ゲッチューまごころ便

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テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible listsゲッチューまごころ便』(ゲッチューまごころびん、get you magokorobin.)は、緋采俊樹による日本漫画作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて1998年36号から2001年49号まで連載された。単行本は全17巻(現在は絶版)。宅配便をメインテーマにした人情コメディ作品である。

概要

作品はほとんどが一話完結で描かれる。東京都府中市が主な舞台である。株式会社まごころ便の次期社長である主人公・後藤紅男とその友人・同僚たちによる宅配便コメディである。どたばた喜劇が基本であるが、あるときはラブコメディ、ホームドラマ、シリアスな話が繰り広げられるなど、バラエティに富んだ作品である。

前身作品に『週刊少年チャンピオン』1996年45号に掲載された「ゲッチュー!お届けマン」があるほか、『週刊少年チャンピオン』の創刊40周年記念企画で、新作読み切りの『ゲッチューまごころ便』が同誌2009年36+37号に掲載された(いずれも下記参照)。

登場する主な宅配会社

まごころ便
主人公・後藤紅男が所属する会社。軽便・メール便・一般民家向け戸口宅配をメイン業域とする。社名のとおり「荷物だけでなく“まごころ”もお届けする事」を社是とする。業界内の規模としては中堅に位置する。
ツバメ便
まごころ便のライバル会社。まごころ便と完全に業域が一致している。佐古田や御国が在籍し、規模としてはまごころ便より大きい。
クルス便
関東最大手の宅配会社。旅客業を除く全運輸便事業を業域としている。来栖社長が一代で築き上げた。紅男の父・後藤炎がまごころ便設立前に在籍していた会社で、まごころ便の設立時における後見会社でもある。
フラワー便
花専門宅配会社。紅男はここのフラワー園から胡蝶蘭を盗んだことがある。
大急便
まごころ便のライバル会社。ただし業域は大型トラックによる業者間配送を主とする。スキンヘッドのおっちゃんや梅垣ら不良3人組が在籍するなど硬派な会社。
光星便
まごころ便のライバル会社。社長・社員ともども、元ホスト。ホストスキルで紅男担当地区である商店街のおばちゃま方の人気をがっちりキャッチ。紅男を(個人的な)ピンチに陥れる。が、元ホストだけに全員体力が無い事が露呈し、まごころ(火呼)介入後はメール便を中心とする軽便宅配にシフトした。

