スーパードンキーコング2

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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infoboxスーパードンキーコング2』(スーパードンキーコングツー、SUPER DONKEY KONG 2)は、レアが開発、任天堂が発売したテレビゲームである。スーパードンキーコングシリーズの第2作目。広義には、以下の3作の総称として使われる。なお、日本国外でのタイトル名はDONKEY KONG COUNTRY 2である。

前作に比べ、ギミックの要素の増加や、グラフィックの進歩などが見られる。また、前作では「おまけ程度」だったやりこみ要素が練りこまれ、エンディング以降もクレムコイン集めやロストワールドでの腕試し、DKコインを集めて真のゲームヒーローを目指すなど楽しみも増えている。

本項では、本作をイメージして製作されたゲームボーイ用ソフト『ドンキーコングランド』についても扱う。こちらの日本国外のタイトルはDONKEY KONG LAND 2である。

シリーズ

スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー
スーパーファミコン本体が日本で発売されてから丁度5周年記念の6年目に発売された。
ドンキーコングランド DIDDY'S KONG QUEST
スーパードンキーコング2

ストーリー

前作の主人公であるドンキーコングがクレムリン軍団にさらわれ、相棒のディディーコングがガールフレンドのディクシーコングと一緒にクレムリン島へ助けに行く。

ゲーム概要

ゲームモード

SFC版には3つのモードが存在しており、細かいルールがそれぞれ違う。

  • 1人用 (One player)
プレイヤー数は1人で、コースを進めていき最終クリアを目指す。
  • 2人対戦 (Two players contest)
プレイヤー数は2人で、赤チーム(服の色はディディーが赤、ディクシーがピンク)と青チーム(服の色はディディーが青、ディクシーが紫)に分かれる。それぞれが独自に攻略していき、どちらが先に最終クリアが出来るかを競う。セーブもそれぞれ別々に行われる。
  • 2人協力 (Two players team)
プレイヤー数は2人で、プレイヤー1がディディーを、プレイヤー2がディクシーを操作して、1つのデータを協力して攻略する。

基本ルール

基本は横スクロールのアクションゲーム。待ち受ける敵を倒したり避けたりしながら、コースの最後にある「ゴールターゲット」を踏めばコースクリアになる。ただし、ボスステージではボスを倒すとコースクリアになる。コースを攻略する順番は基本的に決められており、隠しゴールなどによる分岐も存在しない。なお、ボスステージも含めて、過去にクリアしたコースをもう一度遊ぶことも可能。

敵は上からジャンプで踏みつけたり、横からYボタンを押して体当たり(ローリングアタック、ポニーテールスピン)したり、タルを投げつけることで倒せる。ただし、踏めない敵、ローリングアタックが効かない敵、さらにはあらゆる攻撃を受け付けない敵も存在する。

敵に横/下方向から触れた場合・壁に挟まった場合・特定の地形に接触した場合はダメージを受け、コングが2匹いる場合は操作しているキャラが逃げ出して、もう片方のキャラに自動的に交代する。コングが1匹のみの場合はミスとなり、残機が1減る。ただし、谷底に落ちた場合など一部のケースでは、コングが2匹揃っていても一発でミスとなる。残機が0の状態でミスをすると、ゲームオーバーとなりタイトル画面に戻るため、再開は前回セーブした箇所から。いなくなったパートナーはDK印のタル(DKバレル)を破壊することで復帰可能。

なお、2匹揃っている場合、コングを担ぎ上げる「チームアップ」が出来る。敵に投げつけることで攻撃ができるが、敵に当たらずに地面に投げつけてしまうと、投げつけられたコングは動けなくなる(このとき敵に触れるとそのコングはダメージを受け逃げ出す)。チームアップで倒せない敵も存在する。上方に投げれば着地したコングの場所に投げた側のコングも自動的に移動するため、ジャンプでは届かない場所にもたどり着ける。

コングには性能差があり、ディディーは動きが素早く、特にローリングアタックの速度が速い。ディクシーはポニーテールによるホバリングが出来るが、それ以外の性能は全体的にディディーよりやや劣る。

コースによっては味方キャラ(アニマルフレンド)がいる場合があり、上に乗るとアニマルフレンドを操作できる(アンコウのグリマーなど、操作できないアニマルフレンドもいる)。アニマルフレンドに乗っている間は、操作方法もアニマルフレンドのものに変更され、それぞれ独自の能力を活用して攻略することが可能だが、他のコースには持ち越せない。アニマルフレンドはダメージを受けると高速で逃げ出すが、谷底に落ちるなどして見失わない限りは乗り直せば再び利用できる。

今作では、コングたちがアニマルフレンドに直接変身して進む場面が存在する。変身時はアニマルフレンドを単独で操作することになる。変身中は、相棒のコングがいれば画面左下にアニマルフレンドのマークが表示される。敵の攻撃を受けると直接ダメージを受けて相棒(続編やリメイクでは操作しているコング)が先にいなくなり、左下のマークがないときにダメージを受けるとミスとなる。

ゲーム開始前のファイル選択画面で表示される達成率は、完全クリアで102%。コースクリア・DKコインの入手・ボーナスステージのクリア・コングファミリーの訪問で達成率が上がる。

マップ画面

このゲームには「全体マップ」と「ワールド内のマップ」の2種類のマップ画面がある。全40以上あるコースは、おおむね5-6コースをひとまとめにした「ワールド」で区切られており、ワールドの最後にはボスとの対決をするコースがあり、倒すことで次のワールドに進める。クリア済みのコースやワールドを訪問することも自由にできるが、「全体マップからワールド内マップに入る」ことは自由にできる反面、「ワールド内マップから全体マップに出る(=ワールド間を移動する)」ことには制約があり、その方法は「ファンキーフライトIIを利用する」「ボスを倒す」のどちらか。それぞれのワールド内にはコングファミリーの施設も個別に設置されており、ワールド内の攻略具合に応じて利用できるようになる。

マップ上のワールドやコースには顔のアイコンが表示されており、クレムリン(ワニ)の顔が描かれているならばまだクリアされておらず、コングの顔が描かれているならばクリアしたことになる(ディディー・ディクシーのどちらの顔になるかは、最初にクリアした方のコングとなる)。コングファミリーの施設には、そのコングの顔のアイコンが常時表示されている。ボスステージの場合、前作と違いクリアしていなければ専用の顔が表示される。

ボーナスステージ

コース内の数か所に、隠し部屋(ボーナスステージ)の入り口が隠されている(ボスステージには無い)。

ボーナスステージの入り方は次の通り。
  • どこかに最初から開いている入り口に入る。
  • タルまたはランビやエンガードを使って特定の壁を壊し、出現した穴に入る。
  • ボーナスバレルに入る。
  • 大砲に弾を入れたあと、その大砲に入る。

ボーナスステージは3タイプあり、どのタイプなのかは入ってみないと分からない。制限時間内にステージ内部に出現するクレムコインを手に入れればクリアである。また、一部のボーナスステージはメインのステージと異なる風景になっており、挑戦したことのないコースの風景であればその地形を予習することもできる。

コインをさがせ!
クレムコインがステージ内のどこかに最初から出現している。場合によっては複数の宝箱の中の1つに入っていたり、宝箱を敵に何度もぶつけて壊さなければならない場合もある。
ほしをあつめろ!
ステージ内にある星を指定された数以上集めるとクレムコインが出現する。一部の例外を除けば、全て集めなければならない。
みんな やっつけろ!
ステージ内にいる敵を全て倒すとクレムコインが出現する。一部の例外(倒せない敵がいる場合など)を除けば、全て倒さなければならない。

今作からのボーナスステージは、これらのミニゲームをクリアしてコインを取らないと、ファイルセレクト画面で表示される「達成率」には加算されない。全てのボーナスステージをクリアしたコース名には、末尾に「!」マークが付く。

画面表示

前作同様、残機数や集めたアイテムの数は画面に常に表示されない。残機数やバナナ数は、コース開始時・増減時に数秒間だけ表示される。普段はゲーム画面しか表示されないため、非常にすっきりした画面構成になっている。プレイヤーの意思で任意に残機数などを確認することはできないため、残機数などは自分で覚えておくことが望ましい。

『ドンキーコングランド』では残機数のみハートマークで常に表示されている。

アイテム類

コイン

バナナコイン
バナナの絵が描かれている、コング達が使用している通貨。コングファミリーの助けを得るにはこれが必要。入手した枚数はセーブされない。
クレムコイン
キャプテンクルールの絵が描かれている。ボーナスステージをクリアしたりボスを倒すと手に入る。15枚集めてクラッバに渡すと、ロストワールドのコースが1つ解禁される。
DKコイン
一種のやりこみ要素であり、円の中に「DK」の文字がはめ込まれたコイン。各コースに1つだけあり、入手したコース名にはDKマークが付く。全部で40枚あり、ワールド7までの攻略を1度終えないと、全て手に入らない。ロストワールドではボーナスステージの景品になっている。クランキーが隠したヒーローを目指すためのコインであり、マリオヨッシーリンクも集めている。
ハネコイン
GBA版に登場。集めると、エクスプレッソをパワーアップ出来る。

