ズデーテン山地

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シニェシュカ山

ズデーテン山地英語:Sudates、ドイツ語:Sudeten、チェコ語ポーランド語:Sudety)は、ドイツ東部からポーランド南部を経てチェコまでのびる山地日本語ではスデーティ山地とも表記する場合もある。最高峰はチェコとポーランドの国境にあるテンプレート:仮リンク(Sněžka、Śnieżka)で、標高1,602mである。

概要

この山を中心に、約15万ヘクタールに裾野が広がり、東欧最大の山岳地帯であり、多くの河川の水源でもある。このうちの4万ヘクタールが1963年、国立公園に指定された。大きな山を意味する「クルコノシェ」国立公園である。世界でも最悪といわれる酸性雨の被害が酷い場所である。[1]

近年、ウィンタースポーツ目当ての観光客が増加し、アルプスに替わるスキーリゾートとして注目を浴びている。

第二次世界大戦の前史で政治問題化したズデーテン地方はこの山地の名称に由来する。ただし、いわゆるズデーテン地方の南半分はこの山地から離れており、ズデーテンの名がつけられたのは第一次世界大戦後の政治運動によるものである。

脚注

  1. 石弘之著 『地球観測報告Ⅱ』 岩波書店 《岩波新書(新赤版)592》 1998年 66ページ

参考文献

関連項目

外部リンク

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