主な登場人物

まごころ便関係者

後藤紅男(ごとう べにお)
本作の主人公。都立府城高校に通う高校2年生であり、株式会社まごころ便の次期社長でもある。家業である宅配便に精を出し過ぎて、常に留年の危機に晒されており、その度に友人達の努力により回避してきたが、とうとう9巻では留年してしまい、2度目の3年生を送ってしまう。配達業務で鍛えた驚異的な腕力と、家族の愛の鞭で培われた異常とも言える強靭な肉体を武器に、今日も愛車の三輪チャリ“紅蓮号”と共に、まごころとトラブルを届ける日々を送っている憎めないお馬鹿。家族の過激過ぎる愛の鞭に馴れきっているせいか、微妙にライトなMっ気があるようにも見受けられる。配達担当エリアの住所やお得様の名前、家族構成はしっかり記憶しているが、その記憶力が勉強に活かされることはない。本社を出て本社を凌ぐ営業所所長に。後に、小さい頃を知る気の強い女の子を嫁にもらい、娘・紅代を儲ける。生涯宅配人。名前の由来は、作者の目の前に『午後の紅茶』があったことから。
後藤火呼(ごとう かこ)
紅男の姉。幼い頃に亡くなった母に代わり、後藤家の家事を切り盛りしてきた。会社のあらゆる雑務をこなし、まごころ便を陰から支える存在である。愚弟である(と常々、叱り飛ばして愛のムチを飛ばしている)紅男には容赦ない。恐らく作中最強の人物であると思われるが、稀に女性的な一面を覗かせる事もある。特に「悪意のないお節介」に弱いため、美好の母であるカタリナやバイトギャルのクミ子などには押し切られてしまうことがある。後に東海林と結婚し、一男一女を儲ける。「まごころ」最強。
後藤炎(ごとう えん)
紅男と火呼の父親、株式会社まごころ便の2代目社長。元々はクルス便の社員。クルス便退社後は亡き妻・灯萌と共にまごころ便を設立し、仲間達の支えにより、まごころ便をここまで育て上げてきた。生涯宅配人。落ち着いて見えるが、初対面でプロポーズしてきた灯萌に数秒でOKする辺りは流石である。
加路政則(かじ まさのり)
代々、神社を管理する家の次男坊。人一倍霊感が強い。喋ると言霊となり霊を呼び寄せてしまうため、普段は無口で通している。後に普通の嫁をもらい、普通の人生を送る。子供も普通では無かったが、普通の家族の幸せな生活を送る。
坂本和郎(さかもと かずろう)
まごころ便設立当初から勤める古株の社員。妻子持ち。後に地方の営業所所長になる。生涯宅配人。
東海林涼二(しょうじ りょうじ)
オペレーターとメカニック担当。警視庁の警視正だったが、左目の怪我が原因で辞めてしまう。妻と息子と娘が一人ずついるが、今は離婚している。かなり天然な人。後に火呼と再婚し、一男一女を儲ける。
美好タカシ(みよし タカシ)
日本人の父親と米国人の母親を持つハーフ。母(黒人種)譲りの色黒で、足にタトゥーを持つ。両親は夫婦そろってハーレー好きで、幼い息子一人置いてハーレーの本場に旅立ったグレイトなクレイジー。母のカタリナが5巻で日本に来た時、他の社員達にはかなり好評だった。ちなみに足のタトゥーは親に彫られたもの。後に気が優しく思いやりのある嫁をもらい、犬くまの嫁と共にアメリカへ渡る。「まごころ便アメリカ営業所」所長。母・カタリナは母の日に単独で(息子と紅男目当てで)まごころ便を訪問している。
犬くま(いぬくま)
どこからともなく、まごころ便に流れ着いてきた野良犬。“パウー”という独特な鳴き声を持つ。まごころ便のマスコットキャラクター、犬くまくんと瓜二つである。紅男の相棒として一緒に居る事が多いが、実際の飼い主は三好タカシである。後に自分とは全く違う犬種の可愛い嫁をもらい、自分そっくりの一男一女を儲ける。
町代ヒデキ(まちしろ ヒデキ)
ヒゲ面の古株社員。実は灯萌の従弟。後に他営業所のバイト娘と結婚。
奥影ナオキ(おくかげ ナオキ)
まごころ中堅社員。踊りの家元の家に生まれ、まごころの忘年会ではいつも女形として舞う。生涯宅配人。後に元お客様と結婚。
片山ゲン(かたやま ゲン)
まごころ中堅社員。角刈りの男丈夫。後にお客様の未亡人と結婚。奥さん経営の飲み屋で板前に転職。「まごころ」の飲み会会場になる。
磯部(いそべ)
まごころ便東北営業所の社員。まごころ便設立当初から勤める古株。
須賀クミ子(すが クミこ)
バイトから正社員昇格した新人。ヤマンバメイクに命をかける根っからのギャル。すっぴんは完璧な別人になるらしい。後にまごころ関係者と結婚、結婚後は白くなった様だがメイクは変わらず。信幸をいじるのが好きだが、たまにまともな助言を信幸にすることもある。
後藤灯萌(ごとう ともえ)
故人。紅男と火呼の母。まごころ便の設立者にして初代社長。火呼のちゃっかり度および無敵パワーと紅男の宅配バカを足して2倍にしたが如き、宅配に命をかける究極の宅配バカ。往年の活躍を知る者は「火呼の外見に紅男の性格」と評する。火呼が生まれる際には、出産1日前まで配達を行い、陣痛が始まった際も配達中だったために我慢し、火呼を引っ込ませるなど、宅配のためだけに無理を通して道理を引っ込めるムチャな女傑だった。後に転生し、転生後も宅配関係者になる。
孫 梨花(ソン・リーホア)
コトミの大学に紅男が女装(火呼似)して潜入した際に知り合い、紅男を「女」だと思い込み「まごころ便」までストーキング。出て来た火呼を見初めて紅男と勘違いし、それから「おねーさま」と呼ぶ。名前の「孫」から、ニックネームは「さる」。後に「まごころ便中国営業所」所長に。しかし未だに紅男は「おねーさま」と呼ばれている。

