タイムマシーン3号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox お笑いコンビ タイムマシーン3号(タイムマシーンさんごう)は、日本お笑いコンビオンバト+第2代チャンピオン。2013年6月30日まではジェイピィールームアップフロントグループ)所属だったが、同年8月1日付で太田プロダクション所属となった[1]

メンバー

  • 山本 浩司(やまもと こうじ、1979年6月22日 - )ツッコミ担当
新潟県新潟市出身。身長172cm、体重63kg、足のサイズ28cm。
実家は美容室を営んでいる。
ネタ中に時より関に対しボケのようなツッコミを入れたり、ボケて関にツッコまれるというパターンもあり、「元ツッコミ」と自称することもあった。
高校時代サッカーをしていた(北越高等学校サッカー部で副キャプテン、新潟県大会ベスト4)。セルジオ越後を抜いたことがあると豪語している。
邦画・洋画問わず、映画をよく見ている。
観葉植物マニア。部屋で80鉢以上の観葉植物を育てている。
東野圭吾のファンである。
特技はけん玉。
サンタ・マリア・ノヴェッラのアロマを愛用している。
  • 関 太(せき ふとし、本名:関 智大(せき ともひろ)、1979年8月5日 - )ボケ担当
群馬県中之条町(旧・六合村)出身。身長163cm、体重101kg、足のサイズ28cm。
ステージ上では年中半袖短パン姿である。
ハチミツ二郎東京ダイナマイト)主催の二郎会の主要メンバー。
漫画を愛読している。好きな作家は伊坂幸太郎
見た目が六角精児秋元康に似ており、よくネタにされる。
趣味はダーツ。後輩の芸人20人ぐらいのグループで、月に1回トーナメントをしている[2]
イラストが上手く、単独イベントやブログなどで、その絵心を披露することがある。

芸風

  • ネタの形式は多様であり、統一した形式や、芸風として括れるほどに共通するパターンは見当たらない。本人たちがパターンに陥ることを良しとしていないためである。
  • ラジオ番組などのトークでは、関が進行し山本が話を広げる。
  • 2008年ごろまでは、登場時のツカミとして、関が「がんばれ半袖、負けるな短パン!」と言っていた。
  • 関のオタクのような様相から、ドラゴンボールクマのプーさんなどのアニメネタが多かったが、近年ではそういった傾向は薄れている。
  • 漫才の主旨への引きが「俺の架空の彼女がさぁ……」の関の発言で始まるネタがあったが、近年は見られない。
  • 関がヒューマンミスのボケに対し、水戸黄門のうっかり八兵衛からとって「ハチベェ、ハチベェ」と言っていた。
  • 関がネガティブな状態になり凍える。そして「体が寒いんじゃない。(露出している腕を摩って)ここが寒いんだ」とボケる。
  • ネタ中に関の体型ネタを多用する。主な例として、途中から食べ物が出てくる、力士のように接近してくるなど。
  • 山本の顔の長さをいじることもある。
  • オンエアバトルでは漫才で出演することが多かったこと、また2005年の第5回M-1グランプリのファイナリストであり、以降敗者復活戦の常連であったことから、漫才師としての印象が強いが、過去に発売されたDVDに収録されているネタのボリュームは、むしろコントに偏っている。
  • 2005年のM-1グランプリ第5回大会決勝大会では審査員に「デブネタ一本では難しい」と言われたが、実際には爆笑オンエアバトル・オンバト+に出演した42回のネタのうち、関の体型を中心的題材としたネタは数本しかない。
  • 2012年ごろから山本がボケて関がツッコミを行うネタが増えた。しかし、2013年に太田プロへ移籍した以降~2014年ごろからのネタの多くは、関がボケて山本がツッコむスタイルに戻りつつある。

