [2] で、1980年代からこの意味において頻用されるようになった表現とされる [3] 。特にニューエイジの思想を支持する人々が頻繁に用いて、それが広まり一般化した用語・概念である。
日本では特にバシャールや神との対話が知られる。また、これを行う人物としてエドガー・ケイシーが知られる。
19世紀から20世紀に掛けてイギリスを中心に西洋諸国に普及したスピリチュアリズムでは、シルバーバーチ、ホワイトイーグルが知られている。チャネラーとして、モーリス・バーバネル、グレース・クックなどが存在した、とされる。
その他、冥王星のオコツトのヌース理論もある。
近年では、特別な能力者でなくともチャネリングが可能であると提唱しているチャネラーも存在している。
なお、チャネリングは民俗学者や人類学者ならば“シャーマニズム”という用語で分類する分野におおむね相当し、「チャネラー」は従来の表現で言えば medium(霊媒)に相当することになる。
脚注
関連項目
- ニューエイジ
- スピリチュアリティ、スピリティズム、心霊主義
- 異言
- サイ科学
- 霊媒、巫、巫女
- カール・セーガン、ジェームス・ランディ 懐疑主義者
- シャーリー・マクレーン 「アウト・オン・ア・リム」にてチャネリングを紹介、1980年代のベストセラー