サイコメトラーEIJI

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テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible listsサイコメトラーEIJI』(サイコメトラーエイジ)は、原作:安童夕馬(樹林伸)、作画:朝基まさしによる日本漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、1996年から2000年まで連載された。単行本は全25巻。話数の単位は「CASE-」、番外編は「BREAK-」。本項では続編の『サイコメトラー』についても取り扱う。

概要

物や人に触れるとそれに残った過去の記憶の断片を読み取るサイコメトリー能力を持った少年・明日真映児が、警視庁の女性刑事・志摩亮子と協力して怪事件を次々と解決していくというミステリー物。

同時期に『マガジン』で連載され、本作同様に安童夕馬が天樹征丸名義で漫画原作者を担当していた『金田一少年の事件簿』が天才少年を主人公にした伝統的な推理ミステリーに対し、こちらは主人公がサイコメトリーという超能力を持った不良少年であり、犯人も何らかの過程で心的外傷を負った猟奇殺人者テロリストなどが中心である。なお、物語序盤以降、主要登場人物の一人に不良少年グループのリーダーという設定がつき、不良グループの対立が軸になるエピソードがあるなどヤンキー漫画としての性格が強くなっていった。作者によれば、「サイコメトラー」という呼称はこの作品より広まった造語であり、元々はサイコメトリストなどと呼ばれていたが、今やサイコメトラーの方がごく一般的な名詞となっている。

マガジン連載コミック版の最終話には「第一部 完」という表記がある。しかし、文庫版のほうでは、最終巻に追加エピソードが一つ収録され、その終わりに「完」という表記がある。このことについて原作者の安童夕馬は「続編(完結編)のストーリーは既に完成しており、もう続きを書かないという意味ではない」とのコメントをあとがきに残している。

2010年10月、安童のTwitter[1]にて近々続編を執筆することが示唆され、翌年2011年4月25日発売の『週刊ヤングマガジン』21・22合併号より約10年振りの続編の連載が始まった。続編は『サイコメトラー』とタイトルを一新したほか、掲載誌も少年誌から青年誌に連載の場所を移しての再開となった。

2001年から2005年に『週刊少年マガジン』に連載された『クニミツの政』は本作のスピンオフであり、『サイコメトラーEIJI』に登場した武藤国光が主人公を務めている。

登場人物

主要人物

明日真 映児(あすま えいじ)
主人公。サイコメトリー能力を持つ高校2年生。殺人鬼『メビウス』の事件を機に志摩と知り合い、たびたび事件の捜査を手伝うようになる。いわゆる不良で、学校の成績は良くなく[2]友達も少ないが、反面友情には厚く、正義感も強い。サイコメトリーで敵の攻撃を先読みするため、喧嘩はとても強い。友人の透流と2人で不良少年グループや暴力団を丸ごと殲滅させたこともあるが、専門の訓練を受けた戦闘のプロには一歩劣るところがあり、彼らには多少なりとも恐れを抱く。志摩の説明から結論を割り出したり、沢木を出し抜いたりと意外と頭の回転が早い一面も持つ。女子からはよくモテるが、実は女の子とはまともに付き合った事がない童貞。乗っているバイクカワサキのゼファー1100RS。中学時代はサイコメトリー能力が制御できず、荒んだ日々を送っていた。
当初はサイコメトリーできるのは手だけに限定されていたが、原作後半では身体全体を使うことが出来るようになる。また、ごくたまにその人物の「トラウマ」や「悪意」に反応して無意識のうちにサイコメトリーしてしまう事もある(逆に言えば、悪意のない人間には発動しない)。サイコメトリー能力は回を重ねるごとにパワーアップしていったが、昏睡状態になったり暴走してしまう事もあった。
ドラマ2期ではバンドマン志望のフリーターであり、ライブハウスの住み込みのアルバイトで生計を立てている。ドラマでのサイコメトリー能力は左手のみに限られていたが、ドラマ2期では声のサイコメトリーという新能力が追加され、漫画版でも流用された。
サイコメトラーでは高3になったものの卒業に失敗して留年している。
志摩 亮子(しま りょうこ)
警視庁捜査一課の敏腕美人刑事。階級は警部補、続編の『サイコメトラー』では警部に昇格。マニュアルよりも自分の感性に従って捜査を行う。東都大学卒。年齢は25歳。巨乳の美人。卒業研究でサイコメトリー能力を捜査に応用する手法を提案している。プロファイリングも得意としており、頭と足の両方を使う捜査方針を信念としている。その反面私生活は結構ズボラであり、祖母がよく遊びにくるため部屋は片付けてはいるが料理は全くやらず、冷蔵庫の中身はとツマミのみ。映児とは互いにはぐらかし合いながらも、相思相愛な様子。劇中では二度程髪型を変えている。
ドラマ1期ではプロファイリング能力に優れるが、「拳銃を紛失する」「他の刑事にパシリにされる」といった駄目刑事となっている。ドラマ2期では、1期とは事実上別人に設定されており、雰囲気は原作の志摩にかなり近い。階級も最初から警部である。愛車はMGF

