ジョサイア・ウェッジウッドのソースを表示

[[Image:JosiahWedgwood.jpeg|thumb|Josiah Wedgwood]]
'''ジョサイア・ウェッジウッド'''（'''Josiah Wedgwood''', [[1730年]][[7月12日]] - [[1795年]][[1月3日]]）は[[イギリス]]の陶芸家、事業家。イギリス最大の陶器メーカー「[[ウェッジウッド|ウェッジウッド社]]」の創設者。後にイギリス陶芸の父と称される。窯の中の高温を測る[[パイロメーター]]（高温測定計）を発明し[[王立協会]]会員にも選ばれた科学者としての一面もある。

== 略歴 ==
* [[1730年]] [[イングランド]][[スタフォードシャー]]州[[ストーク・オン・トレント]]のバーズレムで代々作陶に携わってきた陶器職人の家に生まれる。父トーマス、母メアリー・ウェッジウッドの末子、第13子。
* [[1737年]]（9歳） 父が亡くなり、家業のチャーチヤード工房（Churchyard Works）の跡を継いだ兄トーマス（Thomas）のもとで陶芸を学び始める。
* [[1739年]]（11歳） 天然痘にかかり右足が不自由になる。陶器に関する調査と研究に没頭する。
* 1770-11年 14歳頃から作陶を始める。
* [[1754年]] バーズレムにて、トーマス・ウィルドン（Thomas Whieldon）と共に事業を開始。
* [[1759年]]（28歳） アイビーハウス工房（Ivy House Works）を借り受け、独立。「[[ウェッジウッド|ウェッジウッド社]]」創立。
* [[1763年]] 硬質陶器クリームウェアが完成。
* [[1766年]] 国王[[ジョージ3世 (イギリス王)|ジョージ3世]]の妻シャーロット王妃の称賛を呼び王室御用達の陶工（Potter to Her Majesty）に認められ、「クィーンズウェア」と命名することを許される。
* [[1768年]] 右足の状況が悪化し、膝下を切断。
* [[1771年]] 工房をエトルリア（Etruria）へと移す。
* [[1774年]] 磁器に近い[[ストーンウェア]]（[[炻器]]）を下地にした「[[ジャスパーウェア]]」を完成。
* [[1783年]] 王立協会の会員となる<ref>{{FRS |code = NA8026  |title = Wedgwood; Josiah (1730 - 1795) |accessdate = 2011-12-11 }}</ref>。
* [[1786年]] [[ポートランドの壺]]の再現に取り組む。
* [[1790年]] ポートランドの壺を[[ジャスパーウェア]]で再現することに成功（ウェッジウッド美術館・蔵）。
* [[1795年]] 64歳で亡くなる。

== 備考 ==
* [[磁器]]を製作する際の[[融剤]]として[[長石]]の替わりに、[[リン酸カルシウム]]を含む牛骨を使った[[ボーンチャイナ]]の生産を試みたのは、息子の[[ジョサイア・ウェッジウッド2世]] ([[:en:Josiah Wedgwood II|Josiah Wedgwood II]])。
* ウェッジウッドの娘スザンナは、[[進化論]]で有名な[[チャールズ・ダーウィン]]の母。つまり、ダーウィンは孫にあたる。また、ダーウィンの妻となったエマ・ウェッジウッドはウェッジウッド2世の娘である。ダーウィンの父方の祖父である[[エラズマス・ダーウィン]]は、ジョサイア・ウェッジウッドの主治医で友人だった。
* イギリスで最も偉大な[[陶芸家]]の一人{{誰|date=2011年12月}}。
* [[奴隷制度廃止運動|奴隷解放]]論者であった。

== 出典 ==
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small">{{Reflist}}</div>
== 参考文献 ==
*相原恭子、中島賢一 『ウェッジウッド物語』 [[日経BP社]]、2000年、ISBN 978-4822226794 
*南川三治朗 『欧州陶磁紀行』 [[世界文化社]]〈ほたるの本〉、2005年、ISBN 978-4418052202


{{DEFAULTSORT:うえつしうつと しよさいあ}}
[[Category:イギリスの陶芸]]
[[Category:陶芸家]]
[[Category:18世紀の美術家]]
[[Category:ダーウィン＝ウェッジウッド家|しよさいあ]]
[[Category:ストーク・オン・トレント出身の人物]]
[[Category:1730年生]]
[[Category:1795年没]]