タル

それぞれの名称はSFC版に準拠。

投げつけるタイプ

地面に設置されており、持ち上げて投げることで敵を攻撃することができる。

普通のタル
何の変哲もない普通のタル。投げて攻撃する。地面を転がり、障害物にぶつかるか見失うまで、軌道上の敵を倒す。本作からは、転がらずに壊れるタイプは木箱(後述)になっている。
敵が使ってきた場合は、踏んで破壊することはできるが、それ以外で激突するとダメージを受ける。
木箱
普通のタルと同じように使えるが、転がらず、敵や地形に当てるとその場で壊れる。
敵が使ってきた場合は、踏んで破壊することはできるが、それ以外で激突するとダメージを受ける。
宝箱
木で出来た宝箱。「開ける」のではなく、タルや木箱のように「投げて壊す」。攻撃に使えるほか、中にアイテムが入っており、地形(壁含む)に当てても滑るだけで壊れず、壊すためには敵に当てる必要がある。中には何度も当てないと壊れないものや、地面の色に同化しているものもある。
敵が使ってきた場合、激突しても原則的にダメージは受けないが、地面に落下したもの以外が激突すると弾かれる。
DKバレル
普通のタルと同じように使えるが、転がらず、敵や地形に当てるとその場で壊れる。パートナーがいない場合、壊すと中から出て来る。空中に浮かんでいるタイプは、後述の「触れるタイプ」に該当し、パートナーがいないと壊せない。
TNTバレル
普通のタルと同じように使えるが、転がらず、敵や地形に当てるとその場で壊れる。壊すと爆風が広がり、周囲の敵を巻き込める。なお、コング達が爆風に巻き込まれることはない。一部、前作との変更点がある。
触れるタイプ

主に空中に設置されており、持ったり投げたりはできず、触れるとその場で壊れ、なんらかの効果が出る。

コンティニューバレル
「☆」マークがたくさん描かれている。ミスした場合に壊した場所からスタートできる。
無敵バレル
「!」マークが描かれてある。一定時間無敵になる。
クロコバレル
ワニの絵が描かれてある。触れても壊れず、一定時間クロコヘッドが現れる。クロコヘッド出現中はマークが点滅する。
オープンバレル
「✓」マークが描かれてある。ローラーコースターのコースにある次のゲート(後述)を開けて、進めるようにする。
クローズバレル
「×」マークが描かれてある。ローラーコースターのコースにある次のゲートを閉じる。
プラスバレル
「+」マークが描かれてある。ローラーコースターのコースにあり、時間制限がある場合は残り時間を増やし、時間制限がない場合やボーナスステージの場合はコースターの進行方向を逆転させるほか、一定時間スピードと激突力が上がり、敵の乗ったコースターを体当たりで吹っ飛ばせる。
マイナスバレル
「−」マークが描かれてある。ローラーコースターのコースにあり、時間制限を減らす。
オン・オフバレル
『ドンキーコングランド』のみに登場。電球マークが絵かがれている。触れても壊れず、一定時間コース内が明るくなる。照明点灯中はマークが点滅する。
仕掛けタイプ

コース内の仕掛けとして用意されたもので、ほかの種類のタルより一回り大きい。

タル大砲
コング自身が中に入って撃ち出される、人間大砲のような仕掛けの一種。詳細は後述。

タル大砲のバリエーション

手動式
発射は任意で行う。無地だが、発射方向には白い塗装がされている。回転するタイプもあり、少しずつ止まりながら回転する物と、常時回転する物がある。
無地にも関わらず自動で発射されるタイプがあり、入るとゴール近くまでショートカットが可能。
自動式
爆発マークが書いてある。入ると一定の決まった方向に飛ばされる。発射された後、ほとんどのものは制御が出来ない。
矢印バレル
矢印が書いてある自動式大砲。入るとすぐにその方向へ発射される。
ローリングバレル
」マークが描かれている手動式大砲。入った後は任意で発射方向を変えられる。入った後にマークが数字に変わる場合、カウントダウンになっており、0になると自動的に発射される。
コントロールバレル
十字キーが描かれている手動式大砲。入った後はタル大砲ごと移動できる(敵に触れるとダメージを受けるが地形のダメージは受けなくなる)。入った後にマークが数字に変わる場合、カウントダウンになっており、0になると自動的に発射される。発射後はタルが元の位置に戻る。
ディディー&ディクシーバレル
ペイントされているキャラしか入れない大砲。チームアップの場合は投げられたキャラで入れるかどうかを判定。場所によって、手動式・自動式が異なり、外見では見分けられない。
ボーナスバレル
「B」の文字が書かれている。入るとボーナスステージに行く事ができる。
アニマルバレル
入り方は他のタル大砲と同じだが、遠くに発射されたり別マップに飛ばされることはなく、その場でタルに描いてある絵と同じアニマルフレンドに変身できる(アニマルバレル自体は破壊される)。アニマル禁止サインまで到達しないと元に戻れない。
黄金のタル
クラッバの見張り小屋にある。入るとロストワールドにワープする。

その他

集めるタイプ
バナナ
コース内に落ちており、場合によっては道案内を兼ねる。100本で1UP。束になっているものは原則的に10本セット。
K・O・N・G パネル
1コース内で全て集めると1UP。今作からは少しサイズが大きくなっている。
ライフバルーン
取ると残機数が増える(赤=+1、緑=+2、青=+3)。青は出現頻度が極めて低い。今作ではディディーの顔が描かれている。
ボーナスステージで登場。規定数取ればクレムコインやDKコインが手に入る。
カメラ
GBA版に登場。見つけ出すとスクラップブックに写真が追加される。敵を倒すことで手に入るものもある。写真の場所はリンクリーがヒントを教えてくれる。
仕掛けタイプ
大砲のタマ
鉄球。普通のタルと同じように使えるが、転がらず、何回敵に当てても壊れない(特定のコースでは一定時間後に自動的に壊れる)。専用の大砲(後述)にこれを入れると、大砲に入ることでボーナスステージに行ける(大砲に入れたタマは再利用できない)。
敵が使ってきた場合は、地面に落下したものを除き、触れるとダメージを受ける。
大砲
大砲のタマを入れると緑色に点滅し、この時に入るとボーナスステージに行ける。
アニマルコンテナ
アニマルフレンドが中にいる箱。踏みつけなどで攻撃すると壊すことができ、箱の絵に描いてあったアニマルフレンドに乗ることができる。既にアニマルフレンドに乗った状態で壊すとダメージを受けることがある。
アニマル禁止サイン
動物の絵と禁止マークが書かれた立て看板。ここを通過すると、看板の絵と同じアニマルフレンドが消滅し、変身していた場合は解除される(コークスとスコークスは同じ)。代わりに、看板の場所ごとに決められたアイテムが出現する(出現しない場所もある)。
ゴールターゲット
各コースの最後にある的。これを踏むとクリア。この時一定以上の高さから飛び降りたり、何らかの形で勢いをつけて踏んだ場合は、隣で回転しているドラムに表示されたアイテムが貰える。アイテムを取った場合、操作キャラとなっている方がパフォーマンスを見せる。
フック
空中に浮いている。ジャンプして掴まることが可能で、ここからさらにジャンプ可能。谷越えなどの際に足場として使う。一部には背景に同化していて、掴まると現れる隠しフックも存在する。
ハチミツ
触れると張り付いて、ジャンプ以外の行動ができなくなる。これを利用して壁を登る必要もある。壁のハチミツに張り付いてからジャンプした場合、1度地面に降りるまで、ディクシーのポニーテールスピンができなくなる。チームアップ状態か、アニマルフレンドに乗って(変身して)いれば張り付かずに歩くことができる。
おばけロープ
「おばけロープのもり」にのみ登場。お化けの顔がある白いロープ。一定の間隔で、出現と消滅を繰り返す。
タイヤ
「タイヤジャングル」にのみ登場。上に乗ると大ジャンプが可能な、自ら転がっている巨大なタイヤ。上から落ちてきたりもする。壁に当たるまで同じ方向に転がり続け、壁に当たると進行方向が反転する。トゲの上も難なく進む。触れても問題はないが、地面や壁との間に挟まれるとダメージを受けてしまう。
ゲート
コースターステージに登場。無地のゲートは激突するとコングが1匹振り落とされるもので、オープン/クローズバレルで開閉する。骸骨の描かれたゲートは通過可能だが、次のゲートまで時間制限が付き、途中で時間切れになるとダメージを受ける。

乗り物

コース内で登場する乗り物

熱気球
最初から膨らんでいる。上に乗って左右の移動で動く。徐々に落ちていくが、蒸気に乗れば蒸気が上がっている高さまで上昇できる。
ローラーコースター
ドクロの形をした乗り物。遊園地やお化け屋敷のコースにある。ジンガー以外の敵ならば踏める。コースターごとジャンプするタイプと、コースターの上でキャラクターだけがジャンプするタイプがある。

