ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国)

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テンプレート:Infobox Sony Music Entertainment Inc.(ソニー・ミュージックエンタテインメント)は、アメリカ合衆国ニューヨークに本社を置く音楽事業会社。

概要

2004年、ソニーグループのSony Music Entertainment(旧CBSレコード)とベルテルスマングループのBMGが合併して、Sony BMG Music Entertainment Inc.(ソニーBMG・ミュージックエンタテインメント)を設立。2008年、ソニーがベルテルスマンの持分を取得して完全子会社化し、社名をSony Music Entertainment Inc.とする。

ユニヴァーサル・ミュージックワーナー・ミュージックと共に、いわゆる音楽事業会社の"ビッグスリー"の一つである。

なお、日本の法人、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントは、ソニーが株式を100%所有する子会社であり、米国法人との直接的な資本関係はなく、お互いの経営は独立している。日本の法人は、英文社名をSony Music Entertainment(Japan) Inc.と表記している。

沿革

CBSレコード/ソニー・ミュージック

BMG

ソニーBMG

  • 2004年8月1日、ソニー・ミュージックエンタテインメント(旧CBSレコード、ソニーグループ)とBMG(ベルテルスマングループ )が合併し、また双方の50%ずつの出資によって発足した。
  • 2005年10月、発売したCDにrootkitが存在することが発覚。 ソニーBMG製CD XCP問題を参照。
  • 2007年11月、ソニーBMG従業員が環境移行ツールIDEAL Migrationのオンラインサポートを同ソフトウェアの開発元であるPointdevにリクエストしたところ、同ソフトウェアが不正なライセンスキーにより使用されていることが発覚。翌年1月に海賊版ソフトウェアの使用・ライセンス違反により30万ユーロの訴訟を起こされる[2][3]

2008年 -

  • 2008年8月、ソニーとベルテルスマンは、ソニーがベルテルスマンの持分(50%)を取得することに合意したと発表。
  • 2008年10月に、ソニーの米国法人であるソニー・コーポレーション・オブ・アメリカによるソニーBMGの全株式の取得が完了。ソニーBMGはソニーの完全孫会社となった。同時に、ソニーBMGから日本のSMEJにBMG JAPAN全株式の譲渡が行われ、BMG JAPANはSMEJの完全子会社となった。また、それに際して販売元もVEからSMEJに変更された。
  • 2008年12月に、保護者の承諾を得ずに3万人の児童に関する情報を収集した問題で、連邦取引委員会に100万ドルを支払うことに同意した。
  • 2009年1月1日、社名をソニー・ミュージックエンタテインメント (Sony Music Entertainment Inc.)に変更した。
  • 2009年10月、日本のソニー・ミュージックエンタテインメントがBMG JAPANを吸収合併。

主要なレーベル

経営者

NBCのCOOだったアンドリュー・ラック (Andrew Lack) は、2003年に旧ソニー・ミュージックエンタテインメントのCEOに就任した。その後合併に伴い、ソニーBMGの初代CEOに就任した。

関連項目

出典・脚注

  1. 2007年松下(現・パナソニック)グループから離脱。
  2. soci?t? vauclusienne attaque le g?ant Sony」2008年3月19日、La Provence.com
  3. BMG Accused Of Using Pirated Software」 2008年3月26日、EDRI-gram

外部リンク

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