映児の友人・家族

葛西 裕介(かさい ゆうすけ)
サイコメトリー能力を幼い頃から理解している。映児が引越してきてから真っ先に友人になった、映児が心を開く数少ない相手でもある。心理学者志望で、映児と共に志摩の捜査に積極的に協力する。映児と一緒にバンドを組んでおり、作曲キーボードを担当する。頭も良く、成績は学校でトップ。童顔な美少年でなかなかにモテているが、本人にあまり自覚はなく恵美に一途に想いを寄せている。後の作品『クニミツの政』の番外編では東大に現役合格したと語られ、『サイコメトラー』では恵美の家庭教師を請け負っている。
ドラマ2期では東大生。原作同様に映児とバンドを組んでいる(ただし、メンバーは2人だけ)。バンド名は「なつみかん(ゆずのパロディーと思われる)」。スペシャルにて外交官試験に合格した。
田宮 章吉(たみや しょうきち)
映児の友人。性格は単刀直入に言えばバカ。実は名家の次男(ドラマ版では父親の声のみが登場)だが、素行の悪さから親からは勘当同然の扱いをされている。度々難事件に巻き込まれ、二度もスケープゴートにされてしまった事もある。ナンパの腕はそれなり。沢木の起こした爆弾テロ事件では、当時付き合っていた彼女のキオミ(ドラマ版では章吉の従姉妹の設定)を殺されている。その後もちょくちょく彼女はできているようだが、飽きっぽいのか未だにキオミの事が忘れられないのか、ほとんど長続きしていないようである。原作では留年が決定して在学中のエイジやトオルを留年させようとちょっかいを出していた。後に恵美と同じクラスになったという。
原作では基本的に脇役だが、ドラマ版では、映児・裕介の親友として一貫して重要な役柄を担う。1期ではテストのカンニングをめぐる問題で映児を信じることが出来ずに彼を見捨てるが、映児の行動により彼の強い友情に気付かされることになる。ドラマ2期では、政治家の愛人の息子であり、不良達による自警団「城北レーベル」のヘッドとなっているなど、原作では透流や国光が担っていた部分を持つキャラとなっている。
江川 透流(えがわ とおる)
映児の同級生。空手の達人。長髪を束ねた端正な容姿の美青年。映児とは同学年だが、1年留年しており、1つ年上である。原作のみのキャラクターで、初期の頃は単なる友人扱いで美人を見ると前髪が触角化して動いていた。中学時代に不良チーム(チーマーの事)のトップになり、高校時代に「リーグ」を結成。「殺人鬼ジャスティス」の回から準主人公に昇格した。
政治家の父親とその愛人との間に生まれた。腹違い(本妻の子の)兄がいる。母親が経営しているイタリア料理店でバーテンダーをしたり、コンビニエンスストアアルバイトをしたりもする。意外と味にはうるさい。その甘いマスクで女の子にモテモテで、自称「渋谷で抱かれたい男ナンバーワン」。しかし、彼が好きになった女の子は、二度も事件に巻き込まれ殺されている為、その点は女運がないと言える。幾島と共にいた経験があるため、映児のサイコメトリー能力に気付いていたが、「言いたくない気持ちもわかる」とカンナビスの事件までそのことを映児に話そうとはしなかった。その後は志摩の捜査にも、リーグの情報網を駆使して積極的に協力するようになった。
サイコメトラーでは無事卒業した後は親元を離れ、喫茶店を経営する。
後に『クニミツの政』にも登場。ドラマでは役者節約のために田宮章吉にその役割の全てが移管されているが、『クニミツの政』で悲願のドラマ出演を果たした。
リーグ / 城北レーベル(ドラマ版)
透流が率いる渋谷界隈を中心に活動する不良グループ。大人の作ったルールを無視して自分なりのルールで動くが、活動内容は主に夜の街の見回りなどであり、カツアゲや一般人への暴行などといった非道な犯罪行為などは絶対にしない。だが、倫理に反した行為は決して許さず、時にはたとえメンバーであっても暴力を以って制裁する。犯罪抑制にも陰ながら貢献している為、渋谷の街にとっては自警団とも言うべき役割を持つようになる。
ドラマ版に於いては、章吉が率いる「城北レーベル」と言う名で登場。章吉と共に幾島の爆薬密輸を手伝わされるが、最後は章吉とともに幾島が爆破しようとした議員会館に乱入し、幾島を止めようとした。同じ迷彩柄のジャンパーが特徴。
テツヤ
映児の友人。原作のみの登場。物語序盤から登場しているが主役になったエピソードもない為少々地味。巨乳好きで、事ある毎に「パイズリ」のフレーズを言ってくる。喧嘩は弱いらしいが、「リーグ」と池袋の少年ギャング「竜'sクルー」の抗争ではナイフとスタンガンを常備して参戦しようとする勇気はある。
坂本 シゲ(さかもと シゲ)
映児、トオル、リエの友人。レコード会社に勤務。ロックバンド「LEVEL7」のマネージャー。音楽を愛しているがそれ以外は態度が悪いLEVEL7のために世話を焼いている。元は映児、トオルと並ぶ凶暴な不良であり、LEVEL7が暴力団と揉めたときは彼らの事務所まで謝罪に行くが、その背後にプロダクションによる策略があることを知った時はブチ切れ、映児とトオルと共に3人で暴力団のヤクザを全員半殺しにしてしまい、会社を解雇される。その後は自分の力でプロダクション会社を立ち上げる事を決意した。LEVEL7も内心では彼に懐いており、彼が解雇されたことを知った後はメジャーデビューが決まった会社を辞め、彼に付いていった。
武藤 国光(むとう くにみつ)
映児が隅田町の下町にいた頃の友人。原作のみのキャラクター。紅く染めた髪に剃り込みを入れた切れ長の目の少年。頭より先に体が動くタイプ。子供の頃から頭を鬼ゾリにしている、ヤクザの事務所を発破でぶっ放す、生まれてすぐに産婆にガンをたれたなど様々な不良的伝説を持つ人物。母親と一緒に蕎麦屋をやっている。ふとしたきっかけで政治に興味を持つこととなり、透流の父である牧原代議士に弟子入りする。後の『クニミツの政』の主人公。ドラマでは役者節約のために田宮章吉にその役割の全てが移管されている。
明日真 恵美(あすま えみ)
映児の父の再婚相手が連れていた娘。映児とは兄妹として育てられるが血の繋がりはない。何故か怪しい男にいつも目をつけられる。映児に恋心を寄せるが、深海に対しても案外まんざらでもなさそうである。ただし、裕介の思いには全く気付いていない。志摩の事は尊敬はしつつも恋敵として認識しており、初期では嫉妬から露骨な嫌がらせをした事もある。
ドラマ1期では映児とは義理でなく実の妹になっており、劇中でサイコメトリー能力が覚醒、暴走してしまい沢木の行った殺人を自分がやったと刷り込まれ、洗脳されてしまう。
深海 龍彦(ふかみ たつひこ)
恵美の同級生。霊魂と意思を通わせる力を持つ、いわゆる霊能力者前世の記憶も持ち、前世では映児や恵美と関係があったと話すが……。病院医師をしている姉がいる。