エピソード

  • コンビ名が長いため、しばしば「タイマ」と略されるが、本人たちは好ましく思っておらず、メディアで時々話題にすることがある。そのためか、同じ事務所の芸人やファンは「タイム」、「タイムさん」などと略している。また発売されているDVDの中では「TM3」と表記される場合がある。
  • コンビ名の「3号」は関が一日に食べるご飯の量(3合)から付いたという。「タイムマシーン」の方は弾みで付けたもの。
  • 「関 太」はハチミツ二郎東京ダイナマイト)が命名して、芸名を変更した。
  • アップフロントグループに所属した際の同期は、モーニング娘。の辻・加護である。
  • 松浦亜弥は後輩だが、年齢も芸歴もタイムマシーン3号の方が先輩であるにもかかわらず、番組出演などの同席時にしばしば素の対応をしてしまい、「松浦亜弥さん」とさん付けで呼んでいた。また、ハロー!プロジェクトのイベントのMCもしばしば行っていた。
  • 爆笑オンエアバトル第10回チャンピオン大会のファイナル(横浜)の収録日前日、関の住む部屋の上階から出火。帰宅すると消火活動のため部屋に入ることができず、翌朝水浸しの部屋に入り衣装を持ち出し、収録に臨んだ。結果は4位だった。
  • DVD『青春18キック』に収録されている、ギターを弾いて歌う二人の特典映像に、当時の山本の恋人が映っている。
  • 知名度が低いため2010年12月14日放送の「ロンドンハーツ」で田村淳からは「無名な芸人」、彼女がいるが二股行為を行うかを実験した山本を「芸人ではなく、あくまで一般人として見るように」と言われている。なお、その当時付き合っていた女性には振られて別れたとラジオ等で話している。
  • オンバト+第2回チャンピオン大会の収録の二日前、ラジオの生放送中にファンからビックリマンチョコを差し入れされた。開封したところ、山本はスーパーゼウス、関はお守り天使ちゃんのシールが入っていた。山本はスーパーゼウスを胸ポケットに入れてファーストステージに挑んだが、決勝のときに前の衣装の中にシールを入れ忘れてしまった。出番前に関に指摘された山本は楽屋へ駆け戻ってスーパーゼウスを手に戻り、シールをポケットに入れてネタをし、優勝した。
  • 2011年1月、永沢たかし(磁石)が結成した、芸歴10年前後の吹きだまり芸人によるユニット「FKD48」に加入。関が眼鏡担当、山本がスケベ担当となっている。
  • 2012年4月から、タイムマシーン3号だけで行う単独イベント『カクツキ』を行っている。2か月に一度の開催ということで「隔月」からタイトルにしたが、漢字を読み違えたために「カクゲツ」ではなく「カクツキ」となったもので、決して各月行うという意味ではない。このイベントの出演は基本的にタイムマシーン3号のみとなっているが、通常の単独ライブと異なりトークやゲームなどの企画も行い、ネタだけで進行するものではない。また、カクゲツと言いながらスケジュールの都合で期間が空くこともあるため、必ずしも隔月で行われているわけではない。
  • 2013年7月30日に行われた「カクツキVol.?」は、事務所を退社してフリーであったため、会場は山本が押さえた。また、それまではローソンチケット及び会場で次回公演のチケットを直接販売していたが、ローソンへチケットを預けることができず、当日出来高払い制(終演後に封筒にお金を入れて渡す)で行った。
  • the pillows山中さわおと、彼がラジオにゲスト出演した縁で仲良くなり、山中が他ミュージシャンと対バン形式で行ってきた「CHEMICAL BUMP SHOW!!」に初めてお笑い芸人として出演した。後にDVD化もされた。
  • 「カクツキVol.1」の打ち上げの場で皆が祝杯を挙げていた時、同じ事務所の後輩ニレンジャー川田が酔った勢いで、山本に向かって「単独ライブなんかやる意味ありますか?」、「タイムマシーン3号が何で売れないか、俺言いましょうか?」などと発言したため険悪な雰囲気となり、あわや掴み合いのケンカになりかけた。その際の話を山本がラジオで話したところ、翌日、川田のブログに未承認コメントが20件程度並び、ニレンジャーとサミットクラブが担当するUstream番組「TUESDAY♡チュ~して〜」のコメント欄にもラジオリスナーから真相を訊ねる声が寄せられるなど、軽い炎上状態となった。そのため、翌週タイムマシーン3号のラジオ番組「タイムマシーン3号のやりすぎマンデーズ」(2012年5月7日放送)の中で、同じ事務所だったさわやか五郎、ニレンジャー林、お侍ちゃんを交え、悪いのはどちらかを検証する特別番組が放送されることとなった。現場を見ていた後輩・お侍ちゃんの証言により、山本が話した内容がほぼ正しいということが明らかになったが、結論としては先輩に失礼なことを言った川田を止めなかったという理由で、お侍ちゃんの罰ゲーム・川田の謝罪で幕を下ろした。この一連の茶番劇は、お侍ちゃんにより「川田の乱」と名付けられた[3]
  • 2012年6月、三重県での仕事のため移動中、名古屋で下車する際、山本は自身の漫才の衣装であるスーツを車内に忘れた。しかしたまたま同じ新幹線にBerryz工房が乗車しており、Berryz工房のマネージャーに頼んでスーツを持ってきてもらい、ことなきを得た。
  • 以前、めんこい内村(お侍ちゃん)、ツインクルのポリス二郎とともに一軒家を借りて住んでいた山本は、「風雲山本城」等、数々のイタズラをしかけていた。そのいたずら記録は、「カクツキ」イベントでの被害者たちによる申告で、ホワイトボードが真っ黒になるほどだった。
  • 2013年6月末をもって、所属事務所のジェイピールームがお笑い事業から撤退したため、タイムマシーン3号を始めとする芸人たちがアップフロントグループから離れることとなった[4]。同年8月1日付けで太田プロダクションへの移籍が決定[1]。移籍先事務所の決定は山本のブログで真っ先に発表され、追って関のブログでも発表された。しかし、7月31日にAKB48ライブで発表された、太田プロ所属のトップアイドル・前田敦子の3rdシングルが「タイムマシンなんていらない」だったため、Yahoo!ニュースのエンタメ欄に「前田敦子の新曲に芸人が困惑」というトピックスがほぼ半日掲載され続けることとなった。
  • ラジオの生放送中に関のLINE IDをバラす、関の自宅住所を途中まで発表する、関の彼女をサプライズ出演させるなど、山本のいたずらっ気は健在である。
  • 2006年に関と当時モーニング娘。のトップアイドルだった紺野あさ美の熱愛が報道されたが、太田プロへ移籍後、有吉弘行のラジオ番組でアシスタントをした際に関本人が「一度も会ったことはない」と8年の沈黙を破り熱愛を否定した。[5]
  • 2014年7月14日~8月4日までニチレイフーズのサイトで行われた「おいしいアフレコグランプリ」で、509,076票というダントツの票数を集めて一位となった。ラジオでブログ、ツイッター、facebookなどで投票を呼びかけた成果と思われるが、360°モンキーズとタイムマシーン3号の票数が他の組に対して突出していたため、マネージャーから「何かやったんじゃないか」とあらぬ疑いをかけられた。