ファンキーコングのレンタル

ファンキーバレル
今作ではプロペラ式の飛行機にタルをはめ込んだデザインをしている。
ヘリコプター
GBA版で登場する乗り物。大型で物を運んだり何匹ものコングを乗せられる。

登場キャラクター

使用可能キャラクター

ディディーコング
チンパンジー。今作の主役。今作から服に星のマークが入り、公式イラストでは帽子に任天堂のロゴも入っている。ローリングアタックを中心に素早いアクションが得意。待機モーションではお手玉をする。コースクリア時はDJの如くラジカセを聞く。前作同様、敵に負けたりチームアップで投げ付けられたりすると頬を撫でる。
ディクシーコング
ゴリラ。一番大好きなディディーのガールフレンド。今作にて初登場。ポニーテールを使った攻撃が得意とし、ゆっくりと降下することも可能である一方、動きの機敏さやパワーなどの性能は、おおむね素早いもののディディーには劣る。待機アクションではドリンクを飲むか、風船ガムを噛んで膨らませる。コースクリア時はエレキギターを演奏する。続編同様、敵に負けたりチームアップで投げ付けられたりすると両手で両目を覆い、メソメソ泣く。

味方

コングファミリー

テンプレート:Main2

ファンキーコング
常にサーフボードに乗って宙に浮いている。前作とは違ったデザインのファンキーバレルをレンタルしている。長い間ハワイに行っていたため、やや日本語が下手になってしまった。各ワールド初回のレンタルには、バナナコインが2枚必要。
クランキーコング
ボーナスステージに関するヒントを教えてくれる。今作では椅子が無いために少々ご立腹の様子。ヒントはそれぞれ初回のみバナナコインが必要。何かボタンを押さずに放っておくと長話をはじめる点は前作と変わらない。ラスボスを倒した後は、隠し要素に関する解説者としても登場する。
リンクリーコング
クランキーの妻で、小学校の先生。各種テクニックやボス攻略のヒントを教えてくれるが、授業料という名目で、初回のみコインを取られる。セーブに関しては初回は原則無料だが、以後はバナナコインが1枚必要。キャプテンクルールも自身の生徒だったらしく、「クルールちゃん」と呼んでいる。GBA版では、ディディー達に40枚の写真を集める宿題も出している。
スワンキーコング
クイズショー司会者。バナナコインを払って挑戦し、全問正解するとライフバルーンがもらえる。歯がとても白いのが自慢。話し振りはとても明るいが、言動からはシビアな性格も見え隠れしている。
キャンディーコング
GBA版のみ登場し、スワンキーのクイズショーにてドレス姿で現れる。また、エンディングでも違う服を着て登場している。リンクリーの宿題で、彼女の写真がない。
ドンキーコング
今作ではクレムリン軍団にさらわれた。今作からはネクタイに「DK」マークが入っている。「さいかい! ドンキーコング」でディディー達と一度再会してからキャプテンクルールとの最終決戦まで、ロープに縛り付けられたままただ喚き声を上げるだけだったが、最終的に自ら縄を千切りクルールにとどめを刺した。
タイニーコングらしき人物
タイニー自体は64版のキャラだが、GBA版のファンキーのミニゲーム内に彼女らしきキャラが登場している。

アニマルフレンド

今作からは乗るだけでなくコング達が変身することも可能。コースに登場するものは8種類。 テンプレート:Main2

ランビ
サイ。今作からは力を蓄えることでスーパーダッシュ攻撃が出来るようになったが、壁に穴を開けてボーナスステージに入るためにはスーパーダッシュが必要になった。突進するだけで敵を蹴散らし、コングたちでは踏めない敵のほとんどをも踏める。ダメージを受けた時の声が多くのクレムリン(クロンプ等)と同じである。
エンガード
カジキ。ランビと同じようにスーパーダッシュ攻撃が出来るようになった。今作では変身の機会が少ない。また、エンガードのまま陸を進む場面もあるが、十字ボタンでは移動できず、ダッシュやスーパーダッシュで這うようにして進む必要がある。
スコークス
オウム。出番が増えたほか、体格も大きくなり、本作ではライトを照らすのではなく、コングたちを足に掴まらせ、空中を飛べるほか、口から卵を吐いて攻撃もできる。他のアニマルフレンドと違って途中で降りられず、ダメージを受けた場合、スコークスは逃げたりせずコングが直接ダメージを受ける。本物と変身した時とで性能が異なり、本物は地面側のトゲでダメージを受けずタマゴの連射も速い。変身時は移動速度に優れるが、タマゴの連射が本物より遅い。
コークス
スコークスの色違い(紫)。卵は吐けず、力も弱いのでコング達が掴まると上昇できずにゆっくり下に落ちていく。「パラシュートパニック」にのみ登場。アニマル禁止サインを通過しなくても、一定の場所まで来ると自動的に降ろされるが、スコークスと違って途中で自発的に降りることも可能。エンディングのキャストに登場しない。
スクイッター
クモ。靴を履いている。口から蜘蛛の糸を吐く。その蜘蛛の糸は攻撃用と足場用とがあり、YボタンとA(またはR・L)ボタンで使い分けが必要となる。発射した蜘蛛の糸は、十字キーである程度、軌道を上下に調節できる。
敵を踏んで倒すことはできない。また、足場は一定時間の経過で消滅するが、3つ以上足場を作ると、その場で古い物から順に消える(ただし作成した足場に乗らず、さらに足場を作り直した場合などは、新しく作った足場が消えることもある)。
ラトリー
ヘビ。ジャンプ力が非常に高いほか、ランビと同じくジンガーを踏むことも可能。力を蓄えればスーパージャンプも可能であり、他にもジャンプせずに足場から落ちた場合1度だけ空中でジャンプでき、テクニック次第ではスーパージャンプより高く跳べる二段ジャンプも可能。性能や役割は前作のウィンキーに準ずる。
クラッパー
アザラシ。背中を踏むと口から冷気を出し、水を凍らしたり熱湯を冷ませる。効果は一定時間だが、何度でも利用可能。エンガードに乗っている場合は触れるだけでよい。その場から移動しないため、乗ることはできず、コング自身が変身することも無い。
グリマー
アンコウ。「暗やみダイビング」にのみ登場する。頭の先に付いた提灯で暗い水中を明るく照らす。乗ることはできず、コング自身が変身することも無い。前作の「トーチライトトンネル」に登場したスコークスと同じ役割。GB版には登場しない。
エクスプレッソ
ダチョウ。SFC版には登場せず、GBA版のミニゲームで他のダチョウ達とレースをしている。本作ではクランキーが飼い始めたペットという設定になっており、エンディングのキャスト紹介ではコングファミリーのコーナーに登場している。
ウィンキー
カエル。背景という形で登場し、クランキーの小屋のバックの水槽に入っている(ワールドによってはエンガードが入っている)。また、スワンキーのクイズショーで名前が登場している。

クレムリン軍団

主にワニで構成。今作では海賊の格好をしている。(☆印はGB版には登場しない)

