ジェイアールバス東北福島支店

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ジェイアールバス東北福島支店

ジェイアールバス東北福島支店(ジェイアールバスとうほくふくしましてん)は、福島県福島市にあるJRバス東北の営業所である。

所在地

  • 福島県福島市太田町3番地11号

沿革

  • 1938年昭和13年)6月20日 - 仙台鉄道局福島自動車区開設。
  • 1950年(昭和25年)4月1日 - 国鉄自動車局東北地方自動車事務所開設に伴い、同事務所の管轄となる。
  • 1968年(昭和43年)2月1日 - 東北地方自動車部福島自動車営業所となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 東日本旅客鉄道東北自動車部(JR東日本バス)福島自動車営業所となる。
  • 1988年(昭和63年)4月1日 - ジェイアールバス東北福島営業所となる。
  • 1990年平成2年)2月20日 - 支店制度を導入に伴い、福島支店となる。
  • 2001年(平成13年)4月1日 - JRバス福島駅きっぷ売場廃止。福島駅東口での発売業務は福島交通に委託。
  • 2005年(平成17年)3月31日 - 鉄道代替バスとして運行していた川俣線を廃止(翌日から自治体バスによる運行)。
  • 2010年(平成22年)4月1日 - 船福線廃止。

所管路線

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仙台 - 福島線に運用される福島支店所属車両

高速バス路線

福浪線

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(2004年2月)浪江駅にて

改正鉄道敷設法別表に規定された「福島県川俣ヨリ浪江ニ至ル鉄道」の鉄道先行路線として1938年(昭和13年)6月20日に開業した国鉄バス路線である。

1985年当時の当路線は以下のとおりであった。

  • 福浪線
    • 福浪本線
      • 福島 - 浪江
      • 川俣鉄砲町 - 川俣高校前
      • 浪江上町 - 両竹
      • 浪江 - 南幾世橋
    • 大堀線
      • 浪江 - 磐城大堀 - 浪江

民営化後も大きな動きはなく、長い間福島駅と浪江駅を結んでいたが、過疎化とモータリゼーションの進展に伴う利用客数の減少とバス事業の規制緩和などによる影響で、2004年3月末をもって浪江駅と問屋前の間が廃止された。その後、廃止区間は、浪江町による町営バスで代替された。その後、2007年6月には問屋前と南小学校 (11.7km) の間から撤退する旨が福島県の生活交通地域協議会に示され、2008年3月31日の運行をもって同区間も廃止された。

福島駅東口から川俣高校前までは、以前は福島交通便もあり、共通乗車券・定期券も発売されていたが、2006年9月末で福交便は廃止となった。一部はJR便に振り替えられたが、同区間の運賃は800円から990円に値上げされた。

現在、川俣高校前 - 川俣鉄砲町 - 山木屋水境間が川俣町営バス(絹の里ふれあい号)、山木屋水境 - 浪江駅間が浪江町営バスによって代替運行されている。あわせて接続地点が問屋前から、町界のやや川俣町寄りにある山木屋水境に変更されている。

廃止路線

川俣線

  • 松川駅 - 飯野町 - 川俣高校前

鉄道川俣線の廃止に伴う代替運行のバス路線。詳細は川俣線を参照。

船福線

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(2005年10月)船引駅にて
  • 福島駅東口 - 飯野町 - 針道 - 下田 - 船引駅

1954年(昭和29年)12月28日より国鉄バスとして運行を開始し、1984年(昭和59年)の国鉄改革に伴う合理化の対象となったが、生活路線のため沿線自治体より設立されたJRバス船福線沿線市町協議会が運行主体となり、JRバス東北に貸切運行を委託した路線(廃止代替バス)である。協議会の構成員は福島市・二本松市田村市となっていた。

路線は二本松方面からの東西に伸びる福島交通バス路線を南北に縫うよう走り、高槻から杉沢大杉まではフリー乗降区間となっていた。終点の船引駅では、駅敷地内に専用の駐車スペースが設けられ、バス車両は折り返しまでの間そこで待機していた。

上記協議会にて2010年(平成22年)3月末をもって廃止することが決定され、JRバスは同年3月31日をもって運行を終了。福島市内区間の福島駅東口 - 飯野町については、翌4月1日より福島交通の代替バス路線が新設されたが、渡利バイパス経由になるなど、船福線とは一部異なる経路となっている。

参考

福島 - 仙台空港線(高速バス)

2003年12月1日に開設され、福島交通宮城交通との3社共同で運行していた。運賃は片道1,500円で所要時間はおよそ1時間半、1日6往復のダイヤが組まれていた。しかし、1便あたりの平均利用客は3名程度と採算ラインを大きく割り込み、開設からわずか7ヶ月の2004年6月30日で廃止となった。

参考
  • 福島中央テレビニュース[1][2]

その他

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