タワーブリッジ

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テンプレート:Infobox Bridge タワー・ブリッジ (Tower Bridge) は、イギリスロンドン市内を流れるテムズ川に架かる跳開橋1886年に着工、1894年に完成した。可動部分は初期の頃水力を利用して開閉していたが、現在は電力を利用している。

第二次世界大戦中はドイツ空軍の爆撃目標、あるいはV2ロケットなどの目標となり、1944年8月2日V-1ロケット1発が車道部分に命中して被害を受けた。

経緯

19世紀後半、イーストエンド・オブ・ロンドンの商業発展のためロンドン橋の下流に新たな橋が求められた。しかし、ロンドン橋とロンドン塔の間にプール・オブ・ロンドンが存在し、入港の障害となることを避けるため固定された橋の建設はできなかった。この問題を解決するため1876年に設立された委員会は、デザインの公募を行い、テムズ川を横断する方法を模索した。50以上集まった提案に対する評価の議論は長引き、1884年に都市建築家であるホーレス・ジョーンズの設計が承諾された。

特徴

橋の長さは244m、左右にあるゴシック様式のタワーの高さは65mあり、内部は展望通路・歴史博物館がある。タワー間の橋桁の長さは61m、上部橋の高さは44mである。塔のデザインは名前の由来ともなっている付近のロンドン塔の景観と調和するように配慮されている。近年においてロンドンの観光定番スポットとなっているが、同じテムズ川にある、民謡「ロンドン橋落ちた」で有名な、ロンドン橋とよく混同される。タワーの階段を上って通行できた上部橋は1910年に閉鎖されたが、1982年に展示室として公開された。

ギャラリー


外部リンク

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