セイロンティー

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ファイル:Ceylon black tea leaves.jpg
セイロンブラックティー

セイロンティーテンプレート:Lang-en)はスリランカ紅茶の総称。スリランカは1972年までセイロンと呼ばれていた。スリランカは世界の茶の生産のうち10%を占める。一般的にほのかな柑橘系のアロマがあり、ブレンドでも単一産地銘柄でも使用される。

スリランカでは茶園と加工工場の標高によってハイ・グロウン・ティー、ミディアム・グロウン・ティー、ロー・グロウン・ティーの3つの種別に分けられる。

ハイ・グロウン・ティー(High Grown Tea、高産地茶)
標高1200m以上の産地。バラのようなアロマがあり、渋みが強い。世界の三大紅茶のひとつにあげられるウバ (Uva) をはじめ、ディンブラ (Dimbula) やヌワラ・エリヤ (Nuwara Elliya) がある。
ミディアム・グロウン・ティー(Medium Grown Tea、中産地茶)
標高600m〜1200mの産地。芳しい香りとやや渋めの味。キャンディー (Kandy) などがある。
ロー・グロウン・ティー(Low Grown Tea、低産地茶)
標高600m以下の産地。一般に濃厚な味で、香りが少なめ。チャイ用として中東で人気のあるルフナ (Ruhuna) などがある。

テンプレート:茶