クロンプ
二足歩行を行う緑色の格下ワニ。決まった範囲を巡回しているが、片足にバットのような義足を付けているため、歩行速度は遅い。独特の足音を鳴らす。
カボイング
バネ付きの義足を付けている。色によって動きの特徴が異なり、灰色は常時ジャンプをしており、水色は周期の長いジャンプをしており、緑色は待機していて近づくとジャンプしてくる。
クランポン
四足歩行のワニ。猿が大好物。大きな口と鋭い牙で、横方向からの直接攻撃を返り討ちにする。前作のクラップトラップの兄であるが、サイズが大きい以外に違いはない(前作と異なり、ジャンプするタイプはいない)。チームアップなら横方向からでも攻撃可能。
クランチャ
バンダナを付けた大柄なワニ。前作のクラッシャ・続編のクランプルのような筋肉隆々の風貌をしているが、性質はより攻撃的で、踏んだりぶつかったりすると弾き返され、ダメージこそ受けないが怒って一定時間赤く変色する。変色中は動きが素早くなるほか、接触すると踏み付けでさえダメージを受ける。チームアップ・飛び道具・アニマルフレンドの攻撃で倒せる(チームアップの場合は投げずに担いだまま踏んでも倒せる)。色によって動き方がやや異なり、水色は同じ場所を往復しており、ピンク色は一直線に歩いてくる。
クリンガー
バンダナを付けたオレンジ色のワニ。ロープなどを一定の所まで上ってから、声を上げながら滑り降りてくる。物を投げたりチームアップで倒せるが、ロープからうまくジャンプすれば踏むこともできる。口にサバイバルナイフをくわえているが、攻撃に使うことは無い。
キャノン
海賊帽を被った大柄なワニ。手に持った大砲から砲弾を放つ。出す弾はタルか鉄球のどちらか。鉄球は真下に発射する場合もある。コングの居場所に関わらず方向転換はしない。前作のクランプとほぼ同じ容姿だが、踏みつけや発射後の隙に横方向の攻撃で倒せる。
クルーク
袖が長いコートを着ているワニ。両手が無く、義手代わりのフックを投げてくる。2つを同時に飛ばすことは無いが、フックはブーメランのように戻ってくる(戻ってくる前に倒せば戻ってこなくなる)。フックは踏めないが、タルやアニマルフレンドによる飛び道具で弾き返せる。基本的にその場を動かないが、一部には左右に歩き回りながら近づくと攻撃してくるタイプもいる。キャノンと異なり、コングの位置に合わせて方向転換をする。
クロバー
ピアスを付けた緑色のワニ。普段はタルに入っていて、近づくと顔を出してコング達に体当たりをけしかける。激突してもダメージは受けないが、弾き飛ばされるため、足場の狭い場所では厄介な相手となる。また、一部のアニマルフレンドや、チームアップで置き去りにされたコングの場合はダメージを受ける。茨などのトゲを踏むと自滅する。また、踏むとタルにひっこみ、そのままタルとして使える。持ち上げている最中は安全だが、中に敵が入っている分重いため、投げた時の速度や高度は通常のタルとは異なる。ちなみにタルを破壊しても中身の敵が現れる描写はない。
バナナクロバー☆
黄色のクロバー。弾き飛ばされると手持ちのバナナを10本落とす(0本以下にはならない)。バナナの束が点滅中であれば取り返せる。
キラークロバー☆
黒色のクロバー。弾き飛ばされると残機を1つ落とす(0機以下にはならない)。1UPバルーンを取ることで取り返せる。
ボムクロバー (SFC)、カブーン (GBA)☆
赤色のクロバー。タルがTNTバレルのため、弾き飛ばされると爆発してダメージとなる。踏みつけるとTNTバレルとして使用可能。タルに書かれている「N」の字が反転しているため、TNTバレルかボムクロバーかは判別しやすい。
カットラス☆
海賊帽を被った小柄なワニ。一定範囲を巡回している。両手に自分の身長ほどもあるを二刀持ち、コングを見つけると突進して剣を振り下ろすが、剣が重いためか地面に突き刺さった剣を引き抜くまでしばらく動けなくなるため、その隙なら頭上や背後を攻撃しても安全に倒せる。色によって剣を連続で振れる回数が異なり、黄色は1回・緑色は3回。
クローク☆
姿がコートだけの幽霊。宙に浮き、笑いながら敵や木箱を投げつける。場合によっては宝箱やバナナなどを投げてくることもある。手持ちを投げ終えて降下してくる者、逃げるように見せかけて別の場所に貴重なアイテムを置いていく者もいる。踏みつけは有効だが、高空でジャンプが届かない場合も多い。
クランク
カットラスとよく似ているが、剣は持たず、ローラーコースターに乗っている。コング達の前方を走り、タルを投げてきたり、レースに参加したりする。コースターごとジャンプする事で踏み付けて倒せ、特定のアイテムを獲得できる。一定のスピードが出ていない状態で横からぶつかった場合、ダメージは受けずバナナが手に入る。
カックル☆
バンダナを付けた巨大なクレムリンの骸骨幽霊。ローラーコースターの骸骨ゲートを通過すると、次のゲートに入るまで制限時間付きで追ってくる。時間切れの際に笑い声をあげながらダメージを与えてくるほかは何もしない。倒すことはできない。
クロコヘッド
緑色のワニ。ダメージなどは受けず、敵というよりは仕掛けに近い。沼やマグマに頭だけを出して浮かんでいる。常時浮かんでいる者、浮き沈みを繰り返す者、クロコバレルによって顔を出す者がいる。コングには足場となるが、タルなどを置くことはできない。
ジャンピングクロコヘッド
褐色のワニ。沼やマグマに頭だけを出して浮かんでいる。上に乗ると強制的に大ジャンプさせられる。
クラッバ
筋骨逞しい大柄な緑色のワニ。自称「喧嘩は強いがお金に弱い、通せんぼワニ」。全部で5か所ある見張り小屋にそれぞれ1匹ずつおり、トゲ付き棍棒「イボイボバット」を持っていて、ロストワールドに通じている黄金のタルを守っている。非常に態度が大きいが、クレムコインが何より大好きで、彼の要求通りにクレムコイン15枚を渡すと途端に低姿勢になり道を開けてくれる上、以後はフリーパスになる。コインを支払わない者はたとえワニであっても通さないらしく、「モンキーパンチをぶちこむ」を選んでケンカを売ることもできるが、イボイボバットでホームランされて返り討ちに遭い、倒すことはできない(ダメージは受けない)。
GBA版ではバナナコイン5枚でミニゲームができるため、クレムコイン以外も好きではあるようだ。色違いであるワールド3のグラッバとの関係性は不明。

通常の敵

元からクレムリン島に住んでいる敵。正式なクレムリンではないが、協力して攻撃してくる事も多い。(☆印はGB版には登場しない)

地上

ニーク
ネズミ。ただ歩いてくるだけの最弱の敵。動きは前作のノーティおよび続編のスニークと同じだが、大柄なため当たり判定が大きい。
スパイニー
ヤマアラシ。背中に針があるので、踏みつけや後方からの攻撃を返り討ちにするが、正面には針がない。ゲーム中盤から登場し、ローリングアタックが効かないクランポンとペアで登場することが多い。チームアップなら正面と後方両方から攻撃可能。
ビートル
甲虫。通常は踏みつけてもひっくり返るのみであり、硬いために踏んだコングも弾かれる。ひっくり返ると持ち上げて武器として使えるが、放っておいたり敵に命中しないと復活し、動きが素早くなる(速くなりすぎると方向転換できなくなる)。
ネコのナインテール☆
名前の通り9本の尻尾がある青紫色のネコ。普段は座っているが、近づくと体を回転させながら近づいてきて、踏みつけに来た相手を尻尾に絡みつかせて放り投げる(ダメージは受けない)。放り投げるか一定時間回転すると、目を回して再び座り込む。目を回した状態であればあらゆる攻撃で倒せるが、回転中と異なり横から接触するとダメージを受ける。

空中

ジンガー
ハチ。全身にトゲがあるため直接攻撃すると返り討ちに遭う。前作から続投した唯一の敵(スワンキーのクイズでも出題される)。羽音が前作と異なっているほか、本作では色によって耐久度が違っている。黄は前作同様にタルなどの飛び道具やアニマルフレンドで倒せるが、赤は倒せない(黄色を倒せるアニマルフレンドなら踏むことはできるので足場にはなる)。最も多くのステージに登場する敵キャラクター。
フリッター
トンボ。前作のネッキーのように一直線に空中を飛ぶものや一定の範囲を飛び回っているもの、その場で滞空するものがいる。羽音がジンガーと異なるため、音で聴き分けることもできる。どんな攻撃も通じるが、踏みつけ攻撃が出来ないスコークスにとってはジンガー同様の障害物となる。
ゾッキー
ハゲワシ。前作のミニネッキーが海賊のようなバンダナをしたもの。一定の場所で待機しており、近づくと声を上げながら緩やかな曲線を描き高速で突っ込んでくる。一定のコースしか飛ばない。
おばけゾッキー
ダークレムのボス戦でのみ登場。色が青く半透明な事以外は通常のゾッキーと変わらない。
スクリーチ
。「スクリーチレース」にのみ登場。スコークスをライバル視し、レースを挑んでくる。攻撃をしてくる事はないが、負けると強制的にミスとなる。当たり判定がなく、全てのキャラクターをすり抜けていく。スコークスが先にゴールすると、それ以上追いかけてこなくなる。

水中

フロートサム
エイ。色によって動き方がやや異なり、青は水中を一直線に泳ぎ、緑は一定の場所を往復する。特に攻撃はしてこない。
シュリ
ヒトデ。回転しながら泳ぐ。色によって動き方が異なり、オレンジ色は壁に反射しながら泳ぎ、ピンク色はコングを見つけると狙いを付けて一直線に向かってくる。
パフタップ
ハリセンボン。膨らみと萎みを繰り返しているものと、近づくと膨らみ、破裂して針を飛ばしてくるものとがいる。本体はエンガードで倒せるが、針はエンガードでも返り討ちにする。
破裂するタイプには青と緑が登場。青は針を上下左右に飛ばし、緑は針を斜め4方向に飛ばす。後半のコースほど、飛んでくる針の速度が速い。
ロックジョー
ピラニア。近づくと動きを止め、2-4回歯を鳴らした後に突っ込んでくる。後半のコースほど突進スピードが速く、距離も長い。
スナップジョー☆
ロックジョーの色違い。赤ジンガー同様、一切の攻撃を受け付けず、エンガードをも返り討ちにする。常にコング達を水中から狙っており、水中に落ちると巨大化しながら素早く噛み付いてくる(回避には高度なテクニックを要する)。