紅男の友人たち

都立府城高校・第一期

葛西信幸(かさい のぶゆき)
紅男の幼馴染。葛西流剣術道場の次期師範でもある。女たらしのお調子者。火呼に好意を抱いているが、思いを伝えられないでいる。卒業後は富士山学院大学に入学。大学生バイトとしてまごころを手伝い、コトミと共に紅男の卒業や高校生活を支える一翼を担う。後に気心の知れる天真爛漫な(ある意味アバウトな性格の)気の合う嫁をもらい、一男一女を儲ける。
山川コトミ(やまかわ コトミ)
紅男の幼馴染。本作のヒロイン。葛西と紅男には容赦なく鉄拳制裁を加える。基本的にお下劣なお笑いが好きなドS。虫嫌いだが、4巻では酔っていたせいか虫入りたこ焼きを平気で食べていた。卒業後は白樺女子大学に入学し、大学生バイトとしてまごころを手伝い、葛西と共に紅男の卒業や高校生活を支える一翼を担う。後に自分を一番幸せにしてくれる、一番理想に合った某跡取り息子と結婚、一女を儲ける。生涯ダンナさんに大切にされる。
梅垣憲司(うめがき けんじ)
番長ズ(紅男命名)のリーダー。通称「梅ちゃん」。リーゼントでバリバリのヤンキー。紅男・葛西・コトミよりも1つ上の学年だが、4巻でダブる。5巻ではケンカ中に紅男の荷物を守り、宅配魂を見せる。その後めでたく卒業し、仲間の生駒と五反坂と共に大急便に勤める。
雨宮楓(あめみや かえで)
同級生の若竹に恋しているが、やや奥手らしい。バレンタインデーのときに、宅配業者で同級生の紅男にチョコレートを若竹に渡してほしいと頼む。だが、紅男は若竹に直接チョコレートを渡すことを提案。近所を追跡して結局、若竹と出会い、渡すことができた。彼女はお礼にと紅男にチョコを渡している。
若竹学(わかたけ まなぶ)
雨宮がバレンタインチョコを渡したのがきっかけで、交際を始めた雨宮の恋愛相手。
長田(おさだ)
紅男たちの先輩だが、梅垣とは違い秀才。絵を描くのが好きで美術大学進学を希望するが、母親に東京大学一本に絞られ、絶望。アヤ子を道連れに飛び降り自殺を図ろうとするが、紅男に助けられ、結局は(勇気づいたからか母親を説得して)美術大学に進学する。

都立府城高校・第二期

以下、第二期メンバーは紅男とは1つ下の学年であるが、紅男が留年したため、同学年になってしまった。

悟有紀(あおぎり ゆうき)
紅男の同級生。過度の女好きであり、欲望を満足させる為に女装という擬態を施して女生徒達に紛れ込んでいる。が、その為に思いを寄せる美羽との関係を進展させる事が出来無いという報いを受ける。後に男に戻り、何とか美羽と結婚し、婿養子となる。美羽との間に二男一女を儲ける。
新名美羽(あらな みはね)
紅男の同級生で、クラス女子委員長。新名財閥のご令嬢。お嬢様育ちのため、かなりの天然である。後に騙されたまま有紀と結婚し、二男一女の母になる。
角田卓郎(すみだ たくろう)
紅男の同級生。高校在学中はホストクラブでバイトしていた。年上好き。後に口説きに口説いてアヤ子と結婚し、頼まれて紅男の「まごころ便」に入社。一男一女を儲ける。
守屋政治(もりや まさはる)
紅男の同級生。美羽に好意を抱いている。紅男の友人の中ではまともな部類に入る。最終回に出してもらえなかった苦労人。後に同級生と結婚。
リエ(りえ)
梧の幼馴染で、彼の女装趣味を承知している。彼が女っぽいためか警戒することなく、一緒に女子更衣室で着替えることを許している(トイレも修学旅行先の部屋も一緒なので、紅男に「ハーレムみたい」と驚愕されている。)