賞レースの戦績

爆笑オンエアバトル

  • 2009年2月19日放送の爆笑オンエアバトルで20連勝を記録。これは流れ星の20連勝に並び、歴代1位の記録(流れ星は無敗の連勝記録であり、オフエア経験者では最長)。また、同放送分でオーバー500の獲得数が9回となる。これはパンクブーブーの11回に次ぐ記録であり、歴代2位の記録。
  • 爆笑オンエアバトル第9回チャンピオン大会では、1位のNON STYLEとボール2個差でチャンピオンを逃した。ちなみに、この大会でネタを披露した直後、関は審査員に対し本音交じりの冗談からか「一か所でも面白くないところがあったらボールを流さないでください。お笑い界のレベルが下がります」と発言していた。

M-1グランプリ

M-1グランプリは第5回大会(2005年)で初めて決勝進出。審査員の渡辺正行からは「漫才のテクニックはあるんだけど、デブネタ一本通しなのは厳しい。見た目だけのネタになっちゃうので、もうちょっと発想とか、捻りとか、展開が欲しかったですね」、中田カウスからは「ネタを細かく細かく繊細に積み上げていましたが客席の盛り上がりに欠けていた」、と評され、結果は7位だった。また、この年からスタジオが変わったためにハプニングが多く、得点発表の際、前の順番だった品川庄司の得点[6]を表示してしまったため、メンバーは崩れ落ちるほどショックを受けてしまい、本当の得点が再度表示された時には「あぁ…。これが現実ですよ…。儚い夢でしたよ」と、完全に諦めているようなコメントをしていた。ちなみに、このハプニングの箇所はDVDではカットされているため、まるで最初から結果を諦めていたかのようになっている。大会委員長の島田紳助からは「来年、再来年に期待したいですね」と激励されたが、その後は一度も決勝進出はできなかった。しかし、漫才師としての実力は高く評価されている。第7回M-1グランプリで準優勝したトータルテンボスはよしもとオンラインで、2010年度のM-1決勝進出者を見て「なぜ毎年タイムマシーン3号がM-1決勝にいけないのか分からない。スベる訳がない」と語ったほど高く評価した。その後、M-1リターンズ2010に出演した。