ボス

ボス ゾッキー
バッドクルールのボス。海賊帽を被った巨大なゾッキーの親玉。体当たりと卵投げで攻撃する。鳴き声が前作のネッキー、ボスネッキーと同じ。卵は地面に落ちたものなら投げ返せるが、タルなどと違って上に投げることはできない。HPが半分になると巣に体当たりして多くの卵を落としてくる。
クリーバー
クロコドームのボス。非常に大きな生きたサーベル。体当たりで切りつけたり火の玉を飛ばす。溶岩の中から手が出てドクロの顔をした剣を握っているが、剣そのものも生きているため、一度倒してもその場で復活し、溶岩の手を離れてクリーバー単体で襲ってくる。時たま降ってくる大砲の弾をぶつけて反撃ができる。
GBA版ではクロコブルグのボスステージにも登場する。
グラッバ☆
クレムクエイのボス。クラッバの色違い。軟弱な地面を利用して大ジャンプの着地による地震を起こすほか、長い棍棒で殴りつけてくる。コングはTNTバレルを投げつけて反撃できるが、TNTバレルを持った状態で近づき過ぎたり、グラッバのジャンプ攻撃中に投げつけると、素早く反応してTNTバレルを叩き壊してくる(コングは弾かれるだけでダメージは受けない)。見張り小屋のクラッバとの関係性は不明。
キングB
クレムランドのボス。「ランビといっしょ」のコースで襲い掛かり(この時に倒す事はできない)、その後ボスステージで対決する。対決時はコングはスコークスに変身する。登場デモがない唯一のボスキャラクター。前作に登場したクイーンBとの関係性は不明。
巨体ではあるが、尻の針にしかダメージが通らない。2回ダメージを与える度に一定時間赤く変色して無敵状態になり、8方向に針を飛ばしてくる。ある程度ダメージを与えるとジンガーと同じサイズになるが、赤色のため攻撃が通らず、4匹のジンガーが護衛する。護衛のジンガーを全滅させると体色が黄色になるため攻撃が通じるようになる。
おばけボス ゾッキー
ダークレムのボス。ボスゾッキーがおばけとなって復活したもの。ゾッキーおよび多数のおばけゾッキーを配下にしており、おばけゾッキーに混じっている通常のゾッキーを倒すとタルが出てくる。ダメージを与える度に上層へ逃げるが、ロープで上まで登って追いかける途中にもタマゴを使った激しい妨害を仕掛けてくる。エンディングのキャストに登場するのはGBA版のみ。
ケロゾーン
クロコブルグのボス。GBA版のみの登場。巨大な体の赤いワニで、2体のクリーバーを呼び出す・炎を吐く・腕で押し潰す3種類の攻撃をする。
初回時のみ冒頭でキャプテンクルールが登場、こちらを挑発する台詞を残し去っていく。
キャプテンクルール
クレムリン軍団の親玉で、ドンキーをさらった張本人にして、本作のラスボス。
手にしたラッパ銃は、トゲ鉄球や行動異常を引き起こす煙を発射するほか、コングたちを吸い込んで叩き飛ばすこともできる。ほかにも姿を消して移動したりワープする能力も持ち、これらを組み合わせて攻撃してくる。トゲのない鉄球がコングたちの反撃手段であり、吸い込みをしている銃口に投げ込んでラッパ銃を暴発させ黒焦げにすることができる。この時に発射される鉄球は回数を重ねる毎に弾速が上がる。鉄球の入手はタルを発射した際に破壊したり、クルールが発射した弾が自然落下したものを拾うなどである。前作のキングクルール同様、死んだふりを行うが、その際にDKバレルが出現する。
戦艦デビルクルールでの決戦では、最終的に自力で拘束を破ったドンキーコングに殴り飛ばされ、島から落下した挙句サメに襲われるも生存。経緯は不明だがロストワールドの中央にある王宮に辿り付き、そこで最後の戦いを仕掛けてくる(なお、最初に銃を撃つ際は銃から魚が出てくる)。耐久力は非常に低く、1回鉄球を投げ込むだけで倒せるが、コングたちが反撃できるチャンスまでの周期が非常に長い。

ワールド構成

冒険の舞台はクレムリン島。コースの順番やワールド・コース名はSFC版を基本とする。カッコ内はおおまかなステージ区分(風景)である。また、ボスの詳細は下記クレムリン軍団 ボスの項を参照。

ワールド1 「かいぞく船 バッドクルール」

バッドクルール号を一周する様にコースが配置されている。前述の通り、船全体がワールドの舞台となっているので、甲板から船上部のマスト、更には船底を進んだりもする。最初のワールドなので、難易度は低い。

1-1「パイレーツ パニック」(
最初のコース。スタート地点から少し進むと部屋の入口があり、その中には1UPバルーンとキャプテン・クルールからの脅迫状が置いてある。簡単ながらも色々な仕掛けがあり、大半の技を練習できる構造になっている。後半ではランビに出会える。
1-2「メインマスト クライシス」(マスト
雲が漂う晴天の中、船のマストの下から上へと登っていく。マストを構成するロープを移動手段に使うため、ロープアクションの基本を練習できる構造になっている。
1-3「アスレチック デッキ」(船)
コース1と似ているが、谷底が多いため、フックの仕掛けが多く登場する。先に進むにつれて日が沈んでいく。
1-4「船ぞこダイビング」(船底)
本作初の水中コース。途中でエンガードを仲間にできるほか、前作・次作にはない「水位変化」が登場し、コース内の進行具合に応じて地上と水中の範囲が変化する。
1-5「ラトリーとうじょう」(マスト)
雨のマストが舞台。スタート直後の木箱にはラトリーがおり、乗っていればコースの仕掛けに頼らなくても登れるようになっている。後半はジンガーが大量にいるロープを登っていく。
1-ボス「たいせん! ボス・ゾッキー」(マスト)

ワールド2 「マグマのどうくつ クロコドーム」

活火山を登っていく。途中には船も放置されている。鉱山コースも複数あり、採掘場のような様相も見せる。このワールドから、コングファミリーの施設に類する「クラッバの見張り小屋」が登場する。

2-1「ようがんクロコジャンプ」(溶岩
灼熱の溶岩地帯を進んでいく。距離が長い溶岩ではクロコヘッドを足場代わりにして渡っていくことになる。後半にスクイッターが初登場する。
2-2「タルタルこうざん」(鉱山
青白く輝く鉱石の鉱山を、タル大砲を使って上へ上へと登っていく。ワールド8を除くと唯一、DKコインがボーナスステージにある。
2-3「しゃくねつダイビング」(船底)
触れるとダメージを受ける熱湯が満たされた船底を、クラッパーの氷で冷ましながら進んでいく。冷却は一定時間のみ有効。
2-4「ねっききゅうライド」(溶岩)
熱気球に乗り、溶岩の海を越える。熱気球は蒸気がないと徐々に降下していく。途中にランビが登場するが、ランビのまま熱気球に乗ることも可能。
2-5「スコークスこうざん」(鉱山)
黄金色に輝く鉱石の鉱山を登る。前半は「タルタルこうざん」と同じようにタル大砲で上に登るが、オート発射ではなくマニュアル発射であるのが特徴。後半はスコークスが本作では初登場し、前作にはなかった空中操作のコースとなる。
2-ボス「げきとつ! ボス・クリーバー」(溶岩)

ワールド3 「船のはかば クレムクエイ」

広大な沼地の中央に真っ二つに割れた廃船がある。SFC版ではこのワールドのみマップが横スクロールとなっている。

3-1「かいてんタルさんばし」(沼)
制限時間のあるローリングバレルで沼を渡っていく。位置と発射方向次第では、徒歩で渡れない地形に行くことも可能。途中でランビにも出会え、DKコインを入手するにはランビを禁止サインまで連れて行く必要がある。
3-2「くらやみダイビング」(船底・船)
暗い船底の水中を、グリマーの光で照らしながら進んでいく。全コース中でもトップクラスの数の隠し通路があり、こちらに向かって突進してくるシュリや、破裂するパフタップが初登場する。船エリアはゴール付近のみ。
3-3「どろどろクロコジャンプ」(沼)
足場のほとんど無い沼を渡る。前半は沼地に立っているガマをロープ代わりに掴まり進んでいく。後半はコース名どおりのクロコヘッドが多数登場するが、クロコバレルがないと出現しないタイプが多い。
3-4「ラトリーに大へんしん」(船)
アニマル変身バレルが初登場。その名の通り、スタート直後からゴール手前までラトリーに変身して進む。横スクロールながら、ラトリーの大ジャンプを駆使して進むことを想定した地形になっている。このワールドの「船」地形では、ワールド1とは違うBGMが使用されている。
3-5「しずむナンパ船」(マスト)
徐々に水没していく夜の船のマストを登っていく。水の中には無敵のスナップジョーが待ち構えている。
3-6「とげとげタルめいろ」(茨)
触れるとダメージを受ける巨大なで構成された迷路を、いくつものタル大砲で抜けていく。途中にスコークスもいる。
3-ボス「げきしん! ボス・グラッバ」(沼)

ワールド4 「はちみつパーク クレムランド」

題名どおり、遊園地内に設けられたコース2-4と、敷地外にある蜂の巣や荒地が広がるコース1・5・6・ボスに分かれている。遊園地内には、コースター以外にも観覧車のようなものが見えるが、乗ることは出来ない。