犯人及び犯罪者

遠藤 菊男(えんどう きくお) / メビウス
映児が通う高校の数学教師。左利きでかなり几帳面な性格。愛車は左ハンドルのBMW。校内では至って普通の教師として過ごしているが、その正体は制服を着た少女を「殺害」することに執着する殺人鬼。被害者の衣服を逆さまに着せ直し、紙で作ったメビウスの輪を現場に残すことから警察関係者から「メビウス」と呼ばれる。恵美の友人・静子、映児・章吉のクラスメートの初美など、作中で判明しているだけでも5名の女子学生を殺害。その後も恵美を拉致して殺害しようとするが、恵美救出に向かった映児との壮絶な乱闘の果てに逮捕された。
幼い頃に両親が離婚しており、異常なまでに過保護な母親(ドラマ版では息子に殺害されている)の下で育てられた。母親が仕事で不在中、家庭教師兼子守りとして従姉の「カヨ」に面倒を見てもらっており、カヨに教えてもらった「メビウスの輪」を気に入っていた。カヨに対しては恋に近い感情を抱いていたが、遠藤の不注意(メビウスの輪を落としたことによる)でトラックに轢かれそうになったのをカヨが庇い、代わりに轢かれて即死(ドラマ版では犯人の母親に殺害されている。)。その死に様が遠藤にとって恐怖を通り越し、性的興奮と錯覚したことが本事件のきっかけではないかと志摩は推理している(更に、過保護な母親の干渉から恋愛経験が乏しく、健全な性癖を得られなかった可能性も指摘)。そのため、カヨの交通事故の象徴とも言える「メビウスの輪」に擬えた犯行を繰り返したと見られている。犯行時は「ヒィーヒィーフゥ~」と特徴的な呼吸をする。
沢木 晃(さわき あきら) / アップル
志摩の大学時代の同級生。彼女には淡い好意を抱いていた。しかし、その実体は、自分の研究の為なら他人を平気で死に誘う邪悪で冷酷な人間。少年時代に両親が離婚、家庭内でのストレスが溜まり、母と継父を殺害、テロリストになってからは悪行を諌めた父(志摩の恩師でもあり、ドラマでは彼女との会話場面も描かれた)を口封じの為に爆殺した。IQ200以上の類稀なる頭脳を持つ。他人を操れるほどの心理学のエキスパートなだけではなく、電子機器にも精通している。通称「アップル」。爆弾テロリスト集団「時計仕掛けのリンゴ」のリーダーだったが、計画に失敗し一度は逮捕されるも脱獄、以降志摩や映児を嘲笑うかのように姿を現したり消したりする。
終幕警察内部のクーデター勢力に協力して、映児に憑依した赤樹の亡霊と対峙。夜の海に消えたと思われたが…。
ドラマ1期では最終回で映児や志摩に敗れて転落死、2期では彼の役を幾島が兼ねる。彼が使っているパソコンはWindowsではなくMacで、本人曰く「ビル・ゲイツは嫌い」との事。
時計仕掛けのリンゴ
沢木が講師を務めた心理セミナーの受講生を中心に構成。それぞれをコードネームで呼び合う。ドラマ版では(更に少ない出番で死ぬ)2人を含めた5人の部下がいたが、沢木は彼らを駒としか見ていなかった。
レッド
元軍人(外人部隊やゲリラとして活躍)で、グループの副リーダー的存在。本名は大塚。その経歴から、今まで殺した人間の数は200では済まないと自称。爆弾に使用するダイナマイトを盗んだ際には、火薬会社の警備員2人を射殺した。映児に拳銃を向けられても平然とし、その状態から返り討ちに浴びせるなど戦闘能力は高い。しかし人の命を何とも思わないその姿勢に激怒した映児の渾身の一発にKOされる。
ゴールド
爆弾作り担当で理工系。暗い性格で、しゃべり方から対人恐怖症と見られる。また怖さからくる緊張からか作業をトチることがある。火薬会社での一件では現場で眼鏡のレンズを割っている。このことがきっかけで、映児はレンズの破片をサイコメトリーして事件に関わった。レッドを倒した映児を射撃しようとしたが、逆にアップル(沢木)に射殺された。
グリーン
本名・牛島ケン。グループ内では一番身分が低かった。普段は製粉会社の運搬に従事する肉体労働者。言語表現や、うかつに情報を漏らしてしまうなどのことから知能や教養レベルは低いと見られる。映児を殺害をアップルから命じられ、映児のいる場所に爆弾を運ぶも、映児殺害に失敗。また彼をきっかけにアップルの正体を発覚してしまう。
荒井 弓子(あらい ゆみこ) / サイレント・ストーカー
アイドルグループ「スクエア・ドール」のマネージャー。32歳。幼少時代はパリに住んでいた。表面上はタレント想いの良きマネージャーだが、二重人格者であり、裏の人格は西洋人風の女性を異常なまでに固執する変質者。フランス人の4人の義姉を持ち、拷問に近い虐めを受けていた。10歳の頃、虐めに耐え切れず一番上の義姉を殺害。子供の犯行ということで罪には問われなかったが、それらの事がトラウマになり、異常な人格を生み出し、また「スクエア・ドール」のメンバーの人間関係と衣装を含むルックスが、義姉と自分の関係に被さった事が本事件の原因になったと見られている。犯行時及び人格が変わったときは舌が異常に伸びており(虐めに使用された拷問具の影響と見られる)、「ヒィ~ッ・・・ス」という呼吸をする。また被害者の舌を切り取り、「スーベニア(記念品)」として持ち帰って瓶詰めにして保管している。
ドラマ版では4人の姉を皆殺しにしており、裏の人格は男の人格と明確に説明されている。
三浦 良和(みうら よしかず) / ポイズン
映児達の同級生。臆病な性格の天文部員。一度ある事件で自分にいじめを受けさせていた生徒達から、映児に助けられたことがある。自我の麻痺した人間に自分の思念を送り込み、意のままに操ると言う、シャーマン呪術士のような超能力者。カシオペア座を「星座の王」として崇拝している。
自分を虐待していた母親を衝動的に殺害してから、自殺しようと隠れ場所だった体育館の床下で特殊な幻覚キノコを口にするも、それをきっかけに能力が覚醒。幻覚キノコを元に自分の思念を送り込んだ「レッドパラソル」というクッキー状のドラッグを製造し、「ポイズン」という通り名を名乗って「レッドパラソル」を乱用した人々を従え、自分をいじめていた人間を次々と洗脳し、間接的にも殺害していった。最終的には映児までもを自分の傘下に置こうとするが、その時に自分自身の心を読んでしまい、自らをナイフで傷つけた挙句逮捕される。両親は離婚しており、映児に憧れている病弱な妹がいる。この妹が関係したとある騒動が三浦と映児を引き合わせることとなった。この際、妹は母親に引き取られたと語っていたが、実際は三浦自身が母親に引き取られており、真相は不明。ただし、映児のサイコメトリーでは妹の存在は確認できている。復讐心に駆られての犯行だったが、心の中では犯行を悔いていた。
ドラマ版では設定が異なり、裕介と同じ東大生という設定となっている。原作での動機は復讐からだったが、ドラマ版では海外留学の権利を獲得するためという卑劣なものに変わっている(後に原作本編でも「サバイバル・ゲーム」の回で一部設定が逆輸入された)。また、使用するドラッグも、幾島らが流通させていた『α(アルファ)』というもので、それを仕込んだケーキで洗脳していた。
玉置 弘志(たまき ひろし) / ジャスティス
