ソルティー・シュガー

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テンプレート:Infobox Musician ソルティー・シュガーは、日本のフォークシンガーグループ。

コミックバンドとも言われるが、本来はカレッジ・フォークに属する。

概要

東京都立日比谷高等学校を中心にステージに出ていた高校生バンドワイリット・マンが前身。大学進学の時、メンバーの佐藤敏夫が抜けることになり、その名前をバンド名に残そうということになり、佐藤敏夫→さとうとしお→砂糖と塩→シュガーアンドソルト→ソルティーシュガーとなった。 1969年12月(昭和44年)に山本・池田・手塚・高橋の幼なじみ大学生4人組グループとして「ああ大学生」でデビューしたが、売れたのはわずか3000枚だった[1]。翌1970年に発表した「走れコウタロー」がミリオンセラーの大ヒット[1]。当初、実在の馬の名前の歌だったが、山本が練習に遅刻してばかりいるので、作詞担当の池田が走れコウタローに変えた。この曲の発表直後に池田が急死し、佐藤が1年間という約束で再加入、1970年第12回日本レコード大賞の新人賞を獲得した。また、「日本国有鉄道5月10日の歌」「ハナゲの唄」などのコミックソングも発表した。 約束通りわずか1年後の1971年日本ダービーの季節に解散。山本コウタローは、その後ウィークエンドとグループを結成する。1974年には、大ヒットソング「岬めぐり」を発表した。また、1992年(平成4年)9月23日には「走れコウタロー」をはじめとしたフォーク系のコミックソングなどが入った、70年の1stアルバム「走れコウタロー/ソルティーシュガー茶歌集」をCD復刻した。

メンバー

ディスコグラフィー

シングル

アルバム

  • 走れコウタロー/ソルティーシュガー茶歌集(1970)
  • 上記復刻盤CD(1992.9.23)

その他

  • 池田謙吉が亡くなった状況について、1973年頃にNHKのルポルタージュ番組で取り上げられた。現在(2008年)で言う睡眠時無呼吸症候群だったのではないかと考えられる。
  • 佐藤敏夫は現在陶芸家として活躍している。

脚注

  1. 1.0 1.1 富澤一誠ソルティー・シュガー 「走れコウタロー」、ongen.net、2007年3月28日。