4-1「ハニー アドベンチャー」(蜂の
地形の至るところに蜂蜜が仕掛けられており、足を取られると厄介だが、壁の蜂蜜は上に登るため必要になる。途中に登場するスクイッターは蜂蜜の影響を受けない。
4-2「どくろコースター」(遊園地)
本作初のコースターが登場。ジャンプはコングのみが行い、複数のコースターを乗り継いで進む。無数のゲートが待ち構え、激突すると振り落とされるため、オープンバレルで開けながら進む。
4-3「スコークス ライド」(茨)
スコークスを乗り継ぎながら夜の茨の迷路を進んでいく。中盤の隠し通路にはスクイッターの変身バレルもある。
4-4「コースター レース」(遊園地)
9匹いるクランクたちとレース勝負を行う。ジャンプはコースターごと行い、本作では敵のコースターを踏むことができる。このコースでは十字ボタンの左右でスピード調整が可能で、クランクを追い越すか、倒しながら進むことになる(倒した場合はアイテムを奪い取れ、先頭のクランクはDKコインを持っている)。唯一、ボスステージ以外でコンティニューバレルが登場しない。
4-5「ドロドロみどろがぬま」(沼)
非常に足場が少ない沼地を渡る。フリッターやゾッキーなどの敵に加え、キャノンが発射してくるタルなども利用する必要がある。DKコインがゴールターゲットの景品となっている。
4-6「ランビといっしょ」(蜂の巣)
コース後半でランビに変身するが、ボスのキングBが後ろから追ってくる。ランビでは返り討ちにあうため、ゴールまで逃げることになる。
4-ボス「たいけつ! ボス・キングB」(蜂の巣)

ワールド5 「あやしの森 ダークレム」

全体に亘って不気味なが広がる。森エリアはいずれも独特のムードを持っており、難易度は高い。

5-1「おばけロープのもり」(森)
消えたり現れたりするおばけロープを使い、木漏れ日の差す森の谷を越えていく。
5-2「ゴーストコースター」(屋敷)
屋敷の中をコースターに乗って進む。ジャンプは4-4と同様にコースターごと行う。2つのゲート間をカックルが追って来るため、制限時間が設定される。プラス/マイナスバレルで時間が増減する。
5-3「かぜのもり」(森)
一定の間隔で横方向に強風が吹き荒れる。この風を利用して谷底を越える場所もある。序盤でラトリーに出会えるが、高いジャンプ力が役に立つか否かはプレイヤーの判断に任せられる。後半は風の方向が頻繁に変化し、フックやタル大砲も使って谷底を越えていくことになる。
5-4「パラシュート パニック」(蜂の巣)
コークスに掴まりジンガーの群れの中を降りていく。ディクシーのポニーテールスピンを利用すればコークスを使わなくてもクリア可能であるが、ミスをすると、コングが2匹揃っていてもホバリング不可能のディディーが取り残されることになる。
5-5「きりのもり」(森)
霧が立ち込めており視界が悪い森を進む。中盤からスクイッターに変身し、足場のほとんど無い谷越えをする。DKコインはゴールターゲットの景品となっているが、SFC版ではDKコインのみ極端に表示時間が短いため、入手タイミングが難しい。
5-ボス「ふっかつ!おばけボス・ゾッキー」(マスト)

ワールド6 「山頂のとりで クロコブルグ」

クレムリン島の頂上にある砦。その周囲に、が張り巡らされている。SFC版には、このワールドにはボスがいない(ボスステージ自体はある)。また、マップが縦スクロール画面となる。クラッバの見張り小屋は、このワールドで最後となる。

6-1「こごえる地下すいろ」(
エンガードに変身して水中や地上を進んでいく。
6-2「かぜのこうざん」(鉱山)
エメラルド色に輝く鉱石の鉱山が舞台。2-2や2-5と違いタル大砲はほとんどなく、代わりに頻繁に風が発生するが、横方向ではなく上昇気流になっているため、この上昇気流を利用して上に登る形になっている。上昇気流が後戻りを不可能にさせている。
6-3「クラッシュ エレベーター」(
下から足場が巨大なエレベーターとして自動的にせり上がってくる。エレベーターは基本的にノンストップのため、実質的に強制スクロールに近い構造であり、天井に挟まれるとダメージを受けるが、敵も挟まれると倒した事になる(ジンガーはエレベーターに触れるだけで倒される)。ランビとスコークスのアニマルバレルが隠されている。
6-4「こおりのみずうみ」(氷)
中盤にエンガードを使用した水中エリアがある以外は、スナップジョーが登場するため、クラッパーに水を凍らせて進むことになる。2-3と同じようにクラッパーの冷却効果は一定時間のみ。
6-5「クサリのとう」(塔)
無数のクサリをロープのように使い、上によじ登っていく。目立った仕掛けはないが、敵による上部からの襲撃が多い。
6-6「どくどくタワー」(塔)
毒水が下から少しずつコースを浸食する。2-3と同じように、水そのものに触れるとダメージを受ける。ラトリー・スコークス・スクイッターの順に変身して、ひたすら上へ上へと逃げる。
6-ボス「さいかい! ドンキーコング」(塔)
捕らわれているドンキーをついに発見。SFC版ではその場でクリアとなり、クレムコインも手に入るが、助ける間もなくドンキーは連れ去られてしまう。2回目以降に訪れても何も起こらず、BGMも他の塔コースと同じになり、画面右の出口に入ればクリアとなる。
後述のGBA版では内容が大きく異なり、ボス「ケロゾーン」との対決になりドンキーは出てこない。

ワールド7 「空とぶせんかん デビルクルール」

クロコブルグ頂上およびキャプテンクルールの戦艦が舞台。リンクリーの学校では初回のセーブでもバナナコインが1枚必要となる。通常のコースは「スクリーチレース」1つのみで、クリアできればキャプテンクルールとの直接対決が待っている。

7-1「スクリーチレース」(茨)
夕暮れの茨が舞台。前半は敵をかわしながらロープなどを使って進み、後半はスコークスに変身した後にスクリーチとの空中レース対決となる。レースが始まるとBGMが変わる。コースのラストにはゴールテープ代わりにバナナが並んでおり、ここを早く通過した方の勝ち(スクリーチに先にゴールされるとその時点でミスになる)。
7-ボス「けっせん! キャプテン クルール」(戦艦

ワールド8 「ロストワールド」

忘れられた世界。ワールド2-6にあるクラッバの見張り小屋から来れるが、1か所の小屋から行けるコースは1つだけ。そのため、攻略の順番は自由であり、他のワールド攻略中に寄り道をする形で攻略を進めることもできる。5つのコース全てをクリアするとボスステージが出現するが、これはどのコース経由からでも入れる。クリアすると真のエンディングとなる。中央には現実離れした不思議な色のガスが噴き出る火山のような山がそびえ立つ。各コース毎に1つだけあるボーナスステージでは、クレムコインの代わりにDKコインが手に入る。

8-1「タイヤ ジャングル」(ジャングル
クロコドーム経由で入る。至るところで巨大なタイヤが転がってくる。タイヤを踏むと高く飛び上がるが、地形と挟まれればダメージを受ける。
8-2「アイスドーム タンゴ」(氷)
クレムクエイ経由で入る。大量のジンガーがいる氷の洞窟を下っていく。氷地形の中では唯一、地上のみで構成されており、床のグラフィックも他とは異なる透明のものとなっている。
8-3「クロコ ジャングル」(ジャングル)
クレムランド経由で入る。前半は大量のクロバーが待ち構え、後半は無数のジンガーが行く手を阻むトゲだらけの谷をローリングバレルの乗り継ぎで進む。
8-4「ホットドーム タイザー」(溶岩)
ダークレム経由で入る。コントロールバレルを使って、タル大砲ごと移動しながら溶岩の海を越えていく。このコースでは、床の色が他の溶岩地形とは異なっている。
8-5「アニマルランド」(ジャングル⇒氷⇒ジャングル⇒茨⇒ジャングル)
クロコブルグ経由で入る。5つに分かれたエリアを、5種のアニマルフレンド(ランビ⇒エンガード⇒スクイッター⇒スコークス⇒ラトリー)を順番に変身しながら進んで行く。特にスコークスのエリアは、ダメージを受ける地形に囲まれた迷路でありながら、強風が向きを変えながら吹き荒れるため、地形のダメージを非常に受けやすい。
8-ボス「ふたたび! キャプテン クルール」(王宮