所轄の警ら係巡査。生真面目な性格で勤務態度は良好だった。幼少期に母親の不倫現場を目撃して以来、「不純性的行為=悪」と刷り込まれた。数種類の覚せい剤を常用しており、副作用の幻覚症状や被害妄想に苛まれていた。その結果、援助交際や、AVへの出演など不純な性行為を行っているであろう長髪(ドラマでは蝶のペンダント)の若い女性、少女を狙い、警官だった父親からもらった十手を凶器に撲殺し続けた。
ターゲットの人格などは一切考慮しておらず、騙されてAVに出演した百瀬ジュン、顔写真をクラスメイトに援助交際募集の案内板に張られためぐみなど、本人の意思に関係なく玉置が「有罪」と思えば狙われる。また被害者の髪の一部を切り取り、それを風呂に入れて入浴するという性癖がある。犯行の動機はもはや「正義」とはかけ離れており、性欲を満たしているようであった。透流のアルバイト先の同僚、百瀬ジュンを殺害したことがきっかけで、透流に狙われる。透流と対決時にはめぐみを人質に取るなど、本人の言う「正義」は欠片もなく、卑劣で警察官としてはあるまじき人物であった。
竜弥(りゅうや)
池袋のギャング「竜'sクルー」のリーダー。女に絡んでいた弟の金弥(きんや)が章吉に殴られ、彼がトオルの名前を騙ったことから「リーグ」のメンバーと章吉をリンチするが、トオルと映児によって「竜'sクルー」ごと制裁を受ける。武器は刃を分けたハサミ。父親が暴力団であると自称したせいか、安岡が復讐を始めた時に存在を挙げられた。
アモン
デスメタル系のロックバンド「モルグ」のリーダーであり、ベースを担当する。衝動的に暴力を行うイカれた男。最初は些細なトラブルから腹いせに裕介を襲撃して半死半生の重傷を負わせるも、それに激怒した映児に報復される。その後はバンドのメンバーから逃げられ(バンド自体はアモンが抜けた形で存続している様子)、次は透流に喧嘩を売ってそこそこいい勝負をするが、両腕両脚を折られ、結局は勝てなかった。
千堂(せんどう) / ユダ
プロテスタント系の牧師。朝に新聞を読む習慣がある。ミッション系高校で聖書の授業を担当している他、留置所への説法も行っていて、多くの凶悪な犯罪者を改心させているなど、非の打ち所のない善良な人物。しかし、その心の奥底では想像を絶するような残虐性が潜んだ人格を持っていて、それを沢木に見破られて手下の実相寺が新聞記事に細工を仕掛けたことにより、「偽善者」と見た懺悔してきた人間をイエス・キリストの12使徒になぞらえて殺害していた。
その後、沢木がいる留置所に乱入して刑務官が持っていた拳銃を乱射して死刑囚達を次々と射殺。しかし沢木に暗示を再びかけられて(ドラマでは幾島に「お前はタダイだ」と言って銃口を向けるが、「君は散々人を殺してきた。タダイはお前だよ」と返されて)拳銃自殺。沢木に自らの心の闇を見抜かれて殺意を煽られ、挙句脱獄の手駒にされてしまっていた殺人犯。
実相寺 碧(じっそうじ みどり)
沢木が開催していたセミナーの受講生。沢木の片腕として働く。当初はサイコメトラーであるかのように振舞い、『ユダ』という殺人鬼をコントロールしていた。原作では沢木によって車から突き落とされ、その後に関しては不明。ドラマ2期でも幾島と共に暗躍したが、用済みとしてあっさり殺されてしまう。
幾島 丈二(いくしま じょうじ) / カルロス(ドラマ版)
中学の頃の透流(ドラマ版では章吉)の知り合い。映児よりもはるかに強力なサイコメトリー能力を持ち(相手に触れなくても読み取ることが出来る)、渋谷界隈の不良達(ドラマでは城北レーベル、西京警備隊のメンバーら)を意のままに操った。しかし、強い自我を持っていた江川透流(ドラマでは田宮章吉)だけは操れなかった。しかし逆に、そんな彼に絶対的な信頼を持っていた。透流と一緒に過ごしたのは短い期間だったが、透流の生き方に多大な影響を与えた。その後、暗黒の世界でサイコメトリーの能力を使った情報屋として台頭し世界を転々とする。闇の世界では一目置かれた存在であり、沢木でさえも「手強い」と危惧している。カンナビスとはとある仕事でコンビを組んで以来、親交が厚いようである。
ドラマ2期ではゲリラだった過去があり、弟のカルロスこと幾島タケルと山で遭難した時彼の「兄さんが死ねば、食糧を独り占めできる」という考えをサイコメトリーしてしまい、彼を射殺。「世の中は弱肉強食」という考えに囚われ、弟になりかわって日本でテロリズムを起こそうとしていた(カンナビスの設定が流用されている)。最終話での映児とのサイコメトリー対決にて、弟の真意が自分を助ける為であった事を知り、海に溺れそうになった映児を助けた後に、爆弾を持って沖まで泳ぎ、爆発と共に姿を消した(死亡は明示されていない)。ちなみに、映児がサイコメトリーする手は左手だったのに対し、幾島は右手である。
安岡 辰巳(やすおか たつみ) / BJ(ドラマ版)
渋谷界隈をうろつくイカれた不良。痩けた頬に赤い長髪が特徴。ハバナという葉巻が好きで、コカイン常習者。幾島とツルんで悪事を企むも、映児によって徹底的に痛めつけられ少年院に入れられる。その後少年院を脱走して映児と透流に襲い掛かるが、そこで彼を諌めようとした2人の奇行(?)を見て愕然。戦意喪失した所をまたも逮捕される。実は中学生時代は相撲部で、全国大会で準優勝した程の実力の持ち主だったらしい。
ドラマ2期では、西京警備隊のリーダーとして登場。無目的に悪事を繰り返す一方で、「テロリストの挽歌」で自分に嘘をつき、強姦を行っていたことを隠していたメンバーに激怒し、見殺しにするなど独自の倫理観を持つ。自らの空虚を埋めてくれた幾島に心酔し、最終話でターゲットの悪徳政治家と共に自爆した。
安岡一派 / 西京警備隊(ドラマ版)
安岡に率いられ、幾島にコントロールされている不良達。「リーグ」のメンバーを襲ってその罪を渋谷でコカインを密売する「69」という別のチームになすりつけて透流と「リーグ」に潰させ、幾島の命令でコカインを密輸、渋谷のコカイン市場を乗っ取る計画を手伝うが、映児によって壊滅させられる。
ドラマ版では、章吉らの「城北レーベル」と対立するグループとして登場。一般人に暴力を振るったり、援助交際の斡旋などで資金を稼ぐなど犯罪行為を行っている。映児が幾島に撃たれた時に、メンバーの一人が犯人として挙げられ、「α」の密輸元である疑惑がかかり(「69」の設定が流用されている)、「城北レーベル」に潰された後、リーダーのBJが去り、事実上壊滅する。後に城北レーベルとともに爆薬密輸に関わり、城北レーベルが国会議事堂に乱入した事を知ると、彼らに続き機動隊と乱闘。幾島を止めようとした。メンバー全員が同じゴーグルを装着している事が特徴。
金子竜一(かねこ りゅういち)
渋谷でコカインを売り捌いていた「69」のヘッド。安岡と幾島の陰謀により弟を殺された挙句、「リーグ」に「69」を潰されるなど散々な目に遭う。過去には弟と共に両親から虐待を受けていた模様。太めの女性が好みらしく、映児達に復讐しようとしていた途中、出会った女装中の福島満に一目惚れし、改心。警察に連行されながら告白をする。
青木 義男(あおき よしお)/殺人シェフ
レストランのテーブルクロスの洗浄などを請け負っているクリーニング屋。しかしその正体は、「料理を冒涜した」ファミリーレストランのシェフ達に豪奢な料理を強引に食べさせ、要求が受け入れられないと相手を滅多刺しにして殺害する連続殺人鬼。志摩は彼の犯行を「秩序型」と「無秩序型」の両方の面を持つ「混合型」の猟奇殺人者と見ていた。