オンバト+

  • 2011年7月の第1回チャンピオン大会に出場し、最終戦のファイナリストとなるが、惜しくもトップリードに破れて2位に終わる。
  • 2012年3月の第2回チャンピオン大会に出場し、最終戦のファイナリストとなり念願の初優勝を飾る。ちなみにオンバト+第2回チャンピオン大会では井下好井と獲得キロバトルが同じだったが最高キロバトル数が井下好井のほうが上だったため、視聴者投票1位としてシードエントリーとなった。
  • 2013年3月の第3回チャンピオン大会では、司会者のアシスタントとして出演し、ネタはやらなかったが、出場者へのインタビューや楽屋レポートを行った。

THE MANZAI

  • 2011年の第1回は2回戦で敗退。その知らせを車で移動中に受けたが、一緒に乗っていた同じ事務所のニレンジャーが認定漫才師50組に選ばれたため、車中が微妙な空気になった。
  • 2012年の第2回で、初めて認定漫才師50組に選ばれた。
  • 2013年の第3回大会は、2回戦で敗退した。

キングオブコント

  • 2010年、2012年と準決勝までは進出するが、決勝には至らず。
  • 2013年はエントリーしなかった。

芸歴

出演

テレビ番組

テレビアニメ

ラジオ番組

イベント

  • 就活生のためのSNS「JOB-SHIP」の就活ひとやすみ交流会(2006年3月20日)
  • CHEMICAL BUMP SHOW!!(2012年7月6日:大阪、7月7日:名古屋、7月13日:東京・渋谷) - 山中さわおのライブイベント

CM

DVD

  • 「青春18キック」(2005年3月25日、ジェネオン エンタテインメント)
  • 「マジ☆ワラ」vol.5(フォーサイド・ドット・コム
  • 「メリッサに恋して」(2006年9月6日、ソニー・ミュージックディストリビューション)
  • 「メトロ鉄道の夜」(2011年2月2月23日、よしもとアール・アンド・シー)
  • 「ひまわり畑でつかまえて」(2012年2月22日、よしもとアール・アンド・シー)
  • 「ROAR! FLASH! AND MEMORIES 2013.06.02 at Shibuya O-EAST “Buzzy Roars Tour"」※山中さわおのライブDVD。特典が2012年7月13日のCHEMICAL BUMP SHOWである(2013年9月16日発売、DELICIOUS LABEL)

CD

  • 「愛は勝つ」(2011年6月22日、アップフロントグループによる復興応援プロジェクト「がんばろうニッポン 愛は勝つ シンガーズ」に参加)
  • 「BEAT&LOOSE」(2013年10月2日、中島卓偉アルバム2曲目「サイトウダイスケ~all good adults go to heaven?~」にMCで参加)

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

旧ブログ

テンプレート:太田プロダクション テンプレート:M-1グランプリ2005 テンプレート:爆笑オンエアバトルゴールドバトラー テンプレート:Navboxes

テンプレート:オンバト+チャンピオン大会優勝者
  1. 1.0 1.1 タイムマシーン3号、太田プロに所属!前田敦子の新曲に困惑も「神が降りた」 - マイナビニュース・2013年8月1日
  2. 2012年9月27日発売「ソフトダーツバイブルVol.36」
  3. 2012年4月30日・5月7日放送FM-FUJI「YOYOGI PIRATES タイムマシーン3号のやりすぎマンデーズ」
  4. 2013年6月24日放送FM-FUJI 「YOYOGI PIRATES タイムマシーン3号のやりすぎマンデーズ」
  5. 2014年6月8日の有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER
  6. 626 / 700点」。タイムマシーン3号の得点は「571点」だった。