スワンクリスタル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox コンシューマーゲーム機 スワンクリスタルSwanCrystal)は、バンダイより発売された携帯型ゲーム機。2002年7月12日発売。定価7800円(税別)。

概要

ワンダースワンワンダースワンカラーの互換機で、ワンダースワンのシリーズ最終機。基本仕様はワンダースワンカラーと同じだが、液晶画面がSTN液晶からTFT液晶へと変更された結果、残像が軽減され、画面も明るくなった。ワンダースワン用ソフト、ワンダースワンカラー用ソフトは基本的に使用できる(ワンダースワン用ソフトはモノクロ)。

スワンクリスタルが発売された時には既に任天堂ゲームボーイアドバンスが発売されており、加えてゲームボーイシリーズはゲームボーイカラーの頃からTFT液晶を採用していたため、スワンクリスタルはかなり遅れてのTFT液晶の採用となった。

ワンダースワンカラーのSTN液晶は非常に暗く見づらかったため、待望のTFT液晶採用となったが、実機上ワンダースワンカラーよりも発色が濃く表示されるため、同じソフトであっても色味が大きく異なるという問題も起こった。

新しいカラーバリエーション2種を追加してほどなく、バンダイは同機を受注生産扱いとしそのまま市場は縮小していった。ワンダースワンカラーには、人気ソフトの『ファイナルファンタジーIII』や『聖剣伝説2』の移植予定があったが、結局移植されることはなかった。

仕様

  • サイズ
  • 本体 77.5×128×25(mm)単3電池使用時
  • 本体 77.5×128×17.5(mm)別売専用充電式電池使用時
  • 重量
  • 約95g(電池含まず)
  • 電源
  • 単3型アルカリ乾電池 使用本数1本(約15時間使用可)
  • 別売専用充電式電池使用可能
  • 表示
  • 2.8インチ反射型TFT液晶(シチズン時計製)

操作

基本的にワンダースワンカラーと同様だが、コントラストの設定および調節つまみはなくなり、画面に関する調節は一切できなくなっている。</br> また、電源ボタンがプラスチックを使用したものに変更され、ゴム製スイッチを使用していたワンダースワンカラーにあった、長年使用しているうちに指の油がしみこみ電源が切れなくなってしまう問題が解決された。

カラーバリエーション

  • オリジナルカラー
    • ブルーバイオレット(2002年7月12日-)
    • ワインレッド(2002年7月12日-)
    • クリスタルブルー(2002年11月16日-)
    • クリアブラック(2002年11月16日-)

後発の2色は公式サイト上で人気投票を行い、8色の候補の中から決定。新色への投票者の中から合計100名(各色50名)に本体がプレゼントされた[1]

  • mama Mitte'(2002年11月3日-)

タニタより発売された妊婦用脂肪計mama Mitte'(ママみって)に同梱された本体[2]
脂肪計と赤外線通信が可能となるカートリッジが同梱。独自の起動画面が表示される以外は従来のスワンクリスタルと同様で、専用カートリッジ以外のソフトも起動できる。

出典

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:家庭用ゲーム機/その他en:SwanCrystal
  1. スワンクリスタルの新色は人気投票で決まる!! 」ファミ通.com 2002年9月19日。
  2. スワンクリスタルを活用した妊婦用脂肪計"mama Mitte' "が11月に発売!」ファミ通.com 2002年10月16日。