チェチェン語
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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox Language チェチェン語(ちぇちぇんご、Нохчийн мотт)は、ロシア連邦内のチェチェン共和国の公用語。話者は約90万人。話者のほとんどはロシア語との二言語併用者である。
系統
系統的には北東コーカサス語族(ナフ・ダゲスタン語族)のナフ語派(Nakh)に属する。ナフ語派に属する言語には、ほかにイングーシ語とバツ語(あるいはバツビ語、ツォヴァ・トゥシ語)がある。チェチェン語は特にイングーシ語と近い。
言語名別称
- Galancho
- Nokchiin Muott
- Nokhchiin
方言
- Ploskost (che-plo)
- Melkhin (che-mel)
- Itumkala (che-itu)
特徴
長母音や二重母音を含む多くの母音を区別する。6つの性(名詞クラス)を区別し、多くの格を持つ。能格型の格標示を行う。
表記
1920年代まではまれにアラビア文字で書かれていた。1920年代半ばにラテン文字による正書法が定められたが、1938年以降はキリル文字が用いられている。