コースの特徴とBGM

今作は前作よりコースのスケールが大きくなり、特に地上でも上下に進むコースが多くなっている。また、今作では全てのコースBGMをデビッド・ワイズが手掛けている。

Klomps Romp(船A)
ワールド1に登場。甲板の上を進んでいくため平坦な地形が多い。背景にはクレムリン軍団のものと思われる武器やタルなど、様々なものが積まれている。壊れかけている船のためか、一部の甲板が割れている。前作のラストボス戦のアレンジ曲。
Jib Jig(マスト)
ワールド1・3に登場。マストの上で、足場が非常に少ない。主にロープや帆を伝って上を目指す。船の中で上部に位置するマスト部だけあって、BGMには風が吹く音が入れこまれている。
Lockjaw's Saga(船底)
ワールド1~3に登場し、事実上の水中コース。多量の木製のコンテナやタルが積み重ねられており地形を作っている。背景が暗かったり、水中が熱湯になっていたりするコースもある。
Mining Melancholy(鉱山)
ワールド2・6に登場。背景には、コースによって色が異なる多数の鉱石が輝き、採掘道具が多数置かれている。前作の鉱山コースとは異なり、縦スクロールのため、上を目指して登る。
Hot-head Bop(溶岩)
ワールド2・8に登場。足場は主に溶岩石。溶岩の上は泳げないが、溶岩自体に当たり判定はない。コースによっては、高温の溶岩から蒸気が噴き出している。なお、bopとはジャズの一種(→ビバップ)。
Bayou Boogie(沼)
ワールド3・4に登場。湿地帯に敷かれた桟橋を進んでいく。ガマをロープ代わりにして掴まることもできる。沼に嵌るとミスとなるが、沼自体に当たり判定は無い。背景には、座礁したと思われる船の瓦礫のようなものなどが沢山からみついたりしている。なお、bayouとは湿地のこと。
Snakey Chanty(船B)
ワールド3に登場。地形自体は船Aと同じだが、真っ二つに壊れた船のため、足場はより少なくなっている。前作のラストボス戦のアレンジ曲で、“Sea Chanty”で「船乗りの唄」という意味がある。
Stickerbrush Symphony(茨)
ワールド3・4・7・8に登場。地形のほとんどはダメージ判定のある茨であり、安全な足場はわずかな板のみ。そのため、タル大砲やスコークスを使って進むことが多い。コースによって茨の色が異なり、「アニマルランド」では背景の茨が無い(風が吹くため風向きがわかる木の葉が舞っている)。このコースのBGMは『大乱闘スマッシュブラザーズX』にアレンジ版が収録された。
Disco Train(遊園地)
ワールド4に登場。どくろ型のコースターに乗ってゴールを目指す。いずれもクランクが登場する。背景には多数のアトラクションがあり、頻繁に花火が打ち上がる。
Flight of the Zinger(蜂の巣)
ワールド4・5に登場。ジンガーが非常に多く、BGMからも羽音が聞こえる。至る所に蜜が塗られており、コース全体が迷路状になっている。
Haunted Chase(屋敷)
ワールド5に登場。遊園地と同じどくろ型のコースターが登場する。屋敷の内部なので、背景には本棚のようなものが見える。
Forest Interlude(森)
ワールド5に登場。寝静まった夜中の森が舞台となっており、風が吹き荒れる地帯や濃霧が立ち込める場所もある。奇妙な形の植物が多数生息している。
In a Snow-bound Land(氷)
ワールド6・8に登場。氷の洞窟のため足場が滑るほか、水中部分も多い。
Krook's March(塔)
ワールド6に登場。暗がりの塔を上に移動する。地形に巨大なエレベーターなど大掛かりな仕掛けがされているコースが多く、上へ登っていく構造である。塔内部の壁には火が灯してあったり、鎖が打ちつけられているところもある。
Primal Jangle(ジャングル)
ワールド8に登場。前作の熱帯雨林のようなジャングルとは異なり、手入れがなされていない密林のような深い森で、ところどころに遺跡のような人工構造物などが見られる。足場が少なく、ダメージを受けるトゲの床が設置されている場所もある。なお、曲名のjangleは「騒がしい音」という意味であり、jungle(密林)と掛けている。

備考

  • ゴールターゲットのバグがある。チームアップ状態でジャンプした直後に仲間を投げ、着地する前に触れてもミスにならない敵にぶつかった反動でゴールターゲットに着地した場合、高さによってはアイテムが落ちBGMもゴール時の曲に変わるがクリアにはならず仲間の落下地点に戻される(ドラムの回転は続くためアイテムを何度も取ることが可能)。
  • 今作の(敵)キャラクター名のキャストで、本来は"C"のところを"K"と表示している(Cast→Kastなど)。前作の偽エンディングの名残かと思われる。
  • データ製作時のプレイ形態選択で下キーを押し続けると、ゲーム中のBGMを聞くことができるサウンドテストモードが出現する。キャプテンクルール戦勝利後にクランキーコングが発言しているのは、この隠し要素のことである。ここからさらに十字キーを連続で押すと、「Cheat Mode」というモードが表示される。そこで特定のコマンドを入力すると初期ライフが50になったり、DKバレルが無くなる代わりに常にコングが2人いるモードでプレイできる。
  • このゲームのデータに本編で使われなかった夜マストの背景がある。
  • このゲームには、コピーガードが致されており、コピー品だと「ビデオゲームのコピーは法律で禁じられています。」というメッセージが表示され、プレイできない。ただし、ごく稀に正規品でも接触不良などによる不具合で表示されることがある。

スタッフ

リメイク(GBA版)

内容

GBAで発売。SFC版のリメイクであるため、ストーリー自体に変更は無い。

ドンキーコングランド(GB版)

テンプレート:Infobox

内容

SFC版の世界観を元にGB用に作り直した作品。コースは、ボスも含めて全て新しく設計し直されたが、オリジナル色の強かった前作『スーパードンキーコングGB』や次作『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』と比較すると、マップ・コース配列・内容・物語が極力『スーパードンキーコング2』のイメージに近づけてある。なお、日本国外でのタイトル名はDONKEY KONG LAND 2である。

コース

冒険の舞台は「クロコダイル島」となっている。

ワールド1「かいぞくせん バッドクルール」
1-1「パイレーツパニック」(船)
1-2「メインマストクライシス」(マスト)
1-3「アスレチックデッキ」(船)
1-4「ふなぞこダイビング」(船底)
1-5「ラトリーとうじょう」(マスト)
1-6「たいせん!ボス・ゾッキー」(マスト)
ワールド2「マグマのどうくつ クロコドーム」
クレムクエイのコースの殆どはこのワールドに統合されている。
この関係で、グラッバが登場しない(画面がモノクロになったのも要因と見られる)。
2-1「ようがんクロコジャンプ」(溶岩)
2-2「タルタルこうざん」(鉱山)
2-3「しゃくねつダイビング」(船底)
2-4「ねつききゅうライド」(溶岩)
高度を上げる蒸気はないため、やり直しの効かないことが多い。
2-5「スコークスこうざん」(鉱山)
2-6「かいてんタルさんばし」(沼)
2-7「くらやみダイビング」(船底)
グリマーの代わりに「オン・オフバレル」が登場し、それを使って照明をつける。
2-8「クロコヘッドクライマー」(沼)
『スーパードンキーコング2』での、「どろどろクロコジャンプ」に相当する。
2-9「ラトリーにだいへんしん」(船)
2-10「しずむ なんぱせん」(マスト)
スナップジョーは登場せず、水そのものが熱湯となった。
2-11「げきとつ!ボス・クリーバー」(溶岩)
クリーバーから逃げる方法が、フックではなくクロコジャンプになった。新たに大砲の弾を真上に発射してダメージを与える仕掛けが登場。大砲に触れている状態でBボタンを押すと発射する。
ワールド3「はちみつパーク クレムランド」
3-1「ハニーアドベンチャー」(巣)
3-2「どくろコースター」(遊園地)
コング単独でジャンプするのではなく、コースターごとジャンプする。
3-3「とげとげタルめいろ」(茨)
元々クレムクエイにあったコースで唯一、クレムランドに移った。
3-4「コースターレース」(遊園地)
クランクは5匹いるため、スタートは6位からとなる。
3-5「スコークスライド」(茨)
3-6「ドロドロみどろがぬま」(沼)
3-7「ランビといっしょ」(巣)
ボス・キングBが追いかけてくることは無い。
3-8「たいけつ!ボス・キングB」(巣)
通常のサイズに分裂はしないが、ジンガーを次々に生み出す。
ワールド4「あやしの森 ダークレム」
4-1「おばけロープの森」(森)
4-2「クレイジーコースター」(遊園地)
『スーパードンキーコング2』の「ゴーストコースター」に相当する。カックルはいない。
4-3「かぜの森」(森)
4-4「パラシュートパニック」(巣)
4-5「きりの森」(森)
4-6「ふっかつ!おばけボス・ゾッキー」(マスト)
ワールド5「さんちょうのとりで クロコブルグ」
5-1「こごえる ちかすいろ」(氷)
5-2「かぜのこうざん」(鉱山)
5-3「ダンジョン・デンジャー」(塔)
『スーパードンキーコング2』の「クラッシュエレベーター」に相当。エレベーターは登場しない。このコースに限りDKバレルが前半1の箇所しか存在しない
5-4「こおりのみずうみ」(氷)
スナップジョーは登場せず、水自体が毒水となった。
5-5「クサリのとう」(塔)
5-6「どくどくタワー」(塔)
『スーパードンキーコング2』の「どくどくタワー」とはコース構成が異なる。毒水は存在する。
5-7「さいかい!ドンキーコング」(塔)
何度でもドンキーが連れ去られるシーンを見ることが出来る。ケロゾーンは登場しない。
ワールド6「空とぶせんかん デビルクルール」
6-1「スクリーンレース」(茨)
『スーパードンキーコング2』の「スクリーチレース」に相当。
6-2「けっせん!キャプテンクルール」(塔)
ワールド7「ロストワールド」
クラッバの見張り小屋はワールドマップに1つだけ。ここで全てのコインを一度に渡す。ロストワールド内部は1つのマップにまとめられている。
7-1「タイヤ ジャングル」(ジャングル)
名前の割にタイヤは一切登場しない。
7-2「アイスドームタンゴ」(氷)
7-3「ホットドームタイザー」(溶岩)
7-4「クロバーおおあばれ」(ジャングル)
『スーパードンキーコング2』の「クロコジャングル」に相当。
7-5「アニマルライド」(ジャングル)
『スーパードンキーコング2』の「アニマルランド」に相当。ジャングルだけなので、スコークスやエンガードは登場しない。
7-6「ふたたび!キャプテンクルール」(溶岩)