幼いころからフランス料理に憧れを持ち、また人並み外れた嗅覚を持っていた。化学系の大学を卒業後、その嗅覚を生かして食品メーカーに就職し、商品の開発チームに配属されて「冷凍食品の魚でも焼き魚の香りがする」といった画期的な香料をいくつも開発するが、そのことが「料理を冒涜している」という自責の念に駆られて薬物依存に走り退職。その後実家のクリーニング屋に就職するが、そこでレストランを相手にした仕事という形で料理の世界を再び垣間見てしまったことからトラウマが再燃し、自分が作った香料を使っていたレストランのシェフを次々と殺していた。
上記のように香りづけにも(透流の母親を含めた)一流のプロが使う特殊な香料を使い、盛りつけのセンスや焼き加減といった意味での料理の腕前もプロ顔負けだが、肝心の味付けのセンスは壊滅的であり、元シェフで青木が所属している顧問だった河原崎が、彼女の料理と自分が青木の作った香料を使った料理をすり替えたことからターゲットにされた江川透流の母親からは「(下味のビネガーの賞味期限は)商品としての期限とプロがお客に出す料理に使う期限は違う」「客に水道水を飲ますなんてありえない」「エクストラバージンのオリーブオイルを使えば必ず料理が美味くなるわけじゃない」とボロクソに貶され、自らの身体を切り刻み逮捕された。
ドラマスペシャル版では川辺(かわべ)という名前。こちらでは味付けでも学生時代の友人を唸らせるほどの腕を持っていた。(なお、映児と章吉がドラマ版では評論専門だった河原崎の料理を食べるが、上記と同様の理由で河原崎の料理をボロクソに貶している)しかし、映児の友人である西沢真紀の手を切って一時腱が切れた(後に手術で元に戻るようになる)ことから、映児に殴られて逮捕される。
轟 省吾(とどろき しょうご)
かつての志摩の上司で教育担当だった。しかし、ある事件で犯人の少年を射殺してしまい、一課を辞め少年課に異動した。それ以来二度と銃は使わないと誓っていたが、孫娘の加藤舞を強姦の末自殺に追いやった5人の少年(ドラマでは「西京警備隊」のメンバー達)が保護観察処分で済み、なおかつ探し当てた少年の一人がそのことに全く反省しないどころか「俺ら鬼畜系だし」と自慢げな言動を取ったことから、発作的に彼を自殺用に手に入れたトカレフ拳銃で射殺。復讐の為に刑事を辞職し、自ら志摩に「復讐に燃えるテロリスト」と名乗り再び銃を持って少年達を次々と狙撃し、仕留めていく。最後の一人であるリーダー格の少年を追い詰めたところで映児と志摩に阻まれて対決するも、SATの一斉射撃で死亡する。しかし、その手にあった銃の弾丸は既に尽きていた。一回のみの登場だが、映児と志摩に大きな影響を与えた人物である。
一課在籍時は「ミスター捜査一課」と呼ばれた伝説の人物。武道射撃、捜査能力共に優れており、過去にはオリンピックで銀メダルを獲得し、海外で教官を経験したこともある。射撃においてはドラグノフ狙撃銃(ドラマではB3SG2という架空の名称の狙撃銃)で600メートル離れた標的の手足を射抜いたり、ビル越しに標的を射殺するなど、ゴルゴ13にも勝るとも劣らない超一級品の腕前を持つ。恐いもの知らずな映児でさえも「とんでもねー化け物」と心底恐怖を感じさせた。
カンナビス
世界を股に掛ける、プロの犯罪請負人。容姿麗しい美青年であり、普段は美しい女性の姿になっているが、それは自身の凶暴性と殺人願望を封印する為のものである。常人離れした腕力を持ち、改造した携帯電話に仕込んだワイヤーで人間を簡単にくびり殺す事ができる。
もとは日本人で本名は不明だが下の名前は宏明(ひろあき)といい、商社マンの息子だったが、セスナ機の事故で偶然ゲリラ側の地域に墜落してしまい、両親は射殺され、妹とも引き離され、ゲリラとして育てられた(その為、戸籍上は死亡した事になっている)。しかし復讐を忘れていなかったカンナビスは18歳の誕生日にゲリラを殲滅。そのままモルグ街の住人となり犯罪請負人となった。なお、ゲリラ殲滅の際に自分の妹を火炎放射器で焼き殺してしまったため、炎に対して異常なまでの恐怖心を持っている。
黒服の男達の、大物政治家の息子・牧原 一馬誘拐の依頼を受けて来日。依頼自体は成功するもそれが一馬が仕組んだ狂言誘拐(投資に失敗し、その穴を埋める為)だと知ると激怒。一馬のボディーガードであった黒服の男達を殺害し、一馬と助けに駆けつけた映児と透流を追い詰める。しかし、映児が無意識のうちにサイコメトリーしていた家族のトラウマを思い出し発狂。最後は幾島に撃たれた。しかし、その銃弾は全て急所を外されており、犯罪請負人の活動は続けている模様。幾島とは友情に近い絆で結ばれており、「お前になら殺されても構わない」と言わしめた程であった。作中屈指の強敵キャラで後にトオルは彼の再来日を恐れていた。
能条 蓮治(のうじょう れんじ) / サイレント・ボマー
映児と国光の親友であり、花火師。自分が住む下町が再開発プロジェクトによって不動産会社の地上げの被害に遭い、祖父の死後に再開発プロジェクトに関わる人間を花火の技術を応用した爆弾で次々と、巻き添えの被害者を出さない方法で爆殺していった。最後の地上げの黒幕であった不動産役員を爆殺し終えると、祖父が長年に渡って抱いていた日本の政治への怒りを晴らすために国会議事堂を「革命菊」という爆弾で爆破し、政治家を皆殺しにしようとするが、国光と映児達による国会議事堂に立てこもりという大胆かつ前代未聞の方法で行った必死の説得で思い直し、自首と言う形で逮捕される。後に国光が政治家を志すきっかけを作った人物である。
その後は服役しながらも、特別に花火を作るのを許されており、『クニミツの政』にも花火だけだが登場している。
ドラマでは未登場で、代わりに幾島がサイレント・ボマーを名乗っている。
大清水 宏(おおしみず ひろし) / MELA
映児のクラスにいる優等生グループの一人。名門大学への推薦枠を手に入れるために改造携帯電話とアクリルのセーターを使って、同じ優等生グループの生徒達の貝江田、草壁を次々と焼き殺し、更に実質的な実行犯であった灰島をも焼き殺し、全ての罪を小学生時代親との関係の悪さから八つ当たりにいじめてきた章吉に被せようとした。
実際は沢木の手駒に過ぎず(「MELA」というハンドルネームもイタリア語でリンゴという意味だった)、優等生グループを全員殺害して推薦枠を手に入れることが確実になった後も人を殺した恐怖感から逃れられなくなり、電車のホームから飛び降り電車にはねられて死亡した。
バッファロー
警察内のクーデター勢力の幹部で、暗殺者。片耳が欠損している。本名は近藤で、ノンキャリアながらも立花の同期。射撃、格闘術に関して超一流の技術を持ち、組織の戦闘部隊を指揮する。祖父は特攻隊員、父親はSPという家系であるため、世の中を変えたいという気持ちが強かった。立花との一騎打ちに敗れ、死亡した。
レイブン
警察内のクーデター勢力の幹部。ボスである「エレファント」の右腕。沢木に「アドルフ・ヒトラーに似ている」と評される。その正体は、志摩と沢木の同期である長尾であった。