都立府城高校・教員

中村アヤ子(なかむら アヤこ)
都立府城高校に勤める数学教師。紅男達の担任。出身は北海道。教え子に紅男を始めとする問題児達を抱え、神経をすり減らす日々を送っている。しかし紅男の留年を心配したり、一緒に温泉に行ったり(その後セクハラされるが)、正月に訪れた紅男達3人に(しぶしぶ)実家から送られたジャガイモでフライドポテトを作ったりするなど、面倒見のいい所もある。保健の三田先生とは一緒に買い物も行く仲らしい。後に角田に口説かれて結婚。府城高校を辞めて紅男の営業所近くの高校に赴任。一男一女の母に。元キャラは読み切り作品「ゲッチュー!お届けマン」の犯人らしい。

他社の社員

佐古田優二(さこた ゆうじ)
ツバメ便社員、紅男のライバル。ニトロエンジン搭載の三輪バイク“ジャイ号”と共に、紅男とタメを張る毎日。亀のジョルジュの飼い主でもある。かなりボロいアパートに住んでおり、風呂場にはキノコが生えている(もっとも風呂場はジョルジュ専用で、いつもは銭湯で済ませているので使わない)。5巻では冷蔵庫のマヨネーズが爆発して、それ以来冷蔵庫は封印されている。また、著者の別作品『ひもろぎ守護神』に登場する、ある人物の叔父(婿養子である父親の弟)にあたる。後に、気は弱いがかなり可愛い嫁をもらう。
ジョルジュ
佐古田に拾われた陸亀。日本にはいない種らしい。犬くまと紅男に食べられそうになることが度々ある。生涯独身。
御国剣吾(おぐに けんご)
ツバメ便社員。元はまごころ便のバイト。美術品の鑑定眼を養うため、日本各地を周っている。そのため、あちこちの方言が混じってしまい、言葉遣いがおかしい。実家は東京都新宿区の質屋である。若く見えるが、20代後半である。後に実家を継いで会社社長になり、お金にしっかりしたお嫁さんをもらう。
金子(かねこ)
ツバメ便社員。何度か登場しているが、目元が隠れていることが多い人物。外見は怖いが、性格は意外と温厚。佐古田・御国の上司。
高橋(たかはし)
フラワー便社員。20kgの鉢植えを持って「花より重いもの持ったことないわよ」と発言する、たくましい女性。
来栖社長(くるす)
関東最大手の宅配会社、クルス宅配便の社長。まごころ便設立にも大きく貢献した。3巻ではサンタクロースの衣装で子供達の前に登場し、リアルサンタを見事に演出。
山崎(やまざき)
クルス便社員。クルス便に研修に来た中学時代の紅男を指導(実際の現業キャリアは紅男の方が上)した。その後も何らかの理由でちょくちょく顔を見せる。
おっちゃん
スキンヘッドの大急便社員。名前は作品中に出てこないので不明。高速道路で高速隊に追われている紅男を「トラブル」で助ける。
横星天人(よこぼし てんと)
光星便の社長。前職は某一流店のナンバーワンホスト。笑顔と感情を金で切り売りするホストの世界に嫌気が差し、志を同じくする仲間(全員が元ホスト)と共に光星便を起業した。宅配業を選んだのは、ホスト時代に家族の仕送りをしてくれた宅配便の社員が「金ではない、いい笑顔」を見せてくれたため。顧客に対して男女を問わず紳士的に対応する「男女平等ホスト」な宅配屋として、一部で好評。社員全員力が無い為、火呼の提案で軽宅配専門になったが、後に故郷から家族が出てきて社員に。

