チモールブルー

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テンプレート:Chembox チモールブルー (Thymol Blue) は色素の一種。pH指示薬として、滴定pH試験紙等に用いられる。 pH指示薬としての特性は二段階変色を呈し、pH1.2以下で赤色、2.8から8.0では黄色だが、9.6以上では青色に変化する。

水にはあまり溶けず、エタノール塩基性を示す液に可溶である。指示薬として用いる際には、通常、エタノールに溶解される。万能指示薬を構成する成分の一つである。

ファイル:Thymolblau.png
pHによるチモールブルーの構造変化
ファイル:Color change of thymol blue at different pH.jpg
酸-塩基状態が異なるチモールブルー溶液の色
左:酸性、中央:中性、右:塩基性

チモールブルー
pHによる色の変化
1.2以下 2.8~8.0 9.6以上

脚注

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参考文献

  • Merck. "Thymol Blue." The Merck Index. 14th ed. 2006. Accessed via web on 2007-02-25.

外部リンク


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