その他の主要人物

赤樹 リエ(あかぎ リエ)
赤樹宗一郎の妹であり、エイジの友達。アイドル。山村朝美・岡村いずみ・清水晶子の3人と共に「スクエア・ドール」というアイドルユニットを結成して活動していた。人気ミュージシャンの日下部淳也と彼のバンド「RUTE」のメンバー達に強姦された過去があり、そのことでいずみと朝美に立ちを変えるよう脅された上、それを知ったマネージャーが虐待のトラウマから多重人格の殺人鬼「サイレントストーカー」に豹変していずみ・朝美と脅しには関係のない晶子を殺害し、彼女も殺されそうになるが、間一髪でエイジに助けられる。(なお、彼女を襲った日下部は原作では事件が片付いた後エイジに顔面を殴られ、ドラマではレイプを依頼していた朝美と一緒にマネージャーに殺害されている)本作の重要人物である赤樹の妹だが、物語の本筋にはほとんど関わらない。
飯島 タカシ(いいじま タカシ)
中学生の不良少年。姉はアイドルの清水晶子で、殺人事件に巻き込まれて命を落とす(ただし、ドラマ第1シリーズでは赤樹リエが姉であり、名前は赤樹タカシであった)。姉と名字が違うのは、両親が離婚して、父と母に別々に引き取られたためである(清水は父の姓、飯島は母の姓)。初登場時は、先輩の命令で恵美を拉致する役目をやらされたが、恵美を救助にやってきた映児の言葉で自らの行動を反省し、以後、映児や透流らのシンパとなり、和解して親友となったシンジと共にリーグに正式に仲間入りした。なお、彼女のめぐみには中学生ながらもまるで熟年夫婦のように尻に敷かれている。
めぐみ
名門女子中学に通うタカシの彼女。タカシからは「メグ」という愛称で呼ばれている。容姿はどことなくタカシの姉・晶子に似ている。「待っているとロクな事がない」というジンクスがあり、一度はリーグの一部のメンバーに強姦されそうになり、二度目は援助交際をしているクラスメイトの罠に嵌められ、殺人鬼ジャスティスのターゲットにされて危うく殺されそうになってしまう。しかしそれでも「待たせた」タカシを許す強い心の持ち主でもある。その後はタカシとのデートにはワザと遅れるようにしたとの事。
ドラマ2期では、恵美の友人として登場している。裕介が家庭教師をしており、ドラマでは彼がタカシの役回りとなる。
シンジ
透流のグループの一員。かつてのタカシ同様に先輩の命令で、タカシの彼女であるめぐみを襲う手伝いをやらされていたが、タカシに殴られ失敗。先輩らに脅されて透流に嘘をついてしまった事が裏目に出てしまい、遂には映児と透流のタイマンと言う名の殺し合いが始まってしまう。その姿に心を打たれたシンジは最後は嘘を認め、透流とタカシに土下座して謝罪した。その後めぐみにもちゃんと謝罪したが、ジャスティスにめぐみもろとも襲われてしまう。重傷を負ったものの透流に重要な情報を教え、一命は取り留めた。その後はタカシとはいがみ合いながらも親友になったようで、今の映児と透流に近い間柄と言える。
ドラマでは演じる俳優と同じ「ユウタ」という名前に変更されている。
ジュンペー
透流のグループの一員で、透流の片腕とも言える存在。物語上にはあまり絡まない。透流とは中学生時代からの付き合いであり、映児が透流の危機を察知した時にはリーグ全体の規則をあえて破って、映児に透流への連絡手段を与えた。
羽根山 末吉(はねやま すえきち)
志摩の上司で、捜査一課警部。かなり特徴的な髪型をしているが、実はヅラ。ヅラを取ると『サザエさん』の波平そっくりな頭である。プロファイリングを全く信用しておらず、事なかれ主義で誤認逮捕を繰り返したりするイヤミで情けないオヤジである。また、息子の米吉(よねきち)(ドラマには未登場)が恐喝の現行犯で志摩に捕まっている。最終話で志摩が警部に昇進したため、同格になってしまった。
原作・ドラマ1期・2期に登場する羽根山警部はキャラクターが大きく異なり、ドラマ1期は叩き上げゆえに志摩に反感を持つが、心の奥では志摩の成長を願っており、悪を憎む警察官として立派な人物であった(『ウルトラQ』のファンらしき発言がある)。しかしLast Fileで警視総監の娘である妻を殺害した連続殺人犯(黒幕は沢木)として追跡された挙句、沢木によって殺害されてしまう。ドラマ2期は警部ではなく課長で、小心で立場が悪くなるとすぐ誤魔化す人物であるが、最終話では大人としての聡明な一面も除かせた。演じていた加藤茶の持ちネタをさりげなくやった事がある。
赤坂(あかさか)
捜査一課刑事。基本的には羽根山の部下であるが、志摩の活躍を見て考え改めたのか、2人に分け隔てなく接している。最終章では、敵側のスパイと思わせるような行動をしていたが、結局は違っていた。
峰 京介(みね きょうすけ)
捜査一課課長。34歳。キャリア組でありながらも羽根山と同様、プロファイリングを全く信用しておらず、志摩とは事あるごとに対立している。ちなみに既婚者。サイコメトラーでは何故か管理官に降格となっている。(捜査一課課長の階級は警視正、管理官は警視であるため)
阿部(あべ)
鑑識課警部補。チョイ役として登場したが、終盤ではクーデターを止めるべく志摩に協力。重傷を負うものの一命は取り留めた。出世には興味がないらしい。志摩に気があるらしく、事ある毎にアプローチしているがキツいツッコミと共にスルーされている。
赤樹 宗一郎(あかぎ そういちろう)
警視庁刑事。警視。荒んでいた映児を更生させ、サイコメトリー能力の制御の仕方を教えた。周囲の人間には伏せていたが、赤樹自身も強力なサイコメトラーであった。しかし警察内部に渦巻く陰謀をその能力で察知したために少年課に異動させられた後、邪魔者として謀殺される。アイドルの妹・リエがいる。
立花 響介(たちばな きょうすけ)
志摩の元彼氏であり、若くして将来の警視総監候補とまで言われた名刑事。赤樹とは同期でライバルであり親友であった。事故によって死亡したと思われていたが親友である赤樹が死んだことでその累が自らと志摩に及ぶことを恐れ、自ら事故を装って行方を晦ますことに。親友・赤樹の仇を討つため、放浪しながら彼の遺志を継ぎ陰謀を暴こうとする。最後は一連の事件の黒幕であったエレファントこと警視総監を「復讐」の面目で射殺。刑罰に服する道を選んだ。
福島 満(ふくしま みつる)
通称みっちゃん。警察マニアコスプレ趣味(婦警も含む)の肥満体型の青年。19歳→20歳(サイコメトラー)。偽名は「福島ミツコ」。性格は温厚かつ気弱で、押しに弱い。本業は健康器具訪問販売員、サイコメトラーではフリーターだが、コスプレをしている時に様々な事件に巻き込まれ、その度に志摩の捜査を助けることになる(ただしほぼ全てが偶然や幸運によるもの)。志摩には最後まで正体がバレることはなかった(ただし初登場時、「男性警官」に扮した際は正体が露見して逮捕されている。しかし殺人犯逮捕に協力したおかげか、ほぼお咎めなしで釈放された)。映児も初めて女装時の彼を見た時に絶叫しているが、その後正体に気付いた様子はない。また、悪意がないせいか映児が触れてもサイコメトリーが発動していない。子供の頃から「間の悪さ」と「強運」を兼ね備えており、意図せず事件に巻き込まれては、幾度も犯人を偶然逮捕に導いている。また、その偶然の成り行きにより連載の最後の方では大金(数百万から1000万円程度)を手にした。巨大なモノを持つが、早漏である。部屋はの飛び交うゴミ屋敷だが、コレクションであるコスプレのコスチュームや警察装備品は大事に保管している。半ばマスコットキャラクター的な扱いとなっており、こうした強烈な反社会的マニア(ダメ人間)が飛び交い跋扈するのも当作の特徴の一つとなっている。
『クニミツの政』や『シバトラ』(File68.プロジェクトM…設定年齢25歳)にも登場。
牧原 宗光(まきはら むねみつ) / 牧原 剣之介(まきはら けんのすけ)(ドラマ版)
透流の実の父親である大物政治家。年齢は50代と比較的若いながらも厚生大臣(当時)の面会を「待たせておけ」と言える程の重要なポストを占めているらしい。本妻と愛人にも、2人の息子にも分け隔てなく愛情を注いでおり、政治家としても人間としても出来た大人物。空手の達人で、透流にとっては父親でもあり師でもある。「自分に弟子入りしたい」と願い出てきた国光の破天荒ぶりに呆れながらも気に入り、付き人見習いとして傍に置いた。透流にも政治家としての才能を感じているようで、彼の考えでは将来は一馬と透流の2人とも政治家になってほしいと思っているようである。
ドラマ2期でも登場するが、当時は下の名前が明らかになっていなかったため、剣之介という名前になっている。息子の章吉とは少々折り合いが悪かったが、最終話で和解した。
牧原 一馬(まきはら かずま)
透流の腹違いの兄。父親の後を継いで政治家になる予定。母親への想いと自らの弟を望む想いの板挟みとなり、その愛情の裏返しとして異母弟である透流を「不良」呼ばわりして冷たく当たっていたが、後継者として父に優遇されている自分と、父に立場を超えて鍛えられている透流とを比較してコンプレックスを抱いていた。「カンナビス」の事件後に和解し、透流とは口調はキツいものの、普通の兄弟関係となった。
江川 瞳(えがわ ひとみ)
透流の母親。イタリアレストランのオーナーでシェフ。年齢は少なく見積もっても30代後半と思われるが、その年齢を全く感じさせない程美人。大物政治家の愛人らしく肝が据わっており、勘違いで「殺人シェフ」の標的にされた時も、彼の料理を「マズい」「客相手ではなく、本などで研究した頭でっかちの料理」と酷評するほど。
ドラマ版では章吉の母として登場した。
ヒカル
透流の喫茶店「リーガーズカフェ」のアルバイトの女子高生。長身で細身の体型をしており、男装すると女性だと気づかれない。数年前に渋谷に遊びに来た際に不良に絡まれていたところを透流に助けられ、以来彼に憧れるようになった。透流の出したカフェのアルバイト募集が男性限定だったことから、男装して応募、面接時のサイコメトリーで本来の志望動機を知ったエイジの進言により、無事採用される。その後、透流にバレかけるもエイジの画策で発覚せずに済んだが、そのせいで服の下はおっさんくさい姿と誤解を受けている(本人は一切知らない)。

単行本

  • 『サイコメトラーEIJI』 全25巻
  1. 1巻 1996年07月17日 ISBN 978-4-06-312295-4
  2. 2巻 1996年09月17日 ISBN 978-4-06-312317-3
  3. 3巻 1996年11月15日 ISBN 978-4-06-312339-5
  4. 4巻 1997年01月17日 ISBN 978-4-06-312366-1
  5. 5巻 1997年03月17日 ISBN 978-4-06-312384-5
  6. 6巻 1997年06月17日 ISBN 978-4-06-312420-0
  7. 7巻 1997年08月12日 ISBN 978-4-06-312442-2
  8. 8巻 1997年11月17日 ISBN 978-4-06-312476-7
  9. 9巻 1998年01月16日 ISBN 978-4-06-312499-6
  10. 10巻 1998年03月17日 ISBN 978-4-06-312521-4
  11. 11巻 1998年05月15日 ISBN 978-4-06-312544-3
  12. 12巻 1998年08月17日 ISBN 978-4-06-312579-5
  13. 13巻 1998年10月16日 ISBN 978-4-06-312604-4
  14. 14巻 1998年12月16日 ISBN 978-4-06-312630-3
  15. 15巻 1999年02月17日 ISBN 978-4-06-312654-9
  16. 16巻 1999年04月16日 ISBN 978-4-06-312675-4
  17. 17巻 1999年06月17日 ISBN 978-4-06-312699-0
  18. 18巻 1999年09月16日 ISBN 978-4-06-312725-6
  19. 19巻 1999年10月15日 ISBN 978-4-06-312745-4
  20. 20巻 1999年12月15日 ISBN 978-4-06-312783-6
  21. 21巻 2000年02月17日 ISBN 978-4-06-312801-7
  22. 22巻 2000年04月14日 ISBN 978-4-06-312823-9
  23. 23巻 2000年06月16日 ISBN 978-4-06-312847-5
  24. 24巻 2000年08月10日 ISBN 978-4-06-312869-7
  25. 25巻 2000年10月17日 ISBN 978-4-06-312889-5
  • 『サイコメトラー』
  1. 1巻 2011年10月06日 ISBN 978-4-06-382092-8
  2. 2巻 2011年11月04日 ISBN 978-4-06-382102-4
  3. 3巻 2012年02月06日 ISBN 978-4-06-382135-2
  4. 4巻 2012年04月06日 ISBN 978-4-06-382160-4
  5. 5巻 2012年07月06日 ISBN 978-4-06-382196-3
  6. 6巻 2012年09月06日 ISBN 978-4-06-382216-8
  7. 7巻 2013年03月06日 ISBN 978-4-06-382274-8
  8. 8巻 2013年04月05日 ISBN 978-4-06-382283-0
  9. 9巻 2013年05月02日 ISBN 978-4-06-382296-0
  10. 10巻 2013年10月04日 ISBN 978-4-06-382360-8
  11. 11巻 2013年11月06日 ISBN 978-4-06-382371-4
  12. 12巻 2014年02月06日 ISBN 978-4-06-382426-1
  13. 13巻 2014年05月02日 ISBN 978-4-06-382462-9

ドラマ

テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『サイコメトラーEIJI』は、1997年1999年の二度、日本テレビ系列局にてドラマ化された。主演はTOKIO松岡昌宏。第1期と第2期ではいわばパラレルワールド的な世界観であり[3]、サイコメトリーの方法や黒幕の設定、一部キャストなどが変更されている。

この番組を縁に田辺誠一大塚寧々が結婚している。1997年版では、刑事役で阿部サダヲを確認できる。

ドラマに限ってはストーリーの時系列上、また同一の地名の存在などで『金田一少年の事件簿』、『銀狼怪奇ファイル』、『透明人間』、『D×D』などの世界と同一世界の出来事であり、そのシリーズとしては『EIJI2』のスペシャルがジャニーズ主演ミステリーシリーズ完結篇となっている。ドラマのストーリー的には、『金田一少年の事件簿』(第1期)→『銀狼怪奇ファイル』→『透明人間』→『金田一少年の事件簿』(第2期)→『サイコメトラーEIJI』(第1期)→『D×D』→『サイコメトラーEIJI2』(第2期)となっている。

シリーズ作品

『サイコメトラーEIJI』(第1シリーズ)
1997年1月11日 - 3月15日の間放映。全10回、平均視聴率17.1%。当時のラテ欄には、『サイコメトラー映児』と表記されていた。CASE 3「ボクを殺さないで」の回はドラマオリジナルストーリーであるが、現在は欠番扱いとされている(小学生による小学生集団殺戮という内容のため)。1997年4月25日に全6巻でVHS化されているが、DVD化はされていない。
『サイコメトラーEIJI2』(第2シリーズ)
1999年10月16日 - 12月18日の間放映。全10回、平均視聴率15.4%。2000年9月24日にはスペシャル版放映。スペシャル版は21:00からの放映予定であったが、放映の前に生中継されていたプロ野球読売ジャイアンツ中日ドラゴンズ」戦で、ジャイアンツのセントラル・リーグ優勝が決まったために中継が延長された影響で、2時間繰り下げて放送された。2000年5月24日に全4巻でVHS化されているが、DVD化はされていない。
第2期では声のサイコメトリーという新設定も増えている。「城北区」という架空の街を舞台にしている。また2期では事件以外に「不良少年グループ同士の対立」という構図を作り、原作の不良漫画的な世界観を踏襲したものとなっている。

キャスト

主要人物

第2期からのキャラクター

ゲスト

第1期(1997年)
CASE 1:殺人鬼メビウス
CASE 2:時計仕掛けのリンゴ
CASE 3:ボクを殺さないで
CASE 4:狙われたアイドル
CASE 5:24HOURS 顔のない殺人者
CASE 6:THE LAST SEVEN DAYS
第2期(1999年)
CASE 1:殺人鬼ジャスティス
CASE 2:ユダの黙示録
CASE 3:蒼ざめた手
CASE 4:テロリストの挽歌
CASE 5:笑う死体
CASE 6:Last Revolution
スペシャル(2000年)

スタッフ

※(1)、(2)は片シーズンのみの担当

主題歌

フラれて元気」(第1期)  
愛の嵐」(第2期)
2曲ともに、唄:TOKIO

放送日程

第1期(1997年)

放送回 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
1 (CASE 1) 1997年1月11日 殺人鬼メビウス(前編) 小原信治 堤幸彦 17.8%
2 (CASE 1) 1997年1月18日 殺人鬼メビウス(後編) 17.6%
3 (CASE 2) 1997年1月25日 時計仕掛けのリンゴ(前編) 田子明弘 佐藤東弥 16.4%
4 (CASE 2) 1997年2月1日 時計仕掛けのリンゴ(後編) 17.3%
5 (CASE 3) 1997年2月8日 ボクを殺さないで 小原信治 堤幸彦 16.2%
6 (CASE 4) 1997年2月15日 狙われたアイドル(前編) 田子明弘 大谷太郎 17.2%
7 (CASE 4) 1997年2月22日 狙われたアイドル(後編) 17.2%
8 (CASE 5) 1997年3月1日 24HOURS 顔のない殺人者 大石哲也 佐藤東弥 17.5%
9 (CASE 6) 1997年3月8日 THE LAST SEVEN DAYS(前編) 小原信治 堤幸彦 テンプレート:Color
10 (CASE 6) 1997年3月15日 THE LAST SEVEN DAYS(後編) テンプレート:Color
平均視聴率 17.1%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

第2期(1999年)

放送回 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
1 (CASE 1) 1999年10月16日 殺人鬼ジャスティス(前編) 小原信治 猪股隆一 17.0%
2 (CASE 1) 1999年10月23日 殺人鬼ジャスティス(後編) テンプレート:Color
3 (CASE 2) 1999年10月30日 ユダの黙示録(前編) 田子明弘 14.9%
4 (CASE 2) 1999年11月6日 ユダの黙示録(後編) テンプレート:Color
5 (CASE 3) 1999年11月13日 蒼ざめた手 坂東賢治 五木田亮一 16.0%
6 (CASE 4) 1999年11月20日 テロリストの挽歌(前編) 小原信治 16.3%
7 (CASE 4) 1999年11月27日 テロリストの挽歌(後編) 14.9%
8 (CASE 5) 1999年12月4日 笑う死体 田子明弘 大根仁 14.5%
9 (CASE 6) 1999年12月11日 Last Revolution(前編) 小原信治 猪股隆一 14.5%
10 (CASE 6) 1999年12月18日 Last Revolution(後編) 15.0%
平均視聴率 15.4%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

スペシャル(2000年)

放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
2000年9月24日 戦慄の殺人シェフ 大石哲也 都築淳一 16.3%

ゲーム

『サイコメトラーEIJI』
1999年2月18日講談社より発売されたプレイステーション用アドベンチャーゲーム。
キャスト

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:前後番組 テンプレート:日テレ系土曜ドラマ (1988年以降) テンプレート:樹林伸 テンプレート:週刊ヤングマガジン連載中 テンプレート:Asbox テンプレート:Asbox

テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ
  1. Twitterでは、樹林伸名義となっている。
  2. 一度校内模試でサイコメトラーを使用して高成績を取ってしまった時は間接的に騒動の原因となった。
  3. テンプレート:Cite book