その他

黒川マモル(くろかわ まもる)
紅男の(同じ幼稚園以来の)幼馴染だが、信幸と同じくお金持ち(こちらは大企業の御曹司)なので、紅男に何かとライバル視される。が、親しい信幸よりも紅男をいじることはなく、一定の距離で見ている(少なくとも中学から別の学校へ進学したらしいので、なおさらである)。信幸と同じ富士山学院大学卒業後、父の経営する企業の子会社に(幹部として)就職。紅男に対して、次期社長の心構えを説いた。
緑川しんご(みどりかわ しんご)
紅男が仕事先で出会う男の子。紅男の宅配業の苦労を理解している、年齢差を超えた友人。
カルロス(かるろす)
犬くまの友達の一頭、ジョルジュと交えてだべることもある。
つばさ、真紀夫(まきお)、妙子(たえこ)
まごころ便の近所に住むちびっこトリオ。紅男に(遊び相手として)かまってもらいたいが、そのたびに紅男に利用されようとしている。特につばさは紅男、真紀夫、妙子によくいじられるが、Mなところが「プチ紅男」といえる。
グレイス
富士山学院大学の理事長。(配達の)勤務で現れた紅男をなぜか気に入り、特待生待遇(入学から卒業まで費用はいらない)と一芸入学(筆記に代わって特技による試験)で入れようとするが、これといって芸のない(体力しかない)紅男は入学できなかった。
純一(じゅんいち)
まごころ便の近所に住む男の子。両親が洋品店で共働きしていて、週末にかまってもらえず紅男に(遊び相手として、あるいはどこかに連れてってほしいと)頼むが、つばさたちと同様、紅男に利用されてしまう(動物園のボランティア要員に駆り出された)。また、ピーマンが苦手だったが紅男のおかげで食べられるようになった。
加山アヤネ(かやま あやね)
まごころ便の近所に住む女の子。あのまま大きくなった。
山川マイコ(やまかわ まいこ)
コトミの母、見た目は落ち着いているがフランクな人。娘にお下劣趣味を仕込んだ夫(コトミの父、他界している)を軽蔑していて、離婚したことも考えたという。コトミの本性(お下劣趣味など)を承知で一途な紅男と一緒になってほしいと思い、金持ち好きなコトミに近づくため、「出世してお金持ちになりなさい」と営業所立ち上げを助言した。
山田(やまだ)のバカップル
まごころ便の近所に住む新婚夫婦。紅男の配達先(つまり仕事がらみで)にて、間接的に紅男に絡むことが多く、紅男に迷惑がられている。友人のハロウィンパーティーでトリック(脅かし)争い(賞品は焼肉)に参加するが、飛び入り参加した紅男に負けてしまう。

読み切り版

ゲッチュー!お届けマン

実質的に前身作品となった読み切り作品で、『週刊少年チャンピオン』1996年45号に掲載された。単行本17巻に所収。

公式設定上は、最終回後、主人公・紅男が新営業所を立ち上げる最中に起こった出来事とされるが、微細な設定(まごころ便のマークなど)が異なっている。

ゲッチューまごころ便

『週刊少年チャンピオン』の創刊40周年記念企画で、数々の過去の名作が読み切り作品で掲載されている中で、『ゲッチューまごころ便』も同誌の2009年36+37号に掲載された。内容は「40周年を記念して何かお祝いを考える!?」となっており、副題・ナンバリングは無い。時代の流れに倣い、オールデジタルで描かれた。

この読み切りは『週刊少年チャンピオン40th 創刊40周年記念特別編集』(2010年2月8日発売、ISBN 978-4-253-10200-1)及び、『MOB 〜私立宝蔵学園萌え部〜』の単行本(2010年11月8日発売、ISBN 978-4253200264)に収録されている。

関連項目

外部リンク

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