変更点

『スーパードンキーコング2』との比較

  • 達成率は最大で100%まで。
  • セーブファイルのコピーは不可能。
  • ザコ敵キャラクターの「ゾッキー」の名前が「ネッキー」になった。
  • コングファミリーのスワンキー、クランキーが登場しない。
  • アニマルフレンドのグリマーが登場しない。代わりに「オン・オフバレル」が登場。
  • リンクリーはセーブだけを受け持つようになった。ただし、初回が無料であること以外はバナナコインが2枚必要で、バナナコインの数自体も少なめになっている。
  • ロストワールド内部にもリンクリーがいる。
  • SFC版に存在したワールド「船のはかば クレムクエイ」が存在しなくなった。そして、「船のはかば クレムクエイ」内にあるコースのほとんどが「マグマのどうくつ クロコドーム」に統合された。
  • クレムランドは、大幅にワールドマップの構図が変わっている。
  • クラッバはクレムコインを渡しても態度が変わらない(通してはくれる)。
  • ゴールターゲットは的のみに変更され、アイテムゲットは無くなった。
  • ゴール近くにショートカットできるタル大砲はボーナスバレルが使われている。
  • ディディー・ディクシーは単独で行動し、セレクトボタンで交代する。よって、チームアップは使えない。そのため、コースのしかけが一部変更になっている。
  • 画面構成は前作『スーパードンキーコングGB』を基本としており、残機数はハートマークで常に表示されている。
  • 画面がモノクロになったため、色違いの敵キャラは存在しない。よって、全てのジンガーに攻撃が通用する。
  • 高いところから落ちると、スクロールが追いつかず、1ミスとなる場合がある。前作『スーパードンキーコングGB』に比べると頻度は少ない。
  • アニマルは、クラッパーを除く全てがアニマルバレルでの変身となる(「パラシュート パニック」のコークスにも変身することになる。見た目がスコークスと同じことと、下にコングが掴まっていないこと以外はほぼ『スーパードンキーコング2』と同等で、同時発売である次作『スーパードンキーコング3』のようにタルを持つことは出来ない)。
  • 茨コースでは天井にぶつかってもダメージを受ける。
  • コングが1匹人しかいない状態でアニマルフレンドに変身し、その状態からさらにアニマルバレルに入ると、DKバレルを壊した時と同じくコングが2匹になる。
  • ロープにつかまっている場合、隣のクリンガーのいるロープに移って体当たりするだけでクリンガーを倒すことが出来る。
  • チームアップが出来ないので、素手ではクランチャを倒せない。
  • ランビは一部の敵以外に対しては無敵で、どの方向から接触しても敵を倒せる。
  • スクイッターが吐き出す蜘蛛の巣は攻撃用のみだが、攻撃用の蜘蛛の巣をセレクトボタンで足場用に変えられる。ただし、一度に作れる足場は1つだけで、2つ目の足場を作ると古い足場は消え始める。
  • ラトリーは落下したときの空中ジャンプは出来るが、移動するときはジャンプしながらの移動ではなくなったので、二段ジャンプが出来なくなっている(空中ジャンプ自体は可能)。
  • ボスキャラクターを倒したときに手に入るクレムコインが、原則的にバナナコインになった。そのため、何度でも手に入る。
  • キングBの弱点が背中に変更された。
  • ローリングバレルに時間制限がない。ただし、タルの外見は無地のタル大砲に変更されている。
  • ロード時のスタート地点はワールドマップになっている。そのため、ファンキーフライトIIを使わなくても、リンクリーの学校さえあればセーブしてからロードすることでワールドの外に出られる。
  • ロストワールドをクリアした場合のエンディングでも、キャスト紹介とスタッフクレジットが流れる。
  • ショートカットできるタル大砲がボーナスバレルになっており、ワープステージでもボーナスステージと同じBGMが使われる。ただし、時間制限は無く、ここに入っても達成率に影響しない。この関係で、ボーナスバレルはボスステージ以外の全てのコースに存在する。
  • 達成率に関係する「!マーク」がクリアしたボスステージにも付くようになった。
  • ロストワールドの全てのコースでボーナスステージを全部クリアしたりDKコインを全部見つければ、ワールドマップ及びロストワールド内の「クラッバの見張り小屋」にも「!マーク」「DKマーク」が付く。
  • ローラーコースター関連の変更点
    • ローラーコースターのレールはすり抜けられず、触れると感電する。
    • ローラーコースターはアニマルフレンドのような扱いになっており、ゴール前に設置されたアニマル禁止サインに到達すると消滅する。
    • ローラーコースターの当たり判定がかなり異なっている。コースターの前方より後方の方が当たり判定が甘い。
    • 「コースターレース」以外のコースターでもスピード調整ができる。ただし、速度変更は『スーパードンキーコング2』ほど極端ではない。
    • 「コースターレース」のクランクが9匹から5匹に、それによってレース開始時の順位が10位から6位になった。大幅に速度を増やすプラスバレルは無くなった。
  • BGMの一部削除と、それに伴うBGMの差し替え
    • 「パイレーツ パニック」→SFC版の「ラトリーにだいへんしん」
    • 「パイレーツ パニック」以外の船コース、マストコース→船底ステージ
    • 鉱山コース→溶岩コース
    • 森コース→沼コース
    • ジャングルコース→茨コース
    • スクリーチレース(レース時)→「ランビといっしょ」でキングBが追いかけてくる場面のBGM
    • クルール以外のボス戦→クルール戦
    • ボーナスステージのルール画面→ボーナスステージ内のBGM
    • ミスした場合に流れるBGMはどのコースでも共通となった
    • スタッフクレジットの時はスワンキーのBGMが使われる

…etc

前作『スーパードンキーコングGB』との比較

  • コース名が画面に表示されるようになった。
  • 達成率に関係する「!マーク」などの表示場所は、コース名の表記に併記されるようになった。
  • マップ上のコース入口のアイコン変更。クレムリンの顔や最初にクリアしたコングの顔で表示。
  • 操作性がかなり向上し、ダッシュ力やジャンプ力が上がっている。かなりSFC版などに近い感覚で操作できる。
  • 表示できる残機数の限度が18までとなった。また片方のコングがいるかどうかが右下に表示されるようになったため、状況把握がしやすくなっている。アニマルフレンドに変身すると、コングのマークがアニマルフレンドのマークに変わる。
  • クリアしたことのあるコースで敵にやられてミスになった場合に、画面が暗転するまでの間にコースから脱出することができなくなった。
  • 敵にやられた場所が谷底に近かった場合にパートナーが残っていても落下ミス扱いになる現象が修正されている。
  • コングトークンは廃止された。
  • バナナや束バナナの形が異なっており、SFC版などに近い形になった。
  • 自動式タル大砲のデザインが無地になっている。
  • ライフバルーンの上昇速度が低下している。
  • 中間ポイントの変更。コンティニューポイントではなくコンティニューバレルになっている。
  • KONGパネルの役割変更。コースクリア時のセーブではなく、1UPになった。
  • キャプテンクルール以外のボスを倒しても自動的にセーブされることは無くなった。
  • ボスを倒した時に手に入るアイテムの変更(バナナの束×3⇒原則としてバナナコイン×1)。
  • ボスステージでは画面下部のライフ表示欄がやや大きくなっている。
  • マップ上のルート分岐が無く、それぞれのワールドをクリアする際には全てのコースを攻略する必要がある。
  • ファンキーフライトIIを使うか、ボスを倒すか、一旦セーブしてからロードし直さないと、ワールドマップに出られなくなった。
  • ゴール地点が複数存在するコースは無くなった。その代わりゴールへのショートカットが登場する。
  • 一度持ったタルを置くことが可能になった。また今作では投げた時に転がせるタルも存在する。
  • ミスをした場合に流れるBGMが用意されている。

関連項目

  • David Wise - BGM作曲担当(英語版Wikipedia